祖龍さん in オラリオ   作:モンハン楽しいね

7 / 7
ブチ切れミラちゃん皆見たすぎでは…?
まぁ気持ちはわからんでもない!
ブチ切れた後落ち着くまではだいぶ飛ばし飛ばしのダイジェスト風味なのでご留意をば…
いつも通り書けたので投稿です!

評価と感想とお気に入り、ありがとうございます<(_ _*)>


祖龍さん、ブチ切れて警告する。

 

アストレアとの雑談を終えて、また会う約束をしたミラ。

次に合う時もまた遊戯に誘おうと決めて、機嫌良さげに都市を散策する。 また、楽しめそうな誰かを探して。

 

今までの出会いは、大体全て良き縁だったと言っていいだろう。だが、いつまでも良縁だけが続くとは限らない。

そう、例えば…今のように。

 

「なぁ、嬢ちゃん、今ちょっといいか?」

 

「…?」

 

適当に散策していると、気が付いたら路地裏に居たミラ。そんなミラをこれ幸いと話しかける男が居た。

 

「ちょっと噂で聞いたんだが、ロキファミリアとフレイヤファミリアの連合を正面からぶっ倒した龍なんだってぇ?」

 

「ふふ、ええ、そうよ?

誰から聞いたか知らないけれど、随分耳が早いわね。

フィン達との遊戯は楽しかったわよ?本当ならもうちょっと遊びたかったけれど、ダンジョンの足場がほとんど崩壊してしまっていたもの。仕方ないわ。」

 

本当に残念そうに話すミラ。警戒心がないのでは?と思われるかもしれないが、警戒する必要などないほど己の強さを信じているのだ。例え目の前の男が突然ナイフを刺そうとしてきても、どれほどの鋭さだろうが刺さることはないだろう。

 

もしミラに刺さる程の切れ味を持つ武器があるなら、昨日の遊戯の際に装備してきているはずだから、だ。

まぁそれに、仮に刺さったとしてもこの程度の強さの男に負けるほどやわでは無い。刺さった瞬間に反応して目の前の男を殺し尽くせるだろう。

 

「じゃあさ、Lv.8くらいあんの?いや、あのメンバー相手だともしかして9くらいあんのか!?」

 

どこか興奮したようにミラに詰め寄る男。

ミラは、変わらぬ微笑みをその端正な顔立ちに浮かべて答える。

 

「レベルなんてないわ。

私、龍だもの。人間とは違うのよ?」

 

「あぁ、そういや龍だって噂だったか…

俺から龍かって聞いていたのをすっかり失念してたわ。

そうかそうか、なら、もしかしたら効くのか…?」

 

「?」

 

優しげな表情の目の前の少女を見ながら、モンスターに使う用の首輪を手に持ち呟く。勿論聞こえているミラだが、言ってることは聞こえるが理解できるかは別なため、効く、と言われても何が効くのか?と不思議そうにする。

 

目の前の男がどのような攻撃をしてこようとも、全て正面から叩き潰せると確信しているミラ。正直目の前の男は強さも雑魚同然としか思えないし、弱いながらに策を練って楽しませてくれそうな雰囲気も感じない。

 

「悪いわね。あなた、つまんなさそうだから私行くわね。

強くなれたならまた会いましょう?ふふ、期待はしてないけれど。」

 

優しい声色で、しかし背筋が凍るような雰囲気を醸し出し言うが、目の前の男はそんなミラの雰囲気を気にした素振りもなく、ミラが踵を返した瞬間ミラの首に何かを掛ける。

 

「は、ははっ!

発動した…!作動するか不安だったが、動きゃこっちのもんだ…!!これでコイツは俺の奴隷だ!

こいつは二大ファミリアを正面から倒せるくらいつえぇらしいからな。こいつを使って、ロキファミリアとかを潰しに行ってやろうか!!ははは!!」

 

ミラの首に掛けられたものは、首輪。禍々しい雰囲気を醸し出す首輪だ。それを掛けられたモンスターは、掛けた相手に操られるという魔道具だ。

 

──が、正史の世界でもジャガーノートすら完全に操ることができないアイテムだ。それが祖龍たるミラに少しでも効くか?否。効くわけがない。

 

次の瞬間、龍の怒りが爆発する。

 

私が、お前の奴隷?

ふ、ふふ…お前ごときの、下だと?全ての龍の祖が、お前如きの?

 

ただ首輪をかけられただけならば百歩譲って目の前の男を殺すだけで赦しただろう。だが、言うに事欠いて、()()だと。最強の龍たる祖龍ミラボレアスに向かって、格下だと言ったのだ。

 

不愉快ね。えぇ不愉快極まりないわ。

 

ミラの強い怒りがオラリオ全域どころか世界を揺らす。眠っているものは全てミラの放つ威圧に叩き起され、世界のどこかに居る圧倒的強者の黒竜は己の遥か格上の祖龍に怯え、オラリオの人間は皆その場で震えるしかできなかった。

 

それを目の前で、己に向かって放たれている男はと言えば…

 

「ぁ…が…!?」

 

自分はなんてことをしてしまったんだと。

目の前の存在はモンスターなんて低俗なものではない。

目の前の存在に比べれば、オラリオに居る神々のなんて小ささか。

 

自分に出来ることは、ただ1つ。

目の前の存在の怒りが収まることを願ってその場で震えるだけだ。

 

気絶?失神?そんなものはした瞬間に威圧で叩き起される。威圧だけで死ぬ?嗚呼、それが出来ればどれほど喜ばしいか。死ぬことも、意識を失うこともできずに目の前の怪物に怒りを向けられ続ける事がどれほど恐ろしいか。

 

ふふ、どうやら祖龍を舐めているようね。確かに、この世界では禁忌の存在を怒らせたらどうなるか、知るものは居ないものね。

 

そこで仕方ない、とばかりに微笑みを浮かべるミラ。しかしその目は全くもって笑っておらず。

「本来ならばこの都市を丸ごと滅ぼしても尚足りないのだけれど、一度目は警告よ。」

 

そこで一瞬目を閉じ、次に開くとその瞳は深紅に染まっていた。

 

お前とその仲間、総てを殺し尽くすことで赦してやるわ。

 

変わらぬ威圧。変わらぬ微笑み。近くに居るだけで凄まじい風を感じる。目の前の男を掴んだミラは、そのまま龍に変わり空へと飛び上がる。

 

その神々しい純白の龍を見たオラリオの人々は刹那に理解する。この、怪物が先程からの威圧の原因だと。

そしてその怪物に捕まっている男が、この怪物を怒らせたのだと。

 

『この都市の人々へ通告するわ。

この私に舐めた行動をしたこの男の、仲間を全て見つけ出して1日以内にこの広場へと集めなさい。間に合わなかったり、人数が足りなかったりしたら、この都市が滅ぶと思うといいわ。

勿論、この男の主神もよ?期待しているわ。オラリオの冒険者(ハンター)さん達?』

 

その通告をした直後、全ての存在を殺し尽くすかのような威圧は収まった。そしてミラが言った広場に、一人座り込んで失禁し、震えている男が居た。

正史ではジャガーノートを操ろうとして半端に効いたせいで殺された男だが、この世界でも狙っては行けない相手に手を出したのだ。

 

失禁していて汚いがそうは言っていられない。

この男が唯一の手掛かりなのだ。一日でこの男のファミリアを壊滅させなければいけないのだ。全て聞き出して探さねばならない。

 

そうでないと、オラリオに住む全ての住人が殺し尽くされてしまう。かの龍を撃退することを選ぼうか?否。あれはオラリオに住む神々が神の力(アルカナム)を解放したとて抗えるかは怪しいレベルだろう。

 

となれば出来ることはただ一つ。

多少荒い手を使おうがこの男からファミリアの情報を全て吐き出させ、一人残らず捕まえるだけだ。

 

 

 

 

そして男から聞き出せた事は、男の名前はジュラ・ハルマー。闇派閥(イヴィルス)の一つであるルドラ・ファミリアに所属していること。ファミリアのメンバーの人数と、アジトにしている場所。

凡その戦力とその分布。それを聞いたロキ・ファミリアとフレイヤ・ファミリア、それにアストレア・ファミリアにガネーシャ・ファミリア等の現在のオラリオでも指折りのファミリアがそれぞれに別れて捕縛に向かう。

 

そしてミラが伝えた制限時間まで残り半分を切った辺りで全員の捕縛が完了した。

本来ならここまで早くないが、ロキ・ファミリアとフレイヤ・ファミリアが協力していたというのがかなり大きなところだろう。

 

このふたつのファミリアの幹部メンバーはミラの異常なまでの強さを身をもって体感しているからこそ、やろうと思えば都市滅亡など半刻もかからずに終わらせれると確信している。その為、下手に足を引っ張りあい間に合わないと、都市滅亡してしまうかもしれないので協力体制をとったのだ。

 

その結果がこの残り時間だ。

ミラが人型になって苛立たしそうな雰囲気を出しながらも微笑を浮かべている広場へとその場のみんなでむかう。

 

ガネーシャは人々を落ち着かせるために別の場所に居るので居ないが、アストレア、フレイヤ、ロキは各々の眷属と一緒にミラの元へと行く。

それぞれの眷属としては連れていきたくはないのだが、命令されてしまってはどうしようもない。

 

「あら、ロキにアストレア、フレイヤね。

あなた達が来たのね?ふふ、随分と早いわね。やっぱりあなた達の眷属は優秀ね。私が認めただけあるわ。」

 

約束の時間よりもかなり早く終わらせた事に対して褒めるミラ。そんなたのしそうなミラに対して、少し厳しい表情の3柱。

 

「ねぇ、ミラ。

もし間に合っていなかったら本当に滅ぼすつもりだったのかしら?」

 

まずはアストレアがミラへと質問する。

ただの脅しだったのか、それとも本気だったのか。これはかなり重要なことだからだ。

 

「えぇ、もちろんよ?

ふふ、時間を与えるなんて、私は優しいわね?」

 

「…そう。」

 

本気でそう思っているような声色と表情で肯定するミラ。

その返答を受けたアストレアは、頭が痛いとばかりに軽く返事をして下がる。

 

「あー、なんや。

ミラたん、もし本気で滅ぼそうとしてたら、神が全力で抗ってたで?」

 

「それがどうしたのかしら?

()()()()に止められるわけが無いもの。どうでもいいわ。」

 

少し軽い口調で言うロキだが、本気で言っている。

それを受けたミラは、変わらぬ微笑みで返答する。

 

神を、()()()と言ったことに対してその場に居たそれぞれの主神の眷属は戦慄したが、3柱はそういうだろうなと思っていたようで特にアクションはなかった。

 

「結局、あなたが本気で怒るラインは心から見下された時、でいいのかしら?」

 

これがいちばん重要だとばかりにフレイヤがミラへと問いかける。

 

「そうね、ある程度ならば私は気にしないでおいてあげてるわよ?だって、優しいもの。他の禁忌じゃなくてよかったわね。

ふふ、他の禁忌達だったならとっくの前に滅ぼしてると思うわよ?」

 

私ほどの強さじゃないから抗えたかもしれないけれど、と付け足しながら笑うミラ。

本気で自分を優しいと思っているし、実際許す範囲はかなり広い。そのせいで、本気で怒るラインが分かりにくいし、超えたら即座に爆発するため予兆というものが分からない。

 

それは、付き合っていく上でかなり大変だろうが、なんとか頑張らねばならない。

今回の騒動がこの程度で済んだのは、ミラが言う通り()()()()()だったからだ。二度目は、無い。

 

 

 

 

 

 




ルドラファミリアが壊滅したのでアストレアファミリアの生存は確定ですね!

次はどうしようかなぁ…アンケの二番目に人気なアンタレスをシバキに行く…?んー…なんなら原作前の知識あまりないんで原作開始までスキップしたさもあるんよね…

タグ付けしてないし、そのつもりなかったんですけどなんか他の作品見てたりしたらゆりゆりさせたくなっちゃった…アンケート協力お願いします…(流石にアンケ1位じゃなくても百合許さん派が多ければ百合にしません!だって元々そのつもりなかったもの…)
誰と〜ではなく許すか許さないか、にアンケート内容を変えました!申し訳ない…

もし無理だったら別の作品でこの欲求は消化しよう…

ちなみに次話は少し空くかも。(欲求を消化するため)

追記

もしゆりゆりさせるとしてもそんなガチにはなりません!だって祖龍さんだもの。人間との恋愛なんてありえませんから。

百合って言えるかな?レベルの軽い描写を許すかゆるさないか、ですね!

百合厨過ぎてゆりゆりさせたくなって来たんですがどうしましょう!?

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