現代舞台の魔法少女物だとこういう事件もありそうだよねって感じの話です。
魔法少女は添えるだけ。

不定期更新です、気が向いたらやる。

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1時間目:不発弾・地雷による魔獣の討伐事例

 

 

 

 

 

「さて。魔獣という生物は都市以外の場所に出現することもあるのだケド、場所によってはそこでいわゆる……出オチ的な討伐がされる、というか起きることも世界ではままあるんだナ。

 今回はそんな少々珍妙な魔獣の討伐事例、その中でも不発弾や地雷が関与しているものを紹介していくヨ」

 

「で、まずは1つ目の事例。これはつい最近にフランス北東部のゾーン・ルージュって呼ばれている古戦場で起きた事例だヨ」

 

「ゾーン・ルージュについて先に補足しておくが、これは正確には一つの地域をまとめて指してるわけじゃないんだナァ。

 第一次世界大戦で戦場となった複数の地域。その中でも甚大な被害を受けて汚染され、人間どころか生物すらマトモに住めないようになってしまった地域のことを指しているヨ」

 

「で、本題に戻るケド、当時ゾーン・ルージュでは魔獣のスタンピード、大氾濫が起きようとしていたヨ。

 つまり不発弾が大量に埋まり、重金属や化学兵器による重度の汚染がされていて、塹壕や砲弾でできたクレーターが大量にある地域で、大量の魔獣が湧いたってわけだナ」

 

「そんな地域に出て来ちゃった魔獣だケド、連中下調べってのをまともにしてこなかったらしいネ。

 スタンピード対策で集められたフランスの魔法少女と魔術師隊、それと補助に送り込まれたフランスの憲兵サン達はひたすらに魔獣の群れが不発弾や汚染物質でドッカンドッカン大爆発を起こし、爆風で吹き上げられた重度汚染済みの土壌を吸い込んでもがき苦しみながらバタバタ倒れて行くのを眺めるだけだったとサ。

 その時の映像も動画サイトに上がっているから、生徒諸君は是非『Zone Rouge Stampede Annihilation』で検索してみたまえヨ。魔獣相手に呆れるなんて珍しい体験ができるからネ」

 

「……まあ、似たような事例はわーくに(日本)でも起きはするんだケド……やっぱさ、陸地に不発弾が大量に、それもスタンピードが全滅する程の量埋まってるわけじゃないからネ。

 いやはや、ユーラシアは恐ろしい大地だゼ。こんなんじゃ、旅行する時困っちゃうよナ。何せ不発弾だけでスタンピードが全滅しちゃうんだからサ」

 

「ま、これも人類の愚かさが招いたことだし、スタンピード全滅とまではいかなくても、不発弾で魔獣の群れが壊滅したって事例も世界にはいっぱいあるんダ。

 良い子のみんなは、ちゃんと魔法少女として活動する地域に不発弾とかそういうのがないかをちゃんと確認してから戦おうナ!せんせーとのお約束だヨ!」

 

 

 

 

 

「じゃ、次は2つ目の事例のお話をしていくネ〜」

 

「このお話もさっきのと同じく不発弾が関わってくるんだけど、舞台はヨーロッパから移り変わって中東はチグリスとユーフラテスという二つの大河で潤されたメソポタミアの国、イラクになるヨ。

 ここでは不発弾を活用した、かなり珍しいやり方の魔獣討伐がされたんダ」

 

「詳しい解説をしていくと、2018年にモスル近郊で不発弾の処理をしていたイラク治安部隊の爆発物処理部隊。彼らが地中より出現した小さなコボルトの群れと遭遇してしまったんだナ。

 だけど、運が悪かったのはイラク兵の方じゃなく、コボルトの方なんダ。その理由はわかるかナ〜?」

 

「答えはそう!不発弾処理の為、イラクの爆発物処理部隊が仕掛けた爆薬が起爆可能な状態にあったからなんだナ〜!」

 

「それで、コボルトを先に発見したイラク兵は爆薬を仕掛けていつでも起爆できる不発弾を見て悪巧みをしたってワケ!

 イラク兵はコボルトをおちょくり、不発弾が埋まっている地点まで誘導し…………ドカーン!!」

 

「盛大に不発弾ごと、コボルトの群れを吹き飛ばしたんだナ!その時の様子は絶対に爽快でスカッとする物だったろうから、現場に居合わせられなかったことが残念ダヨ〜」

 

 

 

 

 

「それで……次から紹介していく事例は地雷が関わってくるお話だネ。魔獣が地雷を踏んで討伐されたり、負傷するってことは世界的に見るとよくあることなんだけどモ、その中でも取り立てて珍しい事例を紹介していくヨ」

 

「これはボスニア・ヘルツェゴビナで起こった、⚪︎タゴラスイッチ的な討伐事例だネ。

 これだけだとわかんないかもだから、ちゃんと解説していくと、この事件はボスニアの片田舎で起きた事件だヨ。

 原因としては、ユーゴスラビア内戦の頃に埋められた地雷が全て処理しきれていなかったユーゴスラビア製の対人地雷を、狼男型の魔獣が何個も連鎖反応的に踏み抜いた末、討伐された〜って感じだネ」

 

「それで、不運な狼男の踏み抜いた地雷とか、事件の流れはちゃんと解明されているヨ。

 簡単な流れとしては、狼男が出現する。出現したての狼男、ひとまず様子見で草原を歩いた所、ユーゴスラビア製のPROM-1跳躍地雷のトリップワイヤーを踏んでしまい、地雷が飛び上がって……ドーン!炸裂して狼男は負傷したんダ。

 で、負傷した狼男は爆風で背中から倒れ込み、痛みで少し転げたところでPROM-1地雷の撤去防止用に仕掛けられてた別のユーゴスラビア製対人地雷、PMA-2の信管を背中で踏んづけちゃって、またもドーン!と炸裂。そして今度は背中にも大きなダメージを受けちゃったワケ」

 

「さて、地雷に2個も引っかかった哀れな狼男、その場から急いで逃げようと走り出したところで、またもPMA-2地雷を踏んづけちゃって……ドーン!今回は右足を吹き飛ばしたってわけなんダ。

 右足を吹き飛ばされた狼男、顔から地面に倒れ込むワケなんだけど、そこでまた悪運が発動して、またPMA-2地雷を踏んづけて今度は左腕が吹き飛んじゃっタ。

 でも、狼男クンは可哀想なことに、まだまだ地雷を踏んづける運命だったんダ。かわいそ、かわうそ」

 

「可哀想な狼男クン、這いずって逃げようとしたタイミングでまたまた出てきたPMA-2を2個も踏みつけて転げ回り、最後に出てきたPROM-1地雷の信管を踏みつけてパシュン、ドカーン!やっと苦しみから解放されたってワケ」

 

「いやはや、地雷って怖いネェ。良い子のみんなはちゃんと地雷の警告標識を見逃さないようにして、地雷原からはすぐに距離を取ろうネ!せんせーとのお約束だヨ!」

 

 

 

 

 

「……おーっと!そろそろお昼の時間だから、今日の授業はおしまいにするヨ!せんせーはご飯食べてくるネ!みんなもお昼はちゃんと食べなヨー、んじゃない!」

 

「ああそうそう、予習復習もやっておきなヨ〜。みんなも追再試や落単はいやでショ?それが嫌ならちゃんと予習復習も忘れないように!そうするとせんせーの仕事が減るのでハッピー!みんなも遊べる時間が増えてハッピー!だからネ!」

 

 

 

 

 


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