アクシズの影に産まれた少年 ― アイオスクラトニック 作:梨織
ミネバ12歳
アイオス!ご飯だよ!ご飯ちょうだい!
アイオス18歳
、、、、、なぜだ、、、、おかしい、、、淑女教育をしてるのに、、なぜこんな、、、、アホっぽいんだ
ミネバ
アイオス!それは今良いからご飯ちょうだい!
アイオスがミネバの頭を撫でて
、、、、ふふ、、、そう、、、元気になったねミネバ、、
ミネバ
今はいいの!ご飯ちょうだいって言ってるでしょ!
アイオス
、、、、、、、ごめんって、、、
アイオスが順々に食卓に並べていく
アイオス
フランスパンと、コーンのスープと、りんご、、、あと栄養剤、、、、、やっと物資が手に入る様になったね
ミネバ
栄養剤は不味いから要らない!
アイオスがミネバの額に自身の額を合わせ
、、、、そう、、、、ふふ、、、、そうかもしれないけど飲んで欲しいな、、、、ミネバ、、、健康でいて欲しいから、、
ミネバ
っ///、、、、、仕方ないわね、、、、良いわよ、、、
アイオス
そう、、よかった、、、ありがとう
ミネバ
くぅ//、、、、、顔が、、、、良い、、、、、
アイオス
どうしたの?
ミネバ
なんでもないわ
(最近、、、、私気づいたわ、、、、、アイオスの顔ってめちゃくちゃ良い、、、、っ、、、、、超美形だわ、、、、くぅ、、、そりゃ露天行くとみんな振り返るよ、、、ぐ、、、でもアイオスは、、、娼婦まがいの事を、、、、私が守らなければ!!)
アイオス
最近よくキリッとした顔で考えてるね
ミネバ
別に、、、、、家族を失いたく無いだけ
アイオス
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、どうだろうね、、、家族じゃないさ、、君は姫だから
ミネバ
、、、、、、、、っ、、、、血は関係ないわ、、、私は別に今権力もない、、、子娘よ!
アイオス
そうなの、、、じゃあそうかもね、、、
ミネバ
む、、、、、、絶対アイオスって私の事舐めてる、、、、
ーー
扉を誰かが叩く
アイオス
?、、、、、、こんな朝に、、、、セイラさんかな?、、、誰だろ
ミネバがアイオスの背中についていく
アイオスは腰の銃に手を掛けながら扉に近づく
アイオス
どちら様で?
扉の向こうの誰かは名乗る
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、む、、、ふむ、、、」
アイオス
答えられないので?
「キャスバルレムダイクン、、、、と言えば良いか?」
アイオス
ダイクン?、、、、、、、?、、、ダイクンの名をコロニーで名乗る意味分かってます?
キャスバル
勿論だとも、、、、あぁ、、、、分かっている
アイオス
そうですか、、じゃあ帰ってください、、、話す事はないので
キャスバル
、、、、、、、、、、、、、ミネバ・ザビがそこに居るのはわかっている
アイオスがわざわざ大きな音を立てて銃をリロードする
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、それ以上言います?」
キャスバル
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、辞めろアイオス
アイオス
?、、、、、、俺の名前まで、、、、、貴方本当は誰なんです!
キャスバル
、、、、、、、、、、、、シャアアズナブルという名を持っている男だ
アイオス
な!?
ミネバ
うそ!?おじさま!?
アイオスが扉を開け、シャアの脛を蹴り転ばせ、、、馬乗りになりシャアの顔に銃を突き付ける
「どの面下げて来た!!貴様!!!!!」
シャア
待て
「何故です!?、、、総帥!」
シャア
ギュネイ、、、手を出すな、、、これは私と彼の問題だ
ギュネイ
彼?、、、お、、、女じゃないのか!?
アイオス
誰だあの成りそこないは?
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、高い金を払った、、、、、それだけだ
アイオス
また強化人間か!!、、、お前は!!!人をなんだと思ってるんだ!!!
シャア
、、、、分かっている、、あぁ、、、分かっているとも、、、、だが、、、彼本人が、、、望んだのだ、、、人の意思は止められん
アイオス
それが大人か!!!貴様!!!
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、分かっている、、分かっているさ、、、、
アイオスが銃を放ちシャアの頬を掠らせる
ギュネイ
アイツ!!シャア総帥に!!
「待ちましょう、、、ギュネイガス大尉」
ギュネイ
何故ですか!?ナナイさん!
ナナイ
シャア総帥がそれをお望みなので
シャア
ナナイ、ギュネイ、、、私は彼とここで話してから戻る、、君たちは先に帰っていてくれたまえ
ギュネイ
総帥!?今銃口を突きつけられてるんですよ!?
ナナイ
流石に殺される寸前の貴方を置いてを帰れませんよ、、、シャア
シャア
、、、、、、、、、、、気にするな、、、、彼に私は殺せん、、、、
アイオスが銃をシャアの額に当てる
「ふざけるなよ、、、何が言いたい」
ギュネイが銃を引き抜く
貴様!!総帥に!!!
シャア
アイオス、、、、、、、、、ハマーンについて話したい
ミネバ
(ぁ、、、、、、、、、、シャア、、、、アイオスが逃げれない事を、、、)
アイオス
っ、、、、貴様!!!!!!
ナナイの持つ計器が反応する
、、、、、、これは、、、、、、、、ニュータイプの感応波、、、、、ここまで?とは、、、、総帥はその為に
シャア
、、、、、、、、、どうする、、、、アイオス
アイオスがシャアから離れ
チッ、、、、、、そこの路地、屋根上、あと色々他の人間も帰らせろよ、、、そこに居るババア
ナナイ
ば、、ババア、、、え、、私?、、、、は?
シャア
他の護衛も帰らせて構わない、、、明日には帰る、、、ナナイ、、君にしか頼めないのさ
ナナイ
シャ、、、、しゃあ♡、、、、分かりました、、他の護衛は皆帰らせます、、、何かあったらすぐ救援信号を
シャア
分かっている
ーーーー2人は椅子に座り机を挟み相対する
アイオス
っ、、、、、、、、、、、ミネバ、、、、、、悪い、、、、部屋に、、、、、、、、、戻っていてくれ
ミネバ
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、わかった、、、、アイオス
ミネバが扉を閉じ2階の自室へと戻っていく
アイオス
、、、、、、、ハマーンさんの話とはなんだ!、、、、シャア!
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、アイオス、、、、、お前、、、寝れているか?
アイオス
今は関係ない!!
シャア
、、、、、、、、、、、、関係はあるさ
アイオス
何が言いたい
シャア
、、、、治療を受けろ
アイオス
ここに来て!!ハマーンさんの名前を出してまで言う事がそれか!!
シャアがアイオスの顔に触れて瞳孔を確認する
、、、、、、、、、アイオスは動けない
シャア
、、、、、、、、、、、先ほどの動きは、、、どこにいったんだ、、、、アイオス
アイオス
辞めろ!!
アイオスがシャアの手を振り払う
シャア
、、、、、、、、薬が無ければお前は後数ヶ月で死ぬぞ
アイオス
っ!、、、、、そんな事を言う為に来たのか!!
シャア
そんな事、、、、だと、、、、、「当たり前」だろう!!
アイオスの肩がビクっと震える
シャア
、、、、、、、私はその全ての、、、、、今までの責を取る為に今ここに居る
アイオス
ふ、、、ふざけるなよ!!さんざ好き勝手生きて今更そんな事!!
シャア
、、、、、、、、、、、、カミーユの二の舞以下だぞ、、それでは
アイオス
っ、、、俺は!!あんな精神を壊した馬鹿とは!!
シャア
壊れているさ
アイオス
っ、、、、ふぅ、、、、っはあ、、、、、、ぅ、、、、、
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、、、、ハマーンを忘れろ
アイオス
うるさい、、、辞めろ、、、、
シャア
ハマーン・カーンがお前にしたのは洗脳と改造だ
アイオス
違う!!!そんな事ない!!あの人は!!
シャア
、、、、ならば何故ハマーンは貴様を置いて死んでいった
アイオス
っ、、、、、辞めろ、、、、、、
シャア
アイオス、、、貴様の事をただの駒としか見ず、、、
お前の遺伝子を元にしたクローンも作り
ミネバをお前に押し付け身勝手に死んでいった
アイオス
辞めろ!!!!!!!!!!アクシズから逃げたアンタに!!!!
シャアがアイオスの顔をもう一度触れ、瞳孔を見る
微かにサイコオーラが滲む
アイオス
っ、、、、、、、、、、ぁ、、、、、、、、辞めて、、、、辞めて、、、、、
シャア
、、、、、、、、、、、治療を受けるべきだ、、、強化手術のされ過ぎだ、、、、、アイオス
アイオスが顔に手を当てて蹲る
10秒
30秒
60秒
時間が過ぎていく
シャアがアイオスの肩に触れようとした瞬間
アイオスの声が一転して変わり威厳のある女帝の声に変わる
辞めろシャア
バチッ
シャアが静電気を感じた様に手を離す
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、ハマーン、、、君は、、、ジュドーアーシタという少年に託したのでは無いのか
アイオス(ハマーン)
どうだろうな、、、、分からぬさ、、、、
シャア
アイオスを手放せ、、死者の君が持つものではない
アイオス(ハマーン)
コイツは最後まで、、私が死んでも私を愛し続けたさ、、、愚かで未熟でどうしようもなく愛おしい男をか?
シャア
君がそこまで言うとはな、、、、、、、ふむ、、、、、、、、、、、、
、
、
、
アイオスが作り出した幻想では無いようだな
ハマーン(アイオス)
どうだろうな、、、所詮人の身体の感覚など曖昧なものよ、、、、シャア、、アイオスをこれ以上追い詰めるな
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、なるほどな
シャア
、、、、ハマーンに聞きたい、、、、、
アイオスの身体は座っている椅子を引き足を組み、右手を顎に当てる
ハマーン(アイオス)
何をだ?
シャア
お前は何故アイオスの中に居れる?
ハマーン
、、、、、、、、、、、、、、、分からぬさ
シャア
何故ララァは私の前に現れないのだと思う
ハマーン
、、、、、、、、、、、どうだろうな、、嫌われてたんじゃないのか?
シャア
っ、、、、、君は、、、、本当に、、ハマーンだな、、、アイオスは、、、何処にいる
ハマーン
眠ってるよ
シャア
、、、、、、、、死者が生者を巻き込んではならない、、それが戦場だった
ハマーン
わかっているさ、、、だが、、、生きる理由がないものが生きるにはどうしたら良いのだ?
シャア
、、、、、、、、、、、、ハマーン、、君が生きていればアイオスは救われただろう
ハマーン
どうだろうな、、、、でも、、あぁ、、、そうかもな、、それが私にとっては1番の幸せだったのだろうな、、、、だが、、、それはララァも同じだろう
シャア
、、、、、、、、そうだな
ハマーン
、、、、、、、、、、、、死ぬ気か?
シャア
、、、、、、、、、、、それを確かめに行くのだ
ハマーン
、、、、、、、、ミネバをもう巻き込むなよ
シャア
分かっているさ、、、何故死んだ後の方がいい女に見えるのだろうな
ハマーン
所詮生者を死に導く悪霊さ、、、、、もう、、、アイオスの身体も心も限界さ
シャア
、、、、、、、、だろうな、、、、カミーユの様にはさせたくなかったのだがな
ハマーン
今更だな、、、、セイラ、、いやお前の妹アルテイシアが先にこの2人を保護したがな
シャア
そうか、、、アルテイシアが、
、私は、、、、何がしたいんだろうな
ハマーン
知らぬよ、、、ただアイオスはこのまま静かに死なせれば良かったものを、、、寿命くらい当の本人は受け入れていた
シャア
強化処置による短縮を、、、、寿命とは、、、言いたくなかったのだがな
ハマーン
次のニュータイプはジュドーでも探しにいくか?
シャア
そちらはもうあたっている、、、、私はただ、、、、ニュータイプが幸せであれば、、、、ニュータイプであった者が誰しもが狂い壊れるこの現実を、否定する者を、、、、
ハマーン
愚かだな、、、貴様は、、
シャア
、、、、、、、、アイオスの肉体は、、成長が、、、やはり
アイオスの身体が袖を捲り自身の体を見つめる
ハマーン(アイオス)
そうだな、、、、、あぁ、、あの時のままだ、、、変わらないまま、、私が生きてた頃のまま、、強化処置とは、、あぁ、、本当に悍ましいな
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、よく、、、ここまで生きれたな
ハマーン
アイオスの精神を馬鹿にするな、、、、貴様もカミーユビダンもジュドーも何もかも、、、救わずに逃げたんだ、、、、アイオスはミネバの為に、、、人を生かす為だけに生きてきた
シャア
、、、、、馬鹿にしてなどいない、、、純粋な疑問だ
ハマーン
貴様はそう疑問と言えば何を言っても良いと思っている所が気に食わんのだ
シャア
、、、、、、、、ハマーン、、、、アイオスとの子は欲しかったか?
ハマーン
、、、、、、、、、、、、、、、、、嫌な事を言う、、、、貴様はララァとの子はどうなのだ
シャア
知らぬさ、、、、だが、、、死んだ後の君は、、、よく話すからな
ハマーン
、、、、、、、はぁ、、、そうだな、、、、どちらでも良いさ、、、ただ、、、、私が死んだ後何年経とうが泣いて私を呼び出す愚かな男の子供なら、、、、抱きたかったさ
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、難儀だな、、君は、、、死んでからの方が解放されるとは
ハマーン
、、、、、、、、それが人なのだろうな、、、
シャア
ミネバを巻き込むつもりはない、、、サイド6の戦火の及ばない所に置く
ハマーン
、、、、、、、そう上手く行くかな
シャア
知らぬさ、、、、だが、、、ジオンの、、いいや、、、、思想の火種を全て消さねば戦争は無くならん
ハマーン
、、、、、、、、、、、、、盛大な自殺だな、、、立会人はアムロレイか?
シャア
どうだろうな、、、だが、、、私の知るアムロレイならば逃げはせぬよ、、、彼も死ななければならない
ハマーン
、、、、、、、、厄介な男に好かれたものだなアムロは
シャア
君も私の事を好いていただろう
ハマーン
、、、、、、、、、、、、辞めろシャア、、、、、貴様はそうやって逃れようとする、、アイオスの肉体で性を発散するな、、アイオスは私の物だ
シャア
くく、、、アイオスも厄介な怨霊に取り憑かれたものだな
ハマーン
口が減らんな、、、、、、アイオスにニュータイプを求めるな、、私からはそれだけだ、、、カミーユビダンと違い壊れて解放されなかったのだ、、、もう静かに死なせろ
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、死者が生者を巻き込んではいけないのが、、、、倫理だ
ハマーン
人の腹を満たせないものがか?
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
アイオスの身体が立ち上がり戸の前に立ち
ハマーン(アイオス)
ミネバ!そこに居るのは分かっている、、、来い!
戸がゆっくりと開き
ミネバ
は、、、ハマーン、、、、ごめんなさい、、、、
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、ミネバ、、アイオスの身体にハマーンが居ることを知っているのか、、、
ミネバ
、、、、、、、、おじさま、、、、、えぇ、、知っていましたわ、、、アイオスが毎晩私が眠ったのを確認した後、、ハマーンと話していた事も
シャア
、、、、、そこまで限界だったか、、、、アイオス、、
ハマーン
ミネバ、、、アイオスはやはり無理だ
ミネバ
っ、、、私じゃダメなのかな?、、、ハマーン
アイオスの身体が右手で撫で
ハマーン
、、、、、、、、、、ミネバ、、、、私のせいだな、、、
ミネバ
っ、、、じゃあ生きて欲しかったよ、、、ハマーンも、、皆も
ハマーン
、、、、そうだな
ミネバ
今度は、、、、シャアおじさまって訳?、、私また、、、荷物?
シャア
それは違う!、、、ミネバ、、君はまだ12歳だ、、、大人の業に巻き込んで良い理由はない
ミネバ
おじさまは黙ってて!!、、、今は、、、ぃまはそんな事を聞きたい訳じゃないの!!
シャア
っ、、、、、、
ハマーン
、、、、荷物じゃないさ、、ミネバ、、、、、
アイオスの身体がミネバの額に自身の額を合わせ
ミネバ
それ、、、、ハマーンの癖?、、、、アイオスも、、良くやるんだよ
ハマーン
どうだろうな、、、ただ、、、抱きしめるのは怖かった、、、それだけなんだ、、、、ミネバ
ミネバ
っ、、家族、、、アイオスが私の最後の家族なんだよ、、、ハマーン、、、持ってかないでよ!!
ハマーン
そうだな、、、、そうなんだろうな、、、、ミネバ、、、でもな、、、、アイオスの身体はもう限界なんだ
ミネバ
そ、、、そんな事、、、知ってる、、、知ってるよ!!
ご飯食べる量も少ないし!
朝起きるのも早すぎるのに夜寝るとこ見た事ないもん!!
アイオスの身体がどんどん細くなってるのは知ってる!!
私にご飯くれるから!!
何もかも!!
、、、、っ、、、、、ぅ、、、、、、、、、優先しちゃうから!!!!!
ハマーン
、、、、、、、ミネバ、、、お前は、、、偉いな
ミネバ
じゃあ持ってかないでよ!!アイオスは!!生きてる!!まだ生きてるんだよ!!
アイオスの身体がミネバの額にキスをして
ハマーン
アイオス自身じゃなくて悪かったな、、、、アイオスをこれ以上生かさないでくれ、、、ミネバ
ミネバ
っ、、、ずるい、、、ずるいよ!!ハマーンも!!ジュドーも!!プルも!!みんなみんなずるいよ!!私の家族は!!ねぇ!!家族は!!!
-空気が変わる
アイオス
ふふっ、、、良いさ、、ミネバ、、、君はいずれ君を君として見てれる男に会えるさ
ミネバ
アイオス!!辞めてよ!!じゃあいつなの!!それいつなの!!
アイオス
今から4年後、、、君が16になる頃かな
ミネバ
なんで!?わからないよ!!未来は!!
アイオス
どうかな、、、案外未来は言霊に縛られるさ、、ミネバ、、君は16歳で幸せになれる
ミネバ
ずるい!!ずるいよ!!大人は!!
シャア
アイオス、、、お前、、、何処まで見えている、、、、、
アイオス
ふふ、、、、さぁ?、、、もう、、、うん、、人は良いかなって
シャア
ララァスン、、、、、、、、っ、、、、いや、、、はぁ、、、、アイオス、、薬は置いていく、、、、ミネバは連れていく、、、それで良いな
アイオス
えぇ、、構いませんよ
ミネバ
っ、、じゃあ最後に一緒に寝て!!寝て!!抱き締めて1人にしないで!!
アイオスがシャアに目配せをする
シャア
、、、私が関与する事ではないさ
アイオス
そうだね、、じゃあ露天街に行こう、、、ミネバ
ミネバ
っ、、、ぅ、、、、ぅぐ、、、ぅん、、、今すぐだよ、、今すぐ行かないと、、、時間が、、、無くなっちゃうから!!
アイオス
分かったよ、、ミネバ
ーー
露天街で背が同じの2人は歩く
ミネバ
手を繋ご
アイオス
ふふ、、、良いよ、、ミネバ
ミネバ
っぅ、、、、、、、、あ、、、あれ、、先ずは、、、、、っ、、そこの、、、、ご飯屋さん、、、はいろ
アイオス
うん、、、ミネバ、、、
ご飯屋のおっさん
おぉ、、ミネバちゃん、、、アイオス、、よう来たな、、いつものか?
ミネバ
ううん!!今日は、、、今日は1番美味しいのたくさん、、、、お願い
おっさん
おいおい、、お金あんのか?大丈夫か?
アイオス
えぇ、、別に、、、大丈夫ですよ
おっさん
顔色、、、良くなったな、、、、そうか、、、新しい戦場の噂は無いがな
アイオス
どうでしょうね、、、、ネオジオンが動いてるんで地球圏にはあまり行かない方が良いですよ
おっさん
ほぉ、、、ま、、ここはサイド2だからな、、、あんま関係は無さそうだな
アイオス
さぁ?、、、スペースノイドとアースノイドがこれから絶滅戦争をするかしないか、、、、ふふ、、、
おっさん
、、、、、、、、病気か?
アイオス
ま、、、その様なものです
おっさん
、、、、、、、良くならなかったか、、、
アイオス
さぁ?
ミネバ
アイオス!!!こっち!!私が話すの!邪魔しないで!アルトンさん!
アルトン
おぉおぉ、、悪かった、、飯はすぐ持ってく、、、たんと食えよミネバちゃん
アイオスがミネバに手を引かれて座敷に座る
ミネバ
むぅ、、、私なの!今日は私なの!!アイオスは他の人と話しちゃダメ!
アイオス
そう、、、、ふふ、、独占欲の強い姫様だね、、、
ミネバ
っ、、、じゃあ、、、死なないで
アイオス
、、、、、、、、、、、、、、どうかな?
ミネバ
む、、、、、クズ!
アイオス
ふふ、、、、さぁ?、、、、
運ばれてくる、、、、周囲の人々が見る様な豪勢な食事が、、、、テーブルに並ぶ
ミネバ
美味しい?
アイオス
美味しいよ
ミネバ
手が進んで無いよ
アイオス
、、、、、、、、、、、、ミネバ、、、ニュータイプは特別なものじゃ無いさ
ミネバ
、、、、、、、いきなり、、、、何、、、、
アイオス
ふふ、、、、そうだね、、、超常の事が出来る、サイコミュを操れる、人の心を読める、未来が見える、、、、だけどね、、ミネバ
ミネバ
遺言だよ、、、、それじゃ、、、、
アイオス
遺言を残せずに死んだ人は多く居るさ、、、ならね
ミネバ
なんでそんな意味わかんない、、、わかんないよ!!!
アイオス
ふふ、、所詮人の死は幻想さ、、、何かを感じようと何を思おうと人は人の事が分からないし自分の事しか分からない
ミネバ
っ、、、じゃあニュータイプの話を今する理由って何よ!!
アイオス
ニュータイプはそのうち普遍になる、、それにね死者の感応だろうがなんだろうが全ては自分の罪悪感が生み出した幻想に過ぎない
ミネバ
じゃあアイオスは話してるハマーンはなんなのよ!!
アイオス
ただの妄想だよ
ミネバ
っ、、、、人の心は、、、声は全部嘘だって言うの!!
アイオス
嘘だよ、、、カミーユビダンもニュータイプ誰もかも罪悪感で壊れたに過ぎない
ミネバ
結局は、、何が、、、、言いたいのよ
アイオスがミネバの手を自身の手の平で包み込み
『死者は冷たい、生者は暖かい、、』、それだけだよ
ミネバ
っ、、、、なんで、、、アイオスは、、、、、、、、、っ、、、もう冷えてるのに
アイオス
、、、、、、、、、、、冷え性だ、、、からね
ミネバ
細いよ、肌も青白い、、っ、、アイオスはもっと筋肉もあった、、こんな痩せてなかった!!ねぇ、、セイラさんのとこで働いてんじゃないの!ご飯貰ってんじゃないの!!ねぇ!!
アイオス
、、、、、、、、、そうだね、、、出来たら、、、君が誰かと結婚する姿を見たかったのかな、、、どうだろう、、、、意思は身体を越えられないみたいさ、、
ミネバ
っ、、、、、、、、、どうにか生きれないの?
アイオス
仕方ないね、、、、人が科学という呪いに縋った影響さ、、、過ぎたる力を人は求め過ぎた結果、、、、死ぬべき時に人は死ねないと狂うみたいだね
ミネバ
っ、、、そんな事言わないでよ!!アイオスは強化処置を無理矢理子供の時にされたんだよ!!ぁなたのせいじゃないでしょ!!おかしいじゃない!!そんなの!!
アイオス
全ては仕方のない事だったそれに尽きる、、、この世界に意味はあって意味はない、、、それだけ君は生きる、僕は死ぬだけだね、、そう泣くなよ
ミネバ
家族でしょ?、、ねぇ、、私が3歳からだよ、あなたは9歳から、、ねぇ、、9年ってそんな、、、、、、そんな浅いかな!!縋っちゃダメなのかな!!ねぇ!!
アイオス
ふっ、、、さぁ、、、、、、、、、、、、どうだろうね、、、、
ーー
食事屋を出て、、コロニーの明かりは消えまばらに民家の光が灯る
ミネバ
っ、、、、抱っこ、、、、して、、、、
アイオス
抱っこか、、、出来るかな、、、
ミネバ
っ//、、、重いって言いたい訳!!
アイオスがミネバを抱きかかえる
アイオスが腕を軽く振るわせながら
、、、、、ふっ、、、、、、っ、、、はぁ、、、、ふふ、、、大きくなったね、、、ミネバ
ミネバ
、、、、、アイオスは変わらないままだよ、、、、、、、本当に、、、、っ、、、ほんとに、、、成長しないんだね、、、
アイオス
そうだね、、、、、、あぁ、、でも良かったさ、、まだ君を抱けて
ミネバ
震えてる手で言われても、、、、っ、、、、カッコ良くないよ、、、ねぇ、、、生きれないの、、生きて、、くれないの?
アイオス
、、、、、、、、さぁ?
ミネバ
シャアが薬あるって、、、、っ、、、、シャアの元に、、ねぇ、、っ、、、、ネオジオンの元に行けばさ、、、アイオスは、、アイオスは治るんじゃないの?、、ねぇ、、副作用なんでしょ!!、、、ねぇ!!!
アイオス
ふふ、、そうかもね、、、、でもね、、、、ミネバ、、、、、
ミネバ
いや、、聞きたくない!!大人の言葉を使わないでよ!!
アイオス
そうかもね、、、、でもね生きるべきでない者が生き続けた結果がグリプス戦役だよ
ミネバ
知らない!わからない!!話さないで!!!聞きたくない!!聞きたくない!!
アイオスがミネバを抱えたまま歩く
アイオスがミネバの背中を優しく撫でる
アイオス
どうだろうね、、、、、、、ミネバ、、、、、人は人を救えない
ミネバがアイオスの服をギュッと握る
アイオス
人はいずれ死にいずれ生まれいずれ消える、、、、ただそれを繰り返す、、永劫の輪廻に囚われる
ミネバ
それが、、、それがなんだって言うのよ!!!!
アイオス
何も意味はないって事さ
ミネバが顔を挙げてアイオスを見る
は?
アイオス
ふふ、、所詮、生も死も愛も罪も業もなにもかも太古の時代の暇人が作った意味のない言葉の羅列さ、、、ニュータイプすらもね
ミネバ
っ、、、じゃあ生きてよ!!!そんな事どうでも良いから!!!
アイオス
どうかな、、、真に死にたいと思う者は居ない、、誰もが死は怖くて、生きるのは怖くて、未来が怖くて、未知が怖い、、、、、
ミネバ
っ、、、、、なんなのよ!!だから、、、だからなんなの!!生きてって、、、、生きてほしいって、、、言ってるの!!
アイオスはミネバを軽く力を入れて抱き締める
体温を感じるように
ミネバが居ることを
生きてる事を
感じる様に
(、、、、、死にたくないなぁ、、、、、、)
ー
アイオス
、、、、、ふふ、、、ねぇミネバ
ミネバ
、、、、、なに?
アイオス
ミネバが生きるのが怖かったら一緒に死のうか、、、
ミネバ
ぇ
アイオス
どうする?、、、ミネバ
ミネバ
ぇ、、、、、、っ、、、、、ぅ、、、、、う、、、、、ぅぅぅぅぅぅ、、、、、、、、
(わかんない、、、怖い、、怖い、、、怖い、、死ぬ?、、、アイオスが、、私と、、、嫌だ、、、やだ!!!)
(怖い、、、アイオスが居なくなっちゃう、、、、嫌だ嫌だ嫌だ、、、、私の、、、私の、、、、お父さん、、、やだ、、、やだ、、、やだ)
アイオスがミネバの涙を感じる
アイオス
泣けないんだな、、、、、、、、俺
ーー
アイオスがミネバを抱えて歩いてるうちに民家を見下す人口の丘に辿り付きベンチにミネバを降ろす
アイオス
、、、、、、、、ふふふ、、、嘘さミネバ、、、良く育ってくれたね、、、うん、、、凄く、、まともだ、、、良かった強化人間で孤児の、、、、こんな僕にも、、、、ちゃんと人を育てられて、、、
ミネバの隣にアイオスが座る
ミネバ
アイオス、、っ、、私、、好きだよ、、恋してる、、愛してる、、、ねぇ、、ダメなの、、、、
アイオス
ふふ、、どうだろうね、、、好きと愛してるは違うのさ
ミネバ
っ、、、、死ぬんでしょ、、ならさ、、生きる、、、生きるから、、、生きるから、、キスくらいしてよ、、、
アイオスがミネバの唇に人差し指を当てる
ミネバの顔が赤くなる
アイオス
好きな人にとっておきな、、キスは死ぬ人間にするべきではないよ
ミネバ
っ、、、、何よ、、、何よ、、何よそれ!!私が子供だから!12歳だから!姫だったから!?ねぇ!!何も知らないとでも何も出来ないとでも私だって、、、私だって!!
アイオス
ふふふ、、、そうだろうね、、、、、、
アイオスがミネバの額に自身の額を合わせる
アイオス
ミネバ、、、そうだね、、、君は僕の家族だよ、、、うん、、たった1人の、、、愛してる、、、のかな、、、、わかんないや、、
ミネバ
っ、、、私だって、、、顔も覚えてない、写真でしか見た事ないお父様より、、、なんでも言う事聞く近くの侍女よりあなたが、、、家族だよ!、、、愛してるよ!!ねぇ、、っ、、、ねぇってば!!
アイオス
ふふ、、君が真に1人になる事はない、、、
ミネバ
、、、、アイオス、、、じゃ、、、じゃぁ!
アイオス
君がね何しようが何しても落ちぶれても、
誇りを失っても、、
俺は君の味方だよ、、、
地獄に行きたいのなら一緒に行こう
ハマーンさんと待ってる
ミネバ
、、、、、、、、、っ、、、、ぐ、、、、、、、、、、、
アイオス
でももし君が生きて愛せる伴侶を見つけて子供と暮らすのならそれ以上に嬉しい事はない、、、
ミネバ
っ、、辞めて!!1人にしないで!!ダメだよ!!辞めてよ!!
アイオス
ふふ、、、言ったでしょ、、、
死には意味がなく生に意味はない、
、何もかも怖いのさ、
、俺は君が死ぬ事が1番怖い、、
生きて欲しいんだ、、ミネバ
ミネバ
大嫌い、、、ほんと、、嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い!!!、、
もう、、、アンタなんて、、
あんたなんて、、、
、、、、、、、だいきらい、、、、、
ミネバの言葉は全てが宇宙に吸い込まれる様に目の前の人には届かない
アイオス
ふふ、、、俺はいつまでも好きだよミネバ
ミネバ
っ、、、、、ぅ、、、うぐ、、、、ぅぅぅぅぅぅぅ
アイオス
、、、、、、、、、、、君は祝福されて産まれてきた、、
それは確かだ、、、
君は生きてて良いし死んでも良いし自由に生きれば良い、、、、
ミネバ
わかんないよ!!!そんなの!!
アイオス
仕方ないね、、ニュータイプといえど所詮ただの人だからね、、、時が見えようと肉体が無ければ何も出来ない、、、それほどまでに無力で無意味で愚かな存在だからね
ミネバ
っ、、、どうでも良いよ!!ニュータイプなんて!!なんで、、、なんで私を置いていくの!!それだけ、、、それだけ、、、、教えて、、、、教えてよ
アイオス
、、、、、、、、、君に歪みは残さない、、、
ミネバ
何よりそれ!!!!
アイオス
人は歪みを子供に受け継がせ、それを継承としてきた、、
死はね、、ただの何処にでも起こる普遍で、、祀るものじゃない、、、
ミネバ
っ、、訳わかんないよ!!わからないよ!!わかりたくないよ!!
アイオス
「汝隣人を愛せよ」的な説法さ、、
じゃあね、、シャアさんに後は聞きな、、、
君が辛くなったら呼べば良い、、ま、、死者は案外未練がましいのさ、、愛してるよミネバ
ミネバの頭を撫でてアイオスが去っていく
未練無く、、風の様に、、、何事もなかった様に
ミネバ
っ、、く、、、、、、ぅぅぅぅ、、、、ばか、、、、、くそ、、、ぅ、、、ぅぅぅぅぅぅぅ、、、居なくならないで、、っ、、せめて、、、私の、、、っ、、、私の前で死んでよ、、、死んでよ、、、、っううう
ーー
シャトルの中の席で向かい合うシャアとミネバ
ミネバ
っ、、、貴方が、、、貴方が来なければ!!
シャア
、、、、、、、、、、、、、アイオスはもってあと数週間の命だった
ミネバ
っ、、、、私が看取れた、、、アイオスの最後の家族であれた!!、、、どうしてきたの!?なんできたの!なんで壊
したの!!
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、壊す、、、、、、つもりではなかった、、、、、、
ミネバ
っ、、、死んでしまえ!!!アンタ!!!アイオスの事知らない癖に!!何も分かってない癖に!!ニュータイプを求めないでよ!!私の家族を返してよ!!
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
ミネバ
答えられないの!!ねぇ!!なんなの!もう!!アイオスが1人になっちゃったじゃん!!
シャア
、、、、、、、、っ、、、、、、、
ミネバ
孤独になっちゃったよ!!貴方がきたせいで!!アイオスは孤児だったんだよ!!
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
ミネバ
家族いなくて寂しいけど責任感あって真面目でアホだけど勉強して私と一緒に淑女教育受けて1人にしないでくれた!!
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、、、、ぐ、、、、、
ミネバ
アイオスが1番ニュータイプに向いてないの!!!馬鹿!!!
ミネバががシャアの前にあるワインをシャアにかける
シャア
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、痛いな、、、、、、、、、、、、、、、あぁ、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、本当に
ミネバは椅子を立ち上がり用意された部屋に戻っていく
ナナイ
シャア、、、タオルを
シャア
いや構わん、、、このままで、、、少し、、1人にさせてくれ
ナナイ
、、、、は、、、、、はい、、、、、
ナナイも消え、、赤いカーペットと革張りのソファの上でシャアは項垂れる
シャア
なぁ、、、、ララァ、、、、、ニュータイプの末路が、、、、これか、、、、、、
アムロ、、、最後まで壊れないニュータイプを、、、、人を、、、、希望を探しに来たんだ、、、、、
カミーユ、、、君はファと仲良くやれてるのか、、、、なぁ、、、、、、、、誰が悪いんだろうな、、
アイオス、、、、生きているニュータイプを、、、支援する為だったんだ、、、生かす為だったんだ、、、、死なせたく、、なかったんだ、、、、
あぁ、、私か、、、、自覚しない者は、、、、、老人か、、、、、、、、、強化処置、、、違う、、、人を部品として扱った、、、その事実を、、見た、、つもりに陥ったのか、、
やっと、、、あぁ、、、、やっと思い立って行動した結果がコレか、、、、なぁ、、、ララァ、アムロ、、、、、、、、私は本当に産まれるべきだったか?
カミーユを、、、っ、、、、二度と、、、二度と私は、、、、ニュータイプが、、、、、利用されない様に、、、考えた、、考えたんだ、、、、、、
私が何も持っていない事を、、、人類は、、、いつそれに気づくのだろうか、、、、、、、、、
ミネバはユニコーンのオードリーに繋がっても良い様に描いたよ
シャアはアクシズ落としをする理由がやっぱZガンダムから唐突すぎるから心がベキベキに折られた出来事があったからあぁなったんだと思いながら描いたよ
シャアは善意で取り返しつかない行動とそれを目の当たりにした結果アムロに縋ったのかなって
( ・∇・)