「毎日生命線を彫刻刀で延ばしてる俺が死ぬわけないだろ」「手相以外の知識を捨てて来たのは分かりました」 作:遺書の切れ端
足へのキスが
「食レポまだですか?」
後輩の声で現実という三途の
「控え目に言って極めてなにか生命に対する侮辱を感じた」
「おかわりもありますよ」
下がれシェフ、少し飢えてるぐらいが身体に丁度いい。
「おかわらない」
鋼の意思術師。
「心霊写真になんて言いますか?」
「お か わ り い た だ け た だ ろ う か」
「はい」
「謀られた……!」
姑息な卑劣後輩に一杯食わされた、そしてこれから食う方は俺なんだろう。
「いっきですよ先輩」
靴下を渡されたが、
そもそも悪質コールは辞めるべきだと言ったはず、アルコール中毒で死ぬのは吐瀉物が喉に詰まり窒息死が主な理由だから酔った状態で寝かせて置くのは危ない。
酒は飲んでも「手が止まってます、私でなければ見逃してました」
(調子に乗りやがって。今に見てろ、援軍妖精召喚のために電話をかけてやる。親友フェアリーユウキだ)
「た、助けてユウキ! 文芸部で刃傷沙汰が起きた!!!」
「それはもう終わりました」
まだ血が垂れているのに過去にされた。
『哲也ぁー、今ぁ僕忙しいよぉー』
「お前の忙しいは忙しくないんだよ!!!!」
他人を『お前』って言う男は高圧的に視られてモテないらしいから気を付けようと思っている、当然思うだけ。
『えぇ〜……』
「……もし俺の主食が靴下になっても一緒に昼ご飯を食べてくれるか?」
『一緒に食べたときあったかなぁー?』
ときは粉微塵も無かった。
「あの先輩に普通の友達が!? これが噂のAIですか!?」
俺のスマホの裏側に耳を付けて堂々と盗聴してくる後輩が凄い驚いているが今はそれどころじゃない。
ん? 待てよ……あれ、足を舐めている段階で拘束の抱きつきが解けているな、だから電話が出来たわけで、立ち上がる。
《ねえ、シュンくん》
窓が割れるまで頭を何度も叩きつけた。
聴覚が誰かの手を借りたい、お前は絶対じゃない、お気の毒、窮屈で退屈、遠回りで前進、イタいあいつが羨ましい、ところで貴方はずっと何が言いたい、自己肯定感が低い、それしか知らないから低いのではない、それが普通、いつだって自分を殺しても罪にならない、だって相手も喜んでいる、だけど一生捨ててもキミは靡かない。
「そんなに嫌だったんですか!?!?!」
「それ……は……そうだ……ろ……」
最初から出ていた
目を開ける気力すら失い、がくりと身体の全身が一瞬で消えたような浮遊感と共に立って居られなくなり、このまま来ない白馬の王子様を待っていても楽しくない、現実は楽しくない。
「美少女JKのクールビューティーな後輩生足──」
最後に世迷言が聞こえた。
えっ、それ最後で死にたくないんだけど。
【────】