NARUTO 〜渦巻く団扇の物語〜   作:セイヴァー

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どうもおはこんばんにちわ、投稿主のセイヴァーです。

遅くなりまして申し訳ありません。とりま、完成しましたので投稿します。

今回より前回のあらすじを載せてみました。


それでは本編へどうぞ(^O^)/



前回までのあらすじ


忍務を終え、湯の国を暫し満喫して木ノ葉への帰還を目指すヒスイ達ウツシ班一行。

道中、そんな4人の前に湯の国でヒスイが出会った銀灰色の髪色を持つ訳ありの少女、雪泉が負傷した状態で現れる。

更に彼女を追うように雲隠れの暗部3人と同じく雲隠れの二尾の人柱力二位ユギトが現れる。

他国の暗部だけでなく人柱力までも突然現れたことに内心驚愕するヒスイ。

彼らはこの窮地をどう脱するのか!?











イメージOP:アニメ ジャングリラ・フロンティアより
       【Danger Danger】



戦闘開始! 激突!!雲隠れの忍   という名の第6話

 

 

 

 

 

 

 湯の国南部 火の国との境界付近

 

 

ユギト「やれやれ……こんなところで木ノ葉の忍に出会うとは。」

 

ユギトが構えながら冷笑を浮かべる。その声には余裕と威圧感が混ざっていた。

 

その視線はヒスイ達のそばにいる雪泉に向けられ、そこから観察するようにヒスイ達に向けられる。

 

ユギト「我々の任務を見られた以上、証拠は消しておかねばな。」

 

ユギトの言葉に暗部たちが一斉に臨戦態勢に入る。

 

するとウツシが前に出てヒスイたちを庇うように立った。普段ヒスイ達が彼から雰囲気とは違う剣呑な雰囲気がウツシから感じられた。

 

ウツシ「お前達の任務は知らないが……。」

 

ウツシが前に出る。その声は普段より低く抑えてあった。

 

ウツシ「ここは湯の国と木ノ葉の境界だ。こんな場所で騒ぎを起こせば色々と問題になるが?」

 

ユギトは鼻で笑った。その瞳には危険な光を宿している。

 

ユギト「そんなものは些細なことだ。それに、今日ここで消えるお前達には関係のない話だ。」

 

ユギトの言葉に連なるように暗部の一人が動こうとする。その手には苦無が握られている。

 

ヒスイは写輪眼を発動し己を奮い立たせる。しかしユギト達の姿を見た時の動揺は隠せてない。

 

ユギト「その三つ巴の紅い瞳⋯⋯⋯写輪眼か。」

 

ヒスイ「!」

 

ユギトはヒスイの写輪眼を見て少し驚愕したような反応をする。

 

ユギト「それにその髪色、赤毛が混じったうちはの少年⋯⋯。貴様、3年前に報告にあった子供(ガキ)か。」

 

ヒスイ「⋯⋯⋯あー。(成程、()()()()()()()()()()()か。)」

 

ユギトの言葉にヒスイは心当たりがあり内心で納得する。

 

ユギト「標的の追加だ。うちはの血継限界、写輪眼も頂くぞ。」

 

雲暗部『了解!』

 

ヒスイ「(⋯つまり、今回の奴らの目的も!)血継限界狩りか!」

 

レヴィ「ちょっとどうするんスかヒスイさん。相手方完全にヒスイさんも標的にしてるッスよ?」

 

レヴィがおどけたようにヒスイに言う。

 

ヒスイ「そんな他人事みたいに⋯⋯。(ということは、雪泉も何かしらの血継限界を⋯⋯⋯。)」

 

アヤ「どうしますか、ウツシ先生?」

 

雲暗部1「!ウツシ⋯⋯だと?」

 

ウツシに対応を聞くアヤ。

すると、暗部の1人がアヤの言葉に反応する。

 

ユギト「どうした?」

 

雲暗部1「ユギト様。あのお面の男、『百獣のウツシ』かもしれません。」

 

ユギト「何?」

 

1人の暗部の言葉にユギトは視線を言葉を発した暗部に向ける。

 

雲暗部1「前の大戦(第三次忍界大戦)で有名を轟かせた『写輪眼のカカシ』、それと時を同じくして名が広がった忍です。撤退中の味方の救援に1人で向かい、追撃してきた敵部隊を増援もろともに殲滅。その後にそのまま夜中の敵の陣地へと1人進軍して壊滅的な被害を与える。その際、百体にも及ぶ口寄せ獣を従えていた事から付けられた名が『百獣のウツシ』。」

 

ユギト「ほう?」

 

暗部2・3「「!?」」

 

他の暗部が驚愕する反応をして、ユギトは目を細め視線をヒスイ達、特にウツシへと注目する。ヒスイ達も視線をウツシに向ける。

 

ウツシ「説明どうも。」

 

暗部1「貴様の事はビンゴブック(暗殺対象者名簿)にも載っているからな。一夜で戦線を1人で押し返したとあった。『写輪眼のカカシ』と違いその後の目立った目撃情報がないから死んだという噂も立っていたが⋯⋯。」

 

ウツシ「そりゃ、第三次忍界大戦以降特に目立つような行動はしていなかったし、カカシと違って分かりやすい特徴があるわけでもないしね。」

 

ウツシはおどけた風に答える。

 

ユギト「まぁ、相手が誰であれ我々がやる事に変わりはない。そこの小娘の身柄の確保と目撃者の排除だ。」

 

雲暗部1・2・3「「「了解!」」」

 

ウツシ「やはり見逃してはくれないか。」

 

ユギト「当然だ。それに、思わぬ収穫も出来そうだしな。」

 

ウツシ「何?」

 

ウツシはユギトの言葉に疑問符を浮かべながらも、荷物を降ろしヒスイ達に指示を出していく。

 

ウツシ「3人は彼女を保護、卍の陣でその()を守護れ。」

 

ヒ・ア・レ「「「!?」」」

 

ウツシの指示に3人は驚愕する。

 

ウツシ「先生、俺達も戦えます!!」

 

アヤ「せめて援護くらいでも⋯⋯。」

 

ウツシ「相手は上忍レベル⋯⋯暗部の3人もそれに近いプロの暗殺部隊だ。まだ下忍の君達では足手まといになるだけだ!」

 

ヒ・ア「「くっ!」」

 

ウツシの言葉にぐうの音も出ないヒスイとアヤ。2人はまだ気付いていないようだが2人の手が相手からの殺気で少し震えていた。

 

レヴィ「⋯⋯⋯大丈夫なんッスか?」

 

ウツシ「大丈夫だよ。これでもこんな修羅場は何度もくぐったことがあるからね。」

 

3人に指示を出すとウツシは視線をユギト達に向けたまま今度は雪泉に話しかける。

 

ウツシ「君は雪泉君と言ったね?ヒスイから聞いてるよ。いくつか質問する。君は俺達の敵か?」

 

ウツシの問いに雪泉は息を整えながら答える。

 

雪泉「⋯⋯今は、⋯⋯ハァッ⋯⋯貴方達の味方ですわ⋯。」

 

ウツシ「⋯⋯なるほど。今君は戦えるかい?」

 

雪泉「手当てさえ出来れば⋯⋯自衛位はできますわ。」

 

ウツシ「分かった。レヴィ、彼女の傷の手当てをしてやってくれ。」

 

レヴィ「了解ッス。」

 

ウツシの指示でレヴィが雪泉の右側に膝を付き、手持ちの救急キットとチャクラ糸で雪泉の右腕の傷の手当てを始める。

 

ウツシ「最後の質問だ。他に君の仲間はいるかい?」

 

雪泉「1人は私を逃がす為に囮に。私は逃走中に別行動していた彼女達に見つかって⋯⋯。」

 

ウツシ「分かった。では君には、この場を切り抜けた後の君の仲間への仲介をお願いしよう。それまでは僕達で保護しよう。」

 

雪泉「⋯⋯感謝いたします。⋯クッ。」

 

ウツシの告げた言葉に雪泉は痛みで顔を顰めながら感謝を告げる。

 

ウツシ「ヒスイ。」

 

ヒスイ「はっ、はい。」

 

ウツシ「援護は付けるが、君が中心となって守ってくれ。」

 

ヒスイ「⋯先生?」

 

ウツシ「頼んだよ?」

 

ヒスイ「!はい!」

 

ウツシの言葉に驚きながらも応える。

 

ユギト「貴様一人で我々を相手取るつもりか?」

 

ウツシ「流石に俺一人では上忍レベル1小隊*1相手はキツイな。」

 

ウツシは答えながらも少し前に出て印を結ぶ。

 

ウツシ「俺一人ならな⋯!」

 

そして言い終わると同時にウツシは術を発動する。

 

口寄せ・百獣夜行の術!!

 

ウツシが地面に手を付くと術式が手の平から広がり煙が出で広がる。煙が晴れるとウツシの周りに複数の口寄せ動物が現れる。

 

大きな鎌のような形の尾を持つの身体が大きい鼬(オサイズチ)とそれに付き従う小さな鎌のような尾を持つ鼬(イズチ)唐傘のような姿の怪鳥(アケノシルム)河童のようにも見える姿をした蛙(ヨツミワドウ)、全身に赤い傷跡があり青色の毛に覆われ発達した前脚を持つ熊(ヌシ・アオアシラ)と多種多様な動物がウツシによって口寄せされた。

 

その中でも異彩を放つのは、ウツシのそばに佇む全身に傷跡がある1匹の巨大な狼(ヌシ・ジンオウガ)である。黒色をメインに毛先が金色の毛が生えており、青色の毛の熊と同じ全身に刻まれた赤い傷跡も相まってより恐怖を覚える様相を感じられる。

 

ウツシ「久しぶりだな相棒。」

 

ウツシは呼び出した巨狼の前脚を撫で、狼も満更でもないかのように鼻息を吐いた。

 

ウツシ「相棒は俺と共にあのくノ一の相手を、他の皆は子供たちを守りながら暗部の相手をしてくれ。」

 

狼「グオォォォォォォォォーーーーーーン!!!!

 

他口寄せ動物『グオォォォォォーーーーー!!!!

 

ウツシの言葉に、狼が雄叫びを上げると同時に金色の雷が狼から発せられ、口寄せ動物達も雄叫びを上げて雲隠れの忍達を睨みつける。

 

ユギト「やれ。」  ウツシ「行くぞ!」

 

そして、互いの号令と共に戦いの火蓋が切って落とされ、ウツシは相棒と呼んでいた巨狼と共にユギトと戦闘を開始し、他の口寄せ動物達も暗部達と戦闘を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

ヒスイサイド

 

ヒスイ達は雪泉の護衛・治療をしながらその戦いを見ていた。

 

 

 

ヒスイ「⋯⋯⋯すげぇ⋯⋯。」

 

それは圧巻の一言だった。

 

口寄せ動物達は、熊と蛙が大振りの攻撃を行いその隙を補うように鎌のような尻尾を持つ鼬達が連携して暗部達に仕掛ける。唐傘のような怪鳥は俺達を守れるようそばで陣取りながら此方に抜け出ようとする暗部に火球を放ち行動を制限して此方に近付かないようにしている。

 

雲隠れの暗部達も口寄せ動物の予想以上の連携と強さに攻めあぐねていた。

 

先生は、相棒と呼んでいた巨狼との息をつかせぬ巧みな連携でユギトを攻め立てる。しかし、ユギトも猫と思わせる軽やかな動きで先生達の攻撃を捌いていく。伊達に二尾の人柱力ではないようだ。

 

すると、先生の戦闘に変化が生じる。良く()()()()と先生と巨狼それぞれの身体から雷⋯⋯というより雷遁チャクラが走り出し、次の瞬間先生の姿がその場から消え一瞬のうちにユギトのそばにおり回し蹴りで蹴り飛ばし、飛ばされた空中で同じく電気を纏った巨狼に湖に叩きつけられ湖の水面が爆ぜる。

 

ヒスイ(あれは、⋯⋯雷遁チャクラモードか!?)

 

俺は先生が雷遁チャクラモードを使える事に内心で驚きながらも先生を()()()()。すると、湖の水面からユギトが出てくる。多少息が乱れているが先生達の攻撃を紙一重で防御出来たのか、彼女の左腕の肘部分と両前腕部にダメージを受けた跡が見受けられた。

 

そのまま睨み合う2人と一匹。するとユギトが更なる動きを見せる。

ユギトの身体から背筋が凍るような朱いチャクラが溢れ出し彼女の身体を包み込む。それと同時にウツシの攻撃で負傷した両腕の傷が治っていきそのまま巨狼を無視してウツシに攻勢をかける。

 

ヒスイ(あれは尾獣化か!まだ状態1なのにこれほどの威圧感を感じるのか!?)

 

ヒスイは離れた所からでも感じる尾獣チャクラの威圧感⋯⋯そのチャクラに多分に含まれる強い攻撃性に冷や汗を流す。原作知識で知っているのと実際に感じるのとでは雲泥の差がありヒスイは無意識に身体を震わせる。

 

その時、突然ヒスイ達のそばでヒスイ達を守護していた怪鳥がギャアギャアと騒ぎ始める。

ヒスイは、尾獣チャクラにあてられて恐慌状態にでもなったかと思ったが、どうもそうではないように見受けられた。

その時、ヒスイの頭上に影がかかる。気づいたヒスイが上を向くとそこには⋯⋯⋯。

 

 

 

 続く

 

*1
『NARUTO -ナルト-』における「小隊(チーム)」とは、4人1組(フォーマンセル)を基本とする忍者の任務編成ユニットのこと、現実の軍隊などにおける小隊はもっと沢山の人数がいる






本話のご読了ありがとうございます。

今回はウツシメインの戦闘シーン回⋯⋯⋯のつもりだったのですがなかなか良いようには思い浮かばず今回の様な短い説明みたいな内容となってしまいました。
また、今回はモンハンのモンスターをウツシの口寄せ動物として登場させました。今後も話の展開次第で何度か出る予定で、今回未登場のモンスターも口寄せ動物として登場させる予定です。
但し、飛竜種及び古龍種は世界観的には合わなさそうなので登場させる予定はありませんのであしからず。

それでは生暖かい目で次話をお待ちくださいませ。


〔術説明〕(オリジナル忍術)
 口寄せ・百獣夜行の術
 会得難易度:B〜A
(口寄せの術そのものはCだが呼び出す数で難易度が変動する為)
 元ネタ:モンスターハンターRIZEの百竜夜行
 自身が契約した複数の口寄せ動物達を、任意の数を同時に口寄せする術。呼び出す数は術者の意思によって左右され、呼び出す数が多いほどチャクラ消費量も多くなる。(但し、一々一匹ずつ口寄せするよりかは遥かに燃費がいい。)
 簡単に言えば、1回で複数匹同時に呼び出すだけでそれ以外は普通の口寄せの術と変わりない。

原作中でも何度か使われる口寄せの術の類ですが、複数匹の口寄せ動物を口寄せする描写が余り無いので  口寄せの術は呼び出す口寄せ動物の数が多いほどチャクラ消費量が多くなるのかな?  と考え上記のような設定を作りました。

自分の知る限りで複数匹同時に口寄せ動物を口寄せした人物及び術は
カカシの口寄せ 土遁 追牙の術、大蛇丸の潜影蛇手及び木の葉崩し編の通常(それでも普通にデカい)蛇2〜3匹程?、ペイン六道の畜生道くらいです。
穢土転生は知る限り劇中で使用したのは大蛇丸とカブトだけですし、口寄せした数はカブトの方が多いですが、1回の口寄せで大量に呼び出した訳ではないですし、穢土転生は事前に口寄せした穢土転生体を出し入れしてるような印象があるので1回口寄せしてしまえば呼び出すのにそんなにチャクラを使わないのかなって印象です。呼び出す穢土転生体の強さに対して生贄は人間なら強さは関係ないですし。
(そこらの一般人を生贄にうちはマダラとか千手柱間とか余裕で口寄せできますし⋯⋯⋯。汚い、流石卑劣神汚い。)



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