段々と文字数も増やしていきたいです。
「とりあえず、教室まで来たけど……、ちょっとキンチョーしてきちゃった……」
「ハハハ、ネギ君は知らない人ばっかりなクラスを教えるんだから仕方ないよ」
ネギとサイは2人が、担任、副担任をする事になった2-Aの前の廊下でホームルーム開始のチャイムを待っていた。
「そういうサイ君は緊張してないの?」
ネギが首をかしげて尋ねる。
「うーん……緊張してない訳じゃないけど、僕は麻帆良に生まれてからずっといるから知り合いは多いんだ。多分、このクラスにも何人かいると思うよ」
そういって教室内を廊下側の窓ガラスから覗き込む。
「うわっ!思ってたよりも多いかも……。えっと、……『超包子』の皆さんに……図書館探検部の人達もこのクラスなのか。姉さん達もやっぱりいるし……、かえってキンチョーしてきたよ~」
窓ガラスにはりついてうんうん唸るサイ。後ろから見ていたネギも気になってしまい、サイの隣の窓ガラスから中を覗く。
そこには、女子中ということもあってか、元気に騒がしい朝の1コマが広がっていた。
中には、部活終わりの体操服を慌ただしく着替える人、大きな蒸籠を片手に中華まんを売る人、その一方で、普通に友達と他愛のない話をする人、朝の一時を読書で静かに過ごす人。
実際にクラスの雰囲気を目の当たりにしたネギは圧倒され、
「これが…僕たちが教える事になる人達なんだね……」
なんとなしに隣のサイに問いかけてしまう。
「うん! 僕、なんだかドキドキしてきたよ!」
サイも素直気持ちをネギに伝える。
そのまま、2人は互いに顔を見合い、
「改めて、よろしくサイ君!」
「よろしくね、ネギ君!」
決意新たに、がっちり握手を交わす。
そして――
キーンコーンカーンコーン
始まりを告げる鐘が鳴る。
ネギはドアをノックし、教室に足を踏み出した!
ネギとサイ、2人の教師生活はこれからだ!!!
と、勇んでドアを開けた途端にネギに飛来する例のアレ。
そう! 古今東西、数多くの新任教師に対し洗礼を浴びせてきた伝統と信頼の、黒板消しトラァップッッ!!
しかし、落ちてきた黒板消しをネギは頭上スレスレでピタリと止めてしまう。
ネギはメルディアナ魔法学校を主席で卒業しており、なかでも物体を動かす、などの基本魔法は十年に一人の才を持つとまで評価されていた。
しかし、今回はそれが裏目に出てしまい、落ちてきた物体を止める、という基本魔法を無意識に使ってしまったのだ。
「(まずい! 教師生活わずか1秒でネギ君の修行強制終了のお知らせが!)」
と、焦ったのはネギ本人よりも寧ろ、後ろにいたサイの方だった。
サイはとっさにネギを前に押し出した。
――ボフンッ
案の定、黒板消しにかかっていた魔法がとけ、サイの頭に落下した黒板消しがモクモクと白い煙りをあげる。
「(よし、なんとか誤魔化せたかな?)」
と、サイが安心したのも束の間――
――ビィン
――バシャーン
――バスッバスッ
――ガッシャーン
大きな物音がしたと思ったら、生徒達の笑い声が教室を包む。
何事っ!! と、サイが横を見ると、
……目の前に切れたロープ
……水浸しのバケツ&ネギ君
……お尻に矢を受けてしまったネギ君
……教卓にぶつかり目を回すネギくぅぅ~~ん!!
後でわかった事だが、黒板消し以外にもトラップが仕掛けられており、思わずサイに押されたネギがその全てを受けたらしい。
サイはネギに駆け寄り、バケツを頭から外してやる。
「大丈夫!? 生きてる?」
サイがネギを介抱していると、生徒達もそばに来てネギを気にする。
「あれれっ! 子供~?」
「君、大丈夫?」
「ごめん、てっきり新任の先生だと思って」
最後の言葉にはっとしたネギとサイが姿勢を正してみんなの方を向き自己紹介をする。
「ええっっと……、今日からこの学校で皆さんの担任と英語を教えることになりましたネギ・スプリングフィールドです!」
「初めまして……じゃない人もいるけれど、このクラスの副担任と数学を教える近衛サイです!」
「「よろしくお願いします」」
2人揃ってお辞儀をする。
「…………」
一瞬の沈黙。
次の瞬間、
「「「「「キャアアアア~~カワイイ~~い」」」」」
割れんばかりの黄色い声とともに、生徒達が我先にとネギサイに抱きつき、質問する。
「ねぇキミ達ホントに担任なの~!?」
「い、一応……」
「ホントに先生なんだ――」
「じゃあ、頭もいいんだ!?」
「中学の数学なら多分……」
「スゴーイ!!」
その後も体を触られながら質問責めにあう2人。
ネギは「歓迎されてよかった」と安心し、サイは「なんとかバレずにすんだ」と安心していた。
しかし、誤魔化せてない、女の子がここに一人……
「ちょっとどいて!!」
人だかりをかき分け、神楽坂明日菜はネギの胸ぐらをぐいっとつかむ。
「(しまった! アスナ姉さんはこういうとこするどいんだよな―)」
サイが後悔しても、もはや明日菜は止まらない。
「ねぇ、あんたさっき黒板消しに何かしなかった? 朝のときもそうだけど、何かおかしくない?」
ギクリ……とするネギ。
実は、ネギは学校の前で登校中の明日菜、木乃香と会って、学園長室まで案内してもらった。で、そのときも例によってネギにくってかかってきた明日菜に向かってくしゃみをしてしまい、魔法が暴発。明日菜の制服を吹き飛ばし下着だけにしてしまうという事件があったのだ。
そして、今も無意識に魔法を使った所をつかれてしまったというわけだ。
「え…と…それは……」
魔法がバレてるかもと青ざめるネギ。
「アスナ姉さん、それくらいにしといた方が……」
サイもすかさずネギのフォローをするも、
「サイは関係ないでしょ!!」
明日菜に一蹴されてしまう。
「さぁ~キッチリ説明しなさいよ~!!」
明日菜はネギの体をガンガンゆすって追い詰める。周りの生徒も事情を知らないが故に場の空気で明日菜を煽る
万事休すか? と思われたその時、
「いいかげんにしなさい!!」
バンッと机を叩きつけ2-Aクラス委員長、雪広あやかが注意する。
「はい! 皆さん席に戻って。まだホームルーム中ですよ。見て下さい、先生方が困っているでしょう?」
金髪を腰まで伸ばし、整った顔立ちをしたお嬢様然なあやかは(実際、相当なお嬢様である)さらに続けて言う。
「アスナさんも、その手を放したらどう? そんな凶暴なおサルさんがルームメイトではサイ君…いや、サイ先生もさそ゛かし大変なんでしょうね。」
「……何ですって?」
額に青筋浮かべた明日菜があやかをギラギラとした目で睨む。
それを完全に無視してあやかはネギに語りかける。
「ネギ先生、私、サイ先生の事はよく知っておりますが、ネギ先生もとても優秀と伺っておりますわ。人を教えるのに年齢なんて些末な問題です。さぁどうぞホームルームをお続けになってください。」
「は…どうも」
この場をおさめて見せたあやかに感心をするネギ。
一方、サイはこの後の展開を予想する。
「(多分…、アスナ姉さんあの事いうぞ……)」
「何いい子いい子しちゃってんのよ、アンタ?」
ネギを掴んでいた手を離しながら、明日菜が言う。
「あら……、実際にいい子なのだからそう見えて当然でしょ」
余裕しゃくしゃくのあやか。
確かに、自分より年下であるネギやサイに対する礼を尽くした態度、その気品溢れる物腰はいい子そのものであった。
しかし、明日菜は不敵に笑いながら告げる。
「何が、いい子よ。この“ショタコン”!!」
「なっ!!」
「(……やっぱり言った)」
「い、言いがかりはおやめなさい! あんたなんかオヤジ趣味のくせにぃぃ~!知ってますのよ、あなた高畑先生のこと――」
「うぎゃ~!! その先は言わせなぁい!」
一転してその優雅さをかなぐり捨て明日菜につかみかかるあやかと、反撃する明日菜の乱闘が始まってしまう。
2人を止めようと右往左往するネギだが、あまりの激しさに全く相手にしてもらえない。
困ったネギはサイに助けを求める。
「サイ君…、どうしよう…?」
「ここは、僕に任せて! あの2人の扱いは僕に一日の長があるよ!」
サイは明日菜とあやかとはそれなりの付き合いがある。当然2人の弱味も把握している。
「あやか姉ちゃん!!」
「な、何ですか、サイく……先生…?」
思わず呼ばれたあやかは明日菜につかみかかったままサイを見る。
そしてサイは思いっきり子供っぽく
「乱暴なあやか姉ちゃんは好きじゃないかも……」
「はい、みなさん、授業の準備をしましょう。」
「「「変わり身速いっ!!」」」
さらに、未だ怒り心頭の明日菜には、
「タカミチは落ち着いた女の子がタイプだって言ってたような……」
「一限はたしか英語だったわね」
「「「こっちも速っ!!」」」
暴れる2人を一瞬で押さえて見せたサイに感心の声を上げるクラスの人達。
「ううっ…ありがとサイ君」
「どういたしまして! じゃあ僕の授業は午後からだから、ネギ君はこの後も頑張ってね!」
そう言ってサイは教室から出て行ってしまう。
「(よし! 僕も授業がんばろう!)」
―――と意気込んだものの、
ネギの正体を掴もうと消しゴムをぶつけて再び黒板消しの時の現象を出させようとする明日菜。
それを注意したあやかと明日菜が再び乱闘。サイがいなくなった教室にもはや止める者はなく、まともに授業できずに終わりのチャイムが鳴ってしまう。
「そ、そんなぁ」
結局、何もできなかったと、落ち込み気味に教室を出ると、ネギを心配したタカミチが待っていた。
「ネギ先生、初授業はどうでしたか?」
「タカミチ、それが大変でさ~。とくに――」
「高畑先生、こんにちは!!」
ネギの言葉を遮って明日菜が割り込んでくる。そして、一気にまくし立てる。
「ネギ先生の授業ですか? あたしがついてるから大丈夫でしたよ。もう大成功! ねっ、ネギ先生?」
まるで、さっきの事などなかったかのようにおべっかを使う。それを聞いたタカミチは疑う素振りも見せないで、
「ほほう。そりゃあよかった。ありがとうアスナ君、これからもネギ君の事頼んだよ。」
と言い、去り際に明日菜の肩をポンと叩く。
「高畑先生……」
と、うっとりした表情で触れられた肩を愛おしそうに撫でる。
それを見ていたネギも流石に気付いたのか、
「え~~タカミチのこと好きなんだ―」
と言う。
しかし、タカミチがいなくなると、明日菜の態度は豹変する。
「うるさいわね。大体どうしてあんたが高畑先生の知り合いなのよ?」
「なっ!」
「言っとくけど、あんたの面倒なんかみないわよ。」
そう言い捨て、さっさと教室に戻っていってしまう。
後には呆然としたネギだけが取り残された。
放課後――
暮れなずむ空の下、帰宅する生徒が行き交う、学園内を1人とぼとぼネギが歩いていた。
しばらく歩いて、大きなオブジェが立つ広場のベンチに腰かける。
「あ―あ、初日は大失敗だなぁ……。やっぱり、後でタカミチに相談しよ。」
う~~んと伸びをするネギ。
「そういえば、サイ君は上手くできたのかなぁ? ……でも、あの乱暴なあの子の事しっかり押さえてたし多分大丈夫なんだろうな~」
同い年なのになぁ、と更に落ちこむネギはクラス名簿を取り出し、乱暴娘を探す。
「それにしても、あの子の態度ひどいよな―」
「なになに、カグラザカ・アスナ………? ふふっ変な名前!」
そして、ペンを取り出し明日菜の顔写真の横に、『いじわる』とまだ書き慣れない日本語で書き込む。
そうこうしていると、広場より高い位置から階段で降りてくる少女に気付く。その顔に見覚えが会ったネギは持っていた名簿を確認する。
「あれは、出席番号27番の宮崎のどかさん…」
件の少女、宮崎のどかは広場の上に位置する図書館から本をたくさん持って降りてくる所だった。
「たくさん本持ってる……。危ないなあ」
ネギが手伝いにいこうとしたその時運悪くも、足を踏み外したのどかが階段から落ちてしまう。
「!! やっは゜し!」
予感的中したネギは彼女を救うために魔法を使う。
大事に傍らに持っていた杖をかざす。するとあわや地面に激突するかに思われたのどかがスレスレで止まる。
ネギは急いで駆け寄り、そのままダイビングキャッチする。
何とか無事にすんだのどかに声をかけようと顔を上げるネギは倒れたのどかの向こうにいる明日菜と目が合う。
―――フリーズ―――
「あ…、あんた、やっぱり…」
「いや…これは…」
どど、どうしようかと考えていると、
「やっぱりバレちゃうか…」
明日菜の後ろから、サイが声を上げる。
「ええっっ、サイ!? あんたどうしてここに?」
明日菜の質問に答えず、ネギに近寄る。
「ネギ君、宮崎さんは無事?」
「うん、地面にぶつかる前にとめたから何とか……」
「このままだといけないから、どこかに運ぼうか?」
そういって、サイはネギと一緒にのどかを近くの木陰に運ぶ。
「これで一安心。……次はアスナ姉さん!」
「ッ!」
急に呼ばれた明日菜は身を強張らせる。
「な、何よ……?そ、それよりそこのガキんちょは何者なのよ?」
ネギを指差す明日菜。
「それを今から説明するんだ。ここだといけないから場所を変えるよ。」
「え……、サイ君でも……」
不安がるネギに耳打ちでサイは話す。
「もうこうなったら、素直に話したほうがいいよ。アスナ姉さんしつこいから変にはぐらかすと余計にさわがれちゃうよ。」
明日菜との付き合いが長いサイからの訓告であるから、ネギも頷く。
近くの林に移動して、明日菜は魔法の存在、ネギが人を助ける“立派な魔法使い”を目指すために修行中であること、サイもまた学園長経由で魔法に関わっていたこと、ついでに、魔法をばらされると非常にまずいことを2人から聞かされた。
「ふ~~ん、なるほどね。じゃあ今日のおかしな事は全部魔法のせいってことなのね。」
「そうです……」
「アスナ姉さん、分かったらこの事はみんなに秘密に……」
「わかったわ、みんなにはあんた達のこと黙っててあげる」
何とか説得できたことに、サイとネギはほっとする。
「でも、その代わり、人を助ける事が目標なら私のことも助けてよ。具体的には、高畑先生との仲を取り持つ形で!」
「えーそれってあんまり関係ないんじゃ……」
ネギが不満をもらすと、
「何?」
有無を言わせぬ睨みを利かせてくる明日菜に、ネギは言葉を詰まらせる。
「当然サイも手伝ってくれるわよね?」
「も、もちろん」
「まあ、そんなもんでいいわ。それより、2人ともついてきなさい」
黙って明日菜についていくと、どうやらクラスにむかっているらしい。
途中、
「あんた達は、魔法使えるんでしょ? ホレ薬とかつくれないの?」
「ちょっと、それは無理かと……」
ネギが正直に答えると、少し思案した明日菜は
「じゃあ、お金のなる木とかは!」
「姉さんもうそれ意味わかんないよ。」
サイに呆れられてしまう。
「イマイチつかえないわね~」
つまらなさそうに、校舎の階段を登っていってしまう明日菜にネギが思い直したように言う。
「アスナさんはタカミチのことが好きなんですよね?」
「そ、そうよ! いまさら何?」
振り返って答える明日菜にネギは首を横に振る。
「じゃあ、こういう時、魔法に頼ってちゃダメです。」
ネギの言葉にサイも明日菜も黙ったままだ。
「おじいちゃんが言ってました。――――『わしらの魔法は万能じゃない。わずかな勇気が本物の魔法だ』って……」
「ふふっ、確かにアスナ姉さんのいい所はそのまっすぐな所だもんね」
そう言ってサイはネギの肩に後ろから手をかけ、肩越しに明日菜をみる。
「何よ……2人して真面目なこと言っちゃって。ほらはやく行くわよ!」
「ア、アスナさん……?」
生意気なこと言ったかもと心配するネギ。しかし、サイがネギに教えてあげる。
「大丈夫だよ、アスナ姉さん普段は遠慮なんてしないで思ったことばんばん言うけど、本当にうれしいことは話してくれないから。――だよねアスナ姉さん!!」
「うるさい! サイは余計なこと言うな!」
明日菜は2人を置いて階段を上りきりそのまま廊下を曲がってしまう。
けれど、そのとき、ちらりと見えた明日菜の横顔は確かに笑っていた。
「ね!」
「うん! アスナさん素直じゃないね!」
2人はクスクス笑いながら階段を駆け上がった。
◇◇◇◇
教室ではネギとサイの歓迎パーティをしてくれた。
ネギは先ほど助けたのどかからお礼と図書券をもらった。
ついでに、ネギは気になっていた疑問をクラスの人にぶつける。
「そういえば、サイ君の授業はどうだったんですか?僕はあんまりだったんですけど……」
すると、それを聞いた人の動きがピタッと停止する。
「あれ……? 皆さん聞こえましたか? サイ君のじゅgy――」
ネギが再び口にしようとするのをネギの口に肉まんを放り込み遮る。2-Aに存在する『バカレンジャー』でバカイエローを冠し、金髪を頭の両側でまとめている、褐色の肌が特徴の中国元気娘、古菲である。
「ネギ坊主、世の中には聞いちゃいけないこともアルネ」
「???」頭にはてなが浮かぶネギは知らない。サイは意外とスパルタ指導ということを…………
その後も、雪広あやか作と彫られたネギサイ彫像をあやかが2人にプレゼントしたり、
途中から来たタカミチに明日菜があたふたしていたりと、つつがなく歓迎会は過ぎていった。
◇◇◇◇
歓迎会後、明日菜、木乃香、サイ、ネギは一緒に家路を歩いていた。
しかし、まだ明日菜から泊めてもらう事を許してもらっていないネギの顔は、どこか暗い。
見かねたサイがアスナをこずいて自分はさっさと木乃香とともに先へ行ってしまう。
「しょうがないわね……、ネギ……だったわよね」
「はい、そうですけど……」
ネギは俯いたまま返答する。
ヒュオーとつめたい風が吹く。
「ううっ、まだ寒いわね。…………ほら、早く帰るわよ」
「えっ、でも……」
「ま、さっきの階段での言葉はちょっとぐっときたかな? それで……、このままがんばれば、あんたもいい先生になれるかもね。……そんだけ。」
そう言って、ぷいっと歩いていってしまう。
「ありがとっ! アスナさん!」
麻帆良学園の道路に立ち並ぶ街灯のオレンジ色の光がネギを明るく照らす。
その中をネギは歩き出しながら考える。
今日はいっぱい失敗したし魔法もばれちゃったけど、新しい人と出会えた。
サイ君は頭もいいし機転も利く、それでいて気さくに話しかけてくれるいい人だ。
アスナさんはちょっぴり意地悪だけどほんとは優しい素敵な人。まったく……最初にサイ君が言った通りだ!と一人で笑う。
それに、クラスの皆の事ももっと知っていきたい。
そして、ネギは寮に着いたら名簿の明日菜のところに書き足そうと考える。
『やっぱりいい人』と。
ようやく一日目終了。
この後は日常編かな。エヴァ編以降はあまり日常書けないから・・・