「ギャオスの煮つけ」の誕生と発展(完結)   作:ギャオスの煮付け

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20●●年7月31日のニュース

●●テレビ「ニュース20」

 

 今日の昼頃、K府K市●●にある住宅で●●テレビディレクター、●●●●さんが意識不明の状態で発見され、その後死亡が確認されました。

 所属先の●●テレビによりますと●●さんは「●●●さんの自宅へ取材に行く」と言って会社を出た後連絡が取れなくなり、会社から通報を受けた警察が●●●さんの自宅を訪ねたところリビングに倒れている●●さんが発見されたということです。

 一緒にいたとみられる●●●さんは行方が分からなくなっており、警察は殺人事件の可能性も含めて●●●さんの行方を捜索しています。

 

 

●●●テレビ「今日の出来事」

 

「いや、驚きました。こんな所で殺人事件だなんて……」

 

 近所に住む女性はそう語る。

 本日昼頃、K府K市にある住宅で●●テレビディレクター●●●●さんが遺体となって発見された。

 警察関係者によると事件当時一緒に居たとみられる●●●さんは行方が分からなくなっており、現在警察が行方を捜索している。

 山間にある閑静な住宅地で一体何が起こったのか……。

 

「●●●さん? 小さい頃から知ってますよ。ご家族でずっとあの家に住んでいて……あの子のおばあちゃんだって知ってますから。おばあちゃんが亡くなって、ご両親も亡くなって、今は一人であの家に暮らしているって聞いています。

 昔は市内で働いてたらしいんですけど、Uターンって言うの? ご両親が歳を取ったからって数年前に戻って来て。それで最後まで両親の世話をして。立派ですよねぇ。

 それがまさかこんな……。独り身だったみたいですけど、なんだか生き生きしていて。引きこもりだかなんだか、そんな感じじゃなかったですよ。

 ゴミ出しの時にたまに会うんですけどね、毎回挨拶もしてくれるし。

 ああ、でもそういえば最近はあまり姿を見なかったような……。それにたまに、あの家の前を通ると変な臭いがするんですよね。なんか肉の腐ったような、そんな臭いが」

 

 付近の住民によると、現場となった住宅には●●●さんが一人で住んでいたという。

 近隣住民とのトラブルなども無く、いたって普通の青年だったと住民は語る。

 

「魔が差しちゃったとか、何か嫌な事があったとか、何があったかはわからないけれど●●●さん、まだ見つかって無いんでしょう? なんだか怖いわ」

 

 ●●●さん宅の駐車場には車が止まっており、●●●さんは事件現場から徒歩で移動したとみられている。

 現場とみられる住宅から最寄りの駅まではおよそ●キロ離れており、現在警察は監視カメラの映像なども含めて●●●さんの足取りを捜査している。

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