幻想少女との現代生活   作:アルマジロ君

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レッツショッピング

 ルーミアと出会ったあの日から一週間が経過した頃ルーミアも家の中での生活に慣れてきた頃なのでここら辺でルーミアを連れてショッピングモールにまで遠出しようと考えた。

 何故ショッピングモールにまでわざわざ行こうと思うのかというと以前まで僕は一人暮らしの成人男性だったがその暮らしにルーミアが入ったことでいろいろと家具や女物の衣服などを揃えないといけなくなってしまったからである。この一週間はルーミアに家の暮らしに慣れてもらうために外出は控えてきたがそろそろ衣服などを揃えないといけないなと思った僕は早速ルーミアにその話を持って行くことにした。

 

「ルーミアちょっといいか?」

 

「どうしたのだー?」

 

 廊下から僕が声をかけるとリビングの方からひょっこりと頭を出してこちらを見てくるルーミアが見えた。

 

「そろそろ家での生活にも慣れてきたと思うから少し遠出してルーミア用の日用品とか家具を用意しようと思ってねついてきて欲しいから声をかけたんだ」

 

「わかったのだー準備するから先に外で待ってて欲しいのだー」

 

 ルーミアはそういうと寝室の方に走っていった。ルーミアはここでの生活に一瞬で溶け込んでくれており今まで幻想郷という全体的にいうと文明があまり進んでいない世界の住人・・・ましてや文明の力を使う人間とは違う妖怪だったのにすぐに順応してくれて僕もとても助かっている。

 

「お待たせなのだー」

 

 そうこうしているうちに準備の終えたルーミアが玄関から出てきた。服装はあった当初と同じ白のシャツの上に黒のワンピース姿であったがその背中には僕がもう使わなくなった黄色のリュックサックが背負われていた。家での生活二日目の頃にここから先自分の荷物も増えるだろうと思い僕のお古であったリュックをルーミアにプレゼントしたのだ。プレゼントを受け取った時のルーミアはとても喜んでくれて僕も嬉しかったのを鮮明に覚えている。

 

「よーし玄関も閉めたことだし早速出発するぞー!」

 

「おーなのだー!」

 

「と・・・言いたいところだが今回はキャンピングカーを使って行こうとは考えていません」

 

「え?どうしてなのだー?」

 

「それはねショッピングモールなどの駐車場には高さ制限というのがあってね今回行くショッピングモールにキャンピングカー行くと高さ的には入れないんだ」

 

「そうなのかー」

 

「じゃあどうやってそのショッピングモールにまで行くのだー?」

 

「フッフッフそこで登場するのが・・・こいつだ!」

 

 そう言って僕はキャンピングカーの後ろにあるガレージのボタンを押したするとガレージの扉は徐々に上がっていきその中からは白色の車がその姿を現した。

 

「新しい車が出てきたのだー!」

 

「この車はキャンピングカーを購入するより前に両親が使っていた車でな僕が成人する時に一緒に貰ったんだよ」

 

「両親はこの車をもう使う予定はなかったのかー?」

 

「うん両親も新しい車を買う予定だったらしいから僕が貰ったんだよ・・・ということで今回はこの車に乗って行こうと思うからルーミアも助手席に乗ってくれ」

 

「わかったのだー」

 

 そう言ってルーミアは助手席の扉を開けて中に乗り込んだ僕も続いて運転席に着き久しぶりに乗るこの車のエンジンをつけたエンジンは問題なく動き気持ちいい振動が席に伝わってくる。

 

「それじゃあ出発だ」

 

「はーいなのだー」

 

 アクセルを踏み込みゆっくりとガレージから外に出てきた。ガレージの扉は車が出ると自動的に閉まりロックがかかった。そのまま車道に出ると久しぶりの遠出だからかルーミアがワクワクしているのがわかった。

 車を走らせること十何分ほど住宅街を抜けて大通りに出てからまっすぐ向かった先に大きなショッピングモールが見えてきた。僕はそのショッピングモールの駐車場に入るために誘導に従って車を走らた。ここの駐車場は立体駐車場になっているため空いているスペースを見つけるために上に上にと車を走らせた。

 

「わーどんどん登って行くのだー」

 

「平日だけどもう昼頃だからそこそこ車が埋まっているなぁ・・・お、空いてるところがあった!ラッキー!」

 

 なんとか空いている駐車スペースを確保して車を止めることができた。そして車から降りた後はルーミアと僕で車の中で計画していた通りの順でショッピングモールを回って行こうと思う。

 ここからまずは家具などのインテリア製品から見て行きその後ベットや棚を選んだ後は近くの日用品コーナーにいき食器などを揃えるつもりだその後は一度割れ物などを車に戻してからルーミア用の女物の服を探しに行くという計画だ。

 

「じゃあ早速下に降りて家具を探しに行くぞ」

 

「行くのだー!」

 

 そう言ってエレベーターに乗り込み下の階に降りて行き一階に辿りついてエレベーターから降りると目の前には多くの人で賑わうショッピングモールの姿があった。ルーミアは初めてこんなに人が行き交うのを見たのか興奮しているようだった、そんな彼女を落ち着け二人で家具コーナーへと足を向けた。

 

「えぇっと家事コーナーだから・・・ここか」

 

「おー!たくさんのベットが置いてあるのだー!」

 

「ルーミアの身長的に二メートルほどのベットをここの中から探すとしようか」

 

「わかったのだー!」

 

 その後ベットは無事購入し後日家に業者が配送してくれることになった。そしてベットとついでにルーミアの衣服などを収納するためのクローゼットなんかも購入した。ルーミアも気に入ってくれたようで僕は安心した。

 次はお皿を買うために日用品売り場へと向かう、今回お皿はルーミアの分とそれ以外で来客が来た時用や予備のお皿なんかも購入しようと考えていた。日用品売り場に到着した僕たちは早速食器を選び始めた。

 

「お兄ーさん!このお椀なんかどうなのだー?」

 

「お!黒色のお椀に赤い花これはチューリップかな?が入ったお皿かいいね!じゃあお茶碗はこれで決まりでいいね?」

 

「それで大丈夫なのだー」

 

「よーしこの調子でどんどん選んでいくぞー!」

 

「おー!なのだー!」

 

 食器類はその後無事に揃えることができたので僕たちは一旦車に買った食器類などを置きにいくためにエレベーターに乗って上に登った。ルーミアは自分で選んだお茶碗の入った袋を大切に持っているようでとても微笑ましい光景であった。

 車に荷物を乗せ終えるとちょうどいい時間になってきたことなのでここら辺でお昼を取ろうとルーミアに提案してショッピングモールにあるフードコートへと向かった。フードコートでは昼時ともありたくさんの人が席について食事をしていた。僕とルーミアは人が多いのど離れないようにして席を探しようやく二人席を確保して落ち着けた。

 

「潰れちゃうかと思ったのだー」

 

「ふぅさすがに人が多かったね・・・さてじゃあ席も確保できたし料理を選びにいくか」

 

「はーいなのだー」

 

 そうして席を立ちフードコートに並んでいる店舗に足を向けて歩き出した。

 

「うーん流石にこんなに店があると何を食べるか迷っちゃうなぁ」

 

「お兄ーさん!私あれ食べてみたいのだー」

 

「ん?おぉ牛丼かいいね!じゃあ僕も同じ店で頼むとするか」

 

 ルーミアは有名な牛丼店でもある吉野家にある牛丼を頼んだそして僕も同じく牛丼を頼むことにした。その後料理が出てきた後は料理を持って自分の席に戻った。

 

「さて食べるとするか」

 

「いただきますなのだー!」

 

 そう言いながらルーミアは箸を持って牛丼を食べ始めた。

 

「!炒めた玉ねぎの甘さと牛肉とご飯が合わさってとっても美味しいのだー!」

 

「それは良かったさて僕も・・・いただきます!」

 

 とても美味しそうに食べるルーミアを見ながら僕も食べ進んだ。美味しかったからか一瞬にして食べ終わってしまったが僕もルーミアも大満足であった。

 その後はお皿を片付けて当初の予定通りにルーミアの服を買いに行くためフードコートを後にした。服屋についた僕は正直に言って女物の服を選んだこともないのでここは店員に頼んでルーミアの私服とパジャマをそれぞれ見繕ってもらうことにした。

 

「すみませーん?この子にあった私服とパジャマを選びたいんですけど店員さんのおすすめを教えてもらっていいですか?」

 

「あら〜かわいいお子さんね?いいわよ任せときなさい!」

 

「はい!ありがとうございます!」

 

「ありがとうなのだー」

 

「うふふ任せておきなさい!あなたにとっても似合う服を持ってくるから!」

 

 店員がそういうと一瞬にして服を選んでもらいその後はルーミアは更衣室で着せ替え人形のようにされており目を回していた。

 

「うー・・・疲れたのだー」

 

「あはは・・・お疲れ様流石にあれは疲れたよね」

 

 あの後無事ルーミアの私服とパジャマを数着購入することのできた僕たちは車に戻り一息ついていたルーミアも先ほどの着せ替え人形のせいで体力がなくなっておりグデーンとしていた。僕はそんな彼女に労いの言葉を送った後に家に帰るために車を発進させた。

 

「ルーミア今日はどうだった?」

 

「うーんと疲れたけどとても楽しかったのだー」

 

「それは良かったこの一週間は家の生活に慣れてもらうために家にいたけど今後はもっと遠くに行くことも増えるだろうから楽しみにしててほしいな」

 

「わかったのだー楽しみにしているのだー」

 

「うん!楽しみにしておくといい!」

 

 そんな話をしていたらあっという間に家の前にまで戻ってきていた。車をガレージに入れ車から降りて車をロックしガレージの扉も閉める。その後車から出した荷物を二人に手分けして運び玄関の鍵を開けて中に入る、リビングに一旦荷物を置くと早速荷物の整理に取り掛かかり始めた。今日買ったお皿やお箸などは丁寧に食器棚に並べていき、ルーミアには今日買った自分の服などのレシートを切り畳んでもらっている。今日買ったクローゼットは業者による配送なのでどうしても数日かかるためその間は僕のクローゼットに入れようと考えている。

 

「ふぅ・・・こんなものかな」

 

「お兄ーさんお疲れ様なのだー」

 

「あぁありがとうルーミア」

 

「どういたしましてなのだー」

 

 食器入れなどにひと段落ついた僕は休憩するためにテーブルに行きそこで緑茶を淹れてくれているルーミアから緑茶をもらった。ほんのりと苦味がある緑茶が疲れた体を癒してくれる。

 

「家具も揃えたことだしここからはより快適した生活が送れそうだ」

 

「それは良かったのだー」

 

「そしてベットも届くからもう同じベットに寝なくても良くなる!」

 

「うーん・・・それはなんとなく嫌なのだー」

 

「あー別に嫌だという意味じゃなくて単純に緊張して眠れなかっただけだからね」

 

「そういうことを言っているわけじゃないのだー」

 

 そう言ってプクーと頬を膨らますルーミアを見て僕は頭にはてなマークを浮かべてしまったがあまり気にしなくても大丈夫そうだったのでその話はここでストップした。

 ここから先は生活も安定するだろうからまたキャンピングカーを使って遠出をしようかなと考えているとふと僕はルーミアの方を見てとあることを考えた。ここから先はルーミアも僕の旅についてきてくれることになるからキャンピングカーでの生活とかを少し教えようかなと考えながら今日を終えるのであった。

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