残響騎士:エコーナイツ - 2059 - 作:九十九 章
本資料は筆者の都合上、随時改修される可能性がある事を予めご了承下さい。
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■ 第一節:【歴史改変年表(流星暦表記)】
本世界では、史実の「西暦」に代わり、寄生体の影響を反映した「流星暦」が世界的暦の標準規格となる。
■ 第一項:太古の時代
・約45億年前:双子月の誕生
ジャイアントインパクトにより形成された月が二つに分離。衝突星の核であった高エネルギー液状寄生体が地球のマントルへ混入し、後の地質活動や生物進化に多大な影響を与える。
・約19億年前:最初の超大陸の形成
地球内部の液状寄生体が活性化し、地殻活動を激化。超大陸(コロンビア大陸)を形成。
・約2億年前:三畳紀末の大量絶滅
大量絶滅の原因は史実通り火山活動と気候変動に準拠。しかしながら、本世界では寄生体の再活性化による地殻変動が根本的原因となる。
・約6600万年前:恐竜絶滅と「第三の月」の誕生
小惑星が「双子月」の一方と衝突後、地球に落下。それに伴う地殻変動と気候変動により、恐竜が大量絶滅する。
「双子月」の片方と衝突した一部が、衛星「第三の月」となる。
小惑星に含まれていた寄生体が地球生命と接触、後にレヴィアタン等の神話級寄生変異体を誕生させる。
これら神話級寄生変異体の一部は、現代でも尚、生存が確認されている。
余談として、その異常な生態と侵入者に対する苛烈な攻撃性が紀元前の文献にも語られた結果、史実より早い国際機関の設立が成立する。
■ 第二項:人類と文化の誕生
・約40〜30万年前:ホモ・サピエンスの誕生
猿人から人類へといたるに必要な肉体的進化及び、知能・知性の発達は、当時の化石(種)から、隕石に含まれていた寄生体の影響により促進されたとする考えが現在定説となっている。
・約5〜3万年前:知性の飛躍と文化的革命
共生型寄生体との融合により、異常な知性を獲得した個体が現代的な感性の礎を築く。寄生体に完全適応した極少数の者は「半神」「英雄」「怪物」(例:ヘラクレス、アタランテ、鬼子母神、ミノタウロス等)として後の英雄伝説・神話の起源となった。
又、この時期以降、隕石及び寄生体が『禁忌の星匣(パンドラ)』及び『天(災)の箱舟』と当時の人類に呼ばれていたことが発掘された資料から確認されており、後のノアやアーク、パンドラ神話などにも影響を与えたと考えられている。(他神話における類似例:ノア、アーク、ウトナピシュティム)
現代では一般化しつつある寄生体を利用した精製希少金属(厳密には現代の物と異なる)。神話・伝説においてオリハルコンやミスリル等と呼ばれ、後の聖剣や魔槍の材料となった精製希少金属の確認もこの時期が最初となる。
■ 第三項:流星暦の誕生と古代の激変
・紀元前500~0年頃:カーリ・クレーターと流星暦元年
史実のカーリ・クレーターに類似する隕石災害が、ほぼ同時期に世界複数箇所で発生。隕石内包寄生体によるパンデミックが世界中の都市国家を襲来する。
中でも現在の地中海に位置する場所に落下した隕石は、地中海沿岸地域に、後に「E(イプシロン)型寄生体」と命名される寄生体を拡散。
当時の大国たるローマ帝国をはじめ、非常に広範囲にて長期的混乱(内乱の一世紀)をもたらす原因となった。
この出来事によって、この世界では「西暦」ではなく「流星暦」が採用。現代においても概ね世界標準規格の暦として、使用されるに至る。
尚、この出来事に関する20世紀に行われた数度の調査により、この時期に落下した隕石の殆どが外宇宙由来の人工物である可能性が高い事が示唆されており、寄生体を通じて意図的に人類の遺伝子に変異を与えた可能性がある事が学術的に指摘されている。
又、其の研究論文によって、かねてから一部学者にて提唱されていた『隕石(による生物)進化論』が再燃。
眉唾物として扱っていた隕石進化論に否定的な一部教会関係者との衝突に至る。
■ 第四項:現代史と軍事・社会の変遷
・流星暦1942年:MP44(史実では後にStG44へと改称。)設計開始。以降、アサルトライフルの概念が史実からやや変質する。
・流星暦1947年:豊秋津洲帝國、秋津国へ移行(敗戦後の体制転換)。
・流星暦1959年:秋津国、首都"東亰"にて"東亰タワー(史実での東京タワー)"竣工。
・流星暦1989年:プロキオン事変発生(詳細別記)。
・流星暦1991年:東西冷戦の延長として発生した第三次大戦が終結(一部休戦)。
・流星暦1992年:ソ連崩壊。ルーシア連邦共和国(略称:ル連)成立。
・流星暦2059年初春:第五次シリウス(横須賀)事変発生。70年ぶりの大規模寄生体災害となる。
※隕石が当初、おおいぬ座シリウス星方向で観測されたことにより命名。秋津国内では三浦半島(横須賀近郊)に隕石の破片が落下し、大規模災害事件となる。