もしもグランドツアーの3人がキヴォトスに来たら 作:ガチタン雷電
高級そうなレストラン。
シャンデリアが煌めく中、黒舘ハルナは優雅にナイフとフォークを使いディナーを楽しんでいた。
ハルナ(心の声)「これは…わたくしの口には合いませんわ……」
料理の味は酷く、店員は頻繁にチップを催促してくる。怒りを抑えられず、後ろを見ると、紳士がゴミ箱に料理を吐き出し、さらに店員に代金を叩きつける。
ハルナ(小声で)「……ふむ。わたくしならこうしますわね。」
瞬く間にハルナは美食研お得意の手際で小型爆弾を仕掛け、客に微笑みながら言う。
ハルナ「この店は少し駄目なようですわ。」
獣人の男性がハルナに気付き怯えた表情で「美食研だ!!」と叫ぶと、まるで蜘蛛の子を散らすように、客たちは一斉に席を立った。
ハルナは丁寧にお辞儀をし、レストランを後にする。
外で、ハルナは静かに起爆装置に指をかけたその瞬間、先ほど料理を捨てた紳士が現れる。紳士は無言で装置を受け取り、スイッチを押す。轟音とともに、レストランは見事に爆発した。
紳士が車に乗り込みエンジンをかけて立ち去ろうとするとハルナはその車に駆け寄り紳士に声をかけた。
ハルナ(微笑みながら)「私は美食研究部の黒舘ハルナと言います。あなたは?」
紳士は落ち着いた声で答える。
紳士「メイ…ジェームズ・メイです。」
ハルナは優雅に一礼すると助手席に乗り込んだ。
ハルナ「それでは、あなたを美食研究部名誉部員に任命ますわ。」
煙が立ち上る廃墟を背に、二人は静かに立ち去った。
暗転後再びステージが映る
ジェレミーとハモンドが椅子に座っており、顔には憤怒の表情。
ジェレミー
「で、なんで爆破したんだ!?どーして毎回こうなるんだよ!!」
ハモンド
「ほんとに!僕も今怒ってるんだぞ!!何してんだあの2人は!!」
スタジオの後ろには、爆破の映像がモニターで流れる。
そこで、スタジオのドアが開き、黒舘ハルナが優雅に入場した。
カメラはゆっくり彼女を追い、髪の流れやドレスの動きを映す。
ハルナ(微笑みながら)
「皆様、本日はお呼びいただきありがとうございますわ。少し見せるだけですのに……騒がしくなりましたね。」
スタジオの観客の生徒から拍手と口笛がなる
ジェレミー&ハモンドが同時に振り返る。
ジェレミー(叫び気味)
「騒がしくなった!?誰のせいだよ!?!」
ハモンド(顔をしかめ)
「爆発してるだろ!?君はテロリストなのか!!」
ハルナの冷静ツッコミ
ハルナは両手を優雅に広げ、落ち着いた声でスタジオを制する。
ハルナ
「わたくしは、料理やおもてなしに対する心を守るために動きましたのよ。決して無闇に破壊するわけではありませんわ。」
ハモンド
「いやいや、爆破してるじゃん!!」
ジェレミー
「しかもジェームズがスイッチ押したし……」
ハルナは小さく笑う。
ハルナ
「皆様、これは“美食研究部の正義”ですの。ご理解くださいませ。」
ハモンドは顔を赤くしながら机を叩く。
ハモンド
「反省しろよ!ジェームズも爆破する前に俺に相談しろよ!!」
ジェレミー
「しかも私やハモンドが捕まったりしたらこの番組の存在すら危うくなるぞ!!」
ジェレミーとハモンドが同時に腕を振り上げて叫ぶ様子を、カメラは両サイドからパン。
カメラはハルナの横顔をアップで捉える。
微笑みながらジェレミーとハモンドの怒声を聞き流す。
ハルナ
「仕方ありませんわ……わたくしが一番正しいのですから。」
画面はハルナの優雅な歩きと、二人の叫びを背景に、スタジオ全体を俯瞰で映す。
字幕:
「美食研究部――誰も止められない、料理の守護者たち」
はい、予告編のワンシーン
回収しました。
ジェームズ目線の予告とハルナメインの本編
にしました。