情報屋に憧れて   作:作猫

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今さらこんなこと言うのあれだけど、このオリジナルクエストどんなものにしようかこのお話書いていた時にめっちゃ悩んだ。


1000の彼岸花と1の桜跡

 

 

ーフィールドのとある場所ー

 

まるで二十五階層ではないかのような景色が広がる。

ドーナツ状に咲いている彼岸花。きっと中心が例の桜の跡地なのだろう。

そしてそこにリルル…女体化リリルがいた。

 

「やぁ少年来てくれてうれしいよ」

「ここで何をすればいいの?」

「簡単なことさ、このさくら跡に君が持つ「タネ」を植えればいい」

「それだけ?」

「それだけさ」

 

リリルは言われた通りに桜の跡地に「タネ」を植える

するとみるみると桜が育つ。

そして美しく咲いていた彼岸花が枯れてゆき。

赤き美しい彼岸花の景色から、一本だけの桜が通常の桜より何倍もきれいに咲く景色に変わった。

 

「ありがとう、また上でまってるよ少年」

 

その言葉がいい終われた時、リリルの背後にはエリアボスのような巨大な火をまとう狐が現れた。

 

「キツネノタイマツ…なんでたいまつ?」

 

そうつぶやいている間にキツネノタイマツは火の玉をリリルへ向けて連射し始めた

リリルは最小限の動きで攻撃をかわし、キツネノタイマツの足元へ移動する。が

 

「毒!?」

 

どうやらキツネノタイマツの足元付近に回り込むと毒バフがつくらしい。

これによって攻撃方法がだいぶ絞られてしまった。

 

「奴の火のエフェクトにも当たり判定はある…となれば」

 

回復ポーションをのみ、キツネノタイマツの背後に回り込むそして尻尾を掴み、ダメージを耐えながらも背中に乗った。

 

「まさかたまたまドロップした槍をこんな所で使うなんてね」

 

槍を装備し、奴の背中に差し込む。

すると大ダメージを与えられた。

振り下ろされたが敵は体力が少ないことが分かった。

 

そして、自身の体力をしっかり管理しながらちょくちょく攻撃を与える。

 

「よっしゃレッドゲージ!」

 

すると、キツネノタイマツは動きを止めた。

そして咆哮をする。

 

「まじかよ…」

 

キツネノタイマツは大きくなる。

そして全身が青となり青く燃え上がる狐へと姿を変えた

その能力はスピード特化へと変わり、一瞬でリリルの背後に回り込み斬撃を与える。

一発食らったリリルは体力の半分以上を削られた。

 

「やばい!?」

 

回復ポーションを飲みながら攻撃を交わし、落ちていた槍で攻撃を与えようとするが絶対に当たらないと考えた。

狐の斬撃をぎりぎりでかわし攻撃を与える。といかず、ずっとキツネノタイマツのペースにはまってしまっている。

攻撃を与えれるスキがない。

 

「回復ポーションはのこり三つ、あやつの攻撃は10秒に一回、移動時間は本当に一瞬。」

 

狐がリリルへ斬撃をする時を狙い、交わして攻撃を与えるしかない。

斬撃後を狙おうとも青い炎が邪魔してくる。

 

「あーもうこれファンタジーじゃん!魔法使いたい!」

 

武器はもう短剣しかない。

リーチが短いため、下手すると攻撃に飛び込むだけになってしまう。

 

「投げるか…でも体力からして投げても倒しきれない。まるでフロアボスをソロで挑んでるようだな本当に。なにか規則を見つけられれば」

 

攻撃をかわし、狐をよく分析する。

瞬間移動時の体の動き、瞬間移動先の場所の共通点

 

「!彼岸花」

 

そう、狐が瞬間移動していたのは彼岸花が咲いていた場所だけであった。

よく見ると瞬間移動時ほんのちょこっとだけしっぽの先が移動先の方向に向いている。

そして

 

「よし!これだ!」

 

狐が瞬間移動する一秒前に移動先を予測して後ろに回り込むことで狐の斬撃を完全に回避することができる。

なんで早く気づけなかったのだろうか。そんなことを思いながらリリルは短剣をしっかり握りしめて反撃を開始する。

 

「いっけー!」

 

短剣を投げる。

その短剣はキツネノタイマツにとどめを与え、倒した。

その短剣も耐久値がきれ、キツネノタイマツとともに散った。

 

 

「おわったー」

 

大量の経験値と一つのドロップアイテムを獲得した。

 

「アマテラス…彼岸花と関係あるんかこれ?まぁかっこいい名前だし愛用できるね、うん」

 

赤と桜色の短剣、シンプルな形であり、持ちやすい。

 

「なになに?ほか三つのアイテムと共に使用することにより能力が上がる?」

 

詳しい考察などは後日することにしてとりあえず帰った。

 

 

ー二十六階層ー

レストラン

 

「なかなかいいスペックの短剣だナ、こんなスペックのもの二十五階層で手にはいっちゃっていいのかなとオイラは思うヨ」

「確かにねー、五十階層過ぎてもある程度使えそう、ちゃんと管理すれば」

 

ミルとアルゴと三人で食事と情報交換。ほんとはアルゴと二人で食事したかったリリル。

 

「キツネノタイマツってキノコの名前だったよナ?」

「実は彼岸花の別名なんだよねぇ、私もちょうどSAOダイブする前に知ったことだからびっくりしたよ、全部漢字で書いた記憶がある」

「流石花好き先生。」

「なんかはなさかじいさんみたいに聞こえるからやめて」

 

フロアボスにも匹敵するかもしれない強さだったキツネノタイマツ。

そいつからドロップした短剣「アマテラス」

 

「そうだ、この機会に鍛冶師紹介してよ姉さん」

「そうだナ…今リリルにおすすめできるプレイヤー鍛冶師はいないナ」

「まじかぁ」

 

こうして、三人で雑談していくうちに一人のプレイヤーが黙々とレベル上げを続けていた。

 

「待ってろよリリル…」

 




キツネノタイマツってキノコがあるんですね
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