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■まえがき
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
※ 奈落家のいつもの設定確認
・設定は戦国時代なのになぜか現代の要素が入る。
(今回は牛丼チェーン店でのうなぎ回)
・奈落家の服装は、原作通り。
・奈落さんと分身たち皆、生存していて
人見蔭刀に仕えて奈落と一緒に
人見城に一緒に住んでいる設定です。
・季節は特に記載が無ければ、
投稿された日と同じです。
(今回は今年2025年の
最初の土用の丑の日設定なので
7月半ばです。
※UPするのがだいぶ遅れています^^;)
ストーリーのジャンル:ほのぼの・コミカル
では、このまま下へスクロールして本編どうぞ。
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いつものごとく人見城外の仕事で城下町に出ていた
神楽・神無・白夜の人見家姉弟たち。
日差しはジリジリと暑い。セミもジリジリ鳴いている。
午前中に仕事がなんとか終わって
人見城へと戻ろうとすると
突如、雲行きがあやしくなって
曇天がぱらぱらと雨模様に変わった。
傘は持っておらず
近くの牛丼チェーン店にかけこむ三人。
4人掛けのテーブル席に着いて
お冷をがぶ飲みする。
神楽に比べ、神無と白夜はわりとしとやか。
「ちょうど土用の丑の日だ。
うなぎ食べようぜ?」
と神楽。
「また怒られる…」
奈落に従順な神無は心配をしている。
「今、奈落にLINEしたら
仕事が無事に済んだのなら
うなぎ食べていいってさ。
ただし安いのにしろ、だとよ」
要領の良い白夜。
「やった!」
「…♪」
と神楽と神無。
席に一台あるタブレットで注文する。
「どうせなら高級なうなぎ店に
かけこみゃ良かったねえ」
そしたらやむをえず
食べるしかなかったと言い訳も利くと神楽。
「…それは無理」
「わーってるよ」
すぐに運ばれて来るうな丼。
土用の丑の日にうなぎを食べるのは
"かつて"平賀源内が
うなぎを売る宣伝のために
そう取り決めたらしいが、
あながち間違っていないと思う。
暑くて精のつく物が食べたくなる。
それも相まって"現代"まで続いている風習なのだろう。
だが、そんなことはいっさい考えていない神楽。
「うな重が良かったなー」
「…しょうが無い」
無ネタで返し続ける無。
うな丼はたれもあっさりしていてしつこくなく
魚の旨味が深くておいしかった。
小骨もやわらかく気にならない。
ごはんも量が多くて良かった。
無料で付いて来た味噌汁も具が多くて良い。
これで一人前千円以内は破格だ。
「はぁ、食った食った♪」
「それじゃ、おっさんだって姉さんw」
「…嗜みを」
「わーってるよ」
近くのテーブル席に料理を運んで来た店員に
ついでにお冷のおかわりを頼む神楽。
そういう所は年配の者には無い抜け目無い若さがある。
「…無ではないのに」
神無が"何か"にツッコんだ。
特に気にしない妹と弟。
支払いは白夜が持たされていた
奈落のクレジットカードで経費として会計した。
三人が店の外に出ると
雨は上がっており、
うっすらの虹がかかっていて
梅雨明けを感じた。
これもまた美しい自由の一つかと
神無と白夜は顔を静かに見合わせた。
神楽はよく考えていなかったようだが、
うな丼を奈落のおごりで食べられて
満足そうだった。
一方、人見城では奈落と蔭刀さんを中心に
悟心鬼、影郎丸、獣郎丸、白童子、魍魎丸が手伝って
梅干しを大きな平べったいざるに並べて
黄色や赤のビールケースの
プラスチックの箱に置いて干していた。
土用の丑の日と言うのは
梅雨明けしていない場合もあるが、
カンカン照りで一年で一番暑いことが多いため
昔から梅干しを干す日なのだった。
神楽たちが人見城に帰ると、
城内にはほのかに梅としそのいいにおいがしていた。
奈落や蔭刀さんたちが三人の帰りを優しく出迎えてくれた。
おわり
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
ほんとに終わりです。