なんとなくドミネーター意識して書いてたナナの自作CADがもうドミネーターにしか見えない。
「ナナちゃん九校戦出るの!」
灯子が椅子から身を乗り出し聞いてくる/学校も終わり近くの喫茶店で喋っている。
「出られるかもしれないだけだよ」
「そ、それでも、出られるかもしれないのは、す、すごい」
大隅君は相変わらず周囲をしきりに警戒している/あの前髪で隠したは片目本当に見えているのだろうか?
「そうよナナ、出られる可能性がある時点でそれはすごいわよ」
鈴玉は大隅君に賛成するが私はいまいちそれがわからない/ここにいる三人は九校戦に参加しないからすごい事に感じるのだろう。
私はダッチ・コーヒーを啜りながら考える/それでもやはり他人の考えはわからない/これでは
「あーあ、私たち九校戦出られないからナナちゃんや一条君達の活躍見られないや」
灯子は残念そうにテーブルに頬杖つきチーズケーキを齧っている/鈴玉は灯子の頬についた食べかすをハンカチで取る/傍から見れば家族だ。
大隅君はしきりにカプチーノに砂糖を入れ最後に抗うつ薬を入れ飲んでいる。
「そういえばお父さんが仕事で九校戦関係だから頼めば連れってもらえるかも知れないわ、灯子」
鈴玉の提案に灯子は大きなクリクリとして目を輝かせる。
「本当! ほんとに本当!」
「本当よ、灯子」
「やったーー!」
灯子は鈴玉に抱きつく/本当に家族のような光景。
「本当、家族みたい」思ったことが口から漏れる。
「ナナ、私まだお母さんになった覚えないわよ、せめてお姉さんにしてよ」
鈴玉はお母さんは嫌だったようでお姉さんに訂正する/本気で嫌では無いようで何処か嬉しそう。
「そ、そういえばナナさん、ど、どの、きょ、競技出るの」
大隅君は砂糖塗れのコーヒーカップを置き出場競技を聞く/私は鞄を開け沖山先生に渡された資料を出す。
数枚の関連資料はすぐに出せテーブルに置く/大隅君は手に取り資料を見る/鈴玉はいまだに抱きつく灯子の頭を撫でながら目で資料を見る。
「スピード・シューティング、アイス・ピラーズ・ブレイク、ミラージ・バット......
すごい三競技も出るの?」
「出られる競技だよ、私この競技全然知らないし」
「嘘だー、ナナちゃんなら知っておかしくないのに」
灯子はようやく鈴玉より離れ椅子に座る。
「嘘言ってどうするのよ、本当に知らないはここ最近まで施設に入ってたって言わなかった?」
私は学校に通うのはこれが初めて/ましてや『失楽園』の外に出るのは事件の捜査と身体データ回収以外ない。
「ねえ、この三つの競技ってどんなの?」
資料を持つ大隅君に聞く/大隅君は自分に聞かれると思ってなかったのか驚く。
「ぼ、僕なんかで、い、いいの?」
「いいも何も、こういうことはあなたが一番知ってるから」
私の返答に大隅君は更におろおろする/鈴玉は自分ではなく大隅君に聞いたことに少し不満そう/灯子は相変わらずチーズケーキを齧っている。
「え、じゃ、じゃあ、スピード・シューティングから、す、スピード・シューティングは規定エリア内に射出されたクレーを魔法で破壊する競技で、せ、選手からは「早撃ち」て呼ばれる。よ、予選は、制限時間の5分間に打ち出される100個のクレーを破壊した数で競う、す、スコア戦。じょ、上位8人による準々決勝からは、紅白の標的が100個ずつ用意されて、じ、自分の色のクレーを破壊し、破壊した数を競う対戦型だよ」
「早撃ちか…、殺傷性ランクとか掛るの?」
「きゅ、九校戦の、き、規制は対人影響のある競技に、か、掛けられてる......
、す、スピード・シューティング、アイス・ピラーズ・ブレイク、には、か、掛って無い」
「打ち漏らしとか、もしくは双方が一発もクレーを撃たなくてクレーが足らなくなったらどうなるの? そう言った場合は引き分け?」
「そ、それはわからない。双方が一発もクレーを撃たないなんてないよ基本......そ、そういったことは今までなかったから......で、でもおそらく追加で101個目のクレーが追加される、と思う......ドローがない競技だから」
大隅君は説明をしながら携帯タブレットで競技動画を再生し私に見せる/殺傷性ランク掛ってないならこの競技はいいかもしれない/
「あ、アイス・ピラーズ・ブレイクは自陣営12本、あ、相手陣営12本の氷柱を巡って魔法で競い合う競技で、し、使用できるのは、え、遠融魔法のみで、さ、殺傷性ランクは規制されていないよ。さ、先に相手陣営の12本の氷柱を全て倒すまたは破壊した方の勝利、じ、時間は無制限だよ。そ、ソロのみで24人で予選トーナメントして、じょ、上位3人で決勝リーグを行う予選本戦を含めて2日分の日程が割り当てられているよ、み、みんな棒倒しなんて呼んでる」
大隅君は忙しなくタブレットを操作し動画を探す/アイス・ピラーズ・ブレイクの動画はなかなか見ごたえがあった/そして一つ疑問。
「ねえ、女子のユニホームって......」
「それは私が説明するよ~!」
灯子の元気のいい声/私は驚き灯子を見る。
「棒倒しのユニホームは自由だよ、毎年女子の棒倒しはみんなかわいい服着てくるんだよ」
「自由?規制とかあるんじゃないの?」
「わかんない!」灯子は元気よく答える。
私は呆れ珈琲を啜る/横から鈴玉の服装規制の補足が入る。
「服装規制は公序良俗に反しないことよ。変態チックな服装で魔法を穢すなって事よ」
「さすが鈴玉だよ~」
灯子はまた鈴玉に抱きつく/鈴玉ももう慣れたのか頭を撫でている。
「じゃ、じゃあ、最後ミラージ・バット、く、空中に投射されたホログラムを魔法で飛
び上がってスティックで打ち、せ、制限時間内に打ったホログラフの数を競う競技で4人一組で予選6試合を行い、か、各予選勝者の6人で決勝戦を行うよ。た、たぶん一番この競技がきついと思う......」
「でしょうね、空中に飛び上がって魔法を使い続ける......、考えただけでも嫌になりそう」
試合中ずっと
何よりミラージ・バットの衣装はあまり好みではない。
「この三競技、全部でるのナナちゃん?」
「全部は出ないは、スピード・シューティング、アイス・ピラーズ・ブレイクだけでる」
「え~、ミラージュ・バットなんで出ないの、衣装可愛いのに?」
灯子は小さな頬を膨らませる/小動物が威嚇のために大きく見せるための姿そっくりだ。
鈴玉が可愛がる理由はこれにあるのだろう。
「はいはい、ナナはミラージュ・バットには出ないのよ灯子」
鈴玉は灯子にチーズケーキを食べさせる/灯子はおいしそうに頬張る/大隅君は追加でカプチーノを頼み砂糖を大量に入れて飲んでいた。
2095年7月13日(水) -国立魔法大学付属第三高校
「イースターさんも九校戦に出るんだね」
私は沖山先生に出場競技の報告が終わり教室に戻る時一条君と出くわしていた。
一条君は新人戦男子アイス・ピラーズ・ブレイク、モノリス・コードに出場するそうだ/一条君の悩みの無さそうなハンサムな顔/正常な環境で暮らすとこのように私もなたのだろうか?
「モノリス・コード出場ですってね。あなたならいいところまで行きそうですね一条君」
「君もピラーズ・ブレイクに出るらしいね、イースターさんなら新人戦優勝できるんじゃないかな」
「まさか、世界は広いって言うわ、一条君。そう簡単に優勝できたら灯子だって優勝できるわ」
「はは、確かに。君の言うことはいつも正論だ」
一条君はそうとは思わないだろう/沖山先生の言うとおりまだ負けたことが無いのかもしれない。
そんな彼を負かしてみたい/私の意地の悪い部分がふつふつと沸きあがってくる。
「一条君、モノリス・コードの練習がてら私の家に来ませんか?」
「え......いきなりだね。練習なら学校でも出来るはずだ」
一条君は私の家に来るのが気まずいのだろう学校でやろうと言う/学校では野次馬がうるさいから出来るだけやりたくない。それに
「あれ~、負けるのが怖いの一条君?」
意地悪な部分はもう隠さず前面に出てくる/彼を煽るような口調で前に出て顔を見る。
彼は驚いた顔から諦めたようにうな垂れる。
「わかった。わかったよ、行くよ」
「さすが、一条君」
私は笑顔で一条君の頭をつま先立ちになりながら撫で、教室に戻った。
新年開けやがりました、おめでとうございます運珍です。
散々寝正月しながらフラグメンツを読んでいました、やっぱりドクターこの作品のマルドゥック機関みたいなの作ってたのね。
そのこともありタグをマルドゥックシリーズに統一しました。
そして文章力の無さが今回も際立っています、ごろごろし過ぎたぜ。
誤字脱字報告。感想、意見、要求などはどんどん受け付けます。