よくわかる日本の歴史 ~ただし、原始時代から日本にのみダンジョンがあったものとする~【第三部完】   作:Mr.ティン

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【ここまでの登場人物紹介】その2

【全時代共通】

 

・アキト

この世界におけるダンジョンコアの大元。

時代の移り変わりにより、何時しか神として崇められるようになっていた。

別名:根乃国比古命、もしくは根乃国大神。

古墳時代では天を突くような大樹に宿ったり、飛鳥時代ではとある舎人の身分だったりといささか慌ただしく過ごすことになった。

その際相方であるハルカと離れ離れになっていたために、地味にメンタルが削れていたとか。

いよいよ魔力が歴史に干渉して生前の歴史をなぞろうとしていると実感を持ち始めたたところで、白村江の戦いの日本の勝利を目の当たりにしてしまい、大いに混乱した。

こっそりこの世界の担当仏にも問い合わせたが。梨の礫で反応なし。

途方に暮れた末に、『なるようになれ』の精神に至っている。

 

・ハルカ

アキトの永遠のパートナー。

ダンジョンコアに宿った意思その2。

アキトと同じく、いつの間にか民から神として崇められるようになっていた。

別名:根乃国比売命。

実は夫であるアキトが一人で現世の身体に意識を宿していたため、かなり不安定な状態になっていた。

実のところ、常にアキトの状況を様々な動物の目等で常に監視していたのだ。

なお、この事にアキトは気付いていない。

今はアキトと共に過ごせている為安定している。

同時に、次にアキトが現世に意識を移した際は、絶対についていくと決心完了。

既にその時の為のアバターをじっくりと設計している。

 

・イザナギ&イザナミ

日本神話の国生みの神の名と紐づけられた、ダンジョンコアに宿ってしまった意思の三人目と四人目。

元は倭国の大半を統一した王とその妃であり、ダンジョンの奥底で行った妃復活の儀式によって魔力の流れに触れ、その影響でダンジョンコアに後々意思が宿ってしまった。

紐づいた神の国生みの特性により、海の中から何かを生み出す事に長けており、アキトから海中でのダンジョンコア領域の拡大を任されることが多い。

自身の血を引くイワレヒコを倭国の王にしようとアキトを誘導したが、実のところ上手く行っていなかった。

飛鳥時代が終わるころにアキトから現世で夫婦生活を送ってみないかと打診を受け、夫婦共々喜んで了承した。

 

・アマテラス

紆余曲折の末にダンジョンコアに意思を宿した三姉弟の長姉。

生前は姫巫女と呼ばれ、日本神話の三貴神の内、天照大神と紐づけられた。

アキトからは三姉弟あわせて、日本国内の動向を注視しるよう頼まれていることが多い。

正確は生真面目であるが、肩の力を抜くことも知っている。

恐らく、上の弟が必要以上に固い反動。

後は生前独り身だった事を引きずって、中々に拗らせている。

イワレヒコの東征に力を貸したり、後鬼として使い魔生活を送ったりと、この時期は比較的忙しかった。

 

・ツクヨミ

紆余曲折の末にダンジョンコアに意思を宿した三姉弟の長兄。

生前は政の王子と呼ばれ、日本神話の三貴神の内、月詠命と紐づけられた。

アキトからは三姉弟あわせて、日本国内の動向を注視しるよう頼まれていることが多い。

正確は堅く、また思慮深い。

同時に重度のシスコンを拗らせている。

基本的にアキトと同じく世の出来事を傍観しつつそこから発生する影響などを考察していることが多い。

弟が前鬼として役小角に使役されるのを呆れて見ていたが、姉であるアマテラスも使役され、またアキトの生前に伝わっていた逸話で二匹の鬼が夫婦であったと知り、嫉妬で暴走した。

その暴走度合いにアキトも手を焼いたが、最終的に前鬼に宿るのを弟と交代制にすることで、正気を取り戻した。

 

・スサノオ

紆余曲折の末にダンジョンコアに意思を宿した三姉弟の末弟。

生前は戦の王子と呼ばれ、日本神話の三貴神の内、素戔嗚と紐づけられた。

アキトからは三姉弟あわせて、日本国内の動向を注視しるよう頼まれていることが多い。

日本の各地を見回るうち、面白そうな術者を見つけ、ちょっとした行き違いの末にその術者──役小角に使役されることになった。

久々に肉体を持っての大暴れが出来、中々に満足したものの、兄の嫉妬には振り回されてしまう。

 

【古墳時代】

 

・イワレヒコ

神のお告げにより九州から機内に旅をした王子。

幾つもの苦難と試練の後に、橿原の地で宮を打ち建てる。

ヤマト朝廷を興した者であり、後の神武天皇。

 

・ナガスネヒコ&アビヒコ

イワレヒコの東征の前に何度も立ちふさがった豪族。

イワレヒコの兄を矢傷により倒すなどしたが、最終的に打倒される。

もっとも、その血を引く者は長く残り、後の物部氏等に繋がっていった。

 

・厩戸皇子

推古天皇の下で摂政を務めた皇族。

アキトが秦河勝の名で仕えた相手であり、生来より強い仏の加護を受けて生まれた。

別名、聖徳太子、厩戸王。

非常に優れた人物だったが、その一族は蘇我氏に疎まれ、悲劇的な最期を遂げる……のがアキトの生前の歴史。

この世界では、政治の主流から外れたものの、血脈は続くことになった。

 

・物部守屋

物部氏の当主であり、強弓で名をはせた。

丁未の乱で、その無双の弓で蘇我氏の軍を脅かしたが、最後は自身も矢によって倒れる。

 

【飛鳥時代】

 

・中大兄皇子

蘇我氏の専横に異を唱え、乙巳の変で蘇我入鹿を中臣鎌足と共に暗殺し、大化の改新を主導した皇族にして後の天智天皇。

また、百済の滅亡に際して兵を派遣し、白村江の戦いを起こした。

アキトの生前の歴史で日本は大敗を喫したが、この世界では魔力の影響が大きく逆に唐と新羅の軍に対して圧勝してしまう。

 

・大海人皇子

甥である大友皇子との皇位継承争いにして、古代日本最大の内戦と呼ばれる壬申の乱の勝利者。

後に天武天皇として即位すると、古事記などの編纂や国内初の都の建設指示など、律令国家の基盤となる数々の政策を始動させた。

 

・役小角

修験道の開祖にして、前鬼後鬼という二匹の鬼や、一言主神などを使役したと伝えられる強力な術者。

在る荒行の際に、ダンジョンコアの前で祈りを捧げる内、魔力の流れに触れて超人的な力を得るに至った。

朝廷の手が届かない、庶民を苦しめる怪異などを前鬼らを駆使して討伐していた為、修験道ひいては仏教が普及する要因にもなった。

人を惑わした罪により伊豆大島へ流刑されるが、そこでさらに修行を行い、神仙にまで至ってしまう。

魔力に触れた為、ダンジョンコアに意思を宿すことも在り得たが、寿命などを超越した神仙として山岳で暮らすことを選んだ。




次回より奈良時代編
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