目が覚めたら血鬼でした   作:角砂糖(おそらく塩)

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いきなりタイトル詐欺してます許して



始まりから終わってる話

 

 

 「ふあぁ、もう朝かぁ……」

 

 呑気にあくびをしながら、ベッドに横たわっていた体を起こしてぐぐーっと背を伸ばす。

 眠りから覚めても全く疲労が取れていない私の体は既に悲鳴をあげていて、カチカチに固まった肩を回せばゴキゴキッて嫌な音を奏でるし、頭には鈍い痛みが常にある。

 

 けれど起きねば、だって今日も仕事があるもの……

 

 いやぁ、キツイだろうと予想はしてたけどさ?まさか大人になった途端ブラックコーヒーもびっくりな暗黒社会人ライフが待っているなんて思わなかったよ。何故か生きてるし活力は尽きてないから、辞めるつもりは無いけども。

 

「さーて、今日も惰性でがんばりますか」

 

 いつもの如く独り言を言いつつベッドの端までもそもそ移動……… いや待って、何か私の声おかしくない?変声機でも使ったのかってくらい高いんだけど。

 うーん、過労で耳がやられたのかな?たまに聴こえる音に違和感を感じる時があるし、まあ気にしなくて良いでしょ。

 さて、と……まだ身体が重いし布団の中が恋しいけど仕事があるからそうはいかない。いつものルーティンをこなすべく、まずはベッドから降りて……

 

「……ん? 」

 

 ベッドから足を降ろしてスリッパを履こうとしたら、何故か足が届かなかった。右へ左へぶらぶら揺らしても何かに当たる感触はなし、そもそも床にすら届いていない。

 

 ………いや、どういうこと?私のベッドはそんな大きなやつじゃないよ?背の低いノーマルベッドさんなんですけど?

 それとも何ですか、日々の激務で精神より先に身長が削られたってことですか。ただでさえチビなのに、そんなことされたらちいかわになっちまうよ。 

 

 と、そんな感じで暫く足を伸ばし続けてたけど、一向に届く気配は無し。仕方がないのでベッドから飛び降りて―――

 

 

「へぶっ!?」

 

 

 顔面から床にダイブする事になりました。

 

 おかしい、絶対おかしい。さっきもそうだったけど私のベッドの高さはこんなんじゃない。というか何よ飛び降りたら顔を打ち付ける高さのベッドって、それもうベッドじゃなくて高台だよ。

 

「いっつぅ…… 何で朝からこんな目に……」

 

 文句を言いながら、さっきから感じてる強烈な違和感の招待を確かめるために後ろを振り向いた。

 

「え…… な、えっ!?」

 

 そこにあったのは、私の頭頂部より高くて大きい愛しのベッドの姿でした。

 

 わあい!これで好き放題転がっても落ちないね!

 

 

「―――じゃないよ何これ!!?」

 

 

 え、何?借りぐらしのア○エッティ? いや流石にそこまでのサイズ差ではないけど、これまでずっとお世話になっていたマイフレンドの急成長に驚きを隠せない。

 何でこんな事になったのやら、混乱極まった頭の中をどうにか整理しようと視線を落としたところで、更なる異常事態に気がついた。

 

「何か、ちっちゃくない……?」

 

 そう、何と私の体が女児レベルまで小さくなっていたのだ!つまり、私がベッドから落ちた原因はマイフレンドが大きくなったからではなく、私自身がそれくらい小さくなったからだった!

 

 

 …………

 

 

 ……………いや

 

 

「な、なんじゃこりゃぁぁぁ!?!?」

 

 

 

 この世に神様がいるなら絶対ぶん殴ってやる。この時私はそう心に決めたのでした。

 

 

 




というわけで、可哀想な社畜ちゃんはロリ血鬼になりましたとさ。まだ血鬼要素微塵もないけど!

何ならプロムン要素すら欠片もないけど!

だ、大丈夫…… 
これから出力するから……

がんばれ!負けるな!まだこの子部屋から出てすらいないぞ!

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