同情するならチャクラくれ   作:あしたま

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015. 王玉

  

守護忍十二士にクーデターの動きあり。その報せが入って来たのは俺が三代目に救出作戦の顛末を説明し、予算をもぎ取ろうとしていた時だった。

 

ここに報告しに来ると、よく何かに巻き込まれている気がする。

 

「ヨフネ、聞いておった通りじゃ。大名には護衛が必要じゃろう。それもまとまった数の忍がじゃ」

「つまり俺達に行けと?」

「大名から認められれば、予算の増額も可能かもしれんぞ?それに書状には猟犬部隊を指名してある」

「はあ、それじゃ断れないじゃないですか。分かりました、すぐに準備します」

 

そう言って出て行こうとした俺の背中に三代目からの言葉が投げかけられる。

 

「それと……すまんが、アスマを頼む」

 

 

 

 

 

特S級任務を受ける事になった為、身体を休めていた隊員を集め、状況を説明しなければならくなった。

 

「みんな早速次の任務が入った。どうも三代目からの信頼が厚いらしい」

 

俺の皮肉が伝わったのか、みんな苦笑してくれた。

 

「……ちょっと待て、タシ目付きが怖すぎるぞ」

 

どうやら伝わりすぎたメンバーもいたようだ。慌てて宥めてから、状況を説明する。

 

「大名専任の護衛隊、守護忍十二士の事は知っているな?その中に木の葉を解体し、大名主導の武力組織を作ろうとクーデターを画策しているメンバーがいるそうだ」

 

どうやって情報が漏れたのかは分からないが、事が事だけに看過出来る物ではない。隊員達も思わず騒めく。

 

「俺達の任務は守護忍達が強引な手段に打って出ない為の護衛という事になる。皮肉な事に大名側からすれば誰が野望を抱いているか分からない守護忍より、奴らの思想とは相容れない俺達の方が信用出来るらしい」

 

そもそも火の国には木の葉という忍里があるが、それだけが唯一の武力というわけではない。大名に仕えるという形をとっている一族や独自の武力を持つ火ノ寺には忍僧と呼ばれる者達もいる。

 

“火の国を守るのは木の葉”という俺達にとっての矜持は、逆に木の葉に属していない一族からすれば、巨大な権力を与えられている木の葉の傲慢だと悪感情を持たれる事もある。

 

それを和らげる為、守護忍十二士は国を守るには、まずその頂点である大名を守る必要があるという考えを前提に集められた組織で、木の葉以外の忍から多く選別されている。

 

彼らを守護忍とする事で不満を抑え込もうとしたのだが、今回の事の発端はそういった実力のある不穏分子を集めたデメリットが表面化してしまったのだろう。

 

ちなみに木の葉から参加したアスマは守護忍の中では異色と言っていい存在だ。ただでさえ木の葉から参加するというのが珍しいのに、今代の火影の息子なのだ。

 

もっともそれは周りから見たらの話で、アスマはそんな色眼鏡で見られるのは嫌だっただろうが。しかし今の大名と火影の関係性は決して悪くなかったと思っていたのだが、何かあったのだろうか。

 

火の国の大名は基本的にのんびりした性格でよくいえば部下を信頼して、各分野の専門家に任せたうえで決断を下すというタイプである。……そうか、部下か。おそらく側近の中に今回の件で木の葉を解体する様に大名の説得を試みた人物がいるはずだ。まずはその人物を特定して、情報を集める必要があるな。

 

 

 

火の国の中央部にある大名の城へと到着した俺達は厳重な警備の中すぐに大名の元へと通された。やはりそこには守護忍の姿は無い。おそらく城の警備を任せているのだろう。一応気配を消して秘密通路から入城したのだが、城内では敵意の篭った視線を感じていた。

 

俺達が通された奥まった一室には重厚な長テーブルのみが置いてあり、上座には既に大名が座っていた。

 

「よく来たのお。お主があのコハルの孫かえ?」

「はい、お初にお目にかかります。猟犬部隊の隊長をしております、うたたねヨフネでございます」

 

全員が膝をつき代表して俺が自己紹介をする。会談の場でもあり、少し大袈裟かもしれないが、ここで好印象を与えておくに越したことはない。

 

「おお、そうかえそうかえ。なんでも結成以来目覚ましい活躍をしておるようじゃの。ワシの耳にも届いておるぞ」

「ありがとうございます」

 

部下達は嬉しいのか、大名の言葉でピクリと反応したのが分かった。タシ以外だが。ひとまず席を勧められた俺達は小隊長以上が部屋に残った。

 

「早速ですが、任務内容の確認をさせて頂いても宜しいでしょうか?」

「うむ、その点に関してはダンゴウが一番詳しいじゃろう。何せワシに奴らの話を持ってきた本人じゃからの」

 

この殿様、馬鹿なのか?本来なら隠すべき内容をあっさりとバラすなんで。探ろうとしていた俺が馬鹿みたいだ。……いや、仮にも一国の王なのだ、此方を懐柔する為に最初に懐を開いて見せたのか?……読めない人だ。

 

「火の国の財政を担当しておるダンゴウだ。初めに言っておくが、ワシが大名様に奴らの提案を話したのは、忍里はこの平時においても莫大な予算を必要としている。それを改革すべきというワシの基本方針と通ずる所があったからじゃ」

 

まあ彼の立場ではそれを考えるのも当然かもしれない。火の国がいくら自然にあふれ、尚且つ穀倉地帯を持っている事で裕福とはいえ、国を運営していく上で金等いくらあっても足りることはないだろう。その点からすると納得はしないが理解はできる。

 

「全ては言い訳となってしまうが、ワシは木の葉を解体しようとまで考えていたわけではない。勿論、他国への戦争等もっての外だ。確実に勝てる戦争以外は一銭の得にもならん。そして今回の任務の内容だが、大名の護衛とクーデターの阻止だ」

 

彼が国の為に金を求めているのだとしたら信頼できるかもしれない。それよりも守護忍十二士が戦争まで企てているとは、予想以上に事態は深刻なのかもしれない。

 

「貴方の立場は重々理解しております。任務の内容についても了解しました。それで現在判明している不穏分子、または反対の立場を取っている者は誰でしょうか?」

 

まずそこをハッキリさせなければ、こちらの仲間に引き込む事などできやしない。

 

「ハッキリと分かっているのは首謀者はカズマ、それに反対の立場を取っている者は地陸という者という事だけだ。言いにくいが、猿飛アスマは改革派に近しいと思われる」

 

その言葉を聞いて思わず天を仰いでしまった。……何やってんだよアスマ!!

 

「そうですか、致し方ないですね。ちなみに守護忍十二士の処罰はどうなさるおつもりですか?」

 

ここをハッキリしてもらわなければ、こちらが勝手に殺したと因縁をつけられてはかなわない。

 

「そうじゃのお、これまではみんな良くやってくれておった。改革派の死罪は止むを得ないが、その他の者まで罪を及ぼすつもりは余にはないぞえ」

 

大名のその言葉を聞いて安心した。アスマに限ってそんな事は無いとは信じたいが、早めにこちらに引っ張りこみたい。

 

「分かりました。まずはその地陸なる人物に会わせて頂けますか?」

「分かった、早急に話を聞く席を用意しよう」

 

この後、俺達が大名周辺を警護する事が決まり、ひとまずは御開きとなった。

 

 

 

その日の夜には、希望していた地陸と面談をする事が出来た。地陸は凛々しい眉毛に眉間に深い皺の入った坊主だった。まずは彼からの情報を精査する事が最優先だ。

 

「さて地陸殿、今回の件について貴方が知っている事、経緯も含めて全てを教えて下さい」

「そもそも私は火の国を戦火から守る為、その命を投げ出さんとする意志を持って、火ノ寺を離れ守護忍十二士となりました」

 

ちなみに火ノ寺とは「火の国に火ノ寺あり」と謳われる程の名刹である。その寺で修行を積んだ忍僧の一部は“仙族の才”と呼ばれる特別な力を持つと言われている。

 

「今代の十二士となってからも、その意思自体は変わってはおりません。しかし今回の中心人物たるカズマが、大名を中心とした国づくりをしようとする主張を始めた頃から、火の国を護りたいという思いが先鋭化し、過激な考えを持つ者達が守護忍十二士の中に広がっていったのです」

 

経緯は納得出来たので、頷いて地陸に視線で話を続きを促す。

 

「彼等の言葉を借りるなら、火の国を生温い木の葉に任せてはおけない、と言う事らしいです。木の葉の里は解体し、大名を中心に軍事力を強化した国に再編する。それが彼らの計画です」

「なるほど、彼等のプランは現実に大名を動かすところまで来ていたと聞いていますが?」

「はい、先ほど述べた事までは大名の側近、ダンゴウ殿も大筋で賛成しておられたようです。しかし彼らは同時に他国への戦も準備していたのです。五大国間の微妙なバランスで築いた平和を良しとせず、火の国が世界を統一し、完全なる平和を実現するのだと大義を掲げて……どんなに立派な御託を並べても、戦は戦。流石に大名側も彼らの行き過ぎた考えに気付き、木の葉に救援を求めたようです」

 

何処で聞かれているか分からない為、口には出せないが、やはり彼らを助長させた大名側の責任は重い様に感じる。

 

「それで地陸殿はどうされるおつもりですか?」

「私は最初に申しました通り、火の国に戦火を及ぼさない為に守護忍となりました。彼らの考えに賛同出来る筈もありません!」

 

地陸はそう口調を強めハッキリと否定した。ダンゴウの言葉と合わせて考えると、どうやらこの人は信用しても良いかもしれない。

 

「貴方の考えは分かりました。しかし他の守護忍達はどちらの立場をとっているんでしょうか?」

 

ここからが本題だ。反乱勢力の規模を知る事が出来なければ対策の取りようもない。

 

「私の他には、雷遁四人衆と呼ばれているキタネ、セイト、ナウマ、トウウらは反対の立場を取る事を確認しています」

「……アスマは革命側についている可能性があると聞いていますが、実際どうなんでしょう?」

 

三代目から頼まれたからとかは関係なく、友達として最も気になっている。ここで地陸からも改革派と見なされれば、俺はアスマを見捨てる決意をしなければならない。

 

「確かに首謀者のカズマと最も仲が良いのはアスマです。しかし、カズマの掲げる計画に火影は不要、つまり暗殺したがっているのです。……貴方の話はよくアスマからライバルと聞いていました。そんな貴方なら分かるはずです、アスマが父親殺しを容認出来るような人間ではない事が」

 

なるほど、確かにアスマが父親たる三代目火影・ヒルゼンを殺す事はあり得ない。二人の間に確執は有っても、それはアスマが父親に認められたいと思っているからであって、憎しみがあるわけではない。

 

むしろ死んでしまっては困るのだ。そうしてしまえば、アスマは一生認められる事は無くなってしまう。俺は地陸の言葉に深く頷いた。

 

「確かに、言う通りです。しかし先ほど反対の立場を取る守護忍の中に貴方はアスマを挙げませんでした。それは何故です?」

「あいつは知っての通り情に厚い男です。立場が違うからといって簡単に仲間を裏切れないのでしょう。この件が表面化してからも、変わらない距離で奴らと接してします。おそらく説得を試みているのでしょう」

 

だから側から見ているダンゴウは改革派に挙げたのか。そして地陸からしても明確な反対の立場とは言えないのだろう。黒と決まったわけではないが、あいつの立場は極めて不安定だ。

 

「あと最後に外部の協力者はいますか?」

「彼らの出身である一族にはそれとなく伝えているようです。しかし事を起こした後でなければ味方に着く事はないでしょう」

「なるほど、早い段階での参戦はリスクが大き過ぎますからね。失敗すれば一族郎党壊滅という事もあり得る」

 

こうなれば、事を起こす前の早い段階で食い止める事が重要だな。戦うのは最後の手段としたい。ここでは謀略を仕掛けるのが最も犠牲が少なく済みそうだ。

 

 

 

地陸から得られた内容を基にして、俺は計画を小隊長達と共に夜通し練ることにした。明日にはダンゴウを通じて大名へと提案出来るだろう。

 

「隊長、有無を言わさず改革派を皆殺しにするのは下作じゃないか?一人くらいは見せしめとして、一族の前で殺すべきだ」

「いやいやゲンマ、お前の考えの方は過激過ぎるだろ!一族という新たな危険分子を生みかねないぞ」

「俺とシスイからすれば、二人とも十分に過激ですよ」

「俺の別天神を使えば全てを平和に解決できますが」

「「「それはダメだ」」」

 

シスイの別天神は瞳力の宿った目を見た対象者を、幻術に掛けられたと自覚することなく操る事の出来る最強の幻術だ。ただし、一度発動させれば、再発動まで年単位のサイクルが掛かる為に多用はできない。

 

猟犬部隊に配属となってからも、一度として使わせてはいない。九尾事件以降、うちは一族と里の関係が悪化の一途を辿っている今、シスイにはうちは一族滅亡を回避する為にも、使わずにどうにか出来そうなこんな事で使わせる気はなかった。

 

「ヨフネ隊長、大変です!!」

 

議論が紛糾している中、サンタが俺達が打ち合わせしている部屋に飛び込んで来た。

 

「どうした!?」

「守護忍十二士の改革派にダンゴウ殿が人質に取られました!大名との謁見を求めているようです」

「なんだと?!」

 

報告を聞いた俺達は部屋を飛び出した。途中、他のメンバーは大名の警戒にあたり、決して交渉には応じさせないようサンタに指示を出した。

 

「サンタ、あと一つ頼みたい事がある。反対の立場を取る他の守護忍達は城の外に待機させて、逃亡を阻止するように地陸に伝えて欲しい」

「……了解しました」

 

サンタは何故寝室ではなく、外なのか訝しんだようだが、すぐに了承し走り去って行った。俺達は議論の中で守護忍十二士の一切を信用しないことを決めていた。意図せずとも作戦の邪魔をされる可能性だってあったからだ。

 

俺達は大名の寝室とは反対側にあるダンゴウの寝室へと急いだ。

 

俺達を迎え入れた事が何処かから漏れ、暴発を招いたのかもしれない。本来なら大名を狙う所だろうが、猟犬部隊が警護していた為、手が出せなかったのだろう。

 

「ヨフネ隊長、寝室には改革派と見られる六名にダンゴウ殿……それにアスマさんがいるようです」

「この後に及んで何やってんだか」

「まあゲンマそう言うなよ。アスマが説得してくれたら一番楽だろう」

「隊長……本当にそう思ってるんすか?」

「すまん、思ってない」

 

無駄話を止めて部屋の前に着いた俺達は目配せをしてから、引戸を開け、手を挙げた状態で室内に入った。火影の執務室より広いとはいえ、俺達も入るとだいぶ手狭に感じる。

 

「っヨフネ!お前、なんでここに?!」

「ヨフネ……って事は、やっぱり猟犬部隊かよ」

 

アスマが余計な言葉に反応したのはバンダナを巻いた大男だった。その手には武器とするには少し変わった錫杖を持っていた。どうやらこいつが主犯のカズマなのだろう。それにどうやらこいつは俺達がいる事を予測出来ていたようだ。入城する際に感じた敵意はこいつのだろう。

 

「ヨフネ殿、すまない」

 

人質となっているダンゴウは後手に縛られ捕らえられているが、年の功か随分と落ち着いているように見える。

 

「さてカズマとやら、一応聞くが大人しく投降する気は?」

「はあ?木の葉に飼われた犬の言うことなんざ、俺が聞くはずねーだろうが!」

「だよな……おいアスマ、お前はどうしたいんだ?」

 

事態に着いて来れていないアスマだったが、問いかけられて我に返り、俯いて少し考える素振りを見せた。そして決意したようにカズマへと視線を向けた。

 

「俺は……俺は確かに改革を望んだ。しかしこんなやり方は望んじゃいない。カズマ、素直に捕まるんだ」

 

ふう。流石にアスマもこの場面で改革派を名乗るほどの馬鹿じゃなくて良かった。俺が来たことで三代目が絡んでいることは分かっただろうから、反発しないかと不安だったのだ。

 

「という訳だ、カズマ殿。大人しく捕まってくれない?」

「人質がいるし、こっちの方が一人多いっていうのに調子乗ってんじゃねーぞ、この犬っころが!」

「……残念です」

 

俺はその言葉と共に、念力で背後に浮かしていた音響閃光弾を部屋の中央に栓を抜いて投げた。

 

キュィィィイイン!

 

俺達は爆発する瞬間、耳を塞ぎ、目を瞑って下を向いて防御した。耳栓ではない為、完全には音を防ぎ切れず若干の耳鳴りがするが、俺達は動く事が出来る。しかし敵とダンゴウにアスマは耳を抑えて身動きを封じる事が出来ている。

 

それを見てシスイは得意の瞬身の術で、素早くダンゴウを取り戻し部屋から飛び出して行った。これで残った俺達三人は心置きなく戦える。

 

俺は雷遁を纏わせた雷刀を手に取り、耳を抑えていたカズマの手ごと首を撥ね、すぐに隣に立っている男の胸目掛けて雷刀を投げつけた。

 

ホヘトは柔拳を心臓に叩き込んで、二人を倒していた。ゲンマは咥え千本を吹き出したのだろう、敵の一人は眼球から千本が生えていた。

 

一瞬にして五人を倒したが、一人はゲンマのクナイを逃れ、窓を突き破って外へと逃げ出した。

 

それを追って俺達が飛び降りた時、敵は何かに全身が押し潰され絶命していた。どうやら地陸の術によるものらしい。これが仙族の才と呼ばれる力なのだろう。

 

「これで全て終わりましたね」

「はい、ご迷惑をおかけしました。彼らはせめて私が火ノ寺で供養してあげたいと思います。守護忍十二士はおそらく解散となるでしょから」

 

地陸の言うように、おそらく解散となるだろう。これだけの事件を起こしたのだ、なんらかの形で噂は広まってしまう可能性は高い。外聞を考えれば致し方ない。

 

飛び出して来てしまったダンゴウの寝室に戻ると、アスマがカズマの遺体の前で項垂れていた。

 

「アスマ……」

「……こんな奴でも、仲間だったんだ」

 

そう言ってアスマは泣き崩れた。

 

 

 

 

 

 

 

全て終わったが、俺はこの時大事な事を忘れていた。守護忍十二士が解散となれば、アスマが里へ帰って来るという事を。

  





ちなみにアニメではカズマの息子として“ソラ”というキャラクターが出てきますが、今作では一切登場予定はありません。

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