俺が撃たずにいると
突っ込んでくる脳無を筋骨隆々の何かが拳で吹き飛ばし俺を抱え上げる
「もう、大丈夫」
そこにはスーツを着たアメコミヒーローみたいな金髪触覚筋肉ことNo.1ヒーローがいた
「我々が来た!」
そう言うと俺を担任のそばに降ろす
「良く頑張ったね、大空少年。もう大丈夫だ」
今の一撃で奴は倒せない
来るっ!?
俺の超直感がつげるほうに腕を伸ばす
さっきはオールマイトを巻き込むって意味か
だが今度は逃さない
「消えろ!!」
俺は起き上がると憤怒の炎を今度こそ放つ
そして狙うは超直感に従って頭を狙う
「大空少年!?」
脳無は下半身を残し消し飛ぶ
「はぁ・・・・・・・はぁっ・・・・・・・」
「おいおい・・・・・どうなってんだよ。オールマイト仕様の脳無を何でオールマイトとぶつける前にガキに壊されんだよ」
そう言うと白髪はガリガリと首をかきむしる
「・・・・・・・はぁ、はぁ」
「待つんだ!大空少年!それ以上無理をするな!」
「大空・・・・・・大空・・・・・お前は何なんだ!大空!」
「ぎゃあぎゃあやかましいんだよ。てめぇの仲間とバックに付いてる奴を答えろ」
「あぁ・・・・・話が通じない奴はこれだから嫌いだ、しかもチートときてやがる・・・・・・・オールマイト!お前の教え子は遠慮なく脳無を殺したぞ!俺達が力を振るうのとお前達が力を振るうの何が違うか教えてくれよ!そして!そいつが・・・・・人殺しがヒーローになれるのかどうかもな!」
「・・・・・・・くくく」
「あぁ?」
俺が笑い声を上げると不愉快そうにみてくる
「俺の超直感が言ってるぜ・・・・・・・脳無は死体だろ」
「・・・・・・・なんだよ、知ってたのか。あぁ・・・・・これだからチート野郎は・・・・・・・黒霧」
「はい、死柄木弔」
死柄木と呼ばれた青年の声と共に黒いモヤのヴィラン黒霧が現れる
「やめだ・・・・・帰るぞ。ゲームオーバー」
「わかりました」
「だまって逃がすと思わないことだな!」
ダメだ
ここで奴らを捕まえると俺の光が消える
「オールマイト!」
「大空少年?」
「他の災害地域でまだ他の生徒が戦っています。そっちを先に救助しなくては」
「くっ!奴を捕まえてすぐ」
オールマイトが一瞬脚を止めたのが決定打となり
死柄木はすでに黒いモヤに包まれていた
「大空・・・・・覚えたぞ、大空・・・・・」
「せいぜい震えて眠れ、死柄木弔」
「「・・・・・・・次は殺す」」
「待て!!」
オールマイトが突っ込むが黒霧と死柄木はモヤとなり消える
「Shit!!」
「・・・・・・・ぐっ」
俺は体から力が抜け視界が暗くなる
「大空少年!!」
最後に聞こえたのはオールマイトの焦った声だった
目が覚めると
「・・・・・・ここは」
「病院だよ」
俺は声がしたほうを見ると「ちっこいしわくちゃの妖怪」がいた
「誰が妖怪だい!わたしゃあリカバリーガール。雄英高校の保険医だよ」
どうやら声にでていたようだ
「あんたの腕はグチャグチャだったから病院でないと手術できなくてね。そのおかげでキレイに戻せたから恐らく問題ないだろうさね、それに私の個性で治癒しておいたから、もうだいぶ治癒してるはず、日常生活は問題ないだろうさね」
「ありがとうございます」
起き上がろうとすると
「まだ安静にしてるんだよ!治癒したとは言え重傷。とりあえず今日は大人しく点滴を受けながら寝て、明日教師が迎えに来るから一緒に登校するんだよ」
「・・・・・・・」
俺は大人しく横になり目を瞑る
翌日は臨時休校となり、更に翌日の登校となった
退院の手続きをしていると
「大空」
後ろから担任が声を掛けてくる
「どうも、まだ包帯は取れてないですね。俺の個性で治療しますか?」
「いや、これは大げさなだけで問題はない」
そう言いところどころ包帯に巻かれた顔と身体をみるがあまり大げさとも言えないだろうに
「それに、一気に治療しすぎるのも身体への負担がでかいからと、婆さんにもとめられてるからな」
「俺の晴れの炎は活性化ですからね、それならあの妖怪の意見通り直すのは良くないですね」
「大空、あの後の事は一応報告は受けている」
「・・・・・・そうですか」
「お前は、何になろうとしてる」
「・・・・・・」
「まぁ、いい・・・・・・外に車がある。学校に帰るぞ」
俺達は用意された車にのる
「大空、お前がヒーローを目指すなら取っていい手段と取ってはいけない手段をしっかりと見極めろ。正義は他者を壊していい理由にはならない」
「・・・・・・・はい」
そこから俺達は無言で学校へと向かった
そして
教室の扉を担任が開ける
「おはよう」
「おはよう」
俺達は2人で扉をくぐると
「先生!?復帰はえぇ!さすがプロ!」
「大空!回復はえーー!?」
「先生、大空君!無事だったのですね!」
周りが大騒ぎする中、俺は席に、担任は教壇に行くと
「俺の安否はどうでもいい、それより戦いはまだ終わってねぇ」
その言葉に皆ゴクリと唾をのむ
「雄英体育祭が迫ってる」
『クソ学校っぽいの来たあぁぁぁぁっ!!!!』
そこから体育祭の説明があり、盛り上がるが
中には俺をチラチラ見てくる連中がいた
「・・・・・・」
昼になると
「あの、大空く・・・・・」
俺は何か声が聞こえた気がするが気にせず目的の場所へと向かう
サポート科の工房だ
「発明、いるか?」
「あ!大空さん、お久しぶりです。今日はどうしましたか?」
俺は壊れたサンシャインシガーを出す
「すまん、この前のヴィランの襲撃の時ほとんど壊しちまった」
「私達のベイビーがっ!!?」
「ありがとう発明、お前が真っ先にサンシャインシガーを作ってくれてなかったら無事じゃ済まなかった」
俺は壊れたシガレットの破片を撫でる
「・・・・当然です。我等サポート科はヒーローをより戦い安く、より幅広く戦えるようサポートする為にいますので。もし、ベイビーが貴方の命を守る為に酷使され壊れてしまったのならこの子達は幸せだと思いますよ。それにそこからより凄いベイビーを産むのが私達の仕事ですから!」
そう言い笑う彼女の笑顔は眩しかった
「あぁ、ありがとう・・・・・ってことで改良版の案なんだが噛んでも壊れない強度と炎の吸引量の底上げできないか?」
「ふむ、死ぬ気の炎じたい私が理解できていないので圧縮等についてもまだまだ課題が多いんですよね」
「できれば、早目に数本用意してほしいんだが」
「それは無理です!」
ピシャリと断わられる
「何か、忙しかったか?」
「今は再来週の雄英体育祭のアイテム作りで忙しいんです」
「あぁ、何かあったなぁ」
「そこで、私のベイビーを大企業に披露するので、ごめんなさい!!」
そう言いスタスタと歩いていく
「なぁ、発明、一本でもいいからだめか?」
「無理です!サンシャインシガーは作成に時間が掛かりますので」
「そこを何とか」
「無理です。あと、コーヒーください」
「そこは、頼むのね」
俺はコーヒーを入れると
「やぁ、来ていたのか、大空君。君も病院に搬送されたと聞いていたが元気そうだね」
「えぇ」
「なら丁度いいや、発明の面倒を頼むよ。聞いていたけど彼女のアイテムに助けられたんだろ?彼女も彼女の目標の為に今向かっている最中だ、彼女との縁を持っておきたいなら注文だけじゃ、良くないんじゃないのか?」
「そうですね」
俺は軽く笑うとシガレットを咥える
カリッ
「よし!発明シャワー行くぞ!」
ガンッ
「堂々と不純異性交遊するんじゃないよ。ランチラッシュ先生にお弁当頼んでるから取ってきてくれ」
「はい」
てか装備外して殴ってくれなあなぁ
以外と痛いんだよな
放課後
「なにごとだぁ!?」
ソワソワしていた連中も意識が持ってかれる程に廊下は人で溢れていた
「出れねぇじゃん、何しに来たんだよ」
「敵情視察だろザコ」
その言葉に峰田はパクパクしながら緑谷を見る
「ヴィランの襲撃耐えぬいたんだもんな、1人を除いて。体育祭の前に見ておきてぇよな」
「くぁ〜・・・・・・」カリッ
俺も面倒になる前に帰るか
「意味ねぇからどけ、モブ共」
爆豪が言うと
「どんなもんなのかと見に来たけが随分と偉そうになんだなぁ、ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい?こういうの見ると幻滅するなぁ、普通科とか他の科の奴ってヒーロー科落ちたから入るって奴けっこういるって知ってた?」
そこには紫の髪の少年が立っていた
2年ぶりくらいか
前より少し筋肉も着いたか?
「体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるんだって、その逆もまた然り、敵情視察?少なくとも普通科は調子に乗ってっと足元ゴッソリすくっちゃうぞって宣戦布告しに来たつもり」
まぁ、どうでもいいか
今の俺は
大空虹夜なのだから
「悪い、どいて貰っていいか?宣戦布告にしろ何にしろ君もヒーロー目指すなら足元救う相手でも迷惑かけちゃいかんでしょ?この後用事ある子もいるんだから通り道くらいは空けておきな」
「っ!?沢田・・・・・・沢田か?」
「あいにく人違いだよ、俺は大空だ・・・・通してくれないか?」
「待てよ、俺はB組のもんだけど」
そう言い人をかき分けてくるやつが現れる
「やかましい、テメェら足元救うんじゃなく足引っ張りにきてんならそう言えよ」
「な、何!俺はお前らに一言いいてぇだけだ!」
「それが足引っ張ってるっていってんだよ!俺達はこれからやらねぇといけねぇこと山積みなんだ、テメェらが道塞いで勉強やトレーニングの
邪魔してるのを足引っ張ってるっていってんだ。」ギロッ
「なっ」
「邪魔だ・・・・・・どいてくれねぇか?」
俺が更に睨みを利かせると何人かは下がる
「おい待てよ!話くらい」
「・・・・・・・その話で俺達は成長できるのか?」
「い、いや、成長とかじゃねぇけど」
「お前との会話で俺達が成長できるのか?話す間の時間は戻ってくるのか?」
「い、いや、そうじゃねぇけど!そう言いことじゃ」
「だったら、邪魔をすんな。あと普通科の」
「なんだ?」
「結構鍛えてるようだけど筋肉のつき方からしてただ鍛えた感じか?武術かなんかならうとかしねぇと戦闘向きの個性じゃないなら足りねぇぞ。今の時間も一分一秒をもっと大切にしろよ。まだ目指してんだろ?ヒーロー、なら時間は有限。もっと大切しろ・・・・・それこそ、出遅れちまってんならなおさらな、そんくらい鍛えて来られたんだ。くだらねぇことで時間取らず目標を見据えればすくえるかもしれねぇんだから」
「・・・・・・」
俺はそれだけ言うとその場を後にする