原作様9章範囲のネタバレと言うか設定の開示を含みます
これを知ったところで9章で取り扱う内容とは微塵も関係ありませんし、9章の面白さが消えることも全くありませんが、それでも、という方は原作様を買うか、なろうにGo
どうしてもアニメで見たい方はあと数年は諦めて下さい。
見慣れた屋敷から立ち昇る黒煙。
スバルの顔に明確な焦りと恐怖が広がる。
手遅れかもしれない、すでに看過できない被害が出ているかもしれない。この世界でいかなる知恵を手に入れていようとも、零れてしまった者たちをスバルは救えない。レムの、エミリアの悲劇がスバルの恐怖を最高潮に高めていく。
「戻ってきたのかい、スバル」
そう言って出迎えるのは、『剣聖』ラインハルト・ヴァン・アストレアである。
いつものような憎らしい笑顔ではなく、その顔は険しい。
それもそのはずである。彼の足元で縛られているのは王都で囚われているはずの『色欲』の大罪司教、カペラ・エメラダ・ルグニカなのだから。
「ふざけんな!!どうしてこのクソ野郎がここにいる?!!!こいつは王都で!!」
突然の仇敵にスバルは激昂する。レムを魔獣にした張本人。それだけで『色欲』には切り刻みたい程の恨みが募っていた。
その存在がのうのうと王都から抜け出して、今ここにいる。
『色欲』の存在に、王都の杜撰な警備に怒りが止まらない。
「スバル!!!」
ペトラの叫びにスバルの意識が向く。
「なんだ?ペトラ、オレは今それどころじゃ………」
「スバル!この人は、この子は………『メィリィ』だよ……」
「『メィリィ』………」
スバルの脳は思考を強制シャットダウンし、焼き切れた。
『メィリィ』
それはアーラム村に住んでいた少女の名である。青い髪を三つ編みにして、前に垂らしている可愛らしい少女である。
断じて目の前で縛り上げられている金髪のカスの名前ではない。似ても似つかない存在である。
「何言ってんだ、ペトラ?!!こいつは………」
「そうよお、誰かも知れないクズ肉とこのアタクシを間違えるんじゃねーですよお」
腹立たしくもスバルとカペラの意見が一致する。それでもペトラは同じ言葉を繋げる。
「だって、メィリィちゃんと同じ口調だもの!友達だったんだもん、分かるんだから!!」
ペトラが両手を広げて『カペラ』を庇う。
「スバル、これは僕が責任を持って閉じ込めておく。だからこの場で始末するのは待ってくれないだろうか」
この場で『カペラ』を始末するにはラインハルトを筆頭に障害が多すぎる。思考の後、『スバル』は一旦引き下がり、別の機会を待つことにした。
幸い排除する手段も機会も今のスバルにはいくらでも用意できる。
そして話は屋敷に移る。
「で、屋敷を破壊したのはそこの奴なのか?」
スバルはミノムシになっているカペラを見る。
「正確には『魔操の加護』で操られた魔獣ともう一人の襲撃者だね。そちらは残念ながら捕らえられなかった」
口惜しそうにラインハルトが唇を噛む。
「それは何ていう奴なんだ?」
「腸狩りの『エルザ・グランヒルテ』という手配者だった。捕らえて連行したかったんだけどね、不甲斐無い」
ラインハルトが言うには崩れる屋敷の中で戦い、建物の下敷きになってしまったらしい。
「ラムとレム、それにベアトリスは?」
「三人とも無事だよ。今はラム殿が面倒を見てくれている」
「そうか…無事…なんだな………」
ラインハルトの指差す方向を見て、『スバル』はそう口にする。
可憐な桃色の服と金色の髪のそこかしこに土埃や煤を被り、目から涙を溢れさせるベアトリス。そんな彼女を見て、この男は無事とそう言った。
そのラインハルトの価値観を一人の『スバル』は否定する。こんなものが無事の範疇であって良いのだろうか。命が助かり、それ以外が文字通り消滅してしまったこの現状。それを命の一点で良い結果と言い張って良いのだろうか。
否と声を上げる『スバル』の声は他の『スバル』に掻き消される。
『命が、ある。命があれば、未来がある。未来があれば、希望がある。希望があれば、可能性がある。可能性があれば――』
さももっともらしく、狂気に満ちたその言い分に『スバル』は言い返す言葉を知らない。そんな『スバル』の意思は多数決により反映されることは無い。
「そうか…。無事なら良いんだ」
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襲撃から数日たった。スバル達はロズワールの勧めもあり、メイザース家の分家であるミロード家の屋敷へと移っている。
その間スバルは『色欲』についてエキドナと共に思考に明け暮れていた。
第一に王都で捕縛された『色欲』はどうなっているのか。
第二に今回捕縛したメィリィらしき『色欲』はどういうことなのか。
第三に本物の『色欲』はどうなっているのか。
第一は簡単である王都に赴くなどすることで簡単に真実を知ることができる。そしてその結果、今も捕縛されたままであった。
偽の『色欲』。
恐らく第二もそうなのだろう。
『小さな外套』
それがスバルの考える『色欲』カペラ・エメラダ・ルグニカの操る『権能』である。
大罪司教に共通する星の名前。
オリオン座のベテルギウス。
獅子座のレグルス。
クジラ座のバテンカイトス。
ぎょしゃ座のカペラ。
スバルの知る大罪司教は皆、星の名前が入っている。
そんなカペラの意味の一つが『小さな外套』である。
エキドナが語った『色欲の魔女』カーミラの『権能』を踏まえても違和感はあまりない。
『権能』によって対象に外套を着させることで、その対象を変異させる。
これがスバルとエキドナの導き出した仮定である。
「ていうか、エメラダ・ルグニカってもう死んでるんじゃないのか?」
妙な聞き覚えのあったこの名前。
ロズワールの屋敷に来て、ラムに文字を教えて貰う際に読んだ歴史書にその名前があった。最悪の内戦と伝わる『亜人戦争』より以前に病により亡くなった嫌われの王族であったはずだ。
「そうだね。エメラダ・ルグニカは既に死亡している」
「え、じゃあ何?あのカスは今ゾンビみたいなものってこと?」
「僕が知る限り死者が生き返ったという前例は無いからね何とも言えないよ」
妙な含み笑いでエキドナはスバルの問いに答える。
「今ボクたちには圧倒的に情報が足りていない。敵を倒すにはまず相手を知ることだ」
「知るねぇ………『権能』を調べるのは………」
スバルの目がエキドナに答えを求める。
「まず不可能だろうね。そもそも、ボクたちの理解を超えた先にあるのがキミたちの保有する魔女因子がもたらす『権能』の力だ」
エキドナの解答にスバルは頭を悩ませる。
スバルはエキドナの自発的な意見を求めない。それが使い潰してやると見栄を張って宣言したスバルのささやかな抵抗である。
幸か不幸かこの精神世界に於いて時間の心配は必要無い。あまり長時間いると時間感覚がバグってしまうのだが。
「なぁ、エキドナ」
「なんだい?ずっと無言でボクは寂しかったよ。もうちょっと構ってくれても良いと思うんだけど」
「エメラダって本当に死んだのか?」
「無視は心にくるな。ボクだって乙女なんだ。」
「早く答えろ」
「公には死んだことになっているようだよ。但し、キミの考える『色欲』の『権能』が当たっていたなら、自分の死の偽装なんて簡単だろうね」
スバルの脳は限界稼働を繰り返す。
「ダメだ、もう頭が痛くなってきた………」
死んだはずの生きている敵にそれを容易く可能にできそうな仮定の『権能』。考えを進める度に何でもありな『権能』に嫌気が差す。
当のスバルはエキドナと『権能』によって分裂した『スバル』と連日会議をしているのだが。
「エキドナ、人の死を確認する方法ってあるか?」
「無い、とは言わないよ」
優雅にティーカップを持ち上げ、エキドナは答える。
「その方法ってなんだ?」
「『死者の書』と呼ばれる本さ」
「なんなんだそれ、何処にある?!」
ようやく見つけた手掛かりにスバルはエサを待ち侘びた犬のように食いつく。
「この大陸の東の果て、アウグリア砂丘を超えた先。『賢者』シャウラがいるプレアデス監視塔。そこに死者の書は所蔵されている」
『死者の書』と呼ばれる書物とそれがあるプレアデス監視塔。そしてそこに住まう『賢者』シャウラ。
『賢者』シャウラといえば文字を習うために読んだ物語に出てきた、『嫉妬の魔女』を封印した三英傑の内の一人である。
「エキドナ、シャウラってなにもかもを知ってる『賢者』なんだろ?ならそいつに聞けば……」
全て解決。
そう続けようとしたスバルの言葉は遮られ、エキドナが言の葉を紡ぐ。
「残念だが、キミの期待する様な知識を彼女は持っていない。断言するよ。シャウラをアテに行くならキミは無駄な死を重ねることになる。キミは無駄な死を望まないはずだね」
珍しくストレートに言い放ったエキドナにスバルは少しばかりのたじろぎを見せる。
「そこまで言い切るなんて珍しいな。いつも断言は避けがちなクセに」
「そうだね。彼女に関してはボクと世間との間での乖離が激しすぎる。彼女は『賢者』などではない」
「知ってるのか?」
「ボクが『嫉妬の魔女』に飲み込まれたのは400年以上前のことだ。彼女を知っていても不思議は無いと思うな。」
甲高い磁器の音が鳴る。
「で、『死者の書』ってのは誰でも読めるものなのか?」
「読めないね」
「……誰なら読める?」
「条件は読みたい書の人物を知っていることだ」
「つまりはエメラダ・ルグニカを知っている人ってことだな。っても………」
額に手を乗せ、落胆したようにスバルは偽物の青空を仰ぎ見る。晴れやかな偽物の陽射しがスバルを照らしている。
「50年以上も前の奴でしかも王族って誰が知ってんだよ………」
「それはボクにも分からないことだね」
「………お前って意外と知らないこと多いよな。今回にしろ、『暴食』にしろ………」
「このボクにそんなことを言うのはキミだけだよ、ナツキ・スバル。少々『強欲の魔女』としての沽券にかかわる。そうはいってもね、ボクの知識はボクが見る、経験する、知ることで得たものだ。だからキミたち人類が到達していない地点のことなんて知りようがない」
顔を上に向けたままスバルの眼だけが悪びれの一欠片もないエキドナを見る。
今までの人類の集合知と言えば適切だろうか。それが『強欲の魔女』として名を馳せたこの人物である。
決して全知全能などではない。
異次元の知識量とその合わせ技による含蓄。それこそが『強欲の魔女』の最大の武器であり、強みである。したがって、人類の想像の及ばない大罪司教の『権能』であるとか、人類が到達していない地点に限れば基礎の盤石性を除けば大して変わりない。
彼女にこの世界が到達していない物、例えば現代科学、それこそ小学生程度の理科の教科書など渡せば舐め回すように読み耽ることだろう。
「だから、これから先はキミとボクとで切り拓いていかなければならないところだ。よろしく頼むよ、『契約者』ナツキ・スバル」
首を傾げ、誘惑するようにエキドナが微笑む。甘美で、蠱惑的で、危険な、そんな笑みをスバルに向ける。
『スバル』が拒むその手を『スバル』が手に取る。
「と言っても体張るのはオレなんだけどな」
「そうだね。だからボクはキミの共犯者であり続けよう。キミがどんな未来を望むのか、そこに向かってキミがどんな行動をとるのか。その全てがボクにとって得難い経験だよ」
「強欲だな」
「当然さ。なんといってもボクは『強欲の魔女』だからね」
エキドナに黒い笑みが浮かぶ。邪悪で、狡猾で、毒気にあふれた笑みをスバルに向ける。
取りたくもない手を『スバル』が手に取る。
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三一五九回
スバルがエメラダ・ルグニカを知る人物の捜索に充てた『死に戻り』の回数である。事態の悪化を避けるため、捜索の開始日に戻れる可能性のある一週間を期限として砂に埋もれた一欠片を探す旅を始めた。
九七七五回
エメラダ・ルグニカを知る人物を特定し、プレアデス監視塔へ連れていくことができるようになるまでにかかった『死に戻り』の回数である。
それほどにこの人物の観察眼と智謀はスバルの遥か上を行っていた。
「てめぇら!!タダで済むと思うなよ!!!」
「思ってねぇから。安心してくれ」
雁字搦めになった今でも金髪赤眼の野生児・フェルトがやかましくスバルに突っかかる。
「久しぶり………って、この世界では初めましてか。『ロム爺』、いや、『バルガ・クロムウェル』」
スバルは目の前の色黒の巨人に話しかける。
「『黒銀貨』に『天秤』、それに『華獄園』……だっけ?滅茶苦茶強かったぜ。ほんと、相手にするのが嫌になるくらい。しかも爺さんもクッソ強いし。流石『亜人戦争』の亜人側の『大参謀』だ」
「儂に何の用じゃ」
「アウグリア砂丘にプレアデス監視塔ってのがあるだろ?そこに一緒に来てほしい。」
「プレアデス監視塔って………!!!」
「この老いぼれ相手に人質までこさえるとは、用心深いようじゃの」
「だって、こいつ放っておくとナイフ片手に突っ込んでくるんだぞ?どんな教育してんだよ」
「要求を呑むしかないのじゃろう?」
「理解が早くて助かるよ。じゃないと次は何回やることになるか………」
ポツリとスバルがぼやく。背後に漂う冷気をまとい、スバルはようやっと『色欲』攻略の前段階を解決するための条件の可能性を手中に収めた。
嫌気が指す程の長い道のりだ。
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五十年前に起こった最悪と伝わる内戦『亜人戦争』。
この戦いに『大参謀』として参加していたバルガ・クロムウェルならばエメラダ・ルグニカを知っている可能性が高い。時間の進まない青空の下、スバルとエキドナはそう結論付けた。
あくまで可能性である。知らない可能性も十二分にあるわけだが、もてる知識の中では分のいい賭けだとスバルは思う。
「で、肝心の所までどうやって行くかなんだが………」
スバルはチラリとラインハルトの方を見る。
王族で流行った謎の病。
その解決策を『賢者』シャウラに求めてラインハルトは一度プレアデス監視塔に向かった経験があるらしい。
「恥ずかしいことに何もわからないよ、見えてはいたんだけどね、どれだけ進んでも近づいている気がしないんだ。それに魔獣が住み着いていたり、砂嵐で進めなくなる時もあったね」
「ただ進むだけじゃ無駄ってことか………」
『あそこには結界が張られているからね、それを突破しないと絶対に到達できない』
「………」
「砂丘に入る前に街があるんだ。そこでなら何かいい情報があるかもしれない」
「行ってみるしかないか………」
リスタート地点が不明という都合上、どうしても慎重になってしまう。もう一度クロムウェルのためにやり直すのは気が滅入る。すでに滅入る気もないかもしれないが………
プレアデス監視塔に向かうメンバーはスバルとエミリア、ラインハルト、『魔操の加護』を持っているメィリィらしいカペラ。そして、連行するクロムウェルと人質のフェルトである。
「……エキドナ」
『キミから話しかけてくれるとは珍しいね』
「『死者の書』から『暴食』の『権能』について何か得られると思うか?」
「……不可能とは言わないよ。ただ話し合った通り、キミにとって人数の多さというのは枷になる可能性がある。その点はよく考えるべきだろうね」
「……そうだな」
エミリアとレム。
『暴食』によって記憶と名前を貪られた被害者である。
レムを今回の旅に連れて行くかどうか。
一分一秒でも早くこの二人に元のように笑ってほしい。元のように名前を呼んでほしい。なんてない会話を交わし、日々を共に過ごしたい。
反吐の出る名前にしか反応しなかったり、眠ったまま起きなかったり。そんな現状は今すぐにでも打ち破りたいのだが。
「スバル様、その旅にラムを同行させたい気持ちは分かりますが、その場合、彼女の命は保証しかねます」
ロズワールは以前と打って変わった慇懃な口調でそう言った。
「それはどういう……」
「ラムの額のツノが折れていることはご存知ですね?」
「あぁ…魔女教にやられたとかって聞いた」
「鬼族という種族は大変に強力な種族でございます。『亜人戦争』に参入していれば勝敗が変わったと言われる程に。そんな鬼族の力は額に生えたツノからマナを取り込むことでその力を得ているのです。なら、そのツノが折れてしまったらどうなるのか」
声のトーンを一段落とし、ロズワールは話を続ける。
「ツノを介したマナの取り込みができなくなった鬼族の体は常に倦怠感に襲われ、十分な力を発揮できなくなってしまう。さらにマナの取り込みが不安定となり、他者が体にマナを取り込ませなければ………次第に衰弱し、死に至る」
「なら今もラムは…」
屋敷に来て家事を教わった時、ほとんどのことはレムの方が優れていた。そんなこともあるだろうと流していたスバルだったが、この話を聞くと見方が変わる。
常に倦怠感の付き纏う体で、満点には及ばないまでも十分に仕事をこなしていたのだ。
「マナの補給ってロズワールが?」
「えぇ。毎夜、私が」
火、水、土、風、陽、陰の六色の小粒がロズワールの手の平の上に浮かぶ。
「私は貴方の意思に従いますよ、スバル様」
月光に照らされ、ロズワールはうやうやしく瞳を閉じる。
スバルはロズワールに背を向け部屋から退出する。
「…ラムか」
「スバル様とロズワール様がお話をされていましたので。おやすみなさいませ、スバル様」
「あぁ、おやすみ、ラム」
ロズワールと合流した翌日からだ。ラムがあのような態度を取るようになってしまったのは。意図は分からないが恐らくはロズワールの指示だろう。
(皆変わっていくな………)
エミリアは記憶と存在を失い、スバルに、否、レグルスの影をスバルに求め依存している。
ラインハルトも忘れそうになるが名前を食われている。王都の騎士団は『剣聖』を母に持つハインケルが『剣聖』を名乗っている。いや、恐らくは名乗らされているのだろう。『偽剣聖』などと人物を知るものからは呼ばれているらしい。
レムは寝たきりとなってしまったし、ラムは変わらなかった態度を変えさせられた。
ベアトリスは以前は『扉渡り』を勘だけで引き当てるスバルを邪険にしていたが、今は邪険にする元気もないようだ。
ロズワールは再会するやいなや、スバルを様付けで呼んだ。
ペトラ他アーラム村の人々にも元の家を失った者がいる。
屋敷の窓から月が見える。その周りを雲が漂い、代わる代わる月を隠す。
月の光が淡く地上を照らしている。
次回 #9 プレアデス監視塔