それはそうとどうぞ
『あああああああぁぁぁぁ!!!!!!』
「なんだ……これ」
「地獄……絵図?」
日が登り空が青みがかったタイミングでB組が訓練場に到着してみたら……そこはとてつもないレベルの……最早虐待かなんかだろと突っ込みたくなる様な地獄絵図があった
ガキン!
「おあっ!?」
「なになになんの音!?」
「赤と……青?」
視線の先には深紅に染まる一人の少女と蒼白の上着を着た女性が武器をひたすらに打ち合い続けていた……望に与えられた課題は長時間開花E.G.Oの発現維持と血餐の大量消費に伴う燃費低減、自身の戦闘能力強化を測った組手である
「体育祭の時見てたけど実際に正面から見ると凄いねムスペルヘイム!」
「まだ不完全ですけどね!サンチョ亜流硬血7式-ウヴェルテューレ!」
「昨日と比べて随分攻撃的だねぇサンチョ」
ゴリゴリに戦闘特化状態で殴りかかってはいるものの全くと言っていいほどダメージを与えることが出来ずにいた……それでも喰らい付けれてるのやっぱ一級だなぁって思い知らされる
「それ!」
「ふっ、はっやぁ!」
「双剣もよく振れるねぇ……んんん???」
「サンチョ亜流硬血13式-解体処分」
「アイエエェェェェェ!?パレルモ!?パレルモナンデ!?」
バリも流石に構え方でパレルモだと判断したのだろうガチ目の逃げの姿勢に入っていた、そこに追撃するように斬撃を捩じ込んでいき若干や切り傷を数箇所に付けることに成功した……いや早くない?ちなみに流石にラスト3撃は気合いで回避された
「あっぶ!?あっぶない!?」
「ちっ仕留めそこなったか」
「なんか私に恨みでもあるの!?レイピアで刺し貫きに来るどころか刀で追撃も来るとか聞いてないんだけど!?」
「普段の自分の日頃の行いを振り返っては如何ですか?サンチョ亜流硬血8式-割けるがよい+サンチョ亜流硬血7式-ウヴェルテューレ」
この室長容赦ねぇなぁ?しかもなんか持ち手作り替えてツインエッジみたいにくっ付けて振り回し始めたしこの子結構器用なことしてるな?おまけと言わんばかりに広範囲攻撃のウヴェルテューレまでぶっぱなしたよ
「許容上限のある発動型は上限の底上げ、異形型その他複合型は個性に由来する器官の更なる鍛錬!通常であれば肉体の成長に併せて行うが……」
「ま時間がないんでな、B組も早くしろ」
「それは分かったんですがなんか……他のメンバーに比べて鬼血の伸ばす方向可笑しくない?」
「一応本人的にはあれでいいらしい、発現した開花E.G.Oの持続時間延長に血鬼由来の硬血に必要な血餐の消費量低減、複数を同時にこなしつつ切り替え速度を上げる特訓だ……しかも相手が特色フィクサーだから本気でやらなければすぐに負ける世界だからああでもしないと伸ばせれないそうだ」
(((((え……えげつねぇ)))))
実際問題実力がものを言うフィクサー世界の住民でもある望にとっちゃこれが一番の最適解だったりするのよね、開花E.G.Oや硬血甲冑の長時間の維持、複数形態に硬血武器を変形させ続けれる判断力と反応速度、自身の身体能力強化……他メンバーと比べて伸ばすべき個数がぶっ飛んではいるがやるべきことは対して変わってなかったりする
「で、でも私たちも入ったら40名です……そんな人数の個性をたった6名で管理出来るんですか?」
「だから彼女らだ」
……はい、相澤先生がフラグ建てたので名乗り入ります
「そーなの!あちきら四位一体!」
「煌めく瞳でロックオン!」
「猫の手手助けやってくる!」
「何処からともなくやってくる!」
「キュートにキャットにスティンガー!」
「「「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」」」」
て事で来ましたプッシーキャッツフルバージョン、概要としてはラグドールのサーチでそれぞれの苦手な部分の情報を掴みピクシーボブの土流で各員に合った地形変化、マンダレイによる的確な情報伝達とアドバイス、虎による増強型系に対するサンドバッグ役兼カウンターとして配置されている……実は意外と理にかなってるのよね虎さんの発言さえ除けば
「雄英も忙しいからヒーロー科一年だけに人員を割くことは難しい!」
「この4名の実績と広域カバーが可能な個性は短期で全域の個性を底上げするのに最も合理的だ」
「A組に遅れを取るな!B組行くぞ!」
『はい!』
なんだかんだ言ってB組って素直なのよね……物間の性格があれだけどもA組に負けず劣らず自力が上がるし何より便利系が多いのよねA組みたいに個の我が強いとかじゃなくて
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「さあ!昨日言ったね!世話焼くのは今日だけって!」
「己で食う飯くらい己で作れぇ!」
「「カレー!」」
『サ……サーイエッサー……』
朝からみっちりやってお昼ご飯も済ませて更に吐くレベルの個性強化訓練が無事に終わったが全員のテンションと体力は最早ズタボロだった……ちなみにこの時点で望は血餐生成用の血液バーと血液パックを約5割溶かしました……お昼それで済ませたのが仇となったわね?と言うか結構なやらかしでは?
「だっははははは!!全員全身ぶっちぶち!だからって雑なねこまんまは作っちゃダメね!」
「……はっ!確かに災害時など避難先で消耗した人々の腹と心を満たすのも救助の一環……さすが雄英無駄がない!世界一美味いカレーを作ろう!皆!」
『お……おぉ〜』
「全員へっとへとになって元気無いのによくそんなテンション上げれるよね飯田くん……とりあえず着替えてきていい?汗だくで気持ち悪いんだけど」
て事で一旦全員着替えと水分補給を済ませてから飯盒開始、轟の炎や望の血炎で薪に火を起こしたりしてる裏側でしれっと爆豪が1箇所使い物にならなくしたのはここだけの話である
ちなみに出来上がったカレーは可もなく不可もなく普通のカレーに仕上がった為普通に美味しく頂きましたとさ
二日目、望は昨日と同じようにバリ相手に組手をすることになっていた……ほかの特色は来ないのかって?んまあはい……来れるもんならこいよって言いたくなるよメンツ的に
昨日の反省点を活かして立ち回り方は勿論血餐の消費量の調整による硬度変化、燃費の調整と色々と課題点が見つかった望はちょろっと立ち回りを変えていた……相澤先生に言われた【己の原点】、そこに立ち返ってみようと
「それじゃあバリ姉さん……一気にギア上げていくんで死なないでくださいね?」
「遂にレーヴァテイン抜刀かぁ……良いね」
片や二刀流、片や槍と大剣とアンバランスではあるものの本人にとってはとても馴染みのある戦術でもあるんだが……ムスペルヘイム使ってるってこともあって灼熱地帯がメタクソに邪魔していた
「(あぁ〜これやっばいかも……ただでさえ日本の夏は暑いって言うのに更にそこに灼熱地帯による気温上昇も加わるととんでもないわね……気を抜いてたら蒸発しそう)」
「サンチョ流硬血9式-貫き穿つ槍+13式-終末へ導く焔の刃!」
「あひっ!?殺意たっか!?」
槍と大剣でバリから習った剣術振り回すのまあやってるのでは?てかこの暑さで望頭バグるのではと思ってるそこの貴方に悲報です……レーヴァテインのせいでその辺り何とかなっちゃうんですよね
ちなみに最終的な結果はと言うとギリッギリのラインでバリが勝った……いや負けるんかぁーいってね。ちなみにバリはこの日までしか有給取れてないのでご帰宅となりますお疲れ様でした
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「さて!腹も膨れた!皿も洗った!お次はぁ〜?」
「肝を試す時間だぁー!」
「その前に!大変心苦しいが……補習連中はこれから俺と授業だ」
「嘘だろ!?」
「済まんな、思っていた以上に日中のトレーニングが疎かになっていたからこっちを削ることにした」
「「「「わぁ〜勘弁してくれぇ!!!肝を試させてくれぇ〜!!!!」」」」
……名無補習組、て事でルールの説明をば……脅かす側はB組先行でA組はペアで三分おきに出発しながら中間地点にある名前の書かれた札を持って1周すると言うのが基礎ルール、接触は厳禁だが個性を利用した脅かしネタを披露するというもの……なのだが
「あ……あのぉ〜……私ラグドールさんと待機じゃ……駄目ですか?」
「はにゃ?どうしてだにゃ?」
「いやぁ補習で5人抜けてるから人数合わせも必要かなって思って……それに!札を配る側も一人よりも二人いた方が効率いいでしょ!?」
望、顔を青ざめて提案をするの巻……あんだけボロクソに強くてフィクサーやってる癖してホラー苦手とかマジ?でもそのぐらいのギャップがあると大変可愛らしいです
「鬼血ってもしかしてホラー苦手?」
「意外だな、フィクサー稼業をしているものだからてっきり……」
「……私さ、スプラッタ系とか流血表現のある類のものは職業柄耐性あるけどもさ……びっくり系とか幽霊系苦手なのよ……ここだけの話だけども実家のラ・マンチャランドのお化け屋敷にも裏口から入って懺悔室にしか立ち寄る以外入ったことないのよ」
『……うそぉーん!?』
「はっ雑魚が」
「煩い!苦手なものは苦手なのよ!訂正するつもりはないからね!」
結局ゴリ押してラグドールと一緒に中間地点待機になりました、ちなみにペアに関しては原作と全く同じってこともあって緑谷が1人になりました……哀れ
「いやぁ〜天下のフィクサー様も苦手なものがあるなんてにゃあ……驚いたよ」
「掘り返さないで下さい……恥ずかしいですから」
「なっはははは!いいってことよ!年頃の女の子はその位の愛嬌があっていいのさ!」
「……すみませんホント」
「良いってことよ……そう言えば随分と静かになったにゃ」
「確かにそうですね」
雑談混じりに話してはいるものの葉隠・耳郎ペアと爆豪・轟ペアが過ぎてから少し経った位ではあるものの異様に静かになっていた……望は本能で感じ取っていた、この森には【なにか】いると
「……っ!?ラグドールさん危ない!」
「へ?ふにゃっ!?」
望の反射神経が高いお陰でかラグドールはなにかによって攻撃されずに済んだ……その攻撃の大元を見てみるとまるで巨大な棒状磁石の様なものを持っていたオカマと大量のナイフが一塊になった大剣を持っていた蜥蜴の姿をした男がいた
「あら、初撃が外れてしまったわ」
「ちっ……いいさ、お初にお目にかかります!我らはヴィラン連合開闢行動部隊……あなた方の平穏を潰しに来させて頂きました」
「なんで……なんでこんな所にヴィラン連合がいるのよ!」
平穏が……一瞬にして崩れさり脅威そのものが目と鼻の先へとやってきてしまった
ラグドール、まさかのサーチ奪取されず……ぶっちゃけこれを狙って望ちゃんも配置したっていうのはここだけの話です
ちなみにバリを帰したのもぶっちゃけわざとですあいついたらストーリー絶対ここで終わっちまうし
次回出来れば神野事件手前まで行きたいです