キヴォトス、先生大量発生中!? 作:ユメ先生
「先生、記者会見の始まりと同時に、トリニティの先生とゲヘナの先生、そして俺の娘達が一斉に行動を開始する。
マフィア相手に宣戦布告してからじゃないと攻撃してはダメだってルールは無いからな」
SRTの先生はそう言って笑った。
シャーレの先生は静かに頷いた。
記者会見が始まる。
大人達に並び、リンとカヤが席の真ん中に座っていた。
それはリン達の、政府として自らが矢面に立つと言う姿勢だった。
「ではこれより、ブラックマーケット掃討作戦、通称ガブガブ作戦における記者会見を始めます」
連邦生徒会の行政官が背景の垂れ幕を下ろす。
『ブラックマーケット掃討作戦』と書かれていた。
放送開始と同時に告げられたリンの言葉に、記者達は大人子供問わずにざわめきを発した。
動じていないのは、記者会見を後ろから全体を見ているクロノスの先生だけだった。
「不知火防衛室長。続きをお願いします」
「はい、ではマイクを失礼して」
無数のフラッシュが焚かれ、カヤは糸目を更に細くして話し始めた。
「我々連邦生徒会にとって、犯罪の温床と言えるキヴォトスの最大の闇市場、通称ブラックマーケットは頭の痛い問題として長年、何代も前から積み重なっていました。
キヴォトスの安全保障を担う我々防衛室としても、膨れ上がったその都市規模の無法地帯に対してどのように対処すべきか、課題とされていたのです」
カヤは資料をスクリーンに表示しながら、解説を交えながら記者達に説明を行い始める。
「──このように、市民の皆さんの財産や安全を脅かす集団が長年野放しになっていたのです。
ですが、ご安心ください。我々連邦生徒会は、SRTの先生を始めとした先生達の協力により、水面下においてブラックマーケットの攻略の準備を進めていました」
この作戦を行うに当たって、リン達連邦生徒会の譲れない一線がそれだった。
連邦生徒会主導。先生達と言う個人ではなく、政府としての政策である、と。
それは作戦に参加する先生達を守るための方便でもあり、連邦生徒会の面子でもあった。
それと同時に、これはシャーレの権限で色々な手続きを迂回している。シャーレという組織がこの掃討作戦を主導とすれば混乱が起こると言う政治的判断もあった。
子供達に責任を置くことを厭うシャーレの先生もこれには最初は渋ったが、最終的に彼女達のしたいことなら、と折れた。
「それでは、質問をどうぞ」
リンが記者達に質問を促す。
すぐに多くの手が上がった。
「そちらのクロノス報道部の方、どうぞ」
「はい、今回のブラックマーケット掃討作戦の実働は実質的に大人である先生達の主導によって行われていると言う認識でよろしいでしょうか?」
「概ねその通りの認識で間違いありません」
「それは!! 連邦生徒会の実行力の低下によるものを認めるものでしょうか!?」
痛いところを突く質問だと、リンは思った。
「その質問は前提が間違っているだろう」
レッドウインターの先生がマイクを手前に寄せ、そう言った。
「こうして連邦生徒会が計画し、作戦が実行されている。この現実こそが、その質問に対する明確な返答であると我々は愚考する次第だ」
彼の回答に、わかりました、と言い負かされたことに不満げに記者の生徒が着席した。
「次はそちらの方、どうぞ」
「ワンニャン新聞です。ブラックマーケットの無差別爆撃に対し、コラテラルダメージについてどのように説明するのですか!!
連邦生徒会の定める火力制限に抵触する、焦土化ではないのですか!!」
別の記者が立ち上がり、苛烈な物言いで質問をぶつけた。
「連邦生徒会の認識では、ブラックマーケットに存在する建築物はすべて違法建築物に該当すると明確に判別されているよ。
つまり、これらの撤去は法的に正当であると主張するねぇ」
また答えにくい質問を、ミレニアムの先生が資料を捲りながら即答した。
答えになっていません、と記者は糾弾するが、リンは別の記者を質問の為に指名した。
「此度の作戦におかれまして、大量の逮捕者が出てくると想定されるでしょうが、彼らを収容する施設や維持費、そして刑務所で養うための膨大な維持費はどこから捻出されるのでしょうか!! 増税ですか!?」
「それについては、財務室との協議で今朝暫定的に決定しました」
リンはその質問に淡々と答えた。
これは本当に、記者会見の寸前まで議論していたことだった。
「今回の作戦における逮捕者は、一律でキヴォトスからの永久追放処分を検討しています」
カヤがマイクに向かい、そう言った。
シャーレの先生がその決定を聞かされたのは記者会見の直前だった。
「そして学籍の有無に関わらず、生徒達は保護を行う予定です」
「年齢差別だ!!」
「子供だからと無罪放免なのですか!!」
「まさか子供が犯罪をしていないとッ!?」
大人の記者達からヤジが飛ぶ。
「“皆さんの不満は理解できます”」
そこで、シャーレの先生がマイクを寄せて話し出した。
「“子供だからと言って、何をしても赦される。そんなことはありませんし、あってはなりません。
ですが、ここはキヴォトス。
そう、ここは巨大な学校の集合体。そう言う建前だ。
「“子供達には適切な対応と、更生への支援が必要なのです。彼らには未来があるんです、どうかご理解をお願いします!!”」
シャーレの先生はそう言って、頭を下げた。
他の先生達もそれに倣って頭を下げる。
これには大人の記者達も、バツの悪そうな表情になった。
自分達が学園都市キヴォトスに住んでいる以上、その建前はある程度承認していることが前提だからである。
どれほど凶悪な事件を起こした生徒であっても、その更生を諦めてはならないのだ。
「……だからこそ、子供を利用し、悪事を働く者を赦してはいけないのです」
SRTの先生が顔を上げ、そう口にした。
一時間ほどで、記者会見は終わった。
クロノス報道部はブラックマーケット掃討作戦の報道の為に大忙しで去って行った。
リンとカヤも先生達に挨拶もそこそこ、サンクトゥムタワーへと足早に向かう。
記者会見に出席した大人達はと言うと、シャーレのオフィスで現場へオペレーションをすることになっていた。
「結局、クソ野郎どもは追放か。どこかの無人島にでも閉じ込めてやろうと思ってたのによ」
キヴォトスの外へと追いやられる犯罪者達に関与は出来ない。
SRTの先生は不満げにそう言った。
「仕方ないよ。連邦生徒会は究極的に子供達の為の行政機関。
司法の面に対して脆弱なのはその性質上当然と言えるね」
絶え間なく現地に襲来しているドローンの管理をしているミレニアムの先生がそう答える。
そう、連邦生徒会は大人を裁く為の機関ではない。
司法が無い訳では無く、大人達への影響力が相対的に低いだけなのだ。
「……まあいい、キヴォトスの二割近いゴミが消えた。今回はそれで十分な戦果か。
だがシャーレの先生。恐らく一週間は掛かるだろうが、事後処理が終わった後の会見の時に、俺らはアリウス自治区に宣戦布告を行う」
その日こそ、Xデー。
シャーレの先生は静かに頷いた。
「ははは、見ろよ!! 俺はずっとこうしてやりたかったんだ!!
向こうの
自爆型ドローンに追いやられている大人達の映像を見ながら、SRTの先生は愉快そうに手を叩いて笑った。
「“……SRTの先生。なぜ、貴方はそこまでするのですか?”」
シャーレの先生は彼に疑問を投げかけた。
彼の行いは正義であるし、キヴォトスに貢献することだ。
だがそれ以上に、彼の私怨が感じられた。
「……ああ、そうだな」
SRTの先生はおもむろに顔を覆う狼のマスクを取った。
シャーレの先生は一瞬目を逸らしそうになったが、堪えた。
「これはな、子供にやられたんだ」
SRTの先生は顔の半分が焼け爛れた傷跡を示し、そう言った。
「“そんな……”」
「向こうの紛争地域には、キヴォトスの教育方法でこっちの生徒を“再現”しようって試みが幾つかあったんだ」
「
ノートパソコンを絶え間なく叩いているレッドウインターの先生が言った。
「キヴォトスと同じ軍事教練カリキュラムを施した少年少女を戦力として運用すると言う、下種どもの所業だ」
「ああ。大半は失敗してる。あっちとこっちじゃルールが違うのは、ここ二か月で思い知った。
だが、イカレた軍部とかはそう言うのが大好きなんだよ」
「“……”」
シャーレの先生は、キヴォトスの教育が外の世界に輸出されていると言う言葉を思い出していた。
「俺は生き残ったが、仲間は何人もやられてな。
言わば、これは俺なりの復讐みたいなもんだ。粗製じゃない、本物のキヴォトスのガキを教育して、そいつらがいつか……」
いや、何でもない、とSRTの先生は言葉を打ち切った。
「ま、くだらねぇ感傷だよ」
「“貴方と戦った子供達は、どうなりましたか……?”」
「さて、な。キヴォトスに来れたことを祈るばかりだ。ああいう子供達は最後まで戦い抜けばキヴォトスに迎え入れられるって教え込まれてるんだよ」
シャーレの先生は拳を握り締めた。
SRTの先生は、お前もそんな顔が出来るんだな、と少し笑った。
「だからこそ、アリウスの現状は赦しちゃおけねぇ」
マスクをかぶり直した彼はそう言うと、シャーレの先生は頷いた。
他の先生達は何も言わなかった。それが答えだった。
ブラックマーケット、現地は地獄だった。
記者会見の直前に各地の対空施設はSRTの各小隊が破壊工作を行った。
対空ミサイルが無力化され、外部へ通じる地下通路は爆破され崩落する。
同時に、主要な道路以外も破壊され、交通を物理的に遮断。
この地は完全な陸の孤島になった。
「おい、あれを見ろ!!」
闇市で無力化され、武装を解除された不良が空を指差した。
無数の黒い影が近づいている。音が聞こえる。
耳障りな機械の羽音が。
「まるで、聖典に記された災厄ですね……」
ハナコが空を見上げを呟く。
高音の、ひどく不快な羽音が遠くから街に染み込んできた。
闇市の人々がつられて空を見上げた瞬間、誰もが言葉を失っていた。空の果てを、黒い点の群れが埋め尽くしていく。それは空にぶちまけられた黒い砂粒のようだった。数えることすら愚かしい金属のイナゴの群れ。
彼らが一斉にプロペラを回す音は、都市の喧騒を完全に掻き消し、巨大なミキサーの中に閉じ込められたかのような風切音となって鼓膜を震わせる。ドローン達は統率された一塊の巨大な魚群のようにうねりながら、一斉に急降下を始めた。
爆音。間断の無い衝撃と振動。
先生達の記者会見は既にブラックマーケット中に広がっている。
しかし、ハナコの予想に反して安全地帯に逃げ込んでくる者はまばらだった。
それは、裏の住人は彼女の想像以上に愚かだということだったが。
ハイランダーの貨物車両に偽装されたドローン発進装置が、ドリルのような爆弾を運んで投下する。
バンカーバスターと称される、地下シェルターを貫いて内部を破壊する爆弾だった。
悪党達はまず地下へと逃げた。SRTの先生はそれを想定済みだった。
SRTの生徒達はその位置を内偵し、攻撃の準備をしていた。
また、ブラックマーケットに存在する倉庫や保管施設、インフラにも自爆型ドローンは殺到した。
ただの無差別攻撃ではない。ブラックマーケットをヒトが住めない土地にする為の、計算された徹底的な破壊だった。
この地に数多い軍事組織の拠点にも攻撃が加えられる。
自爆型ドローンにより戦車や車両が為す術なく破壊されていくのを、彼らは愕然と見守る他なかった。
それは先生達と相対しているマーケットガードの部隊もそうだった。
「た、対空防御用意!!」
「無理です!! 数が多すぎる、ぎゃああぁぁぁ!!」
まずは戦車、車両、兵隊の密集地に次々と自爆型ドローンが飛来する。
それは戦いですら無かった。
先生達の指揮下に居る生徒達は、その光景を唖然と見ていた。
「落ち着け!!」
困惑している生徒達に、ゲヘナの先生は一喝した。
「本作戦はこれより、ブラックマーケット内の犯罪者の拘束に移行する!!
今回のトリニティの先生との決闘は、フォックスハント!!
どちらが悪党を多く捕まえたかで決めるぞ!!」
指揮官が迷わなければ、部隊は冷静さをすぐに取り戻す。
「あっちで風紀委員会も圧力を掛けている、お前達の見せ場を作るぞ!!」
「はい、先生!!」
「手始めにそこで右往左往してるバカ共を攻撃する!! 総員、戦闘準備!!」
「総員、戦闘準備!!」
万魔殿の部隊員たちは一切の淀みのない揃った動作で戦闘態勢に移った。よく訓練されている。
「突撃!!」
「総員、とつげーき!!」
先生の号令に、部隊長たちが復唱する。
そして、彼女らはマーケットガードに攻撃を開始した。
「向こうも動いたようだな」
「先生、こちらも指示を」
「うむ」
ハスミの言葉に、トリニティの先生は頷いた。
「その前にハスミ君、君は今回のドローン攻撃をどう思うかね?」
「低コスト、高生産性のドローンの飽和攻撃ですね。率直に申し上げるのなら──」
ハスミは彼の問いにこう答えた。
「非常に真似しやすい、かと」
それはトリニティの先生の懸念と同じだった。
この攻撃は、生徒達に教えるべきではないのではないか、と。
今飛んできているドローン一つとっても、キヴォトス製のドローンの性能は数倍の開きがある。その分、高コストだ。
だが、そんな爆弾を運んで特攻する程度の安くて低機能なドローンに悪党たちは翻弄され、為す術がない。
キヴォトスの工業力は非常に高い。
ある程度の規模の学校、企業ならすぐにでもこの戦術を模倣できる。
ドローンのオペレーションに関してなら、向こう以上ですらあるだろう。
トリニティの先生は先日新聞で読んだ、向こうの世界での戦争の記事を思い出した。
大攻勢、と称される規模の攻撃に一度で使用された自爆型ドローンはおよそ800機から1000機程度とされる。
それに比べ、今回の作戦に投入されたドローンは、一万機。
「十倍の殺意、か」
トリニティの先生は確信していた。キヴォトスにドローンの時代が来る、と。
これまでは生徒達が使い減りのしないドローンだった。
それが機械に代用される。これはその象徴的な出来事になるだろう。
それは生徒達が戦いに駆り出されるのと、どちらがマシであろうか。
「では、こちらも動こうか」
「はい。お任せください」
トリニティの先生は思案を止め、ハスミが指揮を取ろうとした。
その時である。
「イーヒッヒッヒ!!!」
大型のデコレーショントラックが襲来し、大音量の声が流れる。
トラックの側面に描かれているのは、派手なメイクの鬼婆の顔だった。
「我が愛しのマッドフェアリーども!! とにかく目立ちな!! 目立って目立って、記憶に残った者が勝ちなんだよ!!」
大型デコトラは、マーケットガードの封鎖を突破し、街中へと突っ込んでいった。
「……」
「……」
トリニティの先生とハスミ達正義実現委員会は呆然とそれを見ていることしか出来なかった。
自爆型ドローンの大襲来が一段落した頃、無数のヘリがブラックマーケット上空に飛来してきた。
そのヘリに刻まれているのは、ヴァルキューレの校章!!
「総員、悪党どもを一斉検挙だ!!」
自らもヘリも搭乗し、カンナが無線で指揮を執る。
「先生!! たまには働いてください!!」
「よかろう」
大型ヘリの中で窮屈そうにしていた巨大な犬が顔を上げる。
ヴァルキューレの制帽をちょこんと頭に乗せた、ヴァルキューレの先生だった。
「火薬臭くてたまらぬが、世話になっている身だ。
恩義は狩りの結果で返そう」
ヴァルキューレの先生はヘリの上から軽快な動作で飛び降りていった。
公安局の生徒達もヘリから降下し、それに続く。
逃げ惑う悪党達を、先生は蹴散らしながら市内を縦横無尽に駆け巡る。
その圧倒的な機動力に、生徒達も付いて行くだけで精いっぱいだ。
「ん? あのヘリは……?」
すると、ヴァルキューレのものではないヘリが視界に入った。
避難区域として指定された闇市場に、大勢の暴徒と化した避難民が押し寄せていた。
「スバル先輩!! 前線がもう持ちません!!」
ドカン、ドカン、と暴徒たちにめがけて自爆型ドローンが襲来する。
アリウスの生徒達はバリケードを設置し、避難誘導を担当していた。
だが、相手は武装解除に応じなかった。
もう警告すら発しない。それどころではない。キャパシティが足りない。
「みんな、積み上がる悪党どもを積み上げて防壁にしてでも耐えるよ!!」
「りょ、了解!!」
「この程度を捌けないで、自治区の皆と戦えると思わないで!!」
とは言え、精神論でどうにかなる状況でも無かった。
他の面々は、武装解除した捕虜に睨みを利かせている。連中から目を逸らしたら、何をしでかすか分からない。
だがその時、ドローンとは違うローター音にスバルは気づいた。
攻撃ヘリだ。機関砲が暴徒達を薙ぎ払う。
「援軍だ!!」
アリウスの面々は勢いづいた。
縄梯子が降り、頭上のヘリから新たな生徒達がエントリーする。
「我々はRABBIT小隊、SRTの理念と」
路面に降り立ったミヤコは、こう言った。
「我々の正義に準じ、参戦します」
サキやミユも降下し、暴徒の制圧を開始する。
「教官の援軍か。ありがたい、助かる!!」
スバルは彼女達と肩を並べ、ミヤコ達は戦いを共にする。
SRTの先生の想定通り、ブラックマーケット掃討作戦は進んだ。
悪党達とは戦いにすらならなかった。この時検挙された悪党は、数万人にも及んだとされる。
事後処理を含め、この一件はキヴォトスに多大な影響を齎すこととなる。
即ち、歩兵の時代から、ドローンの時代へと。
とは言え、それはまだ少し先のお話。
視点は再び、補習授業部の合宿場へと戻ることになる。
しゃん、と錫杖の音が鳴る。
「うむ、ここがスバルが滞在している場所であるのだな」
交通機関を使わず、自らの足のみで合宿場に辿り着いたアリウスの先生が、校舎を見上げる。
物語は、この日を以って加速する。
合宿場にアリウスの先生も合流し、エデン条約編はいよいよ最終局面を迎える。
アリウス自治区解放戦まで、残り一週間。
では、感想や高評価をお待ちしてます!!
あなたはどの先生に勉強などを教わりたいですか?
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トリニティの先生
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ゲヘナの先生
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ミレニアムの先生
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アビドスの先生
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百鬼夜行の先生