英雄症候群に治す治崎君っ!   作:シュガーマン

72 / 72
最近頻度がとんでもない事になってる……洸汰君の漢字は変換に出にくいから打つのめんどいよね!(あるあるを上げて話をすり替えていくスタイル)


洸汰君の話

朝日が俺の顔を照らし、目が覚めた……なんて事はなく朝日が出るよりも前に起きた。

 

「おはよう治崎君!」

「……あぁおはよう。」

 

……寝不足だ。睡眠時間が足りない……

 

「お前夜中に一度起きてなかったか?寝ぼけててあんまり覚えてないんだが……」

 

「…あぁ。見ていたのか轟。喉が渇いて目が覚めたんだ。」

「そうだったのか。」

 

見られていたか。だが寝ぼけてたならよかった。

 

「よしみんな!今日も張り切っていこう!夜にはレクリエーションもあるらしいからな!」

 

「「おう!」」

 

飯田の声とともに全員が動き出した。

 

 

_____________

 

 

「あのさ治崎君、相談があるんだけどいいかな。」

 

訓練場に行くまでの道中、緑谷が話しかけてきた。

……一体なんだ?

 

「どうした?」

「洸汰君の事なんだけど……」

 

そう前置きをして緑谷は話し始めた。

 

緑谷の陰嚢を破壊していた洸汰は最近両親を亡くしていたらしい。ヴィランとの戦闘による"名誉の死"だったようだ。世間はその死を讃えた。そりゃそうだ。ヒーローが命をかけて一般人を守った。褒められて然るべき行為だ。だが、その家族はそうは思わない。自分より一般人の方が大切だったのか、なんて考えてしまっただろう。

 

「そして自分の両親を殺した"ヒーロー"という存在を嫌悪するようになった。という事か。」

 

「うん……何か僕にしてあげられる事はあるかな……?」

 

「ないな。全くない。」

 

「えぇ?!」

 

緑谷は驚いて声を上げた。だがなぁ……

 

「俺達が何か口出ししたって意味はない。だって俺達は"ヒーロー"の卵なんだからな。ヒーローの卵がヒーローを肯定したところで何も心に残らない。」

 

「それはそうだけど…」

 

「だが、唯一できる事がある。」

「え?」

 

「いつか洸汰がヒーローに助けを求めた時。そのヒーローが"デク"であれるようにする事だ。(ヴィラン)の蔓延るこの社会ではいつか必ずヒーローに助けを求める瞬間が来る。それは十年後かもしれないし"今日"かもしれない。そんな時に緑谷出久ではなくデクとして助ける事。それが唯一できる事なんじゃないか?」

 

俺にはこんな事しか言えないな。

だが、緑谷はいつの間にか俯いていた顔を上げ俺に目を合わせた。

 

「っ!うん!ありがとう治崎君!」

「礼には及ばん。」

 

……こいつはヒーローなんだな。

 

_______________

 

今日も終わりが見えなかった訓練をなんとか終わらせ、合宿所近くに集合した。

 

「今日の訓練お疲れ様!それではそれでは!みんな楽しみにしてたレクリエーション!肝試しの時間だー!!」

 

「ウェーイ!」

 

「その前に補習組は今から補習だ。」

 

「ウェ?」

 

「思ったより進みが遅くてな。この時間を削る事にした。」

 

「そんな!相澤先生〜!!」

 

補習組が縛られて連れ去られていった。

無慈悲すぎる……が仕方ないな。

 

 

「それじゃあ今からくじを引いて、ペアを〜〜〜」

 

 

ふぅ。

 

 

これから、俺は……

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

【完結】転生って人の心とかないんか?―有象無象のヒーローごっこ、三歩下がってついといで。 (作者:まだら模様)(原作:僕のヒーローアカデミア)

※【全100話・完結済み】+【掲示板形式、強敵との戦闘などの番外編33話】予約投稿済み▼本編、および後日談編、映画編、八年後の未来を含めた全100話、そして番外編の33話分全ての設計図を引き終えました。▼現在、最終話まで予約投稿を設定済みです。▼37話〜44話は、56話〜59話は日常と積み重ねのパートになります。▼この期間の出来事や関係性は、後半の展開・戦闘…


総合評価:2605/評価:7.72/完結:114話/更新日時:2026年06月09日(火) 19:00 小説情報

無個性だって必死で努力すりゃヒーローになれるかもよ?(作者:絆蛙)(原作:僕のヒーローアカデミア)

無個性だけど界王拳使える少年が憧れを超えるヒーローを目指す話。▼界王拳ってヒロアカ世界ならOFAみたいで強いよね。それに赤いオーラと効果音かっこいいし並べたくない?なお主人公は出久と爆豪とは幼馴染とする。▼※せっかくのクロスオーバーだし一つくらいDBレベルでインフレしてもいいじゃないということで全体的にインフレがエグいです


総合評価:6747/評価:8.25/連載:62話/更新日時:2025年12月25日(木) 09:00 小説情報

ヒーロー志望のお狐さん(作者:広瀬狐太郎)(原作:僕のヒーローアカデミア)

金色に輝く9本尻尾を持つ、個性"九尾狐"の少年、狐条優幻(こじょうゆうま)がヒーローになるべく、雄英高校1年A組で過ごす日々を描きます。▼基本的には原作に沿いながら進みます。▼※独自解釈が大量に含まれます。▼※Pixvと同時に投稿しています。


総合評価:5454/評価:8.41/連載:54話/更新日時:2022年10月13日(木) 21:47 小説情報

僕のまこーらアカデミア!(作者:ボリビア)(原作:僕のヒーローアカデミア)

摩虎羅の能力とヒロアカって相性よさそうという発想から見切り発車です。


総合評価:11310/評価:7.98/連載:43話/更新日時:2026年04月23日(木) 08:18 小説情報

ベルが七つの大罪と戦っていたのは間違っているだろうか(作者:寝心地)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

ベル君がブリタニアに転移し魔神王との戦いを終えて帰って来た後から始まるオラリオでの話


総合評価:779/評価:7/完結:59話/更新日時:2026年03月17日(火) 02:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>