話の基本路線は、ラブライブスーパースターの通りに進んでいきますがオリジナル要素も入るかもしれません
息抜き始めたものになりますので皆さんも気軽に読んでください
では、どうぞ!
夜の東京は、冷たい雨に包まれていた。
車のライトが濡れたアスファルトを照らし、滲む光が無数の線を描く。
「……間に合え……!」
誰もが傘を差して雨粒を躱す中、天城ヒロトは、手に持っていた傘を投げ捨てて走っていた。
息が切れ、靴が泥を跳ね上げる。
視線の先、横断歩道の真ん中で、ひとりの少女が立ち尽くしていた。
トラックのヘッドライトが迫る。
クラクションの音が、時間を止めたかのように遠のいていく。
ヒロトは考えるより先に体を投げ出した。
少女を抱きかかえるようにして──そのまま路肩へと突き飛ばす。
ドンッ──!
金属の軋み、割れるガラス、地面を叩きつける衝撃。
世界が白く弾けた。
「……ああ……また、雨……か」
視界の端で、少女が誰かに抱き起こされている。
助かった──
そう思った瞬間、彼の体から力が抜けていった。
音が遠のく。
冷たい雨が頬を打ち、血の温もりが指先から消えていく。
(……もう少し、生きたかったな……)
意識が溶けていくその刹那、
暗闇の向こうで──まばゆい“金色の光”が瞬いた。
それは言葉を持たない。
ただ静かに、温かく、彼を包み込む。
ヒロトが助けた少女の涙が落ちた瞬間、
光は流星のように彼の胸へと飛び込んだ。
そして、世界が反転する。
⸻
──目を開けると、空があった。
眩しいほどの青空。
潮の匂いを含んだ風が、頬を撫でる。
「……ここは……?」
起き上がったヒロトの目の前には、見慣れぬ街の景色が広がっていた。
古風な坂道、白い壁の家々、そして丘の上にそびえる校舎。
“結ヶ丘女子高等学校”──と書かれた看板が目に入る。
だが、何かが違う。
同じ東京のはずなのに、空気がまるで別世界のようだった。
通りすがる女子学生たちの会話が耳に入る。
「ねぇ、昨日のサニーパッションのライブ見た?」
「見た見た! あの歌声、ほんとに神レベルだよ!」
──スクールアイドル。
ヒロトは、その言葉に眉をひそめた。
この世界では、“アイドル”が人々の心を導く“光”になっているらしい。
「……俺、本当に……生きてるのか……?」
足元には、あの時のまま──銀色の装置が転がっていた。
掌に拾い上げると、橙色のコアが微かに脈打つ。
──スパークレンス。
特撮でしか見たことがないような、精緻な造形。
金属の冷たさの奥で、確かに“何か”が息づいている。
言葉ではなく、感情で伝わってくるような──そんな存在感。
(……俺を、生かした?)
誰も答えない。
ただ風の音と、遠くで聞こえる街の喧騒だけが静かに響く。
ヒロトは、歩き出した。
坂を下り、街をさまようように。
世界は明るいのに、どこか夢の中のようで、現実感がなかった。
女子高生たちが笑い合い、誰かのライブ映像が街頭スクリーンに流れている。
彼の存在だけが、その景色に馴染まない。
「……俺は、ここでは異物なんだろうな」
そんな思いを抱えながら歩くうち、
ヒロトは一軒の洋風カフェの前で足を止めた。
白い壁と木製の看板。
その上には、洒落た文字で《Café 香音》と書かれていた。
──そのとき。
2階の窓から、かすかな歌声が聞こえてきた。
「♪ ほんのちょっぴり 悲しい時なら──」
優しく、儚く、揺れるような歌声。
声は少し震えているのに、なぜか心が落ち着く。
ヒロトは息を呑んだ。
(……いい声だ……)
歌いながら、その少女は窓際で小さく俯いていた。
まるで、自分の声を世界に届けることを恐れているかのように。
ヒロトの胸が、なぜか締めつけられる。
“救いたい”と、言葉にならない想いがこみ上げた。
⸻
その頃、奥多摩の山中。
誰も近づかない岩盤地帯の奥で、地鳴りが響く。
岩肌が裂け、土砂が崩れ落ちる。
そこから姿を現したのは、黒鉄のような皮膚を持つ巨体。
──超古代怪獣ゴルザ。
封印の時を超えて、再び地上へと姿を現す。
紅い双眸が、遠くの空──東京の方向を見据えた。
何かを感じ取るように、喉の奥から低いうなりを漏らす。
「……グオオオオオオオッ!!!」
地面が揺れ、木々がなぎ倒されていく。
その巨躯は、ゆっくりと都心の方角へと歩みを進めた。
その瞬間──ヒロトの胸ポケットのスパークレンスが微かに光る。
まるで、迫り来る“闇”に応えるように。
如何でしたか?
じだいおくれではありますが、最近ラブライブスーパースターを一気見しまして、久々にアニメで泣きました笑
他にも異論なアニメ見るので気軽に教えて貰えますと幸いです
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