五等分の花嫁と野球の天才(リメイク)   作:ホークス馬鹿

25 / 25
24話です。


24話

??「・・・ふぅ。」

 

真夜中、誰かが目を覚まし、起き上がった。

 

三玖「・・・ん?」

 

三玖は、起きた音に気付き寝返りを打つと

 

三玖(・・・ジュン?)

 

惇が起き上がっていたのだ。

 

三玖「・・・どうしたの、ジュン?」

 

惇「っ!三玖か・・・悪い、起こしちゃって。」

 

三玖「別に大丈夫。どうかしたの?足が痛いの?」

 

三玖は、惇が先日の試合で痛めた足首が痛むのかと尋ねた。

 

惇「・・・いや、大丈夫だ。」

 

惇は大丈夫だと返すも、どこか辛そうだった。

 

三玖「・・・ちょっと来て。」

 

惇「は?お、おい三玖・・・!」

 

ほっとけないと思った三玖は、惇の手を取って部屋を後にした。

 

 

 

 

三玖「はい、これ。」

 

惇「ああ・・・サンキュ・・・」

 

2人は自販機の前で座り、三玖はその自販機で水を買ったので惇に渡した。

 

惇「悪いな。こんな変な時間に起こしちまって・・・」

 

三玖「別に大丈夫だよ・・・それで、どうしたの?」

 

三玖は、改めてどうしたのかと心配そうに尋ねた。

 

惇「・・・」

 

しかし、惇は答えなかったので

 

三玖「私じゃ力不足かもしれないけど、辛そうにしてるジュンを放っとけないから。」

 

三玖は、変わらず優しく問いかけた。

暫く両者に沈黙が続いたが

 

惇「・・・たまに夢に出るんだよ。」

 

三玖「え?」

 

惇がその沈黙を破った。

 

惇「甲子園の決勝で負けて以来、ずっと見るんだ・・・最後に打たれた瞬間を・・・」

 

惇「俺は去年に続いて今年の夏も甲子園に行ったんだ。特に今年は、どんどん勝ち進んでいって、決勝まで行ったんだ。」

 

惇「俺や一緒にプレーしてる先輩達仲間とテッペン取れるって本気で思ってたし、ゼッテーNo. 1になれると思ってたんだ・・・」

 

すると、途中で顔を下にした。

表情は分からなかったが、辛そうな雰囲気だった。

そして

 

惇「けど・・・その決勝で、俺は最後に打たれてチームはサヨナラ負け・・・優勝を逃しちまった・・・」

 

三玖「っ!」

 

最後に打たれてしまったと答え、三玖は二乃が言ってた事を思い出した。

初めて惇が野球してるのを観た時、二乃がスマホニュースで旭高校が甲子園決勝で負けた事、最後に惇が打たれてしまった事のニュースが書かれていたのを。

三玖は、彼に取ってまさに悪夢と言っても過言ではない夢の内容に、絶句するだけだった。

 

惇「先輩や他の皆も、俺を責めたりはしなかった。けど、あの負けは俺のせいだ・・・俺が最後に打たれたから・・・打たれなければ・・・先輩達が泣かずに済んだ・・・」

 

惇は、己の手を強く握り、自責の言葉を吐き続けた。

すると

 

スッ

 

惇「っ?」

 

三玖は、惇の頬に手を添え、顔を上げさせた。

その表情は、とても優しく微笑んでおり

 

三玖「そうだったんだね・・・ありがとう・・・色々話してくれて・・・」

 

三玖「でも・・・そんなに自分を責めないで・・・ジュンだって、好きで打たれたわけじゃないでしょ・・・?」

 

三玖「先輩達は、ジュンの事責めた?ジュンのせいにした?」

 

自分をそれ以上責めないで欲しいのと、先輩達は自分を責めたのか尋ねた。

 

惇「っ!」

 

惇は、目を見開きあの時を思い出した。

 

 

 

 

回想

 

 

 

 

惇「すいません・・・すいません・・・」

 

「もう良いよ、惇。お前が打たれたなら納得だ。」

 

「ここまで連れてってくれてありがとな。スゲェ楽しかったよ。」

 

「またここに戻って、忘れ物を取り戻して来い。」

 

 

 

 

 

回想終了

 

 

 

 

 

 

惇「・・・言わなかった。寧ろ、感謝の言葉を言ってた。」

 

三玖「そうだよ・・・ジュンなら大丈夫だって信じたから・・・例えどんな結果になっても構わない・・・後悔は無いって思ってたんだよ・・・」

 

三玖「だからもう・・・自分を責めないで・・・それでも辛かったら・・・私が一緒にいてあげる・・・」

 

三玖は、柔らかい笑みを浮かべながら惇の頭を優しく抱き締めた。

 

惇「・・・」

 

惇は、そんな三玖の優しさにどこか少し吹っ切れた感じの表情を浮かべたのだった。

その様子を

 

??「・・・!」

 

他の4人の誰かが見ていたのであった。




オリジナルを書いてみました。

面白く書けたか分かりませんが、つまらなかったらお許しを。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

櫛田の中学に転校した(作者:スクラップドラゴン)(原作:ようこそ実力至上主義の教室へ)

▼よう実の世界に転生したオリ主が櫛田の中学に転校する話


総合評価:3525/評価:7.34/連載:20話/更新日時:2026年06月14日(日) 15:33 小説情報

女王の女王─2年生編─(作者:アスランLS)(原作:ようこそ実力至上主義の教室へ)

坂柳有栖▼2年Aクラス所属。▼見た目はアリス、名前もアリス、その生き様はジャバウォックな銀髪ド腐れ外道幼女。▼本条桐葉(ほんじょう きりは)▼同じく2年Aクラス所属。▼貴公子にして奇行士、植物をこよなく愛する黒髪切れ長ロリコンおちゃらけファンタジスタ。▼本条桐花(ほんじょう とうか)▼1年Bクラス所属。▼桐葉の実妹。熱き信念を心に秘めた不撓不屈の黒髪眼鏡っ娘…


総合評価:2834/評価:8.32/連載:24話/更新日時:2026年06月29日(月) 21:00 小説情報

地下に眠るダイヤモンド(作者:ニャンニャンコポン)(原作:進撃の巨人)

▼地下に太陽は届かない。▼泥と血と暴力に塗れた地下街で生きてきた少年は、自由の翼を背負うことになる。▼その先に待つのは希望か、絶望か。▼主人公のイメージ画像です。AI生成です。▼https://syosetu.org/?mode=url_jump&url=https%3A%2F%2Fimgur.com%2Fa%2Fx7Dtys3▼


総合評価:774/評価:8.52/連載:31話/更新日時:2026年05月31日(日) 13:16 小説情報

魅力至上主義の教室(作者:Mr.♟️)(原作:ようこそ実力至上主義の教室へ)

地雷だと思った方はブラウザバックしてください。▼神様転生なので、地雷の人は本当にブラウザバック推奨。▼オリ主ハーレム?モノです。▼タグは随時更新します。▼挿絵は全てAI絵になります。▼オリ主:神代 凪(かみしろ なぎ)


総合評価:3706/評価:8.12/連載:26話/更新日時:2026年07月26日(日) 00:00 小説情報

進撃の巨人の世界に15m級の無垢(?)の巨人として転生してしまった……(作者:感謝君)(原作:進撃の巨人)

信じられないと思うが聞いてくれ ▼俺は昨日までしがない大学生としてベッドに転がりながらいつも通り動画を見て惰眠を貪っていたんだ▼別にトラックに轢かれたとか、手違いで殺しちゃったから転生させるね!おじいさんにあった訳でもない▼気付けば俺はだだっ広い平原の真ん中で全裸で突っ立っていて▼鋼のような肉体に転生していたんだ▼……進撃の巨人の世界に……▼


総合評価:5856/評価:7.27/連載:222話/更新日時:2026年08月05日(水) 18:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>