ちまちま投稿を続けるつもりではいますがすんげぇ気分で執筆をして出してる作者です……実はつべの方にAC6のパフェマセ動画出してたりします、ぶっちゃけこっちも気分でやってるんでまあのそのそとやっていきます
『さあさあ!リングの整備も終わったから続きやってくぜ!』
先の対戦によってとてつもない程の損壊したリングはものの数分で修理が完了した知らせを高らかに行い準決勝の続きを始めることとなった……何気に本編内初なのよね望と爆豪がガチンコで挑む事になるのって
『Aコーナーより!フランスより降り立った最年少1級フィクサー!その力は伊達じゃない!真紅の吸血令嬢!鬼血望ぃ!対するBコーナーより!例え女だろうが容赦無し!道行く邪魔者は全て爆砕!爆豪勝己ぃ!』
何ともまあ随分と酷い言い様である、命張って現場に出る都合上たとえ相手が女性だろうが子供だろうが容赦なく再起不能にして捕縛するのがヒーローの務めであると言うのにその言い様は無いと思うぞ?
「……てめぇとやんのはこれが初めてだな」
「そうね、割と抽選当たる確率は高い筈なのに尽く外しちゃってたから仕方ないんだろうけど……容赦しないわよ?」
「はっ!てめぇこそ温い戦いすんじゃねぇぞ!」
無論望はそんなことをするつもりは一切ない、ここまで勝ち残ったのだからその敬意を評して最大限戦うことを決め込んでいるものの流石に現在の最大火力でやると絶対ぶっ飛ぶのである程度加減はするつもりでもある
「それでは!本戦準決勝第2回戦……始め!」
ミッドナイトによる開始の合図が言い放たれると同時に双方はすぐに動いた、爆豪は掌のニトロを後方に向け放ち加速し接近するのに対して望はのんびりと甲冑を纏って迎撃体勢に入る。これは一種の余裕の表れでもあり真正面から勝つという意思表示でもある
「死にやがれぇ!」
『爆豪容赦なく顔から爆破入れたァ!容赦ねぇ!』
『……ま、あの程度で勝てる見込みは無いとは分かってるだろうな爆豪も』
「ちっ!無傷とか舐めてんのかテメェ!」
「あら、舐めてるつもりはないわ……そもそも何かしたかしら?」
硬血による身体能力向上に加えて心による能力強化によって並大抵の攻撃はほぼ受け付けることは無く爆豪が本気で放ったであろう爆破ですらものともせず仁王立ちできる余裕すら見せつけていた
「っそがぁ!」
「……そんなんじゃ私を突破出来ないわよ!」
然しそれを見て勢いが止まるような爆豪ではなく両手から連続で爆破を放ち続け攻撃を継続して少しでもダメージを稼ごうと躍起になるがシ協会で学んだ歩法【縮地】を利用し一気に接近、発勁を鳩尾に叩き込み吹き飛ばすが流石のタフネスさギリギリ意識喪失には至らず爆破でノックバックの勢いを殺し耐えるが相応のダメージが入ったようだ
「テメェ……ゴホッゴホッ!あんま使いたかねぇがテメェ相手に悠長な事してらんねぇ!
「(っ!?目眩し……そういう使い方出来るなんて随分応用を効かせるのが得意なのね)」
「(一応効きはしたがこんぐれぇでやられるような奴じゃねぇ……ちと時間がかかるがやってくきゃねぇ!)」
閃光による目眩しを行い再度攻撃を放つが寸前の所で硬血の壁に阻まれ失敗、それどころか壁を再利用してハンマーに作り直され反撃を叩き込まれ手痛い仕返しを受ける羽目になった
「クソが……本当に閃光効いたんか吸血鬼女」
「ええ、とても眩しかったわ……さっきのは音と勘でって感じね」
『進退繰り返す準決勝二回戦!爆豪の猛攻や搦手に対して一切動じる事なく!的確に反撃を行う鬼血!マジで最強じゃねぇか!』
プレゼントマイクの言葉が響く中爆豪は次の攻撃の工程を頭で組む、その間に望はハンマー状になっていた硬血を解き血液が空中を舞い普段のコスチュームのファーに形成されて行き直ぐさまそれを着ける、余った血液は体操着の裾や袖へと変えロングコートのように翻す
「余裕ぶっこくつもりは無いけど……まだ終わらないわよ?私のパレードは!」
攻防一体、そう言わざるを得ないその状態に対して爆豪は脂汗を流しながら警戒を続ける……それもそうだ、お昼休みから待機時間の隙間を縫いに縫って血餐を溜め込み続けたのだから使い様は多種多様である。それどころかまだまだ余裕があると言わんばかりに空中に流体血液を浮遊させ始めてしまう始末だ
「クソが!!」
「ドンキホーテ亜流硬血【傘】」
『爆豪遠距離からチマチマ攻撃する方向にシフト!それに対して鬼血は一切動じることもなく防御していく!』
『オーラで能力上昇、血液の装甲甲冑で防御上昇、流体血液による部分防御……何重にも重ねた防御陣地に対して殆ど有効打は無しか』
遠距離からの一極集中爆破による攻撃を放つが槍を傘に変え防御、流石の爆豪も近距離戦は不味いと思ってか遠距離攻撃にシフトして様子を見る……しかしながら心発動状況下での硬血甲冑と血甲による高防御化に流体血液による部分防御によってろくなダメージが入らず唯体力の消耗と磨耗が激しくなるだけだった
「(周りを飛びながら火力を一点に出す爆破……普通なら大打撃だけど防御力を上げてる今はろくなダメージが入らないから何処かで業を煮やして突っ込んで来るはず)」
「(こんだけ叩き込んでも全く勢いが落ちやしねぇ!隙間を突いて攻撃を飛ばしても血液による防御に阻まれてすんなり通ったとしてもあのオーラと血の鎧でろくな攻撃も通りやしねぇ!クソ髪以上の防御力にポニテ女以上の応用力、俺以上の反応速度に舐めプ野郎以上の攻撃範囲……んなクソゲーボス何処にいんだよクソが!)」
望は冷静だが爆豪は内心苛立ち始めていた。互いに動かない、膠着状態が続くが遂に望が動いた……その手には煌々と紅く光り輝くロングソードだった、爆豪は野生の勘なのかはたまた生存本能が働いたのか上へ逃げようとしたがそこに向けて望は突きを放つ、寸前の所を回避するが少し掠めたのか爆豪は苦虫を噛み潰した様な表情になる
「あっづ!?」
「ちっ!」
「てめぇ殺す気か!つかンだよそれ!」
「レーヴァテイン……お母様が、一族の祖先が私に託してくれた聖遺物よ、本当はもっと後にお披露目させる予定だったけどこれ以上先延ばしにしたくないから切らせて貰うわ」
そこからは一方的だった。逆袈裟、横薙ぎ、縦振り、突き……あらゆるモーションから放たれる血炎は広範囲かつ高威力でじわじわと爆豪を追い詰めていく、果てには飛んできた爆破をレーヴァテインの一振で掻き消す荒業も披露したりとやりたい放題だった
「素の攻撃でダメージ入んねぇんだったらよぉ……」
「グエッ!?」
「これならどうだ!エクスカタパルト!」
しれっと女子の胸ぐらを掴むってのは置いといて血炎によって発汗をしたお陰でかさっき以上の速度で懐に入り込みエクスカタパルトによって地面に叩きつけダメージが入ったと誰もが確信した……然しそれの正体は血液と硬血で出来た紐の様な物だった。
じゃあ本人は何処へ?と思っていると煙の中から側転しながら手を交差させていた望が爆豪のすぐ横に居た、爆豪が呆気に取られていると硬血の紐がキラキラと輝き出していた
「ねえ、爆導索って知ってる?長いワイヤーに小型爆弾を幾つもくっ付けたものなんだけどさ……面白そうだからそれちょっと再現したのよ」
「……は?」
「サンチョ流硬血炎術2式!ジャベリンクラスター!」
気付いた時には時すでに遅し、一際輝くと10本もの紐状の硬血が連鎖的に爆発を発生させ視界を紅く塗り潰した……圧倒的なまでの連鎖爆発によって発生した煙の中で爆発自体に耐性のある爆豪でも咳き込むのもつかの間、紅糸によって引き寄せられ目に入ったのは血炎を纏ってのアッパーを構えてた望の姿だった
「リウ協会流八極拳奥義!炎龍拳!」
「ゴボっ!?っそがぁ!
2発目の閃光を放つ、カウンターで放って直撃はしたものの自身も炎龍拳を叩き込まれかなりのダメージが入ってしまった……少なくとも立ち向かって倒せるほどの体力は爆豪にはもう残されていなかった
「流石にもうキツイでしょ?ジャベリンクラスターに炎龍拳は相応の威力を出すしそろそろ諦めたら?」
「ふさ……けんじゃねぇ……ゴホッゴホッ!!……テメェに勝って俺が1位になんだ!」
「……そ、ならもう終わらせちゃうか」
飽きたのか、はたまた敬意を評してなのか淡白な言葉を投げかけると液体血液と槍を体内へ戻し徒手空拳の構えを取る、このタイミングで徒手空拳?と思っているがこの子リウ協会のとある人からとんでもないものを教えて貰ってたりするのである
「スゥー……ふっ!」ズドン!
「っ!?足元が!?」
「我が八極に……无二打!」
そう……この子震脚と无二打撃てるんです、何処ぞの青いリウコート羽織っててオレンジの髪を揺らす人から教わったそうでフランスに居た時からずっとチマチマ教えて貰っていたそうで気がつけばなんか普通に使えるようになったっていう……ちなみに滅多に使わないのでほぼ出番がなかったりする
余談ではあるがこの无二打、何処ぞのアサシンと違って即死しない親切設計だったりするんだけど心と望重ねて本気でやると消し飛ぶ可能性が普通にあったりなかったり……真相は彼女の中にあったりする
『爆豪くん場外を確認!よって勝者!鬼血望さん!決勝戦進出です!』
『け……決着着いたか?なんか地震みてぇに揺らしたと思ったら一撃で爆豪をぶっ飛ばしやがった……』
『随分無茶をするがまあ勝ちは勝ちだ……これにて決勝戦は轟と鬼血、3位決定戦は緑谷と爆豪に決定だ』
『なんかお決まりっていうかなんて言うか……結果的に分かりきってたって感じがするな』
それもそうだ、揃って近接戦主体ではあるが遠距離が撃てるかどうかで結果はごっそりと変わってくるのは分かりきっていた事でもあろう……まあ緑谷と爆豪に至っては純粋に相性不利の結果だし練度の問題でもあるんだが……そんなこんなで無事に終了、先に3位決定戦を終わらせてから決勝戦を行う事となったが果たして緑谷の腕の状態や如何に
「……血餐の減りなんか少ない?たまたま?血鬼の力が伸びてる影響かな?」
そんな歓声の鳴り響く中、望は通路でそんな事をボヤいていた……それは内に潜めた種が発芽した合図でもあり無意識下に閉ざしていた物なのだがそれを自覚することになるのはもう少し先の話である
望ちゃんの異変……このタイミングで覚醒か?と思うけど個人的な完全覚醒は期末試験時にするつもりなんであくまで前兆と思ってくれて結構です
んでジャベクラ、どっからどう見ても全心の爆導索っていうねここはちゃんと構想通りなんであれですが震脚と无二打は流石にどうかと思ってます(教えた人誰だろうね?私め個人としてはオから始まってネで終わって精鋭なフィクサーの師匠だと思いますよ?)
次回は3位決定戦です、気長にお待ちを