未来改変〜本編開始前から始めるダンまち生活〜   作:と、くめい超かぐや姫ロスにより執筆不可中

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ついにここまで書くことができました。
感動です。


新たな時代

「えっと…2人は知り合いなんですか?」

不思議で思わず聞いてみる。

 

「ああ、私がライの『お世話』してあげてたんだよ。」

懐かしむように目を閉じて腕を組みながら話す。

 

 

「僕がオラリオに来てから間もない頃、ロキ・ファミリアの人たちじゃなくてヘルメス・ファミリアのこの人にパーティーを組んでもらってたんだよ。」

 

なぜ自分の派閥の人達じゃなく、この人にパーティーを組んでもらっていたかは謎だが何か事情があるのだろう。

 

「え?ヘルメス・ファミリアなんですか?」

思いもよらない単語を聞いて思わず聞き返してしまった。

 

「ああ、ヘルメス・ファミリア、レベル4のカリナだ。ギルドではレベル3ということになっている。」

ヘルメス・ファミリアにレベル4なんているのか?ていうか、この時代でもレベル詐称はしてるんだな。狡い。

 

「レベル2になったならもう世話は必要ないな、とか言ってどっか行っちゃったかと思ったら、こんなところで何してるんですか」

 

「いやー、普段は都市外で活動してるじゃないか、私。だけど、何故か主神様につべこべ言わずに戻ってこいなんて言われて、とりあえず18階層に向かったらなんか黒い奴らが冒険者襲っているしで何が何だか。」

 

都市外で活動してるんだ、この人。

そんなことは置いておいて、やはりこの状況は異常なようだ。

だが、そんな事を気にしている暇はない、とりあえずダンジョンを抜けなければ命の危険はいつまでも付きまとうのだ。

 

「カリナさん、お願いがあるんですけど、地上まで護衛してもらえませんか?」

ライのその提案に、カリナさんは任せておけと親指を立てた。

 

 

 

 

カリナさんの力で地上まで無事に戻ってきた俺達はホームの前にいた。ちなみにカリナさんにはお礼を言って別れてきた。本人は兄妹達が困っていればいつでも助けるさ!と言っていた。

 

「ここまで来る途中の町の様子、変じゃありませんでした?」

エフィナがどこか不安そうな顔で聞いてくる。

確かに町の空気は最悪と言ってもよかった。都市の憲兵がそこら中にいてピリピリしていると言うか、張り詰めているような…

そうやって思考を巡らせているとロキが館から出てきて3人の首にラリアットをかましてきた。

 

「グエッ」

 

「ウッッ」

俺とエフィナだけが当たり、ライはひょいっと避けていた。さすがレベル2。

 

「3人とも2日もダンジョンから帰ってこないから心配したやないかー!」

2日ぶりに眷属の顔を見て嬉しいのか糸目をさらに細くさせながら抱きついてきた。

 

異常事態(イレギュラー)に遭遇してね、かなり危なかったよ。18階層に避難してたんだ。」

ライが避けて離れた分の距離を歩いて近づけながらそう伝える。

 

「やっぱりな、何となく予想してたけど、18階層まで行ってたんか…黒い奴らに襲われんかったか?」

先程までニコニコしていた顔を真剣な顔に戻し聞いてくる。

 

「襲われたよ、30人くらいいた。だけど、カリナさんが助けてくれたんだ。」

腕を解きながら今度は俺が答える。

 

「そうかーカリナにはお礼を言わんとな。」

 

「とりあえず、今すごく疲れてるから寝ていいですか?」

エフィナが今俺たちが思っていることを代弁する。

 

「確かにそうやな、治癒師(ヒーラー)の子達に治してもらっとき」

そう言ってエフィナの拘束を解いて少し離れる。

 

町の様子は変だったが、今はそんなこと気にしている暇はない、とにかく休みたいのだ。

 

俺達はその日、一日中寝て過ごした。

 

 

 

 

 

俺達は今、ロキの神室にいた。

ステータスの更新をしてもらうのだ。正直、かなり楽しみである。あんな冒険をしたのだ。ランクアップも夢ではないだろう。

 

「ほい、出来たで。」

ロキが羊皮紙を手渡してくる。

 

アシュトン・リョウ

Lv2

力I00

耐久I00

器用I00

敏捷I00

魔力I00

 

【狩人】

 

【スキル】

継戦闘争(アンイールディング・シールド)

戦闘時間に応じて全能力値上昇、魔力回復、上限無し。

【魔法】

『インドミタブル』

【決して倒れることなかれ】 【戦い続けよ】

効果…自身の自動治癒。

 

「やったぞ…ついにランクアップだー!」

嬉しさのあまり叫んでしまった。しかもスキルと魔法まであるのだ。うん、やっぱり叫ぶしかない。

 

「ランクアップおめでとう、リョウ」

ライが微笑んで祝福する。

 

「え!?ランクアップしたんですか!?じゃあレベル1私だけ…?」

エフィナは何だか落ち込んでるみたいだブツブツ喋っている。

気にしないでおこう。

 

「やっぱりウチの予想は当たってたな!おめでとう、リョウ!」

ロキは自分のことのように喜んでくれているみたいだ。

すると、ライが表紙を手渡してきた。そこに書いてあるのは

 

ライ・オルザン

Lv3

力I00

耐久I00

器用I00

敏捷I00

魔力I00

 

【狩人】

【精癒】

 

【スキル】

翠炎闘争(アゴナス・プラシニス・フローガス)

効果…闘争時、魔法効果向上、力、魔力に高補正。

【魔法】

『ヴェルデ・フランマ』

【この身に宿りし緑の炎】  【我が身を焦がすは翠焔の業火】 

【その姿は剣となり】  【敵を穿ち、燃やし、灰と化せ】

 

『ティミマ・ティス・フォティアス』

【この身が宿した翠炎の炎】  【代償は◯】

【◯を以て焼き焦がせ】

 

効果…代償魔法、代償となる能力値の半分、もしくは全てを消費する。消費された能力値に応じて魔法の効果が変化する。

 

「ライもランクアップしたんだ!なんか見たことない魔法とかあるけど、これなに?」

ライのランクアップを祝福していると使っているのを一度も見たことのない魔法がある。

 

「ああ、これは使い勝手が悪すぎてまだ使ったことがないんだ。」

まあ、効果を見ればこの魔法の使いにくさが分かる。

俺でもこの魔法使わないし。

 

「リョウ、18階層の頃から違和感だったんだけどさ、なんでライ先輩に敬語じゃないの!?」

少しずつ大きくなる声と型に乗っている両手に若干の怖さを感じながら答える。

 

「ライがやめていいって言ってたんだよ。」

 

「え!?ライ先輩、なんで私はダメなんですか!?」

こいつ、騒がしいな。

 

「エフィナは敬語でいて欲しいんだよね、なんかそっちの方が似合ってるっていうか…」

少し照れながら答えるライにエフィナは機嫌を直したのかニコニコしている。

 

「ライ先輩が敬語のほうがいいって言うなら敬語にしますけどー」

なんか胸の前で指をツンツンしている、なんで照れてんだ?

 

「エフィナはどうなんだ?」

まだ聞いていない彼女の報告を催促する。

 

「私はランクアップしてなかった…でも、魔法の効果が少し変わってたの!【ヴェントス・インフィニタ】の効果が、一定時間武装を無制限に召喚できるって!消費する魔力は変わらずに!」

エフィナはランクアップデモしたのかというほど嬉しそうに

話す。

 

「マジで?めちゃめちゃ強いじゃん。」

思わず口に出してしまったが、すぐに失言を悟る。

 

「そうなの!すごいの!私レベル1なのに強いの!すごくないですか、ライ先輩!」

幼児化が進んでライに褒めてもらおうとしている犬のようになっている。ほんとにエルフか?

 

「ロキ、そんな事あるの?」

ランクアップもしていないのに魔法効果が変わるなんて聞いたことがない。

 

「ウチも始めてみたわ、下界の未知ってやつやな!」

なんかすごい他人事じゃないか?すると、突然ロキが口を閉じた。

 

「みんな、すごく強くなってうれしいのは分かる。だけどこの話は真剣に聞いてほしい。」

今までに無いほど落ち着いていて、それでいて真剣な声で話し出すロキに思わず身構える。

 

「ゼウスとヘラが、全滅した。」

 

最強と最凶の消失、それと同時にリョウの中で常にあった違和感が徐々に形作る。

 

部屋の3人と1柱(ひとり)の表情は今まで見たことがないほどに重く、そして暗い表情をしている。

特に顔がくらい人物が1人。

 

そんな…早すぎる…俺はまだレベル2だぞ?

 

絶望が新たな時代の幕開けを告げる。

 

 

 

───暗黒期開幕───




リョウのレベル1時最終ステータス
アシュトン・リョウ
Lv1
力B784
耐久S902
器用B725
敏捷C682
魔力I00
【スキル】

【魔法】
誤字脱字、原作との齟齬があった場合はどうかご指摘お願いします。感想お待ちしております。
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