ソードアート・オンライン the death's scythe   作:時計固定

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遅くなって申し訳ないです(´・ω・`)
リアルが忙しすぎて、なかなか書けなかった……。
次の話でゴブリンリーダーは終わる予定です。



―ゴブリンリーダーpart2―

挨拶がわりに、〈スレイン〉を発動させる、が、ゴブリンリーダーは〈両手棍〉で容易く弾いてくる。

「チッ、流石にダンジョンボスなだけはあるな……、いろいろ試せるって意味では楽しくなってきたじゃねぇか」

キャラが変わってる?気のせいです。私はいつもこんな感じなんですよ?

それはさておき……、ゴブリンリーダーが〈両手棍〉を下から上に思いっきり振り上げようとしている。

あのモーションからして〈アッパーブレイク〉の剣技を発動させようとしているのだろう。

だが、残念。

ベータテスターである俺には、その剣技がどういったものなのかわかっている。

ゴブリンリーダーから距離を取るように、後ろに向かって飛ぶ。

「グルアァッ」

なんとも獣らしい声を上げながら、ゴブリンリーダーは〈両手棍〉を振り上げていた。

やっぱりな。

ニヤリと笑いつつ、俺は体制を低くしつつ、大鎌を身体の後ろに構える。

「っとっべぇえええい!!」

と大声を上げつつ、飛ばす――――サイスを

緑エフェクトに包まれたサイスは物凄い勢いで回転し、ゴブリンリーダーの腹部を貫通して、そのままゴブリンリーダーの後ろ側へと通り抜けて行ってしまう。

大鎌スキル〈スローイング〉だ。

通常投げる系統の技は〈投擲〉に分類されるのだが、大鎌は〈投擲〉では投げることができない、というのも、大鎌スキルの中にこの技が含まれているからだ。

しかも、このスローイングただただ、相手を貫通攻撃するだけではない。

「アアアアアアッッッ」

悲痛な叫び声をあげつつ、攻撃をされたことでヘイト値が溜まったゴブリンリーダーは、俺に向かって再度攻撃を仕掛けようとしてくる。

現時点でのゴブリンリーダーのHPはまだ9、5割と言ったところか

まあ、さっきの一発でこれだけ減らせたのだからよしとするか。

「シネエエエエ」

狂気に満ちた声を荒げ、両手棍をバットのようにフルスイングするゴブリンリーダーだが、そのフルスイングした両手混が俺に当たることはなかった。

「ガッ……、ナ、ンダ」

俺が飛ばされる音の代わりに聞こえてきた音は、ゴブリンリーダーの右腕がスッパリと着られる音だった。

「後ろも注意しておかないから、こうなるんだぜ?」

ゴブリンリーダーを小馬鹿にするような口調で話す。

そう言う、俺の手には先ほどぶん投げたレイスが戻ってきていた。

そう、〈スローイング〉は〈投擲〉とは違い、自分の手に戻ってくるんだ、例を出して言うと、ブーメランのように。

ただし、このスキルは自分の手にレイスが戻ってくるまで、がスキルなので、手に戻ってくるまで硬直のせいで身動きが取れない状態になってしまう。これが唯一の難点だろうか。

あれだな、帰るまでが遠足です的なノリなのかもしれない。

それはそうと、先程から目の前では、某バ○スの人みたいに、ウデガーアアアアウデガーアアアアと叫んでいる。又は巨人狩りの人かな?

「図体もでかけりゃ、声もでけぇんだな……。」

目の前の巨体に呆れていると

「クッ、あーモウ!面倒くさいナ!ダメダ!クー君手伝ってくれ!}

アルゴが、複数のゴブリン相手に苦戦をしているようだった。確かに1対6っていうのは分が悪いもんがあるしなぁ。

「分かった。んじゃ、アルゴこっちに来い!」

ゴブリンリーダーが登場してきた場所に走りつつ、アルゴを呼ぶ。

「ううー、流石に6体はきついナ……」

「悪かったな、とりあえず先にこいつら消しちまうか。」

「後で請求だからナ」

怖いことを言ってる気がするがそんなことはどうでもいい

「ちょっとアルゴ耳塞いどけ」

「え?なんでヨ」

「いいから」

不満、といった感じでアルゴは耳を塞ぐ

そして、俺は大きく息を吸って

「おっらぁあああ!雑魚コブリン共!殺せるもんなら殺してみろ!!」

5LVになった時に3つめのスキルスロットが解放されたので、その時に取った〈叫び〉というスキルを発動する。

効果は、周りの敵のヘイト値を稼ぎ、自分にタゲを持ってくるという技だ。

別にこれは自分がマゾヒストというわけではなく、敵を効率よく集める為に、このスキルがあると便利かな?と思ったのがきっかけだった。

まさか、こういう場面で使うとは思いもしなかったぜ

俺の声を聞いたコブリンたちは、一斉に俺に向かって攻撃を仕掛けてくる。

大振りなその攻撃は、俺にとっては好都合。

もう一度サークルスレインをここで発動させる。

丁度ゴブリンたちの首あたりに標準を合わせるようにして、その場で空中ジャンプからの一回転。

綺麗にゴブリンたちはポリゴン片と化して、散り散りになっていく。

してやったぜ、という感じで着地し、アルゴに話しかけようとしていた時だった

「クー君!危ないっ!」


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