もしもグランドツアーの3人がキヴォトスに来たら 作:ガチタン雷電
第4章 “アビドス流!マジでやる気のカスタム3日間
アビドスの整備区画。
奥空アヤネが時計を見ながら言う。
「冗談はそれくらいにして、それではあなたたちの車を“3日間”で観光仕様にします。」
ジェレミー、ハモンド、ジェームズは胸をなで下ろした。
「よかった……一晩は正気じゃなかった……」
「三日なら、車いじりとして成立する……!」
ホシノがニコニコしながら言う。
「その代わり、観光用だからね?
“実際にお客さんが乗る”前提で作ってもらうよ~。」
3人の表情が一気に引きつった。
■カスタム内容
アヤネが資料端末を見せながら説明する。
①防砂装備(3台共通)
ラジエーター保護メッシュ
エアフィルターのサンドスクリーン
ボンネット内の耐熱シート貼り付け
下回りの錆止めスプレー
アヤネ「砂漠ではこれだけで寿命が全然違います。」
ジェレミー「なるほど、これは本当に必要なやつだ。」
②観光客用の日除け・手すり
ジェームズのパトロールは屋根上に“簡易サンシェード”を追加することになった。
アヤネ「お客さんが撮影しやすいように、立ちポジション用の手すりも追加します。」
ジェームズ「安全基準は……?」
ホシノ「アビドス基準で~。」
ジェームズ「それは何の基準にもなってない!!」
③車内の座席と収納を観光向けに
クーラーボックス固定用のベルト
カップホルダー増設
日除けカーテン
緊急用の砂掘りシャベル搭載
その他にシロコは武器弾薬、爆薬に地雷、手榴弾のケースをハマーに積載していく。
ハモンドは泣きながらハマーの荷室を測っていた。
「俺の車、余ってるスペースほぼ無いんだが!?」
シロコ「ん……じゃあ屋根に載せる。」
「うわあああああ!!」
④走行性能の最低限の改善
サスペンションの補修
バンプストッパー交換
タイヤ空気圧を砂用に調整(低め)
スペアタイヤを2本携行
ノノミがメモした。
「ハマーは……サスペンションがへたってますので、まず修理からですね。」
ハモンドは天を仰ぐ。
「やっぱり壊れてるのか!!」
■そして問題の “疑似防弾” 対策
ホシノが声を潜めて言った。
「あと一つ……観光だからね。絶対ではないけど“安心感”がいるでしょ?」
ジェレミー「……え、まさか装甲板とか?」
アヤネが首を振る。
「3日で本物の防弾は不可能です。
でも、飛び石・低速衝突対応の強化ならできます。」
具体的には――
●サイドパネルにFRP(繊維強化プラスチック)貼り増し
●窓にポリカーボネート製のサブシールド(外付け)
●タイヤハウス内にゴム製シールドを追加
ジェレミー「これは……本当に現実的だ。」
ジェームズ「砂利や飛び石には十分強いだろうね。」
ハモンド「ていうか、観光でそんな危険あるのか?」
ホシノが笑顔で言う。
「アビドスは治安が悪いから~。」
3人
「「「治安なんとかしろよ!!」」」
■そして作業開始
3台が並び、アビドスの少女たちが工具を持ち、
3人の男たちが顔を突き合わせる。
ジェレミー(決意の顔)
「……よし、やるか。砂漠を走る本格オフロード車として完璧に仕上げてやる。」
ハモンド(半泣き)
「俺のハマー、3日で直るのか……?」
ジェームズ(職人の目)
「僕のパトロールなら問題ない。
むしろ“完成形に近づくだけだ”。」
アヤネがにっこり言った。
「3日後、みんなで観光テスト走行します。」
アビドスの日差しが強く照りつける中――
英国トリオ × アビドス少女たちの共同カスタムが始まった。