NTR系同人エロゲのサレ夫に転生した俺、幼馴染で婚約者のステータスをオープンしてみたら既に寝取られてたんだが   作:ぜんはいざ

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聖女の告白。(知ってる)

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名前:ダミアン=ルネ=ド=カロリング

性別:男

年齢:16

種族:人間

職業:カロリング王国王太子(学生)

スキル:【暴君】

経験人数:1人

開発度(口):74

開発度(胸):83

開発度(膣):0

開発度(尻):91

好感度(ヨゼフィーネ):100

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 この世界は、女装趣味の奴が多すぎる。

 

「ニコラス殿、ランベルト殿下も店を出て行ったでござるよ」

「そうだな」

 

 盗聴を終え、俺達は席に戻る。

 だけど……これで、色々と繋がった。

 

 裏で手を引いていたのが誰だったのか。

 その目的も。

 

「ニコさん……」

「エマ、あとで話がある」

 

 みんなに聞こえないように、俺は隣のエマにだけそう耳打ちする。

 こんなこと、ヨゼフィーネに絶対に聞かせるわけにはいかない。

 

 それにエマなら、あの連中がどんな手段を用いてこようが守り抜ける。

 何せ彼女は、地上最強の生物なのだから。

 

「分かりましたー」

 

 二つ返事で頷いたエマは、テーブルの下でそっと俺の手を握ってくれた。

 きっとこれが、彼女の信頼の証なんだろう。

 

 レーアの一件以降、いつだってエマは俺の味方でいてくれる。

 誰か、お願いだから好感度『ふじこ』の謎を解き明かしてくれ。(切実)

 

     ◇◆◇◆◇

 

「わたしを除け者にして、そんなことをしていたなんて酷いですー」

 

 みんなには先に帰ってもらい、俺とエマは大通りの広場のベンチに座って、これまで調べて分かったことの全てを伝えた。

 その結果、彼女は頬を思いきり(ふく)らませておかんむりである。

 

「俺としても、ある程度確証が得られた時点でエマには報告しようと思っていたんだ。それがたまたま……」

「ですけどー……」

 

 やはり納得がいかないようで、エマは口を尖らせ不満顔。

 これはこれでクッソ可愛いことこの上ないが、今はこれからのことを考えるのが先だ。

 

「とにかく、このままだとダミアン……カロリングの王太子によって、ヨゼフィーネ様が連れ去られてしまう。しかも、あのボンクラ皇子まで(から)んでやがるからな」

「んふふー、そんなことはさせませんよ。わたしが(そば)にいる限り」

「そうしてくれると助かる」

 

 とりあえず、ボンクラ皇子と暴君ヤンデレが何かを仕掛けてきても、エマに全て排除してもらえる。

 

 だけど。

 

(これじゃ根本の解決にはなっていないんだよなあ……)

 

 確かにヨゼフィーネを狙う連中から守ることはできても、それをいつまで続けるのか。

 『ルミナスの壊れた日々Ⅷ』で血の果てまで執着し続けたダミアンのことだ。絶対に諦めたりはしないだろう。

 

 下手をすれば、王太子特権でカロリング王国を動かしてくる可能性もある。

 

 それに、ランベルト皇子はダミアンとの交渉材料として、ヨゼフィーネを差し出した。

 どんな見返りがあるのかその内容次第ではあるものの、こうなった以上どんな手でも使ってくるだろうな。

 

 そうでなければ、お忍びで皇立学院に在学しているダミアンと、手を組んだりするはずがない。

 

 今後のことを考え、思わず頭を抱えそうになる俺。

 

 すると。

 

「ニコさん、一つお聞きしてもいいですかー?」

「ん? なんだ?」

「ランベルト皇子とカロリングの王太子がヨゼフィーネ様を狙っているのは分かりましたけどー、聖女様のことはどうするんですか?」

「あ……」

 

 最初はソフィアこそ謎の女の正体だと疑っていたが、実はダミアンだったことが判明し、少なくとも彼女とヨゼフィーネは関係ないことが分かった。

 

 というか、元々ソフィアから、ランベルト皇子からの付きまといを何とかしてほしいと相談されていたんだったな。

 だけどあの二人の会話でも、ダミアンはヨゼフィーネを選択した一方で、ボンクラ皇子のソフィアに対する執着はかなり強いことが(うかが)えた。

 

 ただ、昨夜の寄宿舎であの二人がセ○クスしていたのは、俺とフーゴが目撃している。

 このことからも、ソフィアが本当にランベルト皇子と関わり合いになりたくないと思っているのか、正直よく分からない。

 

「……一度、聖女様に直球で聞いてみるか」

「それがいいかもしれませんー」

 

 どれによってどうなるかは分からないが、上手くすれば諸々解決できるかもしれない。

 そう考えた俺とエマは頷き合うと、早速寄宿舎に戻った。

 

 そして。

 

「ええと……私にお話がある、とのことですが……」

 

 エマに呼び出され寄宿舎の裏庭にやって来たソフィアが、上目遣いでおずおずと尋ねる。

 その様子から、ひょっとしたらランベルト皇子の関係で何か進展があるのではないか、そう考えたのかもしれない。

 

「もちろん、ランベルト殿下の件についてです。その……言いにくいんですけど、実は昨夜、聖女様があの人の部屋から出てきたところを、友人が目撃しまして……」

「っ!?」

 

 まさか見られていたとは思ってもみなかったらしく、ソフィアは口元を押さえ、顔面蒼白になる。

 いやいや、俺達見てたけど、あんまり隠す様子はなかったじゃん。なんで驚いてるんだよ。

 

「ですが、先日屋上で伺った話だと、ランベルト殿下に言い寄られてお困りだったとのこと。まさかとは思いますが、あの人に脅されていたりしますか?」

「そ、それは……」

 

 顔を背け、言い淀むソフィア。

 きっと無理やりというわけじゃなく、サキュバスハーフの(さが)というやつだろう。

 

 図書室で調べたサキュバスの生態によると、主食は白い液体らしいし。

 

「聖女様、本当のことを話してください。そうじゃないと、俺達も今後協力するのは難しくなります」

「…………………………」

 

 ソフィアは唇を噛み、うつむく。

 だが、勢いよく顔を上げ、意を決したうように俺とエマを見つめると。

 

「私……実はサキュバスの血が半分流れているんです」

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