ちび竜、炎の龍王になる   作:華歳ムツキ

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海灯祭の話。


危機的状況

ナド・クライでの騒動も落ち着き、各々自分のやるべきこと──ファルカは書類仕事に、ネフェルは通常営業に戻っていく中、旅人はあることに気が付いた。

 

 

「海灯祭の時期だ!」

「かいとうさい?」

 

 

祭りの時期である。

 

 

「海灯祭は璃月で一番大きなお祭りだ! 目玉は皆で一斉に飛ばす霄灯だけど、他にも色々あるんだぞ! たくさんの屋台が並んで、いろんなものが食べられるんだ!」

「しょうとう?」

「紙で出来たランプ……といっても、ナタでは紙製品自体珍しいから分かり難いかも」

「ランプを飛ばすの? 飛べるの?」

「おう、飛べるぞ! 浮生石っていう特別な石が入ってて、普段は普通の石だけど活性化させたらすごく高く浮くんだ。霄灯は紙で出来てて軽いから、浮生石の力と合わさって高く飛べるってことだな」

 

 

ウーレアはあまりピンと来ていない様子だったが、それでも話を聞いて楽しそうに笑っていた。やはりお祭りというのはどういったものであれ心躍るものだ。ここのところ大変な出来事が続いていたし、これを機にぱーっと遊んで羽を伸ばすのも悪くないだろう。そうと決まれば早速船のチケットを取って、と思ったのだが──

 

 

「うう、どの船も三人まとめて取るのは難しそうだな……」

「この時期は璃月港に行きたい人は多いだろうからね……仕方ない。ちょっと歩くことになるけど、遺瓏埠までの船にしようか」

 

 

海灯祭の時期が近づくと、璃月港に直接乗り入れる船はどれも満席になる。

基本的に璃月の街道は千岩軍によって警邏されているとはいえ、一般人にとって野外を歩いて移動するのは少なからず危険を伴うものだ。かといって移動のためだけに護衛を雇うとなると、船代と合わせて相当な旅費になってしまう。そのため、できることなら璃月港へ直接入れる船に乗りたい。しかし、璃月港に停泊できる船の数は限られているのだから、そういった船のチケットは自然と熾烈な競争の対象となる。現に、ナシャタウンの港でもあちこちで璃月港行きの船を巡る口論が起きている真っ最中だった。

幸い旅人とウーレアは戦えるし、パイモンは隠れるのが上手い。いざとなれば旅人はウーレアとパイモンを庇って戦うことぐらいはできるのだから、手間さえ考えれなければ無理に璃月港行きの船にこだわる必要はない。寧ろ生き馬の目を抜くような争いに混ざるぐらいよりずっといいと、旅人はすぐに沈玉の谷を通るルートにプランを変更した。

 

 

「いろうふってどんなところ?」

「遺瓏埠は沈玉の谷にある港だな。沈玉の谷はお茶で有名な場所で、遺瓏埠の市場にはお茶屋さんがいっぱいあるんだぞ──そうだ! 旅人、遺瓏埠に着いたら璃月港へ行く前に茶葉を買っていこうぜ! ウーレアに美味しいお茶を飲ませてやろう!」

「いいね。璃月のお茶は爽やかで口当たりがいいから、飲みやすくて気に入ると思うよ」

「爽やか……?」

「そういやナタではお茶も一般的じゃなかったもんな。説明が難しいぞ……」

 

 

ウーレアにいろんなことを話してやっていたこの時、旅人はこの先で起こることを全く予想していなかった。この遺瓏埠を経由するという決断が、思わぬ展開に繋がるなんて──

 


 

「……ん? ヌヴィレットさん?」

 

 

ぴたり、と足が止まった。一緒に歩いていたリオセスリとシグウィンも立ち止まり、どういうわけか石のように固まってしまったヌヴィレットを見遣る。普段とは異なる装いに身を包み、珍しく本当にリラックスした様子で璃月の街並みを散策していたというのに、気付けば再び固い表情に──いや、普段のお堅い様子ともまた違う。初めて見る表情だったために一瞬理解が遅れたが、これはおそらく緊張と驚愕だ。

 

 

「この、気配は……」

「ヌヴィレットさん!?」

 

 

突然踵を返したヌヴィレットに二人も驚いたが、ひとまずついていくかと一緒に歩き出した。何なのかは分からないが、明らかに異常事態であることは分かる。できることなら一体何にそこまで驚いたのか尋ねたかったが、どうにも声をかけられる雰囲気でもない。常に冷静沈着なヌヴィレットにしては珍しく、緊張は次第に焦燥感にも似た感情へ変わっているように見えた。

 

 

「あれ? ヌヴィレットと……リオセスリにシグウィンじゃないか!」

「うん? なんだ、あんた達か。こんなところで会うなんて──」

 

 

ぐんぐん進んでいくヌヴィレットに訳も分からぬままついてきたが、目的地は船着き場だったらしい。しかも、そこには懐かしい顔触れ──それと、初めて見る顔がひとり。リオセスリとシグウィンは同時にその少年を見つけ、シグウィンだけが「まあ!」と驚きの声をあげた。リオセスリがどうしたのかと尋ねかけたその時、質問が頭から吹き飛ぶほど驚くことが起きた。

 

 

「わぁっ!? ヌヴィレット、何してるんだ!?」

「君は……」

 

 

パイモンが驚きのあまり声をあげたのも当然だ。何せ、出会い頭にヌヴィレットが誰かの肩を勢いよく掴むところなど初めて見た。普段の礼節を重んじる態度を知っていると、目の前の光景は白昼夢でも見ているのかと疑ってしまう。しかし、残念ながらこれは現実だ。ひとりで覚めることはなく、誰かが動かない限り状況は変わらない。そんな中、真っ先に驚きから立ち直ったのはシグウィンだった。

 

 

「ヌヴィレットさん、ここはお喋りするには向かないんじゃないかしら? 私達のことはいいから、その子とお喋りしてきて──あっ、勿論その子がいいのならだけど」

「……少し、話せるだろうか?」

「……ちょっとだけなら。空、少しだけ出かけてくるね」

「……分かった。迷子になったらいけないから、町からあまり離れないでね」

「うん」

 

 

二人が足早に去っていくのを見送り、リオセスリはその場に残った面々をぐるりと見渡した。シグウィンは明らかに何かを察した様子で微笑んでいる。パイモンは少し不安げで、旅人は何やら考え込んでいるがそこまで不安そうにはしていない。少なくとも、リオセスリより事情を知っている者ばかりのようだ。

 

 

「それで? あの少年は誰なのか、とかは訊かない方がいいかい?」

「うーん、まあ……リオセスリなら考えれば察せると思うけど……」

「考えれば……?」

 

 

そうは言われても、見た目は普通の少年に見えた。旅人と並んでも遜色ないほどの見目麗しい少年だったのはともかく、角や尻尾が生えているわけでもない。そういう意味では“普通”だ。

しかし、思えば先程のシグウィンは少し様子がおかしかった。ヌヴィレットが少年の肩を掴む前に驚きの声をあげたのだ。メリュジーヌは人間とは異なる物の見方をするため、一見するとただの人間に見えた少年が何か別のものに見えていたのかもしれない。

メリュジーヌの目には人間以外の何かに見えて、ヌヴィレットが強烈な関心を示す存在──

 

 

「待て、まさか……」

「まあ、ご想像にお任せするよ」

 

 

その言い方はもうほぼ肯定しているようなものではないだろうか。そうは思ったが、それ以上掘り下げることなく口を噤んだ。これは“あのひと”の正体と同じように、察していようと不用意に口にすべきではないことだ。

 

 

「ま、そういうことならヌヴィレットさんも積もり話ってやつがあるんだろう。どうだい、二人とも? 二人が帰ってくるまでお茶でも──」

「そらー……」

「ウーレア?」

 

 

ようやく会えた同胞、しかも本来現代のテイワットではほんの一握りしかいない存在だ。きっと話し込んでしばらくは帰ってこなかろうと思ったのだが、皆の予想に反しウーレアはあっという間に帰ってきた。おまけに、どういうわけか妙に疲れた顔をしている。

 

 

「どうしたの? 随分と疲れてるみたいだけど……」

「あの人やだ……」

「えっ」

 

 

しょも、と萎れた様子で空の隣まで戻ってくるウーレア。その背後から少し焦ったような、あるいは罰が悪そうな顔のヌヴィレットがやってきた。

 

 

「えっと、何かあった……?」

 

 

恐る恐る問いかける。無意識下で「同族ならばきっと打ち解けられるはず」という思い込みがあり、深く考えずウーレアを見送ってしまったが、よく考えたら同族だからといって必ずしも親しくなれるとは限らない。その理屈でいえば人間社会に争いなどないはずだが、当然ながらこの世界に諍いが絶えない様子からもそれはとんだ理想論だということが分かるだろう。となるとウーレアを送り出したのは早計だっただろうかと身構えたが、どうにも両者の様子は争ったという風にも見えない。

 

 

「このひとの話、難しいし、なんか変……龍従と喋ってるみたい……」

「こ、こら。そんなこと言っちゃだめだよ……」

「構わない。私の方こそ……彼と話す上で、些か先入観を持ってしまっていたようだ。常に公平足らんと心がけているというのに、殊重要な瞬間に失念してしまうとは……」

「先入観?」

「うむ。ウーレアがどのように生まれ、この世界にどういった考えを持っているか確認したかったのだが……どうやら彼は私からすると想像もできないような生い立ちを抱え、その過程で独自の感性を有するに至ったようだ」

「あー……まあ、そうだね」

 

 

以前軽く聞いた限りだと、ヌヴィレットは生まれた時点で肉体や知能はほとんど完成された状態だったはずだ。トワリンにも子供の頃があったとは聞いた試しがないため、本来元素龍にとって肉体の成長という過程は必要ではないのかもしれない。そう考えると、たとえ見た目は子供でもヌヴィレットがウーレアを「精神的にも子供なのかもしれない」と想定できなかったのも無理からぬことだろう。

 

 

「……一つ断っておくと、ウーレアを未熟だと言いたいわけではない。おそらくだが、ウーレアは私とは異なる部分を重視して生まれてきただけなのだろう。少し接しただけでも分かったが、彼の機微は非常に人間に近い──私は人間のことを理解するために五百年の年月を費やしたが、ウーレアならばそのようなことにはならないだろう」

 

 

言われてみれば確かに、ウーレアは今までに会ったどの龍よりも人間に近い感性をしている。これはおそらく、龍になる前は竜だったこと、そしてナタでは竜と人の距離が極めて近いからこそだろう。ウーレアは人里から隔絶された場所で生まれ育ったが、旅人と様々なところへ行く内に多くの人間と関わった。あの時の経験が今のウーレアを形作っているのだ。

 

 

「シグウィンとリオセスリ殿にも申し訳ないことをした。私が普段とは異なる振る舞いを見せたことで、おそらく戸惑わせてしまったことだろう」

「それぐらい気にしてないさ。旅行中っていうのは、常にないことが起こるのが当たり前だからな」

「ウチも気にしてないのよ」

「ウーレアも……落ち着いた?」

「……うん」

 

 

空にくっついていたウーレアも、緩々と頷いた。要するに、先程ふたり揃って微妙な顔つきだったのは、お互いに「何か思っていたのと違う」という状況に陥ってしまったのだろう。ヌヴィレットからしてみれば子供の龍という存在そのものに戸惑い、ウーレアからしてみればそんな事情を知らないので、突然大人として扱われたことに戸惑ったというわけだ。

 

 

「普段なら一緒に食事でも、と言うところだが……そっちの彼はそんな気分じゃなさそうかい?」

「うーん……ウーレア、どうする?」

「もし行けそうなら、海灯祭で渡すお年玉代わりに高い料亭にでも連れていこうかと思ったんだが……」

「料亭!?」

「パイモン……」

「い、いや! 一番大事なのはウーレアの気持ちだもんな! 分かってるぞ!」

 

 

どこの国にもお高い料理店というのはあるものだが、璃月やフォンテーヌのそういう店は本当に洒落にならない値段だ。旅人やパイモンはちょっとした巡り合わせのお陰で何度か高級料理にありついたことがあるが、普通なら一般人は生涯一度も食べずに終わることだって珍しくない。そう考えるとパイモンが目の色を変えるのも分からなくはないが──

 

 

「い、行ってみたいかも……」

「ウーレア、大丈夫? 無理してない?」

「大丈夫……」

「まあ、どうしても駄目そうなら中座してしまえばいい。ヌヴィレットさんも、公的な会食じゃないんだから構わないだろう?」

「勿論だ。加えて、もうウーレアに無理な質問を重ねたりしないことも約束しよう。どうか気軽に食事を楽しんでほしい」

「……うん」

 

 

ウーレアがヌヴィレットを見る目には、未だ戸惑いと緊張が色濃く浮かんでいる。無理もない。ナタやナド・クライでは、こういう如何にもお堅い人間に会う機会はなかったのだ。人間よりずっと近しい気配がするという長所を考慮しても、あまり接しやすい相手とは思えないのだろう。

とはいえ、緊張しているだけで敵意を抱いているわけでもない。同じ龍という共通点もあるのだから、打ち解けさえしたらウーレアは案外ヌヴィレットに懐くかもしれない。果たしてそれがいつになるかは分からないが、気長に見守るとしよう。

 


 

「んんーっ! このお肉、おいしい! とろとろで、汁たっぷりで……!」

「ふむ。肉料理が好きならば天枢肉を追加で頼むとしよう。そうだ、甘いものは好きだろうか?」

「好き!」

 

 

港でのやり取りからおよそ一時間後。

心配しながらも見守ろうと思っていた旅人の心境を余所に、ウーレアは早々にヌヴィレットに懐いていた。いや、この場合──

 

 

「ねえねえ、これもお肉?」

「これは八宝福禄鴨だ。獣肉ではなく鴨肉の料理だが……鴨肉を食べたことは?」

「ないよ」

「なら、これも頼むとしよう」

「あ、あの、ヌヴィレット……そんなにあれこれ、さすがに悪い気が──」

「気にしないでほしい。金銭というのは持っているだけでは意味がないが、私一人では使う機会も限られる。こういう時こそ使うべきだろう」

 

 

これはヌヴィレットに懐いているのか、はたまたヌヴィレットの財布に懐いているのか、どちらなのだろうか。パイモンにも劣らぬ食べっぷりを披露するウーレアを見つめ、旅人はひっそりと頭を抱えた。

ヌヴィレットはウーレアに対する認識を“同族である龍”というより“子供”の部分に寄せると決めたらしい。とはいえ、それでもヌヴィレットの身近に子供がいたことはない。子供への接し方も完璧とは言えないだろう。

しかし、一般的に子供が守るべきものとされるのは知っている。おそらくはヌヴィレットがメリュジーヌを慈しむように、人の親は子を愛するものなのだろう。そして、ヌヴィレットがメリュジーヌを気遣う時、真っ先に取る行動は物を買い与えるというものだ。

多忙ゆえに中々傍にいてやれないため、会う時間が短くとも気持ちを伝えられる贈り物は合理的な手段だとも言える。また、最高審判官の給金は決して安くないが、ヌヴィレットひとりでは持て余してしまうというのも事実なのだろう。その辺の事情は理解できるからこそ、今までメリュジーヌ宛てに大量の買い物をするヌヴィレットを見ても特に何も思わなかったが──その行動がウーレアに向けられるとなると話は変わってくる。

 

 

「旅人、顔色が優れないわ。もしかしてあの子が太ってしまわないか気にしているの?」

「龍って太るのか?」

「いや、多分太らないと思う……龍になってからあまりお腹空いたって言わなくなったし、そもそも食事は趣味みたいなものなのかも。体内で消化しているかも怪しいし、肥満とかは全然心配してないんだけど……」

 

 

元素生物の多くは無理に食事を摂る必要はない。体内の元素が一定量を超えていれば、ただそれだけで生命の維持は可能だ。ヌヴィレットも水龍の性質から液体ばかり摂りたがるが、それでも体調を崩さないのは食事によって体を維持する必要がないからだろう。だから、これだけ食べてもウーレアが太るとは思えないが、別の心配はある。

 

 

「ウーレアの舌が肥えたら、俺の財布が……!」

 

 

そう、財布の危機だ。

以前、こだまの子で舌の肥えたテペトル仔竜に会ったことがある。確かホーリーという名で、カズーガという青年が面倒を見ていた。このホーリーがとにかくグルメで、普通の竜ならお腹は減るだろうに飽きたら意地でも手をつけない。このまま放っておいたら体調を崩してしまうと案じ、カズーガはテイワット各地から様々な植物を集め、レシピにもあれこれと工夫を凝らしていた──これと似たようなことがウーレアに起きたらどうなるか。テイワット各地の植物が食べたいと言われるのと、テイワット各地のグルメを堪能したいと言われるのでは全く訳が違う。

 

 

「確かに、たまにならともかく毎日……いや、そこまでいかずとも一か月に一度食べたいと言われるだけでも、一般的にはかなりの痛手になるだろうな。ただ、まだ方法なら残ってると思うが」

「方法?」

「簡単なことさ。別の美味しいもので上書きしちまえばいい。例えば……そうだな、ジャンクフードなんかどうだ? ああいうのはお高い料理を食べ慣れている人間でも、一度ハマると中々抜け出せないもんだ。普通の人間相手なら体調の問題もあるし、ジャンクフードを食べまくればいいとは言えないが……龍なら問題ないんじゃないか?」

「あるいは、モンドのお肉なんかもいいんじゃないかしら。璃月の人から聞いたのだけど、お隣のモンドでは他の国に比べると安価で美味しいお肉が手に入るんでしょう? 人間はみんなお肉が好きだし、見たところあの子の味覚は人間とほとんど変わらないようだもの」

「それに、そもそも杞憂で済む可能性もある。あまり身構えず、ウーレア君を見守ってやればいいさ。そして、もし本当に危惧した通りになったら……」

「なったら……?」

「定期的にフォンテーヌを訪れて、ヌヴィレットさんに奢ってもらえばいい」

「う、うーん……」

 

 

さすがに悪い気がするが、最終手段として頭の片隅に置いておくべきかもしれない。ただ、今ちょうど璃月にいて、モンドはすぐ隣だ。ひとまずシグウィンに勧められた通り、海灯祭が終わったらモンドまで足を延ばしてみるのもありだろう。それと、ナド・クライで覚えたいくつかのジャンクフードのレシピを確認しておかなければ──と、考え込んでいたところにウーレアが近づいてきた。

 

 

「空、空! これ食べてみて! とっても柔らかいハムが入ってるんだよ!」

「ハム? ああ、翠玉福袋だね……ありがとう」

「美味しい?」

「うん、美味しいよ」

「へへ。美味しいものいっぱいで楽しいね、空!」

 

 

眩いほど満面の笑みを浮かべるウーレアに微笑み返し、旅人は密かに次の目的地を決めた。ウーレアが璃月の高級食材に慣れ切ってしまう前に、急いでモンドに行こう。

 

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