ボクのヒーローアカデミア くらっしゅ!!   作:ぺぺぺぺぺぺぺ

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THE・補足

○プロメテウスの正体

読者様やアンケートから
「これどゆこと?さっぱりわからんかった」という感想を頂きました。
わかりにくくて本当に申し訳ありません。
もちろんオリキャラが出てるわけではなく、
俺の気合い、気持ちとしての性癖です。恥の上塗りです。
このコーナーがこれで最終回になるよう、
もっと皆さんにわかりやすく、明朗快活、楽しい二次創作になるように
鍛えます。あああああああ!!

※ヒーロー募集のところでネイティブさんへの励ましのお便りも募集しています。


『世界を動かそうとするならば、まず自らを動かすべし』

「お久しホーリー♡ホークスっ!」

 

「やっホークス~。元気してた? ホーリーナイト」

 

 メスガキのクソみてぇな流行らない挨拶に似たような流行りそうにない挨拶で返すホークス。これはミラーリングといって相手に好感をもってもらうためのテクニックの一つだ。公安でバリバリに心理学も仕込まれているホークスにとっては意識せずとも自然と出てしまう仕草で、それゆえにホークスはドチャクソモテる。

 

「………………」

 

 メスガキは大きくて宝石みたいに輝く目を更にまんまるにしてホークスをじーっと見つめた。

 

「な、何ね? 初めて見る目せんでよ、緊張するっちゃけど」

 

「やり直しまーす! やっホーリー♡久しぶり、ホークスーっ! そろそろ『八相縁起』の居場所は分かったの~?」

 

 まさかのパクリである。こいつプライドとか無いのか? 最高峰の雄英にふさわしくない恥ずべき痴態だ。見たことのない反応に緊張していたホークスはホッとして口を開いた。

 

「お気に召したならよかった。警察のほうの超敏腕がこの件に加わってくれたらしくてね。一気に捜査が進んで、君の報告にあったバーの位置にも目星をつけてるらしい。特定も秒読みだってさ」

 

「おー! 盛り上がってきたねっ! それなら最後に皆に会いに行こうかな~っ! 獄中に行ったらしばらく会えないし、自首を勧める最後のチャンスだしねっ」

 

 危険なヴィランの巣窟に行くとは思えない気楽なノリだ。まぁメスガキにとってあのバーは危険な場所ではなく、カスみてぇな犯罪者どもにSEKKYOUしながらタダでジュースが飲める場所でしかないのだから当然だが。

 

「いやぁ、本当に頭が下がるよ。君みたいに根気強いヒーローを俺は他に知らない。(ヴィラン)を言葉で説得しようだなんてね」

 

「居ないんじゃなくて注目されてないだけだと思うけどなぁ~? 今のシステムだとヒーローの『得点』にならないし~。それに学生の暇なうちに色々やっとかないとね~!」

 

 とはいえこれはメスガキが(ヴィラン)に優しいと言うよりただの時間稼ぎ・時間つぶしだ。拠点を移していないかとか情報が漏れていないかの定期チェックのついでに説得をしているだけである。少なくとも本人はそう主張している。

 

「……そうかもね。ま、システムの方はこれからアップデートしていこう。会長も君の方針に賛同してる。世界を望む方向へ動かす力が君にはあるよ」

 

 世界を変える。そのためにホークスは動いている。新たなる象徴の擁立と確立。メスガキ本人はそういうつもりはないだろうが、世論を動かすのはヒーロー公安委員会の仕事だ。

 

「まぁ~? 知ってたけどぉ~? 知ってたけど~! フフーフフフフ!!」

 

 ホークスに褒められてご満悦のメスガキ。メスガキは他人に褒められるのが大好きだ。煽てに弱いとも言う。彼女は他人を必要としていて、孤独に生きる気など一切ない。そうならないように生きている。

 

「お、会長来たっぽい。降りるよ、ホーリーナイト」

 

「はぁーいっ!」

 

 これまでの会話は公安の施設上空1000mで行われていた。誰にも聞かれたくない話は空でやるのがこの二人のいつものパターンだ。ホークスが会長の車が近づいてくるのを発見し、重力を置き去りにしたような速度で屋上に降り立つと、ツッテケテータッタカターと緊張感のない足取りで応接間に向かった。

 

「ごめんなさい、少し遅れたわ。久しぶりね、ホーリーナイト」

 

 メスガキと会長は初対面ではない。そもそも最初に雄英高校に「おう、お前んトコの生徒、公安にも使わせろや(意訳)」とやった時に足を運んだのが会長本人である。 

 

「会長~! おっそーい! 権力がアナタの脚を重くしてるんじゃあないの~? でもどっかの象徴おじさんと違って最初に謝れて偉い!」

 

「あら、私の知る彼は真面目で誠実だったけど、教師になったオールマイトは遅刻しても謝らないの? 意外だわ」

 

 メスガキがクソ生意気なのは今に始まったことではないので会長も慣れているし、ホークスも咎めたりしない。おばさん会長くらいの年齢だと若者に生意気な態度で接されるとむしろ喜ぶ傾向にあり、例に漏れず会長も心地よく思っていた。メスガキはきっちりTPOをわきまえるタイプなのでそういった点で既に信用を得ているとも言える。つまり今は無礼でも良い時間だという共通認識がある。公安の会長としてではなく、知り合いのおばさんのように接してくれる人物は、もはやメスガキ以外にはいない。

 

「やー、どうでしょう? シチュエーション次第でしょ? 大方最初に「私が来た!」ってやっただけじゃないすか?」

 

 正解である。というか敵の襲撃の最中じゃなかったらオールマイトも普通に遅刻してごめんなさいから入ったからね。根が小市民なので……。己の力も立場も『預かりもの』だという認識があるので偉ぶったりしない。事情を知らない市民にはそれがスーパーヒーローの謙虚な態度に見えるので日本だとめちゃくちゃウケが良い。ただアメリカ時代は謙虚だとくっそナメられたので自信家っぽく見えるよう振る舞った。HAHAHA! という豪快な笑い方はその時に身につけたというか、お師匠に習ったにっこり笑顔からアップデートしたものだ。

 

「なるほど、ふふ。やっぱりあなたは規格外ね、ホーリーナイト」

 

 会長にとってはメスガキのこの『オールマイトへの敬意のなさ』は師弟の親しさの証のように見えている。なんなら「もしかして隠し子かしら?」とか思っている。皆オールマイトのシモ事情に興味津々だから……。

 

「ボクが規格外なんじゃあなくて、皆が好き好んでオールマイトの傘に隠れてるんでしょ~? 矮小化しちゃあダメだよっ! 自己分析、客観視っ! 常に成長しないと! 現状維持は後退と同じ!」

 

「そうね、そのとおりだわ。ふぅ、あなたと話しているとこの肩書の重みが私を鈍らせているのだと痛感するわね」

 

 メスガキの言葉はいつも自分の痛いところを突いてくると会長は感じる。若い頃には持っていたはずの熱意や決意は今どこに行ってしまったのだろうか? 

 

「会長はよくやってくれてますよ。俺がその証明です。なんて、自分で言ったら軽くなっちゃうかな。でも本心です」

 

 ホークスが最もお世話になっているのは『目良(めら) 善見(よくみる)』という人物だが、その目良をつけてくれたのがこの会長である。ホークスを公安の駒として育てるにあたって、冷徹ではあっても冷血にはなってほしくない、そう思って人の良い目良を配置したのは我ながら慧眼だったと会長も思っている。ホークスは本当に素晴らしい(つごうのいい)ヒーローになってくれた。とはいえ。

 

「私に出来たことなんてなにもないわ。前会長の負債を……いえ、この言い方はフェアじゃないわね。公安の会長としての責務を果たしただけよ。その過程で汚いこともたくさんしてきた」

 

 かつて「自分は絶対にこんなふうにはならない」と唾棄した前会長。秘書をしながらも軽蔑の目で見ていた。私が会長になった暁には、この仕組みそのものを変えてやる。そう思っていたあの頃。『レディ・ナガン』が『凶行』に及んだあの日。公安の口封じから彼女を守るため……そして「私は前会長とは違うのだ」と示すためにナガンを『タルタロスへの隔離』という建前で匿った。その時から『腐敗(だきょう)』は始まっていたのだろうと、今にして思う。ナガンも私も、何も知らない小娘だった。大人になったのか、それとも子供でなくなっただけなのか。分からない。

 

「少なくとも俺は感謝してますよ、会長。貴方と目良さんが俺をヒーローにしてくれたんだから。それに『合法だから善、違法だから悪』っていう単純な物差しは、本質とは違うでしょ? 俺自身を正当化するつもりはないですがね」

 

 会長を励ます言葉を口にしつつも、ホークスはそのロジックを自分には適用しない。ホークスの活動そのものに違法性は無い。ときに犯罪者ヒーローを殺すこともあったが、そもそもヒーローの殺人は即違法とはならない。殺害もやむなしと判断できる危険性や重大性があれば合法である。そしてホークスが『手掛けた』案件はすべてがそれに該当する。ただしそれは『まだ』正式な審査を経たものではない。秘匿案件だからだ。法的には公安が「審査のための捜査中」という建前で、一切手続きを進めずに棚上げしている状態なので『違法』ではない。そして正式に動かせば『合法』と確定するが、そうなれば秘匿性が失われるため、現状は『合法』ではない。意図的に曖昧な、グレーな状態にしているのだ。故にホークスは自身の行動を『泥』、汚れであると判断している。合法であったとしても……殺人は、悪なのだ。

 

「合法でも悪いことする人は居るしねっ! 違法性のあるなしと善悪は無関係だよっ! それに決まりっていうのはより良く生きるためにあるものだし! どうしても気に入らないなら法の及ばない無人島で暮らしたら良いだけだしね!」

 

 メスガキにとって人の死はトラウマだ。この絶対的な断絶を何よりも憎んでいる。だから少し棘のある言葉になったが、ホークスの苦悩を軽くしたいという気持ちもまた、本心なのだろう。

 

「そうね。(ヴィラン)だって社会のインフラを使って生きるなら社会のルールは守ってもらわないと。公安なんてやってると特に強くそう思うわね」

 

 公安の会長としての実感としてはこのようなものになる。同族嫌悪だ。「自分たちのことを棚に上げてよく言う」「どの口が」とは思いながらも、それを口にすることはもうできない。してはならないのだ。

 

「この国のルールは内部から変える方法がある。ステインみたいに犯罪で制度変更を主張しようだなんて、ましてや全部壊してやろうなんて子供の癇癪ですよ」

 

 こんな事を言っているがホークスはどちらかと言うと犯罪者に同情的である。そうしないと生きられない『弱者』だとみなしている。自分は『強く』生まれた。そして『恵まれた育ち』をしたと皮肉交じりで感じている。公安に拾われた自分を『不幸』だとは思わない。クソみたいな生まれ。クソみたいな環境。そこから抜け出せずに足掻くことすら出来ない者のなんと多いことか。そして暴力と罵倒しかくれなかったあの男(ちちおや)はともかく、母には感謝している。『強く』産んでくれた。『あの人(エンデヴァー)のように強くなれ』と言ってくれた。『何のためのその羽がついているか』と問いかけ、たとえそれが利己的なものであったとしても……『他者(わたし)のためにその力を使え』と言ってくれた。だから今でも、『母』だと思っている。そう思えるようになった。

 

「敵連合の愚者たちはそんなんばっかりだよっ! やれ制度が悪いだの、やれヒーローは助けてくれないだの、問題の切り分けができてない! 自分の頭の悪さや運の悪さを直視しようとしない! 自己正当化に必死で問題の解決なんて望んでいない! いや、殴る理由が消えるから問題が消えてほしくないとすら思っている! 気持ちよく殴れる『悪』を求めてる『ヒーロー崩れ』! そんな愚者を導かなくちゃいけないのが新人類たるボクの聖務というわけ! はー! 困っちゃうなー!」

 

 メスガキはだいぶ割り切れたようだ。連合のバカどもはホーリーナイトの説得にまぁまぁ納得しているが自首するつもりはない。「今更そんな生き方出来ねえんだよ」と逆に開き直ってしまった感すらある。例外は、居るが。

 

「ヒーローのジレンマね。敵は救うべき市民なのか。滅ぼすべき悪なのか。きっと永遠に答えは出ないんでしょうね」

 

「ちっがーう! 『答えはその時の社会が決める』んだよっ! 変化するの! 絶対値なんてこの宇宙には存在しない! 全ては相対的なもので「関係性」こそがヒトの世界の本質なんだから! だからこそボクが愚かな民衆の『基準点』になってあげるのさっ!」

 

「なんか哲学的な話になってきたね」

 

 会話の間にもホークスは慣れた手つきでアンティーク調のハンドミルを回して豆を挽き、サイフォンに火を灯していた。ガラスの中で琥珀色の液体が躍りだす。

 

「答えはその時の社会が決める、か。私もいつか『答え』を突きつけられるのかしら」

 

 会長の想像する『答え』。それは民衆に己の『罪』を暴かれ、糾弾され……そして破滅する。そんな恐ろしくも甘美な夢だ。そうなったらきっと、自分は『悪の幹部』のように振る舞うだろう。「私にも事情があったのよ」などと同情を乞うような真似はしたくない。きっと『彼』も『レディ・ナガン』にそう振る舞ったのではないだろうか……。

 

「会長は自分の『答え』をもう持ってるでしょ~? 『教育』こそが世界を良くする唯一の手段っ! 会長がホークスを導き育てた事がボクに繋がったんだから誇っていいよっ!」

 

 その言葉に会長は少しだけ重荷が軽くなった気がした。ここまでの繋がり。軽蔑していたはずの前会長。この椅子に座っていると、どんどんあの人に似てくる自分を感じる。どうして彼がああしていたのかが、分かってしまう。だが、あのやり方を見たからこそ、それに反発したからこそ、今はそれより少しだけ良い方法を模索できている。

 

「そーですよ。あんまり思い詰めないでくださいね。貴方がたのバックアップがあってこそヒーロー達も輝けるんですから。はい、どーぞ」

 

 応接間が極上の香りで満たされたタイミングで、カップへと注ぎ差し出す。それは会長が愛してやまない味。そして前会長が愛してやまなかった味。

 

「お気遣いありがとう。それじゃあそろそろ本題に入りましょうか」

 

 かつて秘書だった頃それは自分の仕事の一つだった。こんなもんに手間と予算かけてるんじゃねえよ、なんて思いながら軽蔑する男のために珈琲を淹れていた。今ではそのやり方を他者に教え、自分が飲ませてもらっている。前会長と同じ『苦み』を今、少しだけ変わった応接間で、味わっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「奴の尻尾……潜伏先と思わしき場所を掴んだぞ、オールマイト!」

 

「おおっ! 塚内くん! 流石だ!」

 

 六本木のオールマイト事務所で二人は再び会っていた。塚内くんはものすごく優秀な刑事で本当に短期間でこの情報を入手していた。

 

「しかもこれは公安もまだ気づいていないであろう足跡だ。ホーリーナイトが動員される前に動けるかもしれない」

 

「エェーッ! 凄すぎだろ! いよっ! 調査の象徴!」

 

 オールマイトもびっくりである。優秀なのは知っていたがほんの数日だぞ!? と仰天している。それと同時に素晴らしい友人を持っていることに誇らしさを感じている。デヴィット・シールド。塚内直正。親友と呼べる二人はどちらも本当に優秀で、八木俊典は頭が上がらない。

 

「よ、よせよそういう持ち上げは……というか最近なんだか語彙が幼くなってないか? ……この後当然公安とも情報を共有するつもりだが、まずは君に伝えて意見を聞こうと思ってな」

 

 メスガキとよく喋っているのでその影響だろう。子供みたいな煽てをするとメスガキが大喜びするのでつい塚内くん相手にも出てしまったのだ。

 

「もう本当に助かる! 早速襲撃をしようと思うんだがどうかな!?」

 

 そしてそのメスガキが奴と戦うようなことにならないようになんとか自分でケリを付けたい。降って湧いたような大チャンスにテンションを高めて提案する。

 

「ああ、行こう! 俺達の手で『奴』を終わらせるんだ! ……と、言いたいところだが問題がある。やつの潜伏している……可能性があると思われる場所はビジネス街で思いっきり街中なんだ」

 

「ムムっ……それはまた……」

 

 人質を取るようなことはしないだろう。だが周りを気にすることもありえない。そしてヒーローが被害を防ぐために防戦一方になるのを見てニヤニヤする。そういうクズである事を知っているオールマイトは渋面になる。

 

「なんとかして郊外におびき寄せたり出来ないか考えたんだが、慎重な奴が出てくると思えない」

 

「だろうね……」

 

 安全が確保されていない場所にノコノコとくるようならもっと早く撃破できていただろう。梅干しおじさんは慎重で狡猾で、臆病であるがゆえに強い。

 

「さらに言えばまだ推定でしかない。脳無らしき存在が保管されている工場っぽい建物を見つけたので、やつが居るタイミングがある可能性がなくもない、くらいのかなりあやふやなものだ」

 

「Oh……だがそのくらいの情報でも貴重な手がかりだ。本当にすごいよ塚内くん」

 

 脳無の保管場所を破壊ないし接収できればそれは奴の戦力減少を意味するのだから、仮に本人がいなくても十分に意味がある襲撃となるだろう。オールマイトはがっかりするどころか、まさに『最新の情報』を共有してくれたことに思い至り感謝の念を強めた。

 

「死柄木弔らしき人物や推定敵連合のメンバーらしき人物も目撃されているから関連がある事自体は間違いないがな。ホーリーナイトの報告にあったアジトらしきバーの絞り込みも進んでいる」

 

「連合のメンバーか。奴の信望者が死柄木弔の護衛をしているのかな?」

 

「いや……公安の資料……ホーリーナイトの内偵の成果らしい情報をある程度共有してもらったんだが、それを見たかぎりだと『死柄木弔の仲間』であって奴の部下という印象はないな。むしろ奴とは緊張感のある関係のようだ」

 

 このあたりはぶっちゃけメスガキのほうが圧倒的に詳しい。そしてそのメスガキから話を聞いているミッドナイトとイレイザーヘッドは連合メンバーのパーソナリティを公安よりガッツリ把握している。公安はメスガキの相談などには熱心に構ってくれるが情報を上げろなどとせっついたりしない。そういうのはホークスが聞いて把握しているためだ。公安はホークスを全面的に信用し、信頼している。平和を愛する心はオールマイトにだって負けていないとも思っているのだ。

 

「……公安との連携はどうなっているんだい? なんだか君らしくない曖昧な物言いが多いが」

 

「総指揮と銘打ってはいるんだが……結局のところ公安は徹頭徹尾『ホーリーナイト』のサポートを優先していてそもそもあまり詳しく知らないようだ。……いや、今にして思えばこれはあれだな。『オールマイト』と同じ扱いだ」

 

「え? 私?」

 

「ああ。『オールマイト』がなんとかしてくれる。『オールマイト』に任せておけば大丈夫。『オールマイト』ならうまくやる。……まいったな、主体が子供に入れ替わるとこうまでも見苦しいものなのか……」

 

 オールマイトの後継者。それは誰もが望み、しかし望まなかったもの。ずっと彼が守ってくれると無根拠に思っていた。いつか来る終わりから目をそらしていた。公安や警察はまだ現実が見えていたほうだが、それでもなお求めるのはやはり『オールマイトの後継者』であって『平和をもたらす誰か』ではなかったのだ。

 

「……私の……罪なのだろうな……」

 

 実際の総指揮はホークスが担当していて、そのホークスの存在が警察にも伏せられているのでちゃらんぽらんなクソムーブに見えているのでちょっと勘違いである。しかし実態としては大差ないとも言える。メスガキ個人かメスガキ+ホークスかで受ける印象は変わってくるだろうが、良く言えば『責任はこっちで取るからおまえたちの好きなようにやれ』、悪く言えば丸投げなのだから。

 

「何事も功罪あるだろうし、君に罪がないとは言えない。しかし君のこれまでは圧倒的に『功』が大きく『罪』があるとするなら我々警察や公安のほうだろう」

 

 オールマイトの罪。それは現在のこの状況が物語っている。つまるところコミックのような秘密のヒーローと現実的な職業ヒーローを同時にこなしたことだ。自分に秘密が多いので他人と密な連携が取れない。特に組織的な捜査と相性が悪い。詳細を明かせない“個性”を持ち、社会の裏に潜む存在を明かせない敵と戦うならば、本人も存在を秘匿するべきであった。しかし彼は『象徴』を求めた。『OFA』のあり方を歪めたのだ。まぁこれを罪とするなら『戦犯』は八木俊典ではなく志村菜奈だが。『OFA』を継がせるまえから八木俊典はそうする、そうしたいと主張していたので。

 

「……ありがとう。君はいつも正直だから、それが気休めや慰めではないことが分かるよ。しかし襲撃は時期尚早のようだね……」

 

 結局のところオールマイトもAFOも人間不信なのだ。八木俊典は『自分やAFOのことを公開すれば世界は奴に阿ってしまうかもしれない』と危惧し、死柄木全は『OFAや自分のことを公開すればオールマイトを旗頭に一致団結してしまうかもしれない』と思っている。どちらも本当に恐れているのはぶちのめせば良い『個人』ではなく『社会』である。

 

「褒められてるのかどうなんだか。とりあえず気取られないことを重視して監視を続けるよ。とはいえ『黒霧』の存在もある。まずはこいつの確保を目標にしたほうがいいかもな」

 

 結局のところ黒霧が居るかぎりいつ逃走されてもおかしくないし、捕まえたところで逃走を警戒しなければならない。ちなみにワープ系は『レア“個性”』とされているが、実際は生まれていないのではなくだいたい子供の頃に死んでいる。子供が急に居なくなって戻ってこない。石の中から4歳児の死体が見つかる。こういった失踪・怪死事件はワープの“個性”が発現した子供のポピュラーな末路だ。

 

「例の『ワープゲート』の人物か。彼を押さえないと奴にも逃げられてしまうということだな」

 

 ワープ能力は大抵が突然変異的に生まれるので親も警察も連想できずに首を傾げるしか無い。制御できずに発動したワープで五体満足かつまともな生存空間に都合よく移動できる可能性は非常に低い。空中・水中・地中は言うに及ばず、生存可能な陸地であっても人の文化圏でなければ遠からず死ぬ。それ以前に全身をワープできず身体の一部を失いそのまま死ぬ。そうならないためには、まさに天文学的な幸運が必要なのだ。

 

「潜伏も逃走も支えているのは『ワープゲート』だ。黒霧を捕らえることができれば奴の警戒が強まることを考慮してもお釣りが来るだろう」

 

 百年以上世界中から“個性”を集めているAFOからしてもなお希少。そもそも『黒霧』は偶々手に入れた『(クラウド)』の“個性”が子守に良さそうだったので、死柄木弔の教育役として、そして『知性を高めた脳無を創る実験』として制作された存在だ。家事に便利だろうと『収納』という身体の中に物を保管できる“個性”を与えたら『雲』と混ざって『ワープゲート』になったという完全な偶然の産物である。黒霧が居なければメスガキはすでに『八相縁起』を捕らえていただろう。それが出来る能力がある。やる気もある。無いのは状況だけだ。それをしても周りが不自然に思わない『状況』こそメスガキが欲しているものである。

 

「見方を変えれば我々は奴を追い詰めつつあると言える。かつてとは違い『黒霧』の存在を秘匿する余裕が無くなっているということなのだから」

 

 黒霧は既に15年以上『先生』に仕えている。『ギガントマキア』『黒霧』はオールマイトとAFOが戦った6年前の戦場に居れば勝敗は逆転していただろう。しかし梅干しおじさんは慎重さが行き過ぎてこれらの強力な戦力を秘匿することを選んだ。そのときは寿命勝ちを狙っていたのだ。本当にしょうもない。そのせいで居場所がバレた時オールマイトと一騎打ちする羽目になりそのまま死んでる。馬鹿丸出しだ。

 

「なるほど! たしかにそうだな」

 

 オールマイトの方も「やつの腹心たちは全部倒したぞヨシ!」と勘違いして攻め込んで来ていたので黒霧にギガントマキアをワープさせれば動揺も誘えたし戦力的にも上回りおそらくそのまま勝利できた。だが梅干しおじさんは『OFA』を奪いたかったからそうしなかった。つまり『勝利したあと捕縛したオールマイトを生かして『OFA』を持たせたままどこかに保管しておく』のが怖かったのだ。『次の継承者が未熟なうちに動いて奪おう』という負け犬の思考。『魔王』は既に『勇者』によって滅ぼされていた。実際に勝敗が確定する、ずっと前から。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホーリーナイトから連絡だ。黒霧、迎えに行ってこい」

 

 ここは神野区にある隠れ家的バー。営業許可もちゃんと取っている合法的なお店だ。経営者や店員は真っ黒だが。マスターに至っては物理的に黒い。

 

「え? 次はまだ二日先じゃありませんでしたっけ?」

 

 基本的にメスガキとの座談会()は次回の日取りだけ決めて当日に待ち合わせ場所……黒霧が迎えに行く場所をメスガキの端末に通知する形だが、メスガキから連絡する方法が一つだけある。フリーメールのアカウントを共有しており、そこに下書きを残すことでそれを確認した死柄木がまた新しい端末で連絡を返す、という方法だ。

 

「急いで伝えたいことがあるらしい。早く行け」

 

「伝えたいこと、ですか。あまり良い予感がしませんね。……いやちょっと待ってください。もしかしてついに我々を捕まえるつもりになったのでは? 『お悩み相談』も大体終わっちゃって、ほぼ決裂しましたよね」

 

 お悩み相談とはメスガキがクソみてぇな上から目線でかわいそうな(ヴィラン)にSEKKYOUをする催しのことだ。いつものロジハラとも言う。

 

「……それはないだろう。あいつは騙し討ちなんてする必要がない。いや、今回の『伝えたいこと』が「今から捕まえるぞ」という宣言の可能性はあるか」

 

 メスガキはまぁまぁ熱心に自首を勧めている。どうして(ヴィラン)になったの? 目的は(ヴィラン)にならなくても達成できるものじゃないの? もしすべての罪が許されたら(ヴィラン)を辞めたい? そうやって質問を繰り返してなんとか翻意させようとしていたのだが、どちらかというと逆効果だった。意固地になったのならまだマシだったが、(ヴィラン)として芯が定まってしまった者のほうが多い。

 

「えぇ……それまずいじゃないですか。逃げましょうよ」

 

 戦っても勝ち目がない。なんならメスガキがその気になった時点で捕縛されて終わりだ。黒霧の『ワープゲート』は自由自在にワープ出来るようなものではなく『ゲートを作ってそこを通る』というアクションが必要で、なおかつ自分がワープする場合は腕の先の『霧』を拡大させてそこを(くぐ)らないといけないのだが、これにはちょっとコツが必要で胴体と腕を同時に拘束されると移動が出来なくなる。そしておそらくその弱点は既にバレている。無警戒に移動させすぎたことに気付いたときには既に後の祭りだった。幼稚なガキンチョと思っていたメスガキは論理的で知能が高く、弱点に気づかれていないという楽観は到底出来なかった。まぁ幼稚なのはその通りだったが。

 

「いつでも逃げられるようにお前が準備してるのはいつも通りだろうが。リスクなんて今更だろ? こっちも相当喋らされたが、逆に言えばあっちに聞かせることが出来たとも言える。分からないか、黒霧。あいつはまだ揺れている」

 

「まぁそうですね。世の中に対する不満が出るわ出るわ。あれでどうしてヒーロー目指せてるんでしょうね?」

 

 やれ制度が悪いだの、やれヒーローの質が低いだの、やれ教育の低迷が目に余るだの、とにかく『現在(いま)』に不満だらけなのがメスガキだ。

 

「本人の主張どおりだろ。『強いから』だ。希望があるんだよ。自分なら真正面から世の中を変えられる、ってな。俺達(ヴィラン)は結局のところ負け犬。『ルール違反しなきゃ勝てない弱者』だ」

 

 メスガキは自分ならばこの腐った世の中を変えられると思っている。だから(ヴィラン)、つまり『何を言っても負け犬の遠吠えになるポジション』になるなどという失敗ルートを選ぶ理由がない。

 

「うぅん……私としてはそう簡単に敗北を認めてほしくないんですが。あなたの夢を叶えるのが私の生きがいなんですよ?」

 

「……そうか。まぁ諦めたわけじゃあない。むしろより高度で建設的な目標に設定(アップデート)しなおしたと言えるだろ? 『全部ぶっ壊す』は不可能。まずはそれを認めないと次のステップに進めない」

 

 影響とは相互に与え合うものだが、その度合いは違う。死柄木弔はメスガキの演説の影響をかなり受けてしまっていて、そのうえあまり自覚がない。『何でも壊せる』という幼児的万能感からいい歳してようやく脱した、と言い換えてもいい。まずメスガキが壊せないから……。

 

「それはそうですね。『普通の人々』による世の中の転覆はうまくいきそうなんですか?」

 

「なんでお前はそう曲解ばかりするんだごみ野郎。転覆じゃない、革命(revolution)だ。破壊と創造は表裏一体。何かを壊すってことは何かを創る準備。俺が壊し、あいつらが作る。分かるか? 乗客を入れ替えるだけじゃ意味がないんだよ。おまえはひっくり返る船に仲間を乗せたいのか? 馬鹿が」

 

 重要なのはなんなのか? 死柄木弔にとって本当に大事なものは『破壊(ほうかい)』ではない。『自由(かいほう)』だ。だからこそ『現在(いま)の社会』はぶっ壊したいし、だからといって全ての破壊は望まない。蛇口をひねれば水が出る環境を壊すのが自分の望みか? 新作ゲームが出ないような世の中が面白いのか? 食いたいものが食えなくなる世界が自由なのか? 自由とはもっと都合の良いものだ。少なくとも死柄木弔にとってはそうだ。『全ての崩壊』などという目的は……自分のものではない。『先生がやらせたがっていたこと』だ。

 

「すみませんでした。私は馬鹿だったんですね」

 

 何度も言われたのでついに納得してしまった。昔からずっと言われていたような気がする。

 

「今更気付いたのか? 会話が成り立たなくなることが頻繁にあるし、存在しない記憶を語ったりするし、ポンコツすぎるだろ。ワープゲートがなかったら……」

 

 ぶっ殺していた。その言葉は出てこない。何故ならば。

 

「……? どうしました、死柄木弔」

 

 黒霧。死柄木弔にとって唯一の存在。『先生』には感謝していた。黒霧を自分に付けてくれたからだ。もはや窮屈な檻でしかない『先生』を即座にぶっ殺しに動かないのは、その感謝があるから。ホーリーナイトが殺人を嫌がるから。そして……ホーリーナイトが遠からず豚箱にぶち込むだろうから、だ。

 

「いや。お前は『仲間』だ。『ワープゲート』が無くてもな。ありがたく思えよ」

 

「おぉ……死柄木弔。成長しましたね。そうです、仲間は……仲間は大切です。大事なものなんですよ」

 

 しみじみと言う黒霧。本当に心からの言葉なのが死柄木弔にはよく分かった。

 

「たまにお前がなんで(ヴィラン)やってるのか分からなくなるぜ。……そういや身の上話は聞いたことがなかったな。あとで聞かせろ。つーかいい加減迎えに行ってこい」

 

「分かりました。場所はどこですか?」

 

「駅の自販機コーナーで待ってろと伝えてある。……まだホーリーナイトのお悩み相談が終わってないのはトガか。あいつは今どこに潜伏してるんだっけ? 連れてこい。最悪置いていって逃げるぞ」

 

 急に前言を翻したようなことを言う死柄木に驚く黒霧。

 

「えぇっ……彼女も仲間でしょう? 囮にするんですか?」

 

「説得されて揺らぐようじゃホーリーナイトが言うように18歳になる前に捕まったほうが身のためだからな。それでも俺達と来るって言うなら……なんとかしろ、黒霧」

 

 かつてあの駅の自販機コーナーで4人で話した。自分の力で手に入れた、最初の仲間たち。トガヒミコ。荼毘。ホーリーナイト。今でも仲間だと思っている。現在(いま)を壊したいと、ともに願い、心から共感しあった。

 

「無茶振りすぎますよ……それに、揺れ動いていると言うならホーリーナイトよりも彼女でしょう。本当に説得されてしまうかも知れませんよ?」

 

 置いていく、というのが文字通りの意味ではなく、しかしある意味それよりも厳しい処置であることに気付いた黒霧は具体的な危惧を話す。

 

「新たな門出になるなら祝うのが真の仲間だろ? そうなったらそうなったでいいんだよ。ま、『更生しようとする殺人鬼』に対する世の中の風当たりは冷たいだろうけどな。なんなら敵やってるより世論には叩かれるだろう。馬鹿な世の中だぜ、全く」

 

 皮肉ではない。その表情にあったのは本当の侮蔑。間違えた人間のやり直しを許さない世の中に対する軽蔑だった。『罪を償おうとするよりも、一貫して悪のまま死ぬほうが喜ばれる』。そんな世の中(いま)は、ぶっ壊してやる。そう……『より良い明日のために』。




独自設定とか

・クソみたいな前書き:略してクソガキ!
・ミラーリングホークス:ホーリーナイト、珈琲淹れてよ(笑)。九州人しぐさか?
・やっホーリー:流行らない。
・根気強い:ネゴシエーターみたいなヒーローも居ると思う。支持率低そう。
・メスガキTPO:初対面の時はよそ行きの態度だった。
・隠し子疑惑:メスガキが知ったらすんごいネチネチ文句を言う。
・ホークスとおばさん:まぁまぁ緊張感ある関係だけどメスガキの前だと両者いつもよりリラックスしてる。
・前会長:彼だって最初はキラキラした眼をしていたはずだよ。
・合法でも悪いことをする人はいる:差別・偏見・無理解・拒絶など。
・遠見絵さん:ホークスの母です。真実をお話します。
・ホークスコーヒー:速すぎる男だけどコーヒーは適切に出てくる。
・頭が上がらない:オールマイトはいろんな人に頭が上がらない。
・襲撃:オールマイトが「行こうぜ」って言ったら一緒に突っ込む気だった塚内くん。責任も自分が取る気だった。ユウジョウ!
・人質:魔王のプライドとして人質は取らない。脅迫はする。
・ホーリーナイトの内偵:オールマイトはぎょっとした。
・私の罪:良くない前例になってしまったことを悔やんでいる。でも想定してるほうがおかしいから……。
・レア“個性”:珍しい上に死んでるのであって珍しくないわけではない。
・死柄木全:オールマイトに頭を砕かれるとは思っていなかった。
・お悩み相談:両者の利害の一致によって継続されていた。
・『ワープゲート』の弱点:捏造。“個性”使おうとしたらぶっ殺すやつセントラルにもあるの?ないでしょ。って思ってなんかワープできない理由をつけたかった。あるんかな……病院にそんなもん持ち込んでほしくない。
・ほうかいとかいほう:わたがしきだ。
・より良い明日のために:『普通の人々』の標語。
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