ハイスクールD×D〜白龍皇を宿す黄金騎士〜   作:ルオン

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お待たせいたしました!!

今回は雄牙の元老院での話になります。
それでは本編をどうぞ!!


第2話︰再会と辞令

おみくじを引いた効果か、ただの不運かは不明だが数多くのホラー討伐を終え、番犬所での報告と浄化を終えて自宅へと戻った雄牙。

そんな日を送った雄牙は翌日、元老院から呼び出しを受けて元老院へと来ていた。

 

『元老院から呼び出しがあるとは・・・・・・・雄牙、何をやらかしたんだ?』

 

『(報告書が子供の感想文みたいだったのではないか?)』

 

「何もやらかしてないし、報告書はちゃんと書いた。というか、報告書を書き終えてからお前達もチェックしたろ?」

 

そんな他愛ない会話をザルバとアルビオンとしながら、元老院の廊下を歩く雄牙。

すると柱の陰から1人の人物が飛び出し、雄牙へと飛びかかる。

気配に気づいた雄牙はその場から飛び退き、腰に下げていた魔戒剣を鞘ごと引き抜き構えた。

しかし、自身に飛び掛かってきた人物を視認した雄牙は、鞘ごと引き抜いた魔戒剣を腰に戻しながら溜め息を吐く。

 

「はぁ・・・・・・毎度言うが、いきなり襲い掛かってくるなよ黒歌?」

 

「にゃはは♪雄牙なら余裕でよけれるんだから、問題ないでしょう♪」

 

「まったく」

 

頭を抑えながら目の前に現れた人物に呆れる雄牙。

彼女の名は塔城(とうじょう) 黒歌(くろか)

彼女は雄牙のおかげで冤罪を晴らすことができた者であり、東北の番犬所に所属する魔戒法師である。

 

彼女の種族は妖怪の猫又。

幼い頃に両親を亡くした彼女は、彼女の力を欲して現れた悪魔と彼女の妹に手を出さない条件で契約し眷属となった。

しかし彼女の主人は契約を破り、黒歌達の一族に宿る力を彼女の妹を使って実験しようとしたのだ。

黒歌は怒り、力を使い主人を殺害した。

問題は解決したに見えたが、そう上手くは行かなかった。

彼女以外の眷属、悪魔の一部上層部が一連の事を隠蔽しようと動き、黒歌を口封じする為に彼女を危険人物として、もっとも危険なはぐれ悪魔につけられるS級はぐれ悪魔として指名手配した。

 

それ以降、彼女は様々な目的を持った者達に追われる日々を過ごすこととなってしまった。

そんな日々を送っていたある日、彼女はとうとう力尽きてしまい倒れてしまった。

もう終わりだと諦めかけていた彼女の前に、魔界騎士見習いとして修行していた雄牙が現れる。

逃げようとする黒歌だったが、雄牙は彼女を介抱しようと修練場に連れてく為に背中におぶった。

離れようとした黒歌だったが力が入らず、何故か雄牙の背中が暖かく安心感を覚えた彼女は意識を手放した。

黒歌を背負って戻ってきた雄牙を見た修練場にいた魔戒騎士並びに魔戒法師達は、最初黒歌を見て警戒したが、雄牙の説得と黒歌の怪我の状態を見て彼女の手当を優先する事にした。

その後、目覚めた黒歌は目の前にいた魔戒騎士並びに魔戒法師達に警戒して戦闘態勢をとるが、雄牙を視界に捉えると警戒を解いた。

 

その後、魔戒騎士並びに魔戒法師達は黒歌の状態から、黒歌がS級認定される程の危険人物には見えず、雄牙達のような見習い魔戒騎士や見習い魔戒法師と仲良くする姿から疑いを持った事から元老院へ報告。

話を聞いた元老院は修練場へ使者を送り、黒歌から事情を聞いた。

事情確認の中、黒歌が眷属になる際に交わした契約書を所持している事を聞いた元老院の使者は、契約書の内容を確認。

契約書確認中、死んだ主人の名の隣りにバツ印が、黒歌の名の隣りに丸印が記入されていた。

悪魔陣営と条約を結ぶ際、主人と眷属が契約書を交わした後にどちらかが契約を破った際には破った者の名の隣りに【×】が、破っていない者の名の隣りに【○】が浮かび上がる仕組みになっているのを聞いていた元老院の使者は、条約を結ぶ際に取り交わした書類並びにICレコーダーの録音を確認。

記憶、書類、録音から黒歌の行動が契約書に記載されている『妹を使い何かしらの実験並びに非人道的行為、妹の意志に反する行為が行われた際には、契約違反とみなし主人を殺害するものとする。尚、この契約が破られ眷属が主人を殺害しても罪を問わないものとする』に沿った行動である事、彼女が同盟種族である妖怪陣営から捜索願が出ている事を確認した元老院の使者は、指導に来ていた魔戒騎士並びに魔戒法師達に黒歌の護衛と周辺への警戒を強めるよう指示、見習い魔戒騎士並びに魔戒法師達には黒歌と修練場から出ない範囲で普通に会話し遊ぶようお願いし、魔道具を使用して契約書に守りの術式を施し、複写の術式で契約書を複写して元老院へと帰還。

 

使者から報告と契約書の複写を確認した元老院上層部は、信用できる悪魔陣営の上層部へ連絡を入れた。

元老院から連絡を受けた悪魔陣営の上層部は調査を開始。

調査の結果、黒歌を眷属にした主人の他眷属と一部上層部による隠蔽工作だった事が判明。

隠蔽工作に関わった者達の裁判が行われ、裁判の結果により牢獄への無期懲役が決まった。

はれて指名手配から解放された黒歌は、妖怪陣営に帰って妹と再会した後に母方の叔母夫婦に引き取られた。

しかしその数日後、黒歌は見習い魔戒法師として修練場へと戻ってきた。

見習い正式を含めた魔戒騎士並びに魔戒法師達は驚き、開いた口が塞がらなかった。

その後黒歌は、見習い魔戒法師として元々修練場で訓練をしていた見習い魔戒法師達と共に修行を始めた。

休憩時間や見習い魔界騎士と魔戒法師による合同訓練の際など、時間を見つけては黒歌は雄牙と過ごすようになっていた。

訓練教官として来ていた魔戒騎士並びに魔戒法師達は、そんな2人を温かい目で見守っていた。

 

それから年月が過ぎ黒歌は正式に魔戒法師となり、雄牙同様各地にある番犬所の1つに配属され、多くのホラーを討伐してきたのだ。

 

「黒歌も呼ばれたのか?」

 

「うん。昨日の夜に、ホラーを討伐して家に帰ったらポストに入ってた」

 

「俺もだ。同期2人も呼ばれるなんてな」

 

「とりあえず、応接間に向かってみるにゃん」

 

黒歌の言葉に頷き、雄牙は黒歌と共に応接間に向かう。

応接間に着くまでの間、雄牙と黒歌は互いの近況を話し合っており、その顔は笑顔であった。暫く歩いた雄牙と黒歌の2人は、2人の魔戒法師が守衛している部屋の前へと辿り着く。

雄牙と黒歌を見た、守衛を務める魔戒法師の2人は手に持っていた魔導筆を構える。

 

「何者だ?」

 

「所属と名を」

 

「東の番犬所所属、魔界騎士の雄牙」

 

「東北の番犬所所属、魔戒法師の黒歌にゃん」

 

「「元老院からの呼び出しに応じ参上した」」

 

「貴殿等が!?」

 

「失礼いたしました!!」

 

雄牙と黒歌の所属と名を聞いた守衛の2人は、魔導筆をしまい扉の前からよける。

 

「お話は聞いております」

 

「どうぞ、中へお入りください」

 

許可を得た雄牙と黒歌の2人は、雄牙を先頭に扉を開き中へと入る。

部屋の中には、白い服を着た女性が1人と、その女性の左右に黒い服を着た男女がいた。

雄牙と黒歌の2人は、中にいた3人の目の前まで移動し膝をついて頭を下げる。

 

「魔界騎士、龍崎 雄牙」

 

「魔戒法師、塔城 黒歌」

 

「「元老院の招集に応じ、参上致しました」」

 

「2人とも、おもてをあげなさい」

 

頭を下げながら名乗る雄牙と黒歌に、頭を上げるように言う白い服を着た女性。

2人が言われた通りにすると、目の前の3人は笑顔を向けていた。

 

「2人とも、此度はよく来てくれた」

 

「お2人の活躍は、元老院でも噂になってますよ」

 

「数多くのホラーの討伐、ご苦労様です黒歌」

 

「お褒めに預かり光栄です、ユノ様」

 

「雄牙も、予言の騎士だからとあぐらをかくことなく、鍛錬を怠らず数多くのホラー討伐、ご苦労様です」

 

「もったいなきお言葉、身に余る光栄でございます」

 

再び白い服を着た女性――ユノと、左右にいる男女――ゼノアとマリへ頭を下げる雄牙と黒歌。

 

「さて、お2人とも、何故元老院に呼ばれたか、不思議に思っている事でしょう」

 

「はい。指令書には元老院へ来るようにとしか」

 

「何か報告書等に不備がございましたでしょうか?」

 

「そんなことはない。2人の報告書は読みやすい」

 

「今回2人を呼んだのは、2人に辞令を出す為です」

 

「辞令・・・・・ですか?」

 

「えぇ・・・・・・・マリ」

 

「かしこまりました」

 

首を傾げる雄牙と黒歌の前で、ユノはマリから1枚の書状を受け取る。

 

「黄金騎士・牙狼、龍崎 雄牙」

 

「はっ」

 

「魔戒法師・猫又、塔城 黒歌」

 

「はっ」

 

「本日をもって2人を、元老院付きの魔界騎士並びに魔戒法師に任命致します」

 

「っ!?俺達が!?」

 

「元老院付きに!?」

 

雄牙と黒歌はユノからの辞令を聞き、目を見開きながら驚く。

元老院に所属する魔界騎士並びに魔戒法師は、元老院上層部に実力や人柄から認められた者だけが所属する。

元老院付きの魔界騎士並びに魔戒法師となった者は、元老院上層部からの指令により各地へ赴き任務にあたるようになる。

相当な実力を備えてなければなる事ができないのである。

 

「今後は元老院付きとして、各地へ赴き任務にあたってもらいます」

 

「「謹んで、お受け致します」」

 

「早速ですが、2人にはある任務についてもらいます」

 

「承知致しました。任務内容は?」

 

「内容については、ゼノアから話します」

 

名を呼ばれたゼノアは一歩前に出て、雄牙と黒歌の目を見ながら説明を始める

 

「2人には暫くの間、駒王町で任務に当たってもらう」

 

「駒王町·······って、確かあの子が通ってる学園がある町」

 

「そうだ。そして雄牙の父方の祖父母が暮らしていた町でもある」

 

「そうだったの雄牙?」

 

「あぁ。しかし何故駒王町へ?彼処には複数の魔界騎士や魔戒法師がいた筈です。神器(セイクリッド・ギア)を持つ魔界騎士や魔戒法師も。それにあそこには貴族の血筋がある悪魔が協力して守っている筈です。何かあったのですか?」

 

「実は、次々と神器(セイクリッド・ギア)を持つ魔戒騎士並びに魔戒法師達が襲われ、怪我を負ってしまった」

 

「っ!?」

 

「にゃんですと!?」

 

ゼノアからの報告を受けた雄牙と黒歌は驚いた。

神器(セイクリッド・ギア)を所有する魔戒騎士並びに魔戒法師達は基本、神器(セイクリッド・ギア)を所有していない魔戒騎士並びに魔戒法師達が行う訓練内容に加え、各自で自身が所有する神器(セイクリッド・ギア)を扱う為の訓練をしている。

その為、神器(セイクリッド・ギア)を所有しない魔戒騎士並びに魔戒法師達と比べれば、様々な立ち回りができる。

その事から、神器(セイクリッド・ギア)を所有する魔戒騎士並びに魔戒法師が襲われ怪我を負ったという事実に、2人は自身の耳を疑った。

 

「襲われた者達は無事なのですか?」

 

「幸い命に別条はない。しかし、かなりの深手を負っている為、暫くの間は療養が必要だ」

 

「でも、神器(セイクリッド・ギア)を所有していようがしていまいが、正式に魔界騎士や魔戒法師となった人達に深手を負わせるなんて」

 

「誰が襲ってきたか、襲われた者達から話を聞けたのですか?」

 

「残念ながら、相手は襲った者達に幻影魔法をかけていたようで、誰かは分からない」

 

「そうですか··········」

 

「だが、高確率で堕天使の可能性が高い」

 

「えっ?堕天使?」

 

「何故堕天使だと?」

 

ゼノアの言葉に首を傾げる雄牙と黒歌。

すると今度はマリが一歩前へ出て口を開いた。

 

「それに関しては私から説明します。実は堕天使種族の魔戒法師からの情報で、一部の堕天使が不穏な行動をしていると連絡がありました」

 

「そのような情報が?しかし、いったい誰が?」

 

「お2人も知る方ですよ」

 

「私達が知る堕天使の魔戒法師・・・・・・・まさか!?」

 

「あの人か!?」

 

マリの言葉から、雄牙と黒歌は1人の人物を思い浮かべる。

2人が同じ人物を思い浮かべたのを察したマリは2人に向けて頷き、説明を続ける。

 

「その者からの情報によれば、不穏な行動をしている者達は駒王町で行動しているとの事です。目的は現段階では不明。ただ、一部の者達の話でターゲットは神器(セイクリッド・ギア)を持つ者達だそうです」

 

神器(セイクリッド・ギア)所有者を・・・・・・・・・」

 

「目的不明はともかく、よくそこまでの情報を得られましたね」

 

「かの者は現在、その不穏な行動を起こしている者達と共に行動しています」

 

「にゃっ!?」

 

「何ですって!?」

 

マリからの報告に驚く雄牙と黒歌。

 

「危険なのでは!?」

 

「私もそう言ったのですが、かの者は『危険は百も承知です。ですが、これ以上同胞が傷つくのを黙って見ている事など出来ません』と言って聞かないのです」

 

「2人には駒王町へ行き、かの者をサポートしつつ、事件の解決をしてもらう」

 

「了解しました」

 

「尚、一般人の神器(セイクリッド・ギア)所有者も被害を受けている為、現地協力者である悪魔と協力して事に当たってくれ」

 

「了解にゃん」

 

「頼みましたよ、2人とも」

 

「「はっ!!」」

 

ユノからの言葉に返事を返した雄牙と黒歌は立ち上がり、部屋から出て行こうとする。

すると応接間の扉が開き、1人の女性が入ってきた。

 

「お取込み中、失礼致します!!魔戒法師・真野、緊急事態につき入ります!!」

 

「何があった!!」

 

「先程転移の間に、任務にあたっていた魔戒法師のアノン殿が怪我をした状態で転移されてきました!!任務先に強力なホラーのような存在が現れたとのこと!!」

 

「確か彼は他の魔戒法師に魔界騎士2人と任務にあたっていた筈です。他の者達はどうしたのです?」

 

「それが、アノン殿を逃がす為に、いまだホラーのような存在と交戦していると!!」

 

「なんだと!?」

 

「・・・・・・・・・雄牙、黒歌」

 

「「はっ」」

 

「駒王町へ行く前に、我らが同胞を救出に向かってください」

 

「承知致しました」

 

「直ぐに向かいます」

 

ユノに言われた雄牙と黒歌は頷き、入ってきた真野の案内の元、転移の間に急ぐのであった。

 

to be next story




今回はここまでになります!!

次回は戦闘回になります。
次回も是非読んでください!!

現在、この作品についてアンケートを募集しております!!
是非、皆様のご意見をお聞かせください!!
ご協力、よろしくお願い致します!!

この作品に仮面ライダー要素を付け足したらどうかという意見があった為、仮面ライダー要素を加えるかどうか悩んでいます。どうか皆様のご意見をお聞かせください!!ご協力お願い致します!!尚、ライダーの種類に関しては、作者の判断で牙狼の世界に混ぜても問題なさそうなライダーにしています。(締切は4月23日迄です)

  • ライダー要素を組み込まない
  • 仮面ライダーアギト(変身含む)
  • 仮面ライダーアギト(鎧や武器等のみ)
  • 仮面ライダーセイバー(変身含む)
  • 仮面ライダーセイバー(鎧や武器等のみ)
  • 作者の判断に任せる
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