旅人の見た幻想郷   作:千思万考

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旅人、妖の住まう寺の地を踏む

 八雲との遭遇後、改めて始まった俺と妹紅の気楽な旅は既に半年以上を迎えている。

目的地がはっきり決まっている訳でも無く、妖怪退治を適当にこなしつつ噂や勘を頼りに面白そうな場所へ移動する、と言った所だ。

最初の内は目的を持たない旅に不安そうな雰囲気も見せていた妹紅だったが、今はすっかりこの毎日を楽しんでくれているようだ。

 

 

 「ねえ田澤。次はどこに行くつもりなんだ?」

 

 「この近くの山に霊験あらたかな寺社があるらしい。噂ではしばらく前に寂れたようだが、そこを目指そうと思っている」

 

 「うーん、もう少し明るい場所に行きたかったな。市に出て買い物するとかさ」

 

 「基本的に欲しい物が無いから、どうにも選択肢に入らないんだよな」

 

 

 飲まず食わずでも気分的に辛い以外は何も問題は無いし、欲しい物も無い。

こう言うと申し訳ないが、この時代の娯楽や物品は俺の感性には少し合わないのだ。俺の所持している物だけでも十分に事足りるし。

しかしそんな枯れた考えをしているのは俺だけであって、妹紅は買い物なども楽しみたい年頃なのだろう。

生きている年数で言ったら、妹紅も結構いい歳では有るのだけれども。

 

 

 「前にも言ったけど本当に仙人みたいな人だな、田澤は」

 

 「どんな人間も、長く生きれば最終的にこうなると思うぞ」

 

 「……それ、私も?」

 

 「さあ。少なくとも今は気にする事でもないさ。俺みたいな偏屈にひねくれるのは何千年も先かもしれないんだから」

 

 「田澤のように何処か浮世離れしそうになる事は否定しないんだね」

 

 

 苦笑しながら俺の言葉に返す妹紅。しかし浮世離れはともかく、仙人とは言われても俺は全然違うのだが。

 

 

 「妹紅は何をもって俺を仙人みたいだと言うんだ?」

 

 「雰囲気、かな。文字通り霞を食べて生きてるみたいだし、だいたい感情が一定で冷静だし」

 

 「仙人について、妹紅はちょっと誤解してるな。

  仙人は冷静なのではなくて、欲を捨てた結果に執着を無くしたんだよ」

 

 「似たような物じゃないの?」

 

 「いや、妹紅。仙人は本当に『欲』を捨てている。

  食欲、睡眠欲、性欲、物欲、支配欲。長く生きてかなり薄れたとは言え、一応俺には残っている。

  対して仙人は欲が無いからこそ、全てに執着しない。泰然自若と言う事だな」

 

 「難しいんだけど、田澤はただ単に冷静なだけで、仙人は冷静とは少し違うって事?」

 

 「その解釈で間違ってはいない」

 

 

 それこそどんな人間だって欲を無くせば超然とした人格になるだろう。

俺は人間が進歩する為に多少の欲は必要だと信じているから、それを良い事だとは思えないが。

だからと言って、欲が有り余ると今度は色々と無茶をするから困る。何事もバランスが大事、一番の理想は両極端の視点を同時に持つ事だと思う。

 

 

 「まあ、今度また市には連れていってやるよ」

 

 「本当か!? うん、楽しみだ」

 

 

 白髪を見られると大体の人から避けられるのは変わっていないが、それを表面に出さない人や気にしない人も存在する。それを知ってからの妹紅は更に活発になった。

人目を忍んで山や辺境の村でしか過ごさなかったと言うし、市での買い物は夢だったのだろう。……元とは言え、貴族の娘が市に出て買い物ってのも凄い違和感あるな。

 

 

 「そう言えばさ、毘沙門天ってどんな存在なんだ? 名前を聞いた事だけはあるんだけど」

 

 「平たく言えば財宝神だ。軍神としても崇められているが」

 

 「何でその寺に行くのかますます分からなくなったよ。旅の安全祈願でもするのかと思ったのに、財宝神じゃ意味が無いじゃないか」

 

 「祈れば少しくらい安全にはしてくれるだろうさ。寂れた寺社と言うのも、風情が有って良いだろう」

 

 「もっと楽しそうな所が良かったけど……」

 

 

 流石に妹紅は喜んで寺社めぐりをしようとは思えないらしい。

まあ、俺も妙なチョイスで有る事は自覚している。本気で嫌がるようだったら止めようかと思いつつ、山に向かって歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「この山も随分キツい山だね」

 

 「そうだな」

 

 

 一応申し訳程度に整備された道に沿っているので、適当に歩いている訳でも無いのだが未だに寺は見えてこない。

登り始めて数時間は経っているし、外から見る分にはそれほど高い雰囲気も無かったので、そろそろだとは思うのだが。

……改めて周囲の気配を探ると、妖怪の気配が強い。寺のある山に妖怪が集まると言うのも不思議な話だ。

 

 

 「なんかキナ臭いな」

 

 「ん、どうしたの?」

 

 「いや、何でもない」

 

 

 妹紅には伝えないでおく。妖怪を必要以上に警戒する事もあるから逆効果かもしれない。

流石に無害な妖怪に手出しはしないが、相手から挑発を受けると激情する時もあるのだ。

真面目なのは良い事だが、余裕を持ってもいいと思う。……俺と会話してる時はそれなりに冗談も飛ばしてくるんだがなあ。

 

 

 「あ、そろそろじゃないか? 石畳らしきものが見えて来たよ」

 

 「これはまた、随分と荒れているな。寂れているとは聞いていたが、これほどとは」

 

 

 神や仏を祀る場所があっても、信仰する人が存在しなければ殆ど意味が無い。

信仰する人と言うのは神主や僧侶も含まれる訳で、整備されていないとなるとそれ等の存在が居るとは考えにくい。

どんな形であれ管理人が居なければ、信仰の場所としての格はかなり下がる。やむを得ない事情があるのか信仰を失って久しいのか……

どちらにしても、単に寂れていると言うだけの場所では無さそうだ。

 

 

 「まあ、ここで考えていても仕方の無い事か」

 

 「ここがボロボロな理由? ここの掃除に手が回らない程、人が少ないってだけじゃないか? ほら、ここ山奥だしさ」

 

 「ううむ、案外そんな理由なのかもしれないな」

 

 

 山奥の寺だから人が少ないとの判断は正しいと言えないのだが、単純かつ分かりやすい理由では有る。

そんな事を考え勝手な事を妹紅と話しつつ、雑草だらけの道を進み階段らしき物を上がっていく。

段差なのか単なる起伏なのか判別しにくいような地面を十分ほど歩き続け、ようやく寺が見えてきた。

 

 

 「……本当にボロイなあ」

 

 「俺もそう思わなくは無いが、失礼だから口に出すのは止めておけ」

 

 

 寂れているとは言っても、最低限僧侶くらいは居るのだろうと思っていたが……人間が住んでいるのかすら怪しくなってきた。

そう考え、少し集中して気配を探ると驚いた事に周辺に人間の気配は無く、妖怪の気配しか無い。ただ事では無い事態に内心動揺してしまう。

妖怪が寺を住処にでもしているのだろうか。だとしても毘沙門天を祀っていた寺に住み着く妖怪とは、大胆不敵と言うか……

これこそ考えていても仕方ない事なので、警戒と共にさりげなく妹紅を庇いながら寺に近付く。

 

 

 「おや、信者の方でしょうか? 毘沙門天様を参拝しに来られたのですか?」

 

 「……ああ、そうなるな。君はここの寺の人かな」

 

 「ええ、私は寅丸星と申します。毘沙門天様の……祀る僧侶です」

 

 

 熊手で境内のゴミを掻き集めていたが、階段を上りきった俺達を見付けて声をかけて来た僧侶。黒と黄色の警戒色のような髪色を持つ、穏やかそうな女性だ。

しかしながら、人の気配は全くしない。代わりに僅かな妖気を発しているとなれば、どう考えても普通の僧侶では無いだろう。

 

 

 「差し出がましい事を聞くようだが、寺の管理は君一人でやっているのか? 道中、もう廃寺になっているのかと思ってしまったが」

 

 「ああ、違います。ナズー、……一人でやってます」

 

 「……そうか、一人でやっているとは大変だな」

 

 

 今の間は何だ、誤魔化すにしても言葉を途中で切ったら余計に怪しまれるだろうに……正直と言うか何と言うか。相手の名前大体分かっちゃったぞ。

俺の横にくっ付いてる妹紅も何かを察したらしく、軽く服を引っ張り小声で話しかけてくる。

 

 

 「何か怪しいんだけど、あの人。確かめてみれば、この辺り妖怪の気配もあるしさ」

 

 「一応俺も気付いてはいた。とりあえず、今は手を出したりするなよ」

 

 

 向こうからは何もされてないし、敵意も感じられない。

本当かどうかは知らないが一応毘沙門天に関わりもあるようだし、人間に害を与えるつもりの無い妖怪なのかもしれない。

 

 

 「こちらが拝殿となります、付いて来てください」

 

 「了解した」

 

 

 妹紅と共に境内に足を踏み入れる。

敷地内も微妙にゴチャゴチャしていたが流石に外程では無く、掃除の成果か小奇麗に整っている。

 

 

 「貴方がたは毘沙門天様を信仰しておられるのですか? それとも、今回は幸運の御利益を授かりに参拝しに来たのでしょうか」

 

 「普段から信仰しているか、と聞かれると肯定は出来ないな。多少は知識を持っているつもりだが、ここには旅の安全祈願の為に来た」

 

 「一般の参拝者、と言う事ですね。最近は中々足を運んでくれる方も居られないので嬉しいです」

 

 

 嬉しい、の言葉と共に顔が綻んだ。

久しぶりの参拝客が来たのだから当たり前だとも思うが、それだけでも無いように見える。

 

 

 「一般の参拝者すら来ないとはどう言う事だ? 周りが寂れているが、関係があるのか」

 

 「以前は私より優れた僧侶が居たのですが、とある事情で私が僧侶とならざるを得なくなりまして。

  私も前任者の後を継ごうと努力はしているのですが、要領が悪いせいかどうしても上手くいかず」

 

 「お寺がボロボロになっちゃった、って事?」

 

 「う……その通りです」

 

 

 止めを差すような妹紅の言葉にがっくりとうなだれてしまった寅丸。わりと感情表現が豊かだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何だかんだと言いつつ、僧侶としての仕事ぶりは中々な寅丸。

最初こそ大丈夫なのだろうかと不安にも思ったがスムーズに参拝も終わり、当初の目的は完了した。

……しかし、まさか拝殿に上がらせてくれるとは思わなかった。普通は特別な機会でなければ単なる参拝者が立ち入る事は出来ない筈だが。

 

 

 「ああ、少し休んでいきませんか? ここまで来てくださる方は本当に久しぶりで。お茶くらいなら出して持て成せます」

 

 「俺も山を登ってきて、丁度疲れていた所だ。休ませてくれるならありがたい」

 

 「あれ、田澤も疲れてるの? 私は確かに足を休ませたいけど」

 

 

 本当の事を言えば、全く疲れてはいない。しかし向こうの好意を無碍にするのも悪いだろう。

それにしても、この寺までの相当な距離を歩いてきて疲れた様子を外に出さない妹紅も流石の体力だ。

俺に会うまでも、会ってからも旅をしているのだから当たり前かもしれないが。

 

 

 「やはり旅人の方は体力があるのですね。御二人とも疲れが見えませんよ」

 

 「旅人にとっては健康が全ての基本ですから」

 

 「いやはや、凄い物です。それでは茶を入れてくるので、ここでお待ちください」

 

 

 そう言って、寅丸は部屋の奥の方へ歩いていく。恐らく居住スペースがそちらの方に有るのだろう。

その後ろ姿を見送り足音と寅丸の気配が遠ざかってから、一息をついて妹紅が話しかけてきた。

 

 

 「……ねえ、田澤。ここ、妖怪寺じゃない?」

 

 「何故、そう思う?」

 

 「あの寅丸って言う人から妖怪の気配は感じられなかったけどさ、周りの気配はやっぱりおかしい。

  私が見抜けないだけで寅丸って人も妖怪かもしれないと思ったんだけど、田澤は何か分からないか」

 

 「落ち着いて聞いてもらいたいが、確かに妹紅の予想通り寅丸も妖怪だ。

  だが、問題は無いだろう。彼女は実際に毘沙門天に関わる存在のようだし、少なくとも敵意は無い」

 

 「……予測していたとは言え、やっぱりそれを聞くと落ち着かないよ」

 

 「それなら今から来る筈の茶でも飲んで落ち着くんだな。

  ……まあ、そう言う事だ。こっちは危害を加える気は無いし安心してくれ」

 

 

 言葉の後半は妹紅に向けた物ではない。俺達がこの部屋に入ってから、常に気配を消して監視していた妖怪に向けた物だ。

中々に巧く紛れていたが、こいしのような力でも無い限りは見破れる自信が有る。妖怪かどうかまでを識別出来ない事は有るが、誰かが居ると言う事は大抵分かる。

 

 

 「……気付かれていたか。何か良からぬ考えがあるならネズミにでも食わせてやろうかと思っていたのだけどもね」

 

 「君の言う良からぬ考えが何かは知らんが、ここを荒らす気は無いよ。争いたくて来た訳でもない。君はナズーとか言う名前かな?」

 

 「ご主人様もまた中途半端に名前を教えてくれるね。私はナズーリンと言う名前だ」

 

 「言いかけたのを覚えていただけだから、寅丸が中途半端だった訳では無いけどな」

 

 

 そこまで言うと、ちょうど寅丸が茶を三つ盆の上に乗せて部屋に入ってきた。

ナズーリンが俺達の前に出ているのを見て驚いたらしく、危うく茶をこぼしかけている。

 

 

 「ご主人様はどうもドジな所があって良くない。茶を運ぶくらい簡単だろう?」

 

 「な、ナズーリン! 耳を隠しもせず、人前に何故姿を!」

 

 「そうは言うがね、ご主人様。この二人は私達が妖怪だと、とっくに気付いていたようだ」

 

 「なっ!?」

 

 

 警戒しながら距離を取る寅丸。退治されるとでも思っているのか?

普通の妖怪ならここで襲ってきそうなものだが……どうもおかしい。そして茶の乗った盆を持ったままなのでどうにも間抜けだ。

 

 

 「別に妖怪だからと迫害なんてしないさ。君達が襲ってこないなら攻撃する理由は無い」

 

 「……人間は、妖怪に味方していたと言うだけで聖を封印した。聖は人間を攻撃した訳でも無いのに。そう言われても、信じる事が出来ない」

 

 「無理に信用する必要なんか無い。俺達を信じられないなら、この寺から出て行こう」

 

 「そう言って妖怪退治屋でも呼んでくる腹積もりかい、君達は?」

 

 「そんなつもりは無い。そもそも退治するなら正面から戦闘を仕掛けている。俺達自身が妖怪退治を仕事にしているんだからな」

 

 「……妖怪退治屋だと名乗るなら、尚の事信用出来ないがね」

 

 

 どうせ誤魔化しても態度を硬化させるだけだろうとの判断の下、警戒される事を承知の上で自分達の素性を明かす。

やはりと言うべきか、ナズーリンは俺達へ向ける視線を更に強めるが……その視線を向けられたまま、真摯に俺の考えを伝える。

 

 

 「退治をすると言っても、それは必要以上に人を害す妖怪だけだ。妖怪と見たら問答無用で攻撃するなんて良識の無い行動はしない。

  大体にして、俺達はここに毘沙門天を拝みに来たんだ。この寺の僧侶である君達を退治しては何にもならん。それこそ罰当たりな話だ」

 

 「不思議な考え方をしますね。貴方にとって妖怪とは退治すべき悪なのでは?」

 

 「人間が相手だって、襲ってきたらそれ相応に反撃するし人に危害を加えていたら止めに入る。それと同じ事だ」

 

 

 寅丸が簡単には信じられないと言った風な表情で話しかけてくるが、俺は人間も妖怪も種族の違いで区別する気は無い。

寿命や考え方、力の違いとは言っても、それは人間同士にだってある事だ。

 

 

 「貴方は妖怪と人間の平等な世界を目指しているのですか? ……聖のように」

 

 「目指してるなんて大層な事は全くしていないが……

  俺は別に両者が平等で無くとも構わないと思っている。ただ、互いを理解しようともせず毛嫌いするのはおかしい」

 

 

 むしろ平等にはならない方が良いような。それぞれ競う、それくらいで丁度良いと思う。

あくまで俺の勝手な考えだから、誰かに押し付ける気は無いけれども。

 

 

 「さて、出て行けと言うなら出て行く。君達だって信用できない人間は嫌だろう」

 

 「……いえ、貴方達は毘沙門天様を参拝しに来られたのです。

  そんな方々を追い出すなんてとんでもない事です。貴方達の信仰は感じましたから」

 

 「……信仰を感じたって、どう言う意味?」

 

 

 正直な所、攻撃される可能性も考えながらの質問だったが。寅丸は警戒を緩め、微笑みを浮かべながら予想外の言葉を返してきた。

その真意を疑問に思ったのか、それとも単純に返答の内容が気になったのか、これまで口をつぐんでいた妹紅が寅丸に質問を返す。

 

 「忙しく寺に留まれない毘沙門天様に変わって、私が弟子として信仰を集めているのです。

  毘沙門天様への信仰は、この寺では私への信仰とも成り得ます。貴方達の祈る気持ちの強さは、この身で感じました」

 

 「ああ、成程。君はある種の化身に近い訳だな?」

 

 「元々は、毘沙門天様と何も関係ない妖怪だったのですけどね。

  ……ナズーリン、この方達は私達を理解してくれる筈です。貴女も信じてはくれませんか?」

 

 「やれやれ、御主人様にそう言われては信じない訳にもいくまいよ。

  改めて名乗らせてもらうが、私の名前はナズーリン。毘沙門天様から遣わされたネズミで、今はこの方を御主人様としている」

 

 

 そう言えば、毘沙門天は民間信仰の像でネズミを持っていたな。眷属なのだろうか。

 

 

 「丁寧にありがとう。俺は田澤昴と言う。肩書きとしては旅人だな」

 

 「私は妹紅。藤原妹紅って言う名前だ。同じく旅人」

 

 

 とりあえず、俺達を信じて受け入れてくれるらしい。

境遇をしっかり聞いたわけではないが、断片的に得られた情報から人間に迫害された経験が有る事は確かなようだ。

そんな状況で俺達を信用してくれた二人の心遣いに頭を下げつつ、妹紅と共に少し冷め始めたお茶を頂くのだった。

 

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