【カオ転三次】トラウマに苦しみながら向き合う終末への日々   作:夢空

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マカーブル様よりタイトルロゴをいただきました!

【挿絵表示】

いやほんとうにすごいなこれ。
右側にある食事してる時の写真…いい笑顔で…(感激の涙



セツナに狐の耳と尻尾を生やしたりマーメイド化させたりとしたけど…
そうなった事について『これがこうだからこうなっても問題はない…はず』と考えながらも色々と設定を考えてるとゴチャゴチャしてきた作者です(
色々とまとめる事を考えると…はい(
マトメテルノヲミテルトスゴイナトオモイマシタ


※事前説明
今回の話では使い分けとして。
・『人間』と『悪魔』(セツナに関して)
・人間と悪魔(一般的)
としています。
…念のための説明でした。




『人間』と『悪魔』

 

「よいしょと」

とある日の事。

お昼を食べた後、洗い物を済ませ、きれいに片づけられたところにこれから使う材料を置く。

「えーっと…レシピがこれで…」

「何をしているんですかセツナ殿?」

「ん?ちょっとお菓子を作ってみようかなって思ってるんだよ、イズナ」

「そうなんですね!」

そうそう、イズナは今わたしの事をセツナ殿って呼ぶようになってる。

出会った頃はセツナさんって呼ばれてたのだけど…他の人は〇〇殿って呼んでたから少し気になってはいたんだけど。

…何でもあの頃のわたしは少し怯えてる感じがしたのでセツナさん呼びにしていたとか。

……怯えてた…まあ…否定はできないかも。

イズナとの出会いは山梨支部の食堂で、人目を気にする人向けの席で食事をしているところに気が付けば相席していたからなぁ…*1

それからは少しづつ人とふれあう事に慣れてきたころにあんな事があったのもあり…となっていたのだけども。

復活してから魂の最適化中の事とその後の生活などでまあ…いきなり呼び方を変えるのもって思ってたりもあったとか?

それでも時々セツナさんではなく、セツナ殿って呼ぶ事もあったので呼びやすい方で大丈夫だよって伝えてからはセツナ殿って呼ぶようになってたり。*2

「セツナとイズナか、何か作るのか?」

「母(ちち)上!」

「リンも気になってきたの?」

「む?イズナはセツナが何を作るのか気になったからという事か」

「セツナ殿はどんなお菓子を作るつもりですか?」

「んー…とりあえず簡単なものでクッキーかな」

「ふむ…見たところ材料は…霊能系のではない感じか?」

「一般の素材だね…いきなり霊能系は難易度が高いと思うの」

「そうか?」

「…なんというかね?思ったんだ」

「ん?」

「セツナ殿?」

「少しづつでいいからできる事を増やしたいってのは前から思ってた」

「…そうだな」

「でも、自分にできる事を考えてた時ふと思ったんだ」

…そう、普段の生活であまり気にしていなかった事ではあったのだが。

「…料理とかってした事なかったかなぁ…って」

「…なるほど」

「それでお菓子をですか?」

「んっと…まずは火を使わないのからやってみようかなって」

ホットプレートを使ってホットケーキとかでもよかったのでは?と思わなくもないけど…

「えっと…レシピを見ると…ふむふむ…これがこうで…」

「味とかは気にしない感じか?」

「…ん?あー…覚醒者って感じる味が増えてるんだっけ?」

「そうだな」

「…そういえばわたしはそこの違いってあまり気にした事なかったなぁ」

今までのだって何が違うのかって言われたら全く分からないくらいだし…

…気にしてもあれかなぁ?

「まあいいや、クッキー作ろっと」

「どのタイプとかはあるのか?」

「えっと、このレシピのだと…スティックのやつ?」

「そうか」

型で切り抜くとかではないんだよね。

理由?…なるべく洗い物を減らそうとした結果だったり。

「よし、がんばるぞー」

…それにしてもラムダはどんな用事でレン子ニキさんに呼ばれたんだろう?

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇ 

 

 

 

セツナが一人でお菓子作り(クッキー)をしている頃、宮城支部にて。

 

 

「―――とまあ、メシアンのとこにそんな記録があったって事になる」

「そう…『天使の聖杯』ね」

「……」

現在俺―――小鷹四夕(おだかしゆう)は先日のメシア教の拠点での後処理の時に見つけた情報についてレン子ニキに伝えに来ていた。

「まあ、俺の気のせいならいいんだが…『天使の聖杯』ってのがあの子の事を意味してるんだったら面倒な事になりそうだなって思ったからな」

「それで伝えて置こうって思った訳ね」

「……」

…それにしても。

「さっきから気になったんだが」

「そうしたの?」

「何でラムダさんはここにいるんだ?」

セツナの側にいないのは…まあ珍しくも無いらしいが。

「…先日こっちの方でも色々とあってね、その事について色々と報告をってところね」

「…はい、マスターの事で色々と報告をするために来ております」

「……なんかあったのか?」

そういえばあいつ…妹もなんかぶっ倒れたとか聞いたな。

「そうね…今のところは大きな異常ではない…と言っていいのかしら?」

「そうですね…何らかの異常はありましたが…現在は問題はないといってもよろしいかと?」

「…二人して疑問形なんかよ」

マジでなんかあった感じっぽいな。

「そうね…多分見た方が早いかしら?」

「見て分かるような事なのか…」

「そうですね…こちらに先生ネキ様が撮影した物が」

そういって見せられたのは…宮城支部の掲示板か?

「…ん?これって…セツナか?」

「はい、マスターで間違いないです」

「何でか生えちゃったみたいなのよね…狐の耳と尻尾が」

「……なるほど」

…あいつがぶっ倒れたのはそれでか。

何気に動物好きだからなあいつは。

……前世で「埋もれる程の数飼う方法ってどうすればいいの?」なんて聞いてきた事もあったのは懐かしいな。

「にしても、何がどうなってんだこれ?」

「そうですね…マスターが情報生命体としての性質が強いからでしょうか?」

「情報生命体…悪魔に近いって事か?」

「現在のマスターは肉体は後付けのようなものですので」

「…だとしたら『黒札』として判定されてるのはどうなんだ?」

悪魔として判定されてるなら『黒札』としては認められないと思うが…

別にそうなってほしい訳じゃないがな。

「その事についてですが、マスターの場合は少し複雑なものかと」

「そうなのか?」

「レン子ニキ様にもその事については説明するべきかと思いまして…今回マスターの様子について確認のために呼ばれたのはちょうどよいとも思っておりました」

「それって聞いても問題ない話?」

「…幼女ネキ様に伝えるのはどうするかは悩みましたが…今のままの対応がよいかと思いましたので」

「なんか影響が出た場合のためにレン子ニキには伝えておこうって事か?」

「そうなりますね」

なるほどな…

「マスターが『黒札』として認められているのは『現状悪魔としての情報が不完全すぎる』事が理由らしいです」

「…悪魔としての情報が不完全?」

「はい、今はまだマスターは『人間』としての性質が強いらしく、その影響かはわかりませんが『スキル』などを覚える事は出来ておりません」

「…そこは関係あるのか?」

「確定された情報ではありませんが…『スキルを持たない人間』と『スキルを持つ人間』とで情報の形が違うのではないかと」

「…覚醒してるかどうかではなく?」

「そのところについて詳しい訳では無いので…ただ、こうなっているのではないかと言ったところでしょうか」

「…セツナちゃんの『権能』の力はあの子の宿しているモノが由来って事?」

「そうですね…アレもまたマスターの一部となってはいますが…元が元ですので」

「あー…混ざっちまってるからか」

「そうですね…『スキルを持っているか持っていないか』について話を戻しますが、これも『どう思っているか』で変わるのではないかと」

「どう思ってるか…あー情報生命体ってのがそこで影響してるのか」

「…セツナちゃん自身が『人間』と『覚醒者』を別物として認識しているって事?」

「おそらくは」

「…その辺の考えは今のままにした方がいい感じか?」

「そうですね…今の状態がマスターの『悪魔としての情報』を不安定なものにしているのはあるかもしれません」

「その『悪魔としての情報』が強くなった場合はどうなるかというのはわかるかしら?」

そこを聞くのか…

いやまあ必要な事ではあるだろうが…

「そうですね…神主様が言うには『悪魔としては相当面倒な事』になっている可能性もあるとか」

「ショタおじが?」

「相当面倒って?」

「色々と混ざりあった結果なのか『力も形も何もかもが不完全』なのだとか」

…不完全ね。

「…ただし、何らかの形として存在が確定されると『今のマスター』では制御できずに意識を消される可能性の方が高いと」

「…もし、制御出来ればどうなる?」

「それについては分かりませんが…少なくとも何らかのスキルが使えるようにはなるかと」

「そう…具体的な方法はあるのかしら?」

「Lvを上げれば可能性はあるかと…今のままでは難しいですが」

「…目標はどれくらいだ?」

「…最低でもLv100~150くらいかと」

……高くね?

「えっと…そこまで必要なの?」

「そうですね…『悪魔』としてのLvが確定では無いですが…最低でもLv150ほどで、高くてもLv200くらいの可能性もあるとか」

「…何でそんなに高いんだよ」

「実際のところどれほどの強さを持っているのかはわかりませんが…」

「それでもどうしてなのか……もしかして『不安定』なのって」

「本当に確定では無いですが…『願い』の影響を受けたりもしている可能性もあるので」

「影響ね…あん?…それってもしや」

「…場合によっては『願いを持つダレカ』がいるかぎり強くなるって事も考えられるって事よね」

「……やばくねえかそれ?」

『俺ら』だって『願い』は相当あるだろうから…

「マスターの『人間としての部分』は影響を受けてはいないでしょうが…」

「『悪魔としての部分』はどうなってるか分からないって事か」

「…神主様も「下手に名前を付ける方がマズイ事態になるかも」とおっしゃっておりましたので」

「…具体的には?」

「そうですね…『弱い悪魔』としてしまえば器が耐えられずに爆散して、『強い悪魔』としてしまえば意思が消される…といったものだったかと」

「結構面倒な感じか…」

「『悪魔』としての部分は少しづつ弱体化させていっているみたいですが」

「弱体化させていってはいるのね」

「…今回マスターが『意識が沈んでいく感じがした』と言っていたのを考えると安心はできないかもしれませんが」

「…今までの情報からすると…今回ちょっと『悪魔』よりになってた感じか」

「おそらくは」

普通に厄介な事になりかけてたのか…

「とりあえず、気を付けておくべき事が発生した可能性があるって事ね」

「…情報生命体よりって事は、今回俺が見つけた『天使の聖杯』の情報が関係してる可能性があるって事か?」

その辺の事についても気にかけておくか…

「…そういえば気になってたんだが」

「何かありましたか?」

「どうしたの?」

「いやな?セツナってHNとかで名前隠しとかしてないだろ?大丈夫なのか?」

「…あー」

「……大丈夫では無いですね」

「対策とかして無いの―――」

「「―――やった側が」」

「―――か……は?」

…セツナ『が』じゃなくてか?

「まあ、イタズラとか面白半分とかで呪詛飛ばしたりとかあるみたいなのだけど…」

「神主様が『被害を軽くする為』に色々としておりまして」

「…何でそうなってんだよ?」

「マスターに対して『名前』を元に呪詛など色々と飛ばしたり、悪魔がつながりを作ろうとすると…『悪魔』としての部分につながってしまうんですよね」

「…おう」

「マスターの『悪魔』としての状態は…そうですね…現状ブラックホールみたいなものかと?」

…ブラックホール?

「あー…取り込んで消滅させるって事か?」

「いえ…ブラックホールというよりは底なし沼でしょうか?」

「…どっちだよ」

「マスターの『悪魔としての名前』は『定着させないようにされている』ので」

「ゲームとかだと文字化けしてたり、黒塗りになってたりって感じみたいね」

「…『悪魔』の部分を確定させないためにか?」

「ですね…その結果『自分とつなげてしまえばいい』と考える相手がいたりもしたのですが」

「そういった連中は逆に『存在の情報』がバラバラにされてしまうみたいでね?」

「例えるならば、ずっと稼働しているミキサーに飛び込むようなものになるかと」

「…あぶねえなそれは」

あー…だから『被害を軽く』なのか。

「まあ、ミキサーに飛び込む感じなのは悪魔だけですが」

「人間の場合は違うのか?」

「はい、実際にあった事ですが…人間の場合だと干乾びていくみたいですね」

「…干からびたのは誰だ?」

「黒札の方ですね…マスターを狙った訳ではなく事故のようなものらしいですが」

「そうか」

「手持ちの道具の管理が甘かった結果だったとか」

「…そうか」

「管理の甘さについて指導が入ったみたいですね」

「いや、そこについてはいいから」

気にならないといえばまあ…

「今は問題ないんだな?」

「はい、人間に対しては『足の小指を思い切りぶつけた痛み』とか『口にした食べ物の味がもの凄く苦くなる』といった感じだとか」

「悪魔は…まあ、警告も兼ねて何かしらの事はありそうだけど」

「そこは聞いていませんからね」

「…地味に嫌なやつだな」

まあでも、干乾びるよりはマシか。

「…でだ」

「名前の件でしたね」

「どうなんだ?」

「そうですね…正直『自分がどういった呼ばれ方になるのかが分からない』らしいですね」

「なるほど…コテハン命名についてどうすればいいのか悩んでいる感じか」

「皆様何かしらの特徴がありますでしょうが」

「「あぁー」」

…何らかの原作のキャラの見た目とか自分に合った感じのとか色々だしな…レン子ニキとかリンクニキなんかは原作関連だしな。

そう考えるとセツナは……『聖杯』関連はアウトだろうし…

「……実際難しいといえば難しいのか」

思えば俺も人の事言えるのかも…基本名無しのまま掲示板使ってるのもいるといえばいるしな。

「……この問題については問題ないみたいならいいか」

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇ 

 

 

 

セツナについての事を話しあった後、様子を見に来たんだが…

 

「モグモグ」

「ムグムグ」

なんか握り拳大ほどの大きさの団子を食べてるセツナと妹がいて。

「いやほんと危なかったな」

「まったくです、驚きましたよ」

「今も説教されてるもんな幼女ネキたち」

団子を串にさしている三馬鹿ラスがいて。

…離れたところでセリリさんに説教されてる幼女ネキとイズナの姿も見えるな。

「モグモ…あれ?兄貴じゃないっすか?」

「おーどんな状況だこれ?」

「それなんすけど…」

「―――あそこで説教されてる子たちがうさ団子?ってのを作ろうってなった時に、なぜか串を投げてたのが偶々来たらしいそこの三人に刺さったのよね」

「ん?六花(りっか)か…うさ団子ってモンハンのか」

「ええ、なんか五月(さつき)が倒れたって聞いてね、様子を見に行ったら意外と元気そうだったからいつものかって呆れてたわ」

「え?自分もはやそう思われてたんすか?」

「ムグムグ…ん?」

「気にしなくていい事よセツナちゃん」

「…ん」

この状況でも団子を食べてる…色々と慣れてきた感じか。

 

 

 

元々はセツナがクッキーを作ってみたらしいのだが。

完成したのがちょっとだけ霊的味覚を感じたのが不思議だと思ったらしい。

素材は霊的影響は一切ない物だったと思うとは聞いたが…

その後はセツナも料理を少しづつでもできるようになればという事でモンスターハンターライズのうさ団子を作ってみる事にしたらしい。

……いやなんで団子なんだ?とは思ったが…

それで団子を作る時にゲームだと串を投げて団子を…とあった訳だが。

なんか投げた串が三つほど三馬鹿ラスの額に刺さったらしい。

この三人も幼女ネキになんか用事があって来たらしいが…その幼女ネキは今セリリさんに説教されてるしな。

…なんというか…セツナも色々と慣れてきてるのも、このメンツといると何かしらあるからかもなぁ…

たまに思考停止する事もあるらしいけどな。

 

 

 

*1:
本作『旅路に向けて』より

*2:
実際のところは後になって呼び方について(あれ?イズナって確か〇〇殿って呼んでたっけか?)と思ったけど(…まあ大丈夫か?)となってたので今回呼び方についてはこういった理由でしたって事で…はい(by作者





現状セツナの『悪魔』は神主によって『蛹の状態』として抑え込まれている。
『蛹の状態』については『形を変え続けている状態』にしてつながりを作りずらくしている。
セツナは終末前の時期は一般の人たちには悪魔について知られていないところがあるから自分の状態を人間としている。(無意識
セツナの人間と覚醒者の違いとしては、覚醒者の状態だと力の違いでどう見られるかといった感じ?
例 2リットルのペットボトルが12本入った段ボール
・人間の状態 一箱
・覚醒者の状態 (バランス次第だが)六箱
セツナとしては「霊能関係を知らない人からすれば、幼い子供が一度に数箱も平然と抱えて運べるのは普通じゃないよね?」と思ってる。
終末後にセツナは自分を覚醒者の状態として認識している。

…アビャー(設定について色々と考えて思考がごちゃごちゃしてきた作者


三馬鹿ラスはただ遊びに来ただけ。
…ギャグ補正か何かで重症にはならなかった。

キャラ紹介

・小鷹四夕(おだかしゆう)
一人称:俺
ケモナーの兄
妹の事は大切に思ってるが今の状況(性的に襲われてる事)についてはどうにかしたいと思ってる
髪の色は赤
掲示板でのコテハンは一般的のやつを使ってる(名無しの〇〇)

・小鷹五月(おだかさつき)
一人称:自分
サキュバスのデビルシフターの妹
兄の事を性的に襲ってる件について、本人も知らない事だが子供ができれば呪いは解除される
髪の色は青
掲示板でのコテハンは応援し隊団員(『頑張る子達応援し隊』のメンバーが使うやつ)

・三桜六花(みさくらりっか) (本作『とある黒札たちの思うこと』より(元)医療班の女性)
一人称:私
小鷹兄妹とはガイア連合に同時期に来たあたりからの縁
セツナが保護された後に起こった出来事について悩んでいた人
髪の色は緑
掲示板は書き込まず見ている事の方が多いタイプ




――――グフッ(設定について考えるのが限界になった作者


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