My trump card is absurd(meの切り札は馬鹿げている) 作:SD銀竜
ヤァヤァ、meの名前はローズ・アクアスート。海外産まれのコメディアンファイターだヨ。
今はMeekingってCardShopのイベントに出てとお呼ばれシテ、お客様とのコメディファイトの真っ最中なンダ。
コメディファイトが何かッテ?そりゃ勿論、Lifeで芸を披露しながらFightで皆に楽しんでもらう、これぞまさにエンターテイメントって事だネェ。
そして今は今日最初のFightのクライマックス、対戦相手のミカド少年が見事にMeの出したCardを無力化する事に成功した所ダヨ!
「うわァ!Meの<
「わ……我とて勝ちを掴むためなら、お……女の恰好、くらい……してみせるぞ!」
「Oh! Beautiful! Wonderful!とっても似合ってるヨォ、綺麗ダネ。ミカドchang!」
「褒められても嬉しくない!?」
……本来とは違う性別の恰好をする事でネ。
<Gender clothing averser>は追加コストを払って出すト、相手が自身と同じ性別の恰好をしていたら直接攻撃できたり、このCardへのダメージが0になる等の強い耐性を持ったりするンダ。
デモ、異性の恰好をしていタラ、ゼンブ無くなってとってもヨワヨワになっちゃうんだヨネ。
勿論、ミカドchangがmeの用意した簡易クローゼットカラ出てきた時ハ大盛り上がりしたヨ!
これにはmeもグッと驚くような動きで身体を反らし、お気に入りノ青に銀縁をあしらった衣装をはためかせチャッタヨ。おっと、被ってるフードにはしっかり手を添えてルヨ?
あわせておムネもたゆんと揺れちゃうネ。ホラそこのギャラリー、ダチョウのタマゴみたいな大きさとか言わナイノ。
口調と見た目のギャップもbravo、bravo!
「ええぃ、ともあれとどめだ!我が黄金騎士の攻撃を受けよ!」
「ワワッ、<
「させるか!そいつは通さぬぞ!瞬間魔法<反応解呪>だ!」
凛々しく宣言しようとしてるケド、お姫様ドレスのフリルをヒラヒラさせながら可愛らしくCardを掲げるミカドchang。
「Wow!騎士の勝利を願う姫の祈りが通じたヨォ!これでmeの負けだネ」
イイCardを握ってるナァ……これまたチョット妙な軽減Cardが打ち消されテ勝負ありダネッ。
「NiceFight!勝利したミカド姫に拍手~ッ!」
店内でワァッと歓声や拍手が上がってミカド姫に声が掛けられてるヨ。お友達からは茶化されてるみたいでお顔真っ赤にしてるネ。可愛いネ。
……最初からズット男の店員さんガ苦笑いしてたのが気になったケド、多分meが使っているのがヘンなdeckだからダヨネェ。
エ、その店員さんガ偶にチラッと2つ並んだダチョウのタマゴに視線がいきそうになっタからトカ?イヤイヤ、そういうのは他のおムネをガン見してる何人かノ観客の事デショ。
コメディファイトは身体の動きも使って観客を楽しませる事も大事だカラ、必要以上に気ニしたらダメジャン、ネッ。
「ア、もし次ファイトしたい人がいたらだケド。さっきのファイトで使った<
「え~!?なにそれズルい」
次のFight予定の子が頬を膨らましてるヨ。これも可愛いネ。
使用した次ノFightにも効果を及ぼスCardも世の中に存在するンダヨ。摩訶不思議ダネェ。
「そういう効果ダカラ仕方ないんダヨ。それニmeの使うCardはニホンゴで書かれてないンダ」
「なにそれ……でも読めなかったりヘンテコな効果ばかりなのは使い辛そうだからやっぱいらないかも」
コンナ感じで、meのCard達はコメディファイトする為と言っていいくらいに馬鹿げてるンダ。
その代わり、meの使う……いやdeckに入れなければならない大半のCardは所謂公式戦で使えナイ為に、meはプロファイターになれないんダナァ。
Cardの縁の色が滅多に見ない色ダッタラ……それがmeの使うコメディファイト用Cardの証ダヨ。
ア、男店員さんガ店長さんト話をしテル。きっと内容はmeのトンチキCardに対する所感辺りじゃないカナァ。
結局この日のファイトイベントは盛り上がり、売上増加にも貢献シタと胸を張って言えるヨ!
喉が渇いタ時のDrinkも売れたんじゃナイカナ~。
「コスト0の秘宝、<
「ずっとお姉さんはいっぱい動きながらファイトしてたし……でもそれがどうしたの?」
「だからmeがこのCardの効果デ……飲み物を買いに行く人はマキヤ君を、受け取る人はmeを選ぶネ。Drinkのコストはmeが支払うカラ店員のお兄さサンからコーラを買ってきてネ」
「?」
……ア、コレ伝わってナイナ。
「このCardは飲み物のお買い物をする効果が掛かれているンダヨ。誰が誰に、何のDrinkを買ってくるかを起動シタ人が選べるケド、買ってくる予定の人は断る事もデキルヨ」
「え、何その効果……なんでファイト中にファイト以外の事をさせるんだよ。お金出してくれるなら買ってくるけど……はい、コーラどうぞ」
「アリガト~!コーラの料金ト──買ッテきてくれたお礼でギューってしてアゲルネ!」
ッテ感じで対戦相手のマキヤ少年ニ、おムネを押し付けてアリガトーってギューってシタラ大人の男の人の対戦希望者も増えチャッタ。何故か率先して奢りたいッテ言う対戦相手モ居たヨ。
Card効果デ買わせてるだけダッテ?
ちゃんと相手ガ承諾してコストも払っテルから別にイイデショ。対戦相手ガ自分のDrinkを買いに行くケースもあるから水分不足予防にもなったんじゃナイカナ?
──そんなコトをしてたら時々ヘンな視線が突き刺さる気もしたケドネ。チクショーって声モ聞こえた気がスルヨ。
………………
…………
……
ソレにしテモ。
「ネェ~、サレンchang~、幾らなんでも今日のコメディファイト全敗はヒドくない?ここの店の常連ファイター達、凄く強いと思うんだヨォ~、モシカシテ小隊デモ作ろうとシテル?」
イベントが無事に終わった後、meは今回イベントの出演依頼をくれたサレン=アンダーchangに絡むことにシタヨ。
「勝ち筋を自分から用意する方が悪い」
「Nooo~、そんな事言わないでヨォ。meの事情も知ってるクセニ~。デモ、本当に店員やってるノネ、ソッチの方でビックリしたヨ」
「ローズは仕事で盛り上げるファイトしているから割り切るべき。私の方は……色々あったし、色々起こったから。それに……この店も店員も悪くない。店長は、もうちょっとしっかりするべきだけど」
ヴッッ、グゥの音も出ないヨォ……デモこんなサレンchangは初めて見るカモ。
「アァ、男の店員サンの方ガしっかりしてるように見えちゃう感じダヨネ」
──初遭遇の頃を知ってる身カラすると、実際コンナに丸く……トイウカ普通に働いてる事にまずビックリするヨ。イキナリ仕掛けられてもオカシクナイ位に考えてたからネ。
デモ安全ヲ確認できたカラ、ダル絡みもマァ、セーフセーフ?
「単純にCardを使うのが上手ッテいうかサァ、エンターテイメント的なプレイだとしても勝ちを狙う動きガ止められやすいッテ気がするンダヨ」
実際、今回meが作った有利な局面を対戦相手にひっくり返させるパターンは想像以上にスンナリ決めてくれたし、劣勢をひっくり返すmoveは肝心な所で妨害や打消しが飛んできタヨ。
後は<ブレイバー>使いの女の子は勢いが凄かったネ。元気いっぱいだったカラCardの効果で可愛く踊ってモラッタヨ。
これがコメディじゃない上にまともにヤルFightなら……ンー。必ず勝てる、トハ言えないナァ。イイ勝負が出来る位だと思いたいネェ。
だとしテモ、deckの中から見てイラッシャルであろう███サマが何を思うカ……ウウン、お店ノ皆ガ喜んでたカラ何の問題は……ナイよネ?
後ハお店にある、レンタルデッキは触ってみたいナァ。meのCardと違ッテ皆ト同じFightが楽しめソウ……コメディファイト以外でチョット位なら許してくれるカナ……?
「大体モブのせい。私に勝つ事もある強者だし、感想戦大好き店員」
「……Kidding?
ヘェ~。強者と聞いてついついニヤリと歪んだ笑みを浮かべ──
「え、【道化】から喧嘩売って来るとは思わなかった。受けようか?」
ヒェッ。
「待ッテ待ッテ売ってナイ!それにmeのdeckにいる方はキット
表情引っ込め引っ込め。思わずmeの褐色肌ニサブイボが出来ちゃったヨォ。
「……冗談。あとここで言うモブは単語じゃなくて名前?愛称?そんなとこ」
OMG……冗談、言えたンダ。本当に変わったサレンchangに驚きっぱなしダヨ。
「マァ、前置きはイイとして……読んダノは別口デショ?多分さっき言ってた色々トカ」
「ニュースにもなった位だから。それに私、当事者」
ヤッパリ。事件を引き起こして一番壊しそうナダケ……オットアブナイ、口に出さナイ。
「ああいう事が起きた後なら、探し物が見つかるかもって」
「ンー、多分ダケド、meのトンチキとあそこハ相性最悪ダト思ったんダヨネ」
聞けば色々な女のヒトの共鳴率を吸い上げて、単に強力なCardを連打スル方法──meのCardや███サマの関心と対極っぽいんダヨナァ。
「ダカラ、多分ソコニハナイ……ケド」
あるとしタラ崩れた今から、徐々に何か引き寄せられるカモ……と、首に付いた金属製の輪ト、そこに鎖でぶら下がる宝石を撫でテ思案シテ。
「探すchanceツイデに良くないヤツラが湧いてくるカラ、meが好き放題スル相手にもナル、って言いたいノ?」
「ん、【道化】なら余裕。首のソレを使うまでもない」
「気軽ニ言ってくれるナァ」
さっきカラ言われてる【道化】トカいうのは、サレンchangの【精霊狩り】みたいなmeの裏デノ愛称らしいんダヨネ。
Hentaiファイターがイイ気分で自滅してくれて、そこを突いているダケなんだケドナァ。
ちなみに本気でサレンchangニ狙われた時はギリギリ負けナシだったりするヨ。マァ、名誉の為に言っておくトmeが勝ってもナイヨ。
そしてそんな
「アー……ウン、イイヨ。デモ、コッチモその分利用させて貰うヨ?」
「私店員。その辺りは店長まで」
ウワァ。やっぱりサレンChangはサレンChangダッタヨ、容赦ナイネ。
「オーケーオーケー、そういう事にしておくヨ。デモ、meの探しモノは本当ニ見つかるのカナ」
コノdeckで出す手段が思いつかナイ、ケレドモmeを縛る███サマのCardを取り出す。
マダ完全デないからなのか、出す方法ガ無いカラなのか。名前モ効果モぼやけて見えない。ダカラ名前は呼べなくて、ニュアンスだけが思い浮かぶソノ御方。ただ目に飛び込むノハ。
既に丸では収まらズ、楕円になったシンボル。ソコに書かれた異常ナ程大きなコスト表記……ソノ数字、実に1,000,000。
そしてソレを呼び出す為に必要なCard──
「無限のコストを生み出す……ワワッ!?」
急に背後カラ、ドサッと大きな物音ガ聞こえてキテ。
振りむいた先ニハ……ボンヤリ店長さんガ荷物を落とシテお店のCardを床に撒き散らしてタヨ。
「店長、また荷物落としてる」
「ご、ごめん。ボクまた考え事してて」
慌ててCardを拾い始める店長サン。
「それで仕事を増やさない……ほら、拾うよ」
「仕方ないナァ、サレンchangとの知り合いのよしみデmeも拾ってアゲルヨォ」
こうして3人でCardを拾い上げて箱に入れる作業をしている間ニ、1枚で∞コストを生み出す冗談のような1枚の話ハおしまいになったヨ。
でもme達は知らなかったンダ。
まさか店長さんガ、無限にコストを生み出す、と聞いて動揺から荷物を落とシテしまった事を。
その
それをこの時に知る事が出来たナラ、meの運命もきっと大きく変わっただろう……トイウ事を。
ソウソウ、ミカドchangはイベントが終わるマデお姫様の恰好のままだったヨ。周りの皆が着替えさせない協力プレイが神がかってたんダナァ。
それにしてモ、リニューアルした店舗を盛り上げるイベントに華を添えられたナラmeも頑張った甲斐があったカナ?
ギャラも色つけてもらっちゃったしナァ。
……ウン、明日また来ようカナ。今度はアノ店員のお兄サンともファイトしてみたいデショ?
こう、とってもおひとよ……イヤイヤ、シンセツそうな人の感じが気になっちゃうんダヨネ。
何だかmeもトモダチになってみたい、ナンて思ったンダナ。
今日はありがトウ!Viva・Meeking!
………………
…………
……
って感じデ、Happyで一日が終わってくれればヨカッたんだけドネ。
サレンchangに言った手前というのもあるケドサァ。
本当に少し細道に入ったダケで……
「来日してたとは聞いたが本当に居やがったんだな……オイ、ローズ・アクアスートさんよぉ」
こんなにスグ、夜になってアッサリと出る不審者がホントにいるとは……笑えない冗談だヨォ。
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