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獅子河原萌笑として寿命が終わるまで生きた俺は生まれ変わり、今度はスラッグという名前のナメック星人となっていた。
肌が緑色で2本の触角を生やしたナメック星人で、スラッグとなると、この世界はドラゴンボールの世界だろう。
ドラゴンボールの劇場版に登場した敵キャラであるスラッグは、ナメック星人としては珍しい悪のナメック星人である。
スラッグはスーパーナメック星人と言われる程に強く、フリーザやスーパーサイヤ人よりも強いのではないかと思われる程であった。
ドラゴンボールにより若返ったスラッグは、孫悟空との激闘の末に敗北した敵キャラだったことは確かだ。
そんなスラッグになっていた訳だが、原作のスラッグのように魔族を部下にしようとは思わないし、地球を改造して惑星クルーザーにするつもりもない。
スーパーナメック星人であると言われたこの身がどれだけ強くなれるかということには興味があるが、何よりもドラゴンボールの主人公である孫悟空には直接会ってみたいと思う。
他の作品の主人公には会えなくても別に構わなかったが、ドラゴンボールの主人公にだけは会いたいと考えていた俺。
ドラゴンボールという作品は、アニメと漫画の面白さを俺に教えてくれた作品であったから、1番思い入れが強く、そんなドラゴンボールの主人公である孫悟空に会いたいという気持ちは非常に高い。
とは言え孫悟空よりも遥かに歳上なスラッグである俺が生まれたばかりだとすると、孫悟空ことカカロットが生まれる何十年も前であることは確実だな。
孫悟空が生まれるのは、まだまだ先ではあるが、身体が鈍らないように鍛えていたり、弱点である口笛を克服しようとしていた俺は、他のナメック星人からは変わり者だと思われていたみたいだ。
ハンター×ハンターの世界でリールベルトだった頃に得た「念能力」の影響か、老いる速度が明らかに緩やかになっていた俺は、若々しいままで実力を伸ばしていき、口笛という弱点も克服することに成功。
ドラゴンボールの世界の気を生まれた時から感覚で使えていた俺は、肉体と気の鍛練を欠かさず行い、モブサイコ100の世界で島崎亮だった頃に得ていた「エネルギーの感知」を行う能力を用いずとも、他者の気を探知することが可能になっていた。
それから時が過ぎ、この惑星にやって来た侵略者などを俺が倒したりして、鍛えることの大切さを知った他のナメック星人達が、俺と一緒に鍛練を行うようになる。
それでも老いていて、戦いには役立てそうもない他のナメック星人達が、寿命で死ぬよりかは俺の力になりたいと考えたらしく、若いナメック星人達だけを残して、老いたナメック星人達全員が俺との同化を選んだ。
戦闘タイプの俺をベースとして、40名を越えるナメック星人達と同化した俺は、格段に向上した気の総量と戦闘力に、デンデのような治療能力を新たに手に入れることができた。
同化したことで高まった気の感知能力と「エネルギーの感知」の能力を両方用いていると、遠く離れた惑星に、この惑星のナメック星人達と似た気を感じ取ることができた俺は、試しに「瞬間移動」の能力で、その惑星に向かってみる。
到着した惑星で発見したナメック星人に話を聞いてみると、どうやらこの惑星は最長老が居るナメック星であるらしい。
原作の最長老よりも若いナメック星人に、直接会って話をしてみると、俺の潜在能力の解放を行ってくれることになった最長老。
此方の頭に手を乗せた最長老は「貴方は随分と長い旅をしておられるようだ」と言ってきたが、俺が何度も転生していることにも、最長老は気付いていたみたいだ。
「貴方の終わりなき旅の一助になれれば幸いです」
そう言ったナメック星の最長老により、解放された俺の潜在能力。
最長老に感謝し、ナメック星に危機があった時は駆け付けると約束した俺は、生まれ故郷の惑星に戻り、更なる修行に励む。
侵略者を倒して、若い戦闘タイプのナメック星人達を鍛えたりもしていると、この惑星に現れたのは、フリーザの兄であるクウラ。
スラッグとして俺が生まれたことから予想していたが、やはりこのドラゴンボールの世界には、劇場版の敵キャラが全員存在しているようだ。
フリーザ以上の戦闘力を持つクウラは、第5形態まで変身が可能である強敵なのは間違いない。
これまでの侵略者とは比べ物にならない実力がある侵略者のクウラを相手に、戦っていった俺。
戦いは俺が優勢であったが、クウラが第5形態に変身してから、より激しくなる戦闘。
長い鍛練を積み重ねても若々しいままで、他のナメック星人と同化し、最長老に潜在能力まで解放された俺の実力は、第5形態に変身したクウラを相手にしても互角に戦えるものであった。
更にそんな俺には、これまでの転生先で身に付けた技術や様々な能力があり、それを用いれば互角以上にクウラと戦うことが可能だろう。
近距離での肉弾戦でも、武術を学ぶことなく格闘センスだけで戦っているクウラへと積み重ねてきた武術を用いれば、優勢に戦うことができて、クウラとの高速での打撃戦にも勝利した俺。
第5形態になったことで口をマスクで覆われたクウラの顔面に叩き込んだ拳には気だけではなく、ONE PIECEのギルド・テゾーロだった頃に得た「武装色の覇気」が纏わせてあり、気と「武装色の覇気」による内部破壊の打撃を連続で叩き込むと苦しんでいたクウラ。
身に付けた技術と様々な能力を駆使してクウラを相手に優勢に戦い、クウラが繰り出したエネルギー波を貫いた此方の一撃により、半分以上が消し飛んだクウラの身体。
ワンパンマンのゲリュガンシュプだった頃に得た「念動力」と、ポケモンのミュウツーだった頃に得ていた「超能力」を駆使して、宇宙を漂うクウラの頭部を完全に潰して消滅させておく。
これでクウラの頭部が、星を喰らう機械であるビッグゲテスターと融合することはない。
クウラに完全勝利し、コルド一族の戦力が削れたことで、侵略者が来ることがなくなる俺の生まれ故郷の惑星。
3年間ほど時間をかけて、かなり強力な結界とバリアを故郷の惑星の周囲に何重にもして張っておき、そう簡単には惑星に侵入できないようにしておいたので、これでこの惑星はしばらく安全だろう。
それから、ボージャック一味と戦って倒したりもした俺は、地球へと「瞬間移動」で向かってみることにした。
パオズ山の場所を地球の人々に聞き、空を飛んで向かってみたパオズ山。
そこには胴着を着用した赤い如意棒を持つ少年と、優しそうな老人の姿がある。
俺に気付いた猿の尾を生やした少年が近付いてきて「おめぇ顔が緑色だぞ、でぇじょうぶか?」と此方を心配した様子で話しかけてきた。
「緑色なのは生まれつきだから大丈夫だ」と答えておくと「そうなんか、オラ顔が緑色なやつ初めて見たからおでれぇたぞ」と言う少年。
「俺の名前はスラッグだ。きみの名前を聞かせてくれないか?」
そう聞いた俺の前で、少年は口を開く。
「オラは悟空だ。よろしくな!」
笑顔で名を名乗った孫悟空は、元気一杯な少年に見えた。
幾度も転生を繰り返して随分と長い旅をしてきたが、こうして孫悟空に会えたのなら、敵キャラに転生し続けるのも悪くはない。
孫悟空に会えたという思い出があるなら、これからどんな存在に転生したとしても前向きに生きていけそうだ。
敵キャラに転生することを強いられているとしても、暗くならずに前向きに生きていけるなら、きっとそれは悪い生き方ではないだろう。
この世界のドラゴンボールは、寿命で亡くなった孫悟飯を看取った孫悟空と一緒にスラッグが大冒険していく話になったようです
ようやく主人公に会いたいと思って行動したことで、ドラゴンボールの主人公である孫悟空に会えた主人公になりました
今回の転生先
ドラゴンボール、の劇場版に登場した敵キャラのスラッグ
悪のナメック星人でスーパーナメック星人とも言われる存在
魔族を率いて地球を惑星クルーザーに改造しようとしたが、悟空達によって倒されることになった敵キャラ
今回スラッグに転生したことで現在得ている能力
「ナメック星人の再生能力」
「他者の治療能力」
「ドラゴンボールの気」