短いですが良かったら

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第1話

幼馴染「あ……」

 

男「えっと…ごめん、待ってた?」

 

幼馴染「いや、全然……大丈夫」

 

男「そ、そっか」

 

幼馴染「うん……」

 

男「……」

 

男・幼馴染 (気まずい………)

 

 

 

 

幼馴染「その……男君」

 

男「……はい」

 

幼馴染「……私ね」

 

男「……」

 

幼馴染「……やっぱ今のなしで!」

 

男「えぇっ……ええ?」

 

幼馴染「なんでもなかったみたい」

 

男「そんなことある?」

 

幼馴染「ね、そういえばさ、そろそろ試験だっけ。勉強してる?」

 

男「話変えやがった」

 

 

男「じゃあ……まあ、勉強はあんまりしてないけど」

 

幼馴染「ふーん。私はめっちゃ勉強してるけどね」

 

男「おー、どれくらい?」

 

幼馴染「昨日はねー…確か四時間くらい?」

 

男「うわ、思ったより勉強してた」

 

幼馴染「そろそろ男の順位抜かしてやろうと思って」

 

男「えー、幼馴染には負けたくないな」

 

幼馴染「なんで?」

 

男「なんでって、調子乗ってやたら偉そうにしてきそうじゃん」

 

幼馴染「それは当たり前でしょ」

 

男「当たり前なんだ」

 

 

幼馴染「てか、まだ聞いてなかったけど」

 

男「ん」

 

幼馴染「どうだったかな。今日作ったお弁当」

 

男「めちゃくちゃ美味しかった」

 

幼馴染「ほんとに? えー?」

 

男「嘘じゃないって」

 

幼馴染「野菜もちゃんと全部食べた?」

 

男「野菜って小松菜のおひたしでしょ?美味しかったよ。ちゃんと味染みてて」

 

幼馴染「え?いや、あれほうれん草だけど」

 

男「……え?」

 

 

 

 

幼馴染「じゃあさ、一番美味しかったのは何?」

 

男「どれも美味しかったけど、一番は卵焼き」

 

幼馴染「卵焼き。なるほどね。だったらさ、明日から卵焼き多めに入れてあげよっか?」

 

男「え!本当に?いいの?」

 

幼馴染「うん、楽しみにしててね」

 

男「wktk」

 

 

男「卵焼きをたくさん作ってくれる心優しい幼馴染さんに、一つ質問があるのですが」

 

幼馴染「はいなんでしょう」

 

男「何故僕はここに呼ばれたのでしょうか」

 

幼馴染「いい質問ですね」

 

男「ありがとうございます」

 

幼馴染「まあ……なんていうか」

 

幼馴染「君ってさ、いつも遅刻ギリギリじゃん?」

 

男「毎朝起こしてくれてありがとう」

 

幼馴染「それから、物覚え悪いじゃん?」

 

男「確かに社会は苦手科目かも」

 

幼馴染「あと、私に対して態度悪いじゃん?」

 

男「……態度って何?」

 

幼馴染「こちらとしても心苦しいけどね」

 

男「え?俺クビにされるの?」

 

幼馴染「君はクビだよ」

 

男「クビだった」

 

 

幼馴染「っていうのは冗談で」

 

男「良かったぁ」

 

幼馴染「本当に言おうと思ってたのは」

 

幼馴染「好きです。付き合ってください」

 

男「こちらこそ、よろしくお願いします」

 

おわり

 


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