フリュネを起こさないでやってくれ、死ぬほど疲れてる 作:色々残念
この話で、最終話となりますね
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オッタルが「次男棒」で、アレンが「三男棒」と神々に呼ばれるようになり、寡黙なオッタルとは違って反応がいいアレンをターゲットにしていた神々。
フリュネから、アレンのあっちの方がレオンよりも早かったことを聞いた俺は「レオンよりもずっとはやい」というバハムートラグーンのヨヨみたいな言葉を思い付いて、ちょっと広めてみた。
その結果、アレンは神々から「あっちの方はオラリオ最速」やら「早撃ちアレン」などと言われるようになっていたな。
レオンがオラリオから居なくなってから新しい玩具を欲しがっていた神々に与えられた、アレンという新たな玩具に夢中になっていた神々は多い。
俺から子どもを奪おうとした女神は、フルーレのことを全く諦めておらず、何度も女神の眷族を返り討ちにしてフリュネ送りにしていると、フリュネが新たな子を宿すことになる。
波導による探知で確認してみたところ、フリュネに宿る生命の波長はアレンに似ていたので、アレンの子で間違いない。
2度目の妊娠ともなると落ち着いた様子を見せていたフリュネは「この子にも名前を考えておかないとねぇ」と言っていた。
フリュネと一緒に第2子の名前を考えてみた俺が「リーレン」という名前を提案してみると、「いい名前だねぇ、それにしようじゃないか」と迷わず採用したフリュネにより、決定した第2子の名前。
第2子の名はリーレンと決まり、フルーレに妹ができたことをお祝いしようと思った俺は、現代日本で買ったことがあるケーキを【商品購入】で沢山用意してみる。
様々なケーキに目を輝かせていたフリュネとフルーレに、食べたいと思ったケーキを好きなだけ食べてもらったが、フリュネはチーズケーキ、フルーレはイチゴのショートケーキを気に入っていたみたいだ。
俺はモンブランが好きなんで、そればかり食べていたが「お父さんが食べてるそれも気になる」と言ってきたフルーレを膝の上に乗せて、モンブランを食べさせてみると「これも美味しい」とフルーレは喜んでいた。
「美味しいなら、それも気になるねぇ」
なんてことを言ってきたフリュネにも、モンブランを提供しておくと「これは栗だけど美味しいじゃないか。こんなのもあるんだねぇ」と頷きながらモンブランを食べていくフリュネ。
ケーキを食べていた俺達家族が居る部屋に戦闘娼婦のアマゾネスが団長であるフリュネを呼びに来たが、ケーキを食べていた俺達を見て、物凄く羨ましそうな顔をしていたことは確かだ。
美味しそうなケーキと、幸せそうな家庭を目撃した戦闘娼婦なアマゾネスは「あたし、幸福度で団長に負けてる?」と言いながらショックを受けた顔もしていたな。
なんてことがあったりもしたが呼び出しで退室したフリュネを見送った俺とフルーレは、俺が【商品購入】で用意した様々な絵本をフルーレに選んでもらい、選ばれた絵本の内容を俺がフルーレに読み聞かせていった。
この世界の共通語の読み書きもできるようになっているフルーレは、試しに俺が教えてみた日本語も読めるようになってきていて、日本語の絵本も読むことが可能になってきていたが、俺に読み聞かせてほしいと頼んでくるフルーレ。
娘の願いを叶えて、今日も絵本を読み聞かせていくと、嬉しそうに聞いていたフルーレは、赤子だった頃よりも随分と成長していた。
それからフリュネの腹も大きくなり、第2子の出産が近くなった頃、都市全体に広がった何かにより、正気を失っていたオラリオの人々。
「フルーレはフレイヤのもの」としか言わなくなっていた人々は、完全におかしくなっている
俺の近くに居たフリュネとフルーレは、波導によって守ることができたので、正気を失っていたりはしなかったが、それ以外の全ては明らかにまともな状態ではない。
とりあえずイシュタル・ファミリアの主神であるイシュタルを含めた面々に触れて波導を流してみて、状態異常を解除できるか試してみると、なんとか正気に戻ったイシュタル・ファミリアの全員。
美の女神でもあるイシュタルが言うには、これは大規模な美の女神による魅了によって引き起こされたもので、フレイヤという女神が元凶で間違いないようだ。
いやフレイヤって誰、と首を傾げる俺に「お前の娘を狙っていた品性のない女神のことだ」と言いながらも笑いを堪えようとしていたイシュタル・ファミリアの主神。
「くふっ、女神とは認識していても名前を知ろうともしていなかったとは、ぷふっ、ここまでフレイヤに無関心なやつは初めてだが愉快ではある」と吹き出すように笑いを漏らしながらも、性愛の女神は楽しげではあった。
「あれよりフリュネの方がいい女ですし」
「ふはっ、もう駄目だ。あーはっはっはっ、フレイヤがフリュネ以下!まあ、お前にとってはそうなのだろうなントム」
俺の正直な言葉に大笑いし始めた娼婦の守護神にして美の女神。
「ああ、笑った笑った。ちなみにわたしとフレイヤなら、ントムは、どちらが好みだ」
「イシュタルの方がいい」
「ふふっ、即答か、聞くまでもなかったな」
即座に答えた俺に、女神イシュタルは満足気に微笑んだ。
それからイシュタル・ファミリアの面々と協力していきながら、オラリオの全てが敵となった今の状態をどうにかする為に行動していった俺達。
最終的にはオラリオの住民達全てを正気に戻した俺達は、女神フレイヤを追い詰めたが、何故かそんな状況でフルーレに求愛し始めた女神フレイヤ。
そんな美の女神に対し「ボクはあなたを一生好きになることなんかない!2度とボクの前に顔を見せるな!」と、女神フレイヤへの嫌悪感を隠さずに見せてお断りしたフルーレにより、心が完全に折れた様子の女神フレイヤはオラリオから追放処分となった。
フレイヤ・ファミリアは、ほぼ全員がオラリオを追放された女神に着いていったようで、オッタルやアレンが居なくなって玩具が無くなったと残念そうにしていた神々。
無事にリーレンが産まれて、お姉ちゃんになったことを喜んでいたフルーレ。
リーレンは、父親のアレン似であり、フルーレと同じくフリュネには似ていない。
成長していけば、リーレンもアレン似の顔になっていくことだろう。
それから時は流れに流れて、フルーレが17歳になってリーレンが14歳になった頃。
やたらと女性にモテるようになったことに困っていたフルーレから相談されたり、リーレンを見た酒場の店員の猫人が「兄さまの子、あっああ、脳がぁ、脳がぁ」と脳が破壊されていたりもした日々。
そんな日々の最中、俺に喧嘩売ってきた狼人のベートとやらを波紋で動けなくしてから「フリュネの性欲が強くなってきていることをお前に教える」と言ってフリュネに提供してみたりもした。
その翌日、ゼウスとヘラのファミリアの眷族である両親から生まれたベル・クラネルが、神アポロンに「ベルきゅんに、穴なんて、あるのがいけない!あるのがいけない!」と迫られているところを目撃し、とりあえずアポロンに波紋を流して痺れさせておき、ベルを逃がしておく。
その後、アポロン・ファミリアが解散することになったのは、ベルを狙ったアポロンへの、ゼウスとヘラからの報復なのは間違いない。
それからしばらくして頻繁に俺に喧嘩売ってきたベートを何度もフリュネ送りにしていると、ベートが神々に「フリュネの狼牙棒」と言われるようになり、ロキ・ファミリアでベートを慕っていた眼鏡女子の脳が破壊されたりもしていたそうだ。
強力な波紋で身体が動けないようになっていたベートを相手に、48時間以上もぶっ通しで激しい運動をしていたフリュネは、流石に疲れた様子で寝ている。
ロキ・ファミリアにベートを返却した後も、寝ていたフリュネの部屋に「お母さん」と言いながら入ってきたフルーレとリーレン。
そんな娘2人に対し、俺は口を開いて小さな声で言う。
「フリュネを起こさないでやってくれ、死ぬほど疲れている」
フルーレはレオン似のボクっ子長身アマゾネスとなり、同性である女性にモテるようになってしまったようです
リーレンはアレン似で、自分のことはアタシと言いますが、そんなリーレンを見た酒場の店員の猫人は、リーレンを見るたびに脳が破壊されていたりしますね