プログラマー舐めんじゃねぇぞ   作:紅乃 晴@小説アカ

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・呪霊操術の解釈

 

 

呪術高専に半ば拉致の形で入学してから2ヶ月。

 

そう、2ヶ月も経ってしまった。この間、何をしていたか?高専というのに一般教養の勉強なんてものはなく、基本的に呪霊に関する知識と、呪術師になるべく鍛錬や低級呪霊の討伐といった養成学校の側面が非常に強かった。

 

そんな中、俺はほぼ2ヶ月間、放置プレイを食らった。

放置プレイである。くそわよ。

 

東北から連れ出された上に2ヶ月放置ってマジかよ。こちとら工房やライダーギアの改造案をまとめていた書面も焼却処分されたっていうのに、その代償の結果得たのがこの放置プレイか。

 

乾琢己は激怒した。あのクズ二人……は、なんだかんだ同級生なので構ってはくれるのでいいとして、俺をここに縛りつける真似をした上層部はどこかでキャンと言わせなければならないと。

 

さて、そんな2ヶ月におよぶ放置期間に何をしていたか?ただ惰眠を貪るのはエンジニアとして失格なので、俺はあてがわれた部屋に工作場と工房をせっせと作ることにした。もちろん、夜蛾先生には了承済み。部品や道具は一般的なところで買えるものだし、卓上旋盤とかボール盤は夜蛾先生に頼んで業者に運んでもらった。

 

夜蛾先生は、「君の住んでいた場所よりは手狭だが許して欲しい」と言われた。この人は見た目はアレだが優しい人である。

 

さて、そんなこんなで1ヶ月で場所を整えた俺だが、やることは今あるファイズギアのメンテナンスと、五条に及ばなかったアクセルフォームのソフトウェアバージョンアップだ。過去のデータが全部飛んだ新品のノートパソコンの前で涙は流したが、ひとまずソフトウェアを改造するシステム構築は済んだので、のんびりと更新をしている。

 

割と五条からも模擬戦したいと言われるので、データ取りには申し分ない。ただ無下限術式の突破はまだできていない。あれなんてインチキなの。特級でも一撃でのせるクリムゾンスマッシュとか、グランインパクトも、スパークルカットも効かないとかインチキすぎる。

 

ぶち抜こうと躍起になるたびに五条は煽り散らかしてくるし、体術で分がある夏油くんにもボコられて煽られるし。あの二人まじで合わせるとタチが悪いやつらだ。まぁ模擬戦後に焼肉とかラーメンとか行ってるから、そこそこ仲良くはなってるし、家入さんもなんだかんだで手助けしてくれてるから、案外居心地は悪くはなかった。

 

そして、そんな日々の中……俺は夏油くんと二人で呪霊討伐のために滋賀県まで足を伸ばしていた。

 

 

 

 

廃墟は、かつてホテルだったらしい。

 

割れた窓から吹き込む風が、カーテンの残骸をひらひらと揺らしている。湿ったコンクリートの匂いと、鉄の錆の匂い。それに混じって、わずかな嫌な気配。

 

呪霊の気配だ。

 

俺はバーストモードとなったファイズフォンを構えて、向かってくる呪霊を鏖殺する。隣にいる夏油くんも、俺と何度か討伐に出ているので、これはもう慣れた光景だ。あたりの反応が無くなったのを確認して、俺は変身を解除した。

 

ただ油断はならない。まだ奥に残る澱みを保って、俺と夏油くんは、並んで瓦礫を踏みしめながら進んでいた。

 

「五条のやつの呪術はある程度知ったけど、夏油の呪術って?」

 

なんとなくの雑談。妙に静かな時間を埋めるための。夏油は肩にかけた数珠を軽く鳴らしながら答えた。

 

「ああ、僕のは呪霊操術と言ってね。取り込んだ呪霊を呼び出して操れるんだ」

 

夏油くんの声はいつも通り穏やかで、その声には感情の波がほとんど見えない。最初の頃はいけすかないやつと思っていたけど、これが夏油くんのデフォのようだ。

 

一般家庭で育った彼は、幼い頃から呪霊が見えていたし、それを他人に話せない環境に身を置いていた。だから、こうやって感情を表に出さず、一歩引いたような雰囲気が身についていたのだ。

 

「へぇ、だから呪霊をポンポン呼び出して使役してるのか。契約モンスターみたいなもんか。それって上限とかあるの?」

 

(契約モンスター……?)

 

夏油くんの眉がわずかに動く。

だがそれ以上は追及してはこなかった。

 

「取り込む呪霊の数に上限はないよ」

 

俺は思わず足を止めた。

 

「まじで!?じゃあ複数のやつの能力が使えるのか……融合係数とか上がったりしないの?」

 

「ごめん、さっきから何言ってるのか分からない」

 

廊下の奥で、何かが軋む音がする。俺は足下の瓦礫を少し避けながら、ふと思ったことを口にした。

 

「そういうのって行使する時に対価とかデメリットとかあるんじゃない?」

 

その瞬間だった。

夏油の歩みが、ほんの一拍だけ止まる。

 

「……なぜ、そう思うんだい?」

 

振り向いた顔はいつも通りだ。

だが、視線だけがわずかに鋭い。

 

「対価なしに強力な力は得られないのがライダーの常識だから」

 

しばしの沈黙。

風が吹き抜ける音だけが廊下を満たす。

 

「……よくわからないけど」

 

その瞬間、壁を突き抜けて呪霊が現れるが、それを予見していた夏油くんが使役する呪霊が、愚かにも戦いを挑んだ相手を屠った。

 

紫色の呪霊の血があたりに飛び散る。それを気にもしないで夏油くんは言葉を続けた。

 

「確かに代償はあるかな」

 

瀕死になった呪霊に夏油くんが手をかざすと、それはどろりとした質感を持つ禍々しい塊に変わった。

 

「すごい、禍々しい球だな。しかも結構なサイズ感……」

 

「呪霊の取り込み方さ。操作する呪霊は体内に取り込む必要があるんだけど……」

 

彼はそれを掌で転がしながら、あんぐりと口を開けて球になった呪霊を飲み込む。

 

黒い塊が喉を通る。

 

飲み込む瞬間、喉が僅かに動く。

そして、ほんの一瞬だけ。

ほんの一瞬だけ、眉間に皺が寄った。

 

その顔色は変わらなかった。

 

だが、目が死んでいた。

 

焦点が一瞬だけ遠くへ飛ぶ。

生理的嫌悪を、理性で踏み潰した顔。

 

「これがひどく不味くてね」

 

声は静かだ。だが、何かが擦り切れているような疲労感が滲んでいる。呪霊を取り込むたびに、これをやっているのだ。

 

戦闘の前にも、最中にも、後にも。

 

五条の前では、きっと笑って済ませるのだろう。

家入の前でも、軽口で誤魔化すのだろう。

 

問題ないよと。

 

けれど今、彼はそれを隠さなかった。

俺が見ていることを、知っているはずなのに。

 

「それってどんな味?」

 

夏油はほんの少しだけ視線を落とした。

ほんのわずかに、言葉を選ぶ間。

 

「腐った水を拭いた雑巾みたいな味」

 

一瞬、空気が重くなる。

 

それは冗談ではない。

比喩でもない。

実感を伴った言葉だった。

 

俺は顔をしかめる。

 

「うげ……それはひどいな」

 

「だろう? でも操作するには仕方のないことさ。割り切ってるよ」

 

そう言って、彼は何ともないふうに笑う。

 

躊躇はない。ただ、慣れているだけだ。慣れてしまっただけだ。飲み込む瞬間の嫌悪感。ほんの一瞬だけ寄った皺。

 

あの一瞬を、俺は見逃さなかった。

 

夏油は何も言わない。

数秒の沈黙。

 

夏油は廊下の奥を見ていた。

だが、完全に目を逸らしているわけでもない。

 

彼は俺の反応を測っている。

弱みを見せたことに、俺がどう反応するか。

 

「そうは見えないけど? 食欲、睡眠欲、性欲って人の三大欲求で、その食欲に甚大な被害出てるじゃんよ」

 

俺はただ、事実を述べる。

 

同情もしない。

慰めもしない。

哀れみもしない。

 

夏油自身に生じる不具合を確認しただけだ。

 

それが、たぶん良かったのだろう。

 

俺は五条みたいに天才でもなければ、家入みたいに他人を治せるわけでもない。

 

ただのエンジニアだ。

機構と対価を分析する人間だ。

 

夏油にとって、俺は競う相手でも、救われる相手でもない。

 

別ベクトルで狂っている存在。呪いを飲み込む狂気と、呪いと機械に人生を捧げる狂気。

 

質は違うが、方向は似ている。

だからかもしれない。

彼は隠さなかった。

 

「……君はその力を対価なしに使ってるのかい?」

 

声音は低い。

試すようでもあり、確かめるようでもある。

 

「俺のやつは俺にしか扱えないし、他のやつだとエラーになるように設計している。汎用性は皆無だし、血族で引き継ぐこともできない。機械技術の専門知識もいるし、そこらへんは呪術とは全く異なるからね」

 

俺は肩をすくめる。

 

「なるほどね……」

 

夏油は小さく笑った。だがその笑みは、どこか遠い。遠いが、先ほどより、ほんの少しだけ柔らかく感じた。

 

「……なぁ、夏油くん」

 

それはただの思い付きだった。呪霊操術。撃退した呪霊を玉に変えて体内に格納する術式。しかし、その体内に取り込むときに過度なストレスや味覚へのダメージがある。それに玉にして飲み込むという2工程ある作業が煩わしく感じた。

 

「ちょっと俺に協力しない?」

 

夏油はゆっくり振り返る。

 

「何をするつもりだい? 悪事には協力はしないよ?」

 

口調は軽い。だがどこか警戒はしている様子だった。直感的に何かを感じたのだろうが、可能性があるのなら見逃さない。それがエンジニア魂なのである。

 

「悪事なんかじゃないけど、その腐った雑巾の苦痛。どうにかできるかも」

 

その言葉に、彼の瞳がわずかに揺れた。

ほんの、刹那。

だがすぐに元に戻る。

 

「ま、期待はしないでおくさ」

 

それは強がりだ。今までどうにもできなかったことに対する諦めでもあり……期待しないと言うことで、期待している自分を守っているようにも見えた。

 

それが俺のエンジニア魂に、さらに火をくべた。

 

「ああん!? やってみなきゃわかんねーだろ?」

 

 

 

 

実際にやってみた。

 

 

 

「というわけで出来ました。試作のライダーベルト」

 

俺は机の上にそれを置いた。

 

銀色を基調とした外装。ファイズギアの素体データを流用しつつも、中央部はカード装填型へと再設計。内部演算系は夏油の呪力特性に合わせて最適化している。

 

「やっぱりお前ぶっちぎりでイカれてるな」

 

五条が即座に言う。

 

この二ヶ月、俺は討伐の合間に部屋へ籠り続けた。

 

まず夏油の呪力特性を計測する簡易観測装置を自作し、生得術式である呪霊操術の構造解析を試み……三日で絶望した。

 

あれは術式というより、呪力による統合制御システムだ。丸ごと再現は不可能。

 

ならば、機能を分解する。呪霊を格納するという一点に絞る。

 

「何この……何?」

 

ハッピィーーバースデエーー!!と奇声をあげながら部屋から飛び出し、そのまま説明をする俺の姿に戸惑う夏油の前には、机の上のベルトと、その横に四つのカードの山がある。

 

「なんとこちら、夏油くん専用のライダーギアです! 呪霊操術だから特性を掴むのには難儀したけど、そこは外付けと解釈して夏油くん本人の呪力にフォーカスしております!」

 

夏油が持つ呪霊操術をコピーするのではない。

外部記憶装置としてのカード群。

術式の子機として扱える構造を構築した。

 

「ほーん? で、どんな機能なの?」

 

「まずはこちら」

 

俺はカードの山を示す。

 

裏面は赤。スペード、ダイヤ、ハート、クローバーを組み合わせた金の意匠。

 

これは、一万年前のバトルファイト。

不死生物“アンデッド”が封印されたカードだ。

 

ライダーシステム、そのシステム思想としては優秀だった。四スート×十三カテゴリー=管理された戦力枠。

 

「なに、このカードの束」

 

「ラウズカード(仮)です」

 

ブランクカードを一枚掲げる。

無地の表面に鎖。

 

封印前の状態。

 

「ラウズカード?」

 

「一万年前のバトルファイトに参加していた不死生物(アンデッド)が封印されているカードなんだよ。4スート×13カテゴリーで計52枚。ジョーカーや特殊カードも含めるとそれ以上だ」

 

「え、今俺術式の開示とか受けてる?」

 

五条がぼそっと言う。

 

「黙れ。重要なんだよここ」

 

俺はカードを裏返す。

 

表面には始祖となる存在のイラスト。

左上と右下にスートと英字がある。

 

「通常はカテゴリーAのカードの力を借りて変身する。で、専用のラウザーでカードをラウズ……つまりスキャンして発動する仕組みだ」

 

今回はカテゴリーAは存在しないので、かくスートに合わせてライダーギアの外装は固定化している。なのでAをふくむ全てのカードがブランクカードの状態なのだ。

 

「だからその語彙がわからんって」

 

「ちなみにカードにはそれぞれ能力値とアタックポイントが付与されていて、ラウズ時にカードごとに消費値が違う。FPは身体強化、MPは特殊能力、EPはポイント分だけ再充填される仕組みだ」

 

「急に専門用語ラッシュだな」

 

「ドラゴ○クエスト前にやっただろ?MPのカードがあって、EPは記載されたポイント分だけMPを回復できる」

 

「体力回復はできるの?」

 

「それできたら反転術式なんよ。だから身体強化と消費呪力、その呪力回復に限定している。夏油くんの呪霊操術を外付けにしたって言ったじゃん? それがこれ」

 

「わかりやすく説明しろって言ってんだよ」

 

すこし不満な五条だが、普段しているサングラスを外してラウズカードを六眼で見ている。それまだブランクカードだから呪力も何もないよ?

 

「夏油くんの呪霊操術は、体内に呪霊を取り込んで、それを任意のタイミングで呼び出して扱う呪術だ。けどそれって、体内に取り込んで生得術式で行使するのが効率いいだけであって、別に体外で同じ機能さえ確保できれば使えるわけじゃん?」

 

カードを弾く。

 

「まぁ理論的にはな」

 

「そこで、このラウズカードの出番。このカードは夏油くんの生得術式に呪霊格納する機能をまんま外付けとして作ったもの。つまり、体内の生得術式をカードに置き換えるための器ってわけ」

 

スートはベルトにセットされたカードによって自動分類され、カテゴリーは取り込んだ呪霊の呪力に応じて階層分けされる。

 

ちなみにアンデットみたいに呪霊の数は固定化されていないので、カード上限に達したら詰むのではという問題については、すでに解決済み。

 

同等量の呪霊をブランクカードに保存し、カードデッキに格納したらデッキ内の同クラスのカテゴリーに自動で割り振られて吸収される仕組みを作った。吸収後はカテゴリーカードのポイントがプラス補正され、上限値に到達したらカテゴリーを上げるという仕様である。

 

ちなみに上げる際に次のカテゴリーがいた場合は自動的に吸収されるので、最終的にはカテゴリーAを無限強化できるっていう寸法よ。

 

まぁ、Aに分類される呪霊は特級呪霊相当なので、それを無限強化した場合の想定は未知数なんだけど、そこは都度調整になるかな。

 

「生得術式を移したわけじゃないんだ?」

 

「それは星のムーリィ。生得術式は個人に刷り込まれた専用ソフトウェアだから、複写とか複製はできんよ。だから術式の拡大解釈に近い。カードが夏油君の認識範囲内なら、生得術式の一部として行使するという無線子機みたいな感じかな」

 

「全然わからん」

 

「まぁものは試しということで。夏油くん、よろしく」

 

そう言って俺は出来上がったライダーギアを夏油くんに渡す。ちなみに夏油くんの呪力専用に合わせているので夏油くん以外は変身することはできないようになってる。

 

「何度かテストはしているけど……やっぱり怖いな、これ」

 

素体データの段階で外装はできていたので、夏油くんは既に外装アーマーの着用経験がある。なので動作も少しぎこちないが問題なく行えた。

 

【ターンアップ】

 

音声が鳴るとともに「オリハルコン・エレメント」と呼ばれるエネルギーのスクリーンが装着者の前に放出され、これを通過することでアーマーが生成され変身完了する。

 

「変身した!」

 

「じゃあ、なんでもいいから呪霊出して。あ、そこそこ強いやつの方がいいかも」

 

「わかった」

 

そういうと夏油管理下の呪霊が召喚される。そこそこ強い呪力を持つ呪霊を前に俺はブランクカードを渡した。

 

「そのラウズカードを呪霊に投げて」

 

その言葉通り、トランプ投げの要領で夏油が呪霊にラウズカードを投げる。すると呪霊が光に包まれ、カードへ吸い込まれた。カードはそのまま逆再生するように夏油の手に戻ってくる。

 

さっきまでブランクカードだったそれには、取り込んだ呪霊の呪力に合わせて、あらかじめ登録していた絵柄が変化し、カテゴリーが割り振られる。取り込んだのはカテゴリー9か。そこそこ強いやつだったんだな。

 

「すでに夏油の生得術式の指揮下にいる呪霊はノーアクションでカードに格納可能。野良の呪霊の場合はある程度ダメージを与えれば格納できるようになると思うよ」

 

「……すごい。こんな簡単に……」

 

夏油は手に持っているカードを見つめて、これまで取り込むときに苦労していたものが嘘のように無くなっていることに驚いていた。

 

「琢己、カードの絵柄が変わったんだけど」

 

「さっきも言ったけど、ラウズカードはトランプカードがモデルで、今夏油くんのベルトに装填してるカードのスートはスペード。取り込んだ呪霊はその呪力から2〜10、ジャック、クイーン、キング、エースの順で自動的に割り振られて格納されるよ」

 

「ということは、呪霊は13体までが限界ということかい?」

 

「そこについてはまた詳しく話すわ。ただダイヤ、ハート、スペード、クラブの計52体が限度かな。俺の今の技術だとこれが限界だわ。すまねぇ」

 

「いや……十分なんだけど……けど、こんな短期間でよく作れたな」

 

「基本構想はもう出来てたからな。呪霊を格納する機能はどうしても無理だったけど、呪霊操術の生得術式を応用したそこは無理矢理なんとか」

 

夏油はカードを見つめる。

かつて、呪いを飲み込むしかなかった術師。

今は、問題なく管理できる。

 

「なぁ、琢己。このライダーギアはなんていうんだ?」

 

俺は一拍置いた。

 

「仮面ライダー……剣(ブレイド)」

 

 

 

 

 

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