超常黎明期にTS転生 作:野原ひろしと思い込んでいる殺人鬼
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
倒壊したビル群、荒れ果てた土壌、灰色の空、うん。世紀末だ。
先日のAFOとの会談後、俺は自分の名前を考えた。考えたが……厨ニ病臭い名前しか思いつかなかった。2chとかあるなら安価でやって貰ったのに。
碌なアイデアが出てこないからあるモノを探しに町に来たは良いものの……、なぁにこれぇ。
二文字で表すなら、”酷い”それ以外の感想が出てこない。
本編でも超常黎明期は酷い時代だったと解説されていたけど本当に酷いな。まず個性持ちの人権は無い。子供は個性――いや、異能と読んだ方が良いのか?兎も角、子供は力を持っていたとしても大人に取り囲まれたら勝てる訳ないからか暴行されまくっている。
こういう事態を取り締まる筈の警察や自衛隊が機能していないから法律も形骸化している。法律を無視する事ができる。ホント、何でもありの世紀末だ。
町の中を何回か散歩したけど、浮浪者・荒くれ者・異能差別主義者・異形差別主義者が大量にいる。まるでゴキブリみたいだ。いや、1匹見たら30匹いると思えばあながち間違っていないのかもしれない。
AFOの
しかも、ここはまだマシらしい。うせやろ?
中部地方、とりわけ東京近辺はかなり酷く"異能収容所"が建設されたなんて噂があるくらいだ。火のない所に煙は立たぬと言うし、4割くらいは真実だろう。
閑話休題
俺が今何をしているか、一言で言うならゴミ掃除だ。俺を襲おうとした野郎の玉を無に還したり、俺を殺そうとしてきた異能差別主義者を返り討ちにしたり、子供(ショタ・ロリ)に手を出そううとしている
治安がゴミ!!
これ全部無くした
コレに関してはAFOの恐怖政治でもどうしようもないから
ゴミ掃除も一区切りついたし、目的のブツを回収して帰りますか。
目標のブツ――苗字・名前辞典――を回収してな!!
フハハ!勝った!計画通り!
約6年もの間山に引きこもっていた俺がまともな
つまり!!辞典から引用すれば良いのだ!!勝った!!第三部、完ッ!!
☆☆☆
なぁにこれぇ。
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
俺はハッピーな気分で帰宅していた!だが!家に着いたら家の周辺がかなり荒れていた!な…何を言っているのかわからねーと思うが俺も良くわからねー。
せっかく直した家が壊されるとか頭にきますよ!?
一体全体誰がやったのかな?犯罪者だったら野郎オブクラッシャーしてやるけど――
ん?家…ドアに何か引っかかってる……?
開けろ!デトロイト市警だ!(迫真)
「フンッ!」
【操命】でバフをかけて一気にドアを
開けた瞬間、目の前に広がっていたのは――
腰から下が鱗で覆われた巨大な尾に変化している美女が俺の保存食を食い散らかしていた。
「「……えっ?」」
☆☆☆
机を挟み、目の前に座る褐色金髪の美女――名を
「いや~ごめんて。確かに勝手に入ったのは謝るけど、家の鍵開けっ放し貴女も悪いと思うよ?」
……ぐうの音も出ねえ。
「それはそうと、何でわざわざ空き巣何かしたんですか?貴女なら土木作業員として働けると思いますけど……。」
「あんたアホなの?このご時世、アタシみたいな人モドキじゃ雇ってくれる場所なんて無いよ。こんな山で引きこもってたらそんな事も分からないの?」
……ぐうの音も出ねぇ。(デジャブ)
「それに関しては俺の方に落ち度があった思います。6年間も山で暮らしてると社会情勢が全く分からないので……。」
「……6年もこんな山で暮らしてるわけ?あんたいくつ?」
「え~と……。確か16ですね。」
「えっ!?年下!?」
「蛇花さんはおいくつ何ですか?」
「え~と……この体になったのが7歳頃だったから…23ぐらいかな。」
えっ、こんな褐色金髪巨乳のドチャシコbodyを23歳で獲得したのか!?コッチは尻は大きいけど胸は標準だから羨ましいぜちくしょうっ!!
「それよりも!!」
蛇花さんが両手を机の上に勢い良く置き、前かがみになりながら話し始める。
「アタシをここに住ませてくれ!!」
ゑ!?
「やれる事はなんだってする!だから住まわせてくれ!!」
「べ、別に良いですけど……。な、なんでそんな急に。」
「実はだな……。」
あ ほ く さ
話を聞いた直後、俺の脳内に浮かんだのはこの言葉だった。
蛇花さん曰く、AFOの下部組織から10万程強奪したらしい。アホかな?
AFOは宮城方面には
その所為か、宮城に来たは良いもののあちこちで抗争が起こってるから面倒くさい事になってるいて、彼女が関東の方から来た所為で外部勢力の回し者と疑われて色んな組織に襲撃されて逃げた果てに
……うん。もしかしなくても半分くらいは俺の所為では?
「頼むって!アンタはあのAFOと引き分けたんだろ!?それくらい力があるならアタシを仲間――いや、部下にしてくれ!!」
……この人が俺の家に空き巣したのも半分くらいは俺の所為だからな…しゃーない。
「分かりました!貴女をこの家に住ませてあげますよ!!」
「えっマジ――「ただし!」
「部下はなんか嫌だからあくまで家族――いや、仲間として家族として、対等だ。」
鳩が豆鉄砲を食ったよう顔をしながら蛇華さんは此方を向いている。
「……アンタ、変わってるんだね。」
「6年間も山で孤独に暮らしてるんだ。変人に決まっているだろう?」
その言葉に呆れた様な笑みを浮かべながら話し始める――
「酒ってあるかい?」
「ありますよ。」
「じゃっ、乾杯といこうじゃないか。」
「良いですね。」
「そのかしこまった話し方もやめな。(途中から大分崩れた話し方していたけど。)アタシ達は
「――!あぁ、そうだな。それじゃあ、よろしくな蛇花。」
「こちらこそ。え~と……アンタの名前は?聞くの忘れてたよ。」
「俺の名前か。そういや言ってなかったな。」
帰宅しながら必死に辞典を読んで考え抜いた名前――
「
「おうよ、よろしくな。」
そう言った後に2人で酒を吞む。
人生初の飲酒が未成年ってマズイ気がするけど……。まっ良いでしょ。
遂に……遂に!主人公の名前を書く事ができました!アイデアを出してくれた皆様ありがとうございます。
名前構成
無藤 命⇒「無」(個性名)+「藤」(主人公の生家、殆ど思い入れは無いが良くしてくれた祖母への感謝を込めて採用した。) 「命」(個性名)
人モドキ…超常黎明期の異形型差別用語として有りそうだなぁと思って書きました。
蛇花さん…臍から下の部分が蛇の尾に変化する異形型個性【ラミア】を超常黎明期最初期に発現してしまった人。尾の概要が知りたい方は「オオアナコンダ」と調べてください。
小学1年生の頃に個性が発現した影響でまともに勉強できていない為、"山"や"川"等の簡単な漢字しか読み書きできない。
個性発現後は家族に捨てられ、盗みや殺しを繰り返して生きてきた。元々は正義感が強かったが両親に捨てられたのが引き金となって犯罪行為に対して何とも思わなくなった。
原作開始時点で生まれていた場合、ヒーロになっていた可能性が高い。産まれる時代を間違えた悲しい人。