Orkan 〜LOST WORLD RE:cord〜 作:綴編田
昔々。それは遥か昔に起きた事だ。
他の星、恒星系で起きた事が、其処でも起きた。
バーンディア超銀河団にあり、天秤座銀河団に属し、局部銀河群の中の星輝銀河ある星海腕の、ディンドビア星系の第三惑星の惑星オルカンにて。
奇跡的な距離(ハビタブルゾーン)にある惑星に生命が生まれ、爆発的に増え、繁栄し…様々な進化を続けた。
時は過ぎて人が繁栄し、数千年の時を経て。。
その星には管理をする神々が居た。繁栄する人類を見ていたソレら。
彼等は一億を容易く超える増え過ぎた人間を減らそうと思案し、齎された意見等を以て計画し、神の作り出した兵器によって…
実行を行った。その期間は約1年。
その後付けられたその計画名は、【1年計画】と呼ばれる事となり、以降は「最古にして最も最悪な人類の悪夢」として歴史に記憶される事となる。
神々の当初の思惑通り、人類は半数に減少した。
オルカンに住む生物に対し…特に人類に対し、被害は甚大であった。
然し神は気にも留めずに満足し、管理業務へと戻る。
人類は何とか復興を行い、1年計画で被害にあった人類総数を除くモノは、文化は元に戻りつつあるが、それでも補えぬ所は人々自らが団結し、復興を続け…
数年が経った。
衰退し後退したとしても、1から少し進んだ状態で…
人々は明日を、未来を夢見る。
その裏で、邪悪と未知が覗き、蠢いている事すら知らずに。
混沌が躍動しようと暗躍し。神秘はその手を伸ばし…
人ならざるモノ達も、人とそれぞれ繋がろうとしている。
確かに、人ならざる、世界というシステムには、確かな、しかし小さな異常がある事は。
誰も知る由もなく。
そして、それを引き金として、時代は急加速を告げ、
異層の世界と交わる事を…
今はまだ、オルカンに住む人類は当然、知る由もない。
これは、あるかもしれない物語。
様々な生き物が、生き抜いていく物語。
その生命達に、祝福あれかし。人よ、立ちはだかる数多の試練を乗り越え、その尽くを踏破し、その身を次へと進化させ、進歩せよ。
と、未知はそう囁いた。
そして…
オルカンにある、トランジャアノス大陸。
そこは最も大きく、周囲の大陸と交流を重ね、発展著しい大陸である。
その大陸で中央に位置し、アルノー中央王国と呼ばれる国家に属する村々…
その村々に住む青年の人生が…残酷たる運命に招かれ、巻き込まれる所から…
この物語の歯車は回り始めるのだ。
例え、それが神々の想定の内、遍く人々の叶わぬ理不尽なる者達の計画のうちであるとしても。
そこに住まう人々は、その想定も、計画も知らず…生きていく。