理想の騎士の白霊プレイをする灰の方の話です。
常識ぶった灰の方とパエトーン兄の二人で構成しています。
他のエージェントは出ません。
『運』それは人の本質的な力であり、最も貴い物が持つ力の証である。
彼は彼女が欲しかった。眩しく、それでいて繊細な彼女に。
だが、ロンドールの王になる事を従者に求められ、それに応えてしまったからには彼女を
…真っ当に恋をし、一緒になる事もできた筈なのに。
結局、二つの道を同時に選ぶ事ができなかった。
王となる前の唯一の苦悩である。
やがて彼はロンドールの王となり、彼女を生き返らせるためだけに邁進するのだろう。…例えそれが叶わない望みだとしても、結果的に
__闇の王よ、火の簒奪者よ。どうかお眠り下さい。貴方の進んだ道は決して間違いではありませんでした。人間の本質、運を力にした貴方であればこの先も乗り越えられる事でしょう。我ら、ロンドール一同。新たな旅路を見守っております。
◇
夢を見た。
火の祭祀場でもない、明らかに異質である建造物。
騒がしき音圧、あの世界とはまた違う匂いと空、
燻った灰とは違う爽やかな風、
どれもかしこも異様でありながら美しい世界である。こうして立ち止まっていると何やら騒がしさとはまた違った音がする。
夢とはまた何かが違う…これは、もしかすると闇の時代は終わりを告げたのかもしれない。火の簒奪者である私としてももう王として生き続けなくても良い、などと悟った。
辺りを見回し、壁?に触れてみると感触がある。殴りつけてみると…
これは夢ではなく、現実である…?殴った拳の甲を見れば生身の手であり、僅かに
これはありえない事であり、本来は亡者であるのであれば身体はボロボロであり、貧相な見た目であったはずなのだ。何がおかしい、そう思い立ち身体を探ってみると一枚の紙が落ちた。
拾って読むとこれは…ロンドールのユリアの文字か?掠れているが内容は…
『我らの王よ、今一度御復活なさってください』
…成る程、そういった事情でここに召喚されたのか。
まずは情報収集だな。友人であったカタリナの彼であれば悩み抜いて立ち止まっていたのかもしれない。
…いや、今はそこに思考を割く暇などはないな。
最後の記憶でも召喚サインを書いた覚えはない、しかし今は召喚主の元に急ぐ必要がある。
だが…襲撃者が誰なのか。それを知る必要もありそうだな。
さて、行ってみれば…なんだこの小さな生き物?生き物なのかこれは?
人間と似た匂いであり、
此度の召喚主であると瞬時にわかったが…
何処だここは?試しに聞くとしよう。
「ここはホロウっていう危険の場所なんだ。
ところで君は誰だい?ここにいては危ないよ!」
成る程?ここが新エリー都?という場所であり、このナマモノを
さて、まずは地面から這い出てきた黄緑色と人の膿のような怪物を倒さないと帰る事も気軽に話を進める事も出来なさそうだな。
ならば…
敵の一つ一つは大振りであり、回避しつつ攻撃すれば問題なく進む。
構えを起こし、下段から上段へと切り裂く。愚直であり、基本の動きではあるが基本であるからこそ相手は攻めきれない。知能が無さすぎる。
ひょっとしたら折れた剣を持った亡者よりも弱いのかもしれない。少し簡単すぎたのかもしれないが、まだまだ貧弱な敵は来るようだ。
こういった人型の怪物との戦闘は慣れている物だが…しかしまぁ、わかってしまえば退屈な作業と化してしまうな。
◇
彼は突然やってきた。
道案内を訪ねるかの如くこう軽く尋ねられたのだ。
「ここは何処かな?それで君が…なるほどな、私の召喚主か。戦闘はこちらに任せてくれ、後のサポートを頼む。では短い間だが、よろしくな。」と…。
僕はプロキシであり、ホロウにて依頼をこなしていた筈なのだが、何故かこの強力な祝福が施されていそうな
とは言っても通常であれば、
…まるで
が、それどころじゃない。早く合流しなくてはならない。
依頼の内容であるハッキング作業も大事だが、依頼人のことも心配だ。彼もホロウから返すべきではあるのだが、まずは依頼人を先に離脱させないと非常に拙い。時間的にも体感的にも、侵食が進みすぎている筈だ。
進むためのエレベーターを起動する待ち時間の際に軽く事情を話し、了承を得た。さて、出発するとしようか。
◇
成る程、この歩くナマモノはプロキシといい、
そして依頼人が1名取り残されている状態なので助ける、と。
それまで自力では登れない場所も、プロキシが操作すれば通れない道が通れる様になったのが遥かに大きい。
それに、今の私は白霊だ。どの様な判断であっても付き従う事が重要だと感じるしな。ならば__おっと、男らしき人物が倒れている。遠目ではあるが息もあるように見えるが…プロキシ、それが君のツレだったか?
「あれは…良かった、今回の依頼人のようだね。
ようやっと発見できた。ありがとね、えぇと…騎士の人?」
…生存が確認できたとはいえ、走っていくのはあまりよろしくないな。
気配を探らなければならないが…ふむ?騎士…誰のことだ?私の事であるのならば…なるほど、名前か。
名前…?
今は
「私はロンド、ロードランという所から来たロンドという。改めてよろしく頼むよ、プロキシ。」
◇
騎士のロンドと言った彼の目の先にはまだ息のある依頼人がいた。
様子を確認して見ても大きな侵食の影響はなさそうだし近づこうとするが彼に突然
「今は待ち伏せもいるかもしれない。君が依頼人を心配する気持ちもわかるが、焦らずに行こう。ここには黄緑色の怪物達がいるからな、隠れて襲われる可能性も否定はできない。私が引き続き先導して歩こう、慎重に行くぞ。プロキシ。」
駆け出した途端に制止され少し憤りも感じたが、俯瞰して見るとする。
イアスも頑丈とはいえエーテリアス、それもゴブリンの攻撃でもショートしてしまう恐れもある。焦りも合わさり、気が動転していて冷静でない状態だった。
そうして依頼人を介抱した後、休憩地点にて簡単な説明を行ったが問題なくいけるらしい。
本人としては
「私は問題ないさ。ただ欠点が1つあってね、プロキシの護衛という
と言っていた。
だが、契約なんて結んだ覚えはない。その事を問いただしい気持ちになりかけたが、まずは脱出をしよう。エーテル侵食も始まっていてますます危険地帯になってきている。
そうして進むうちに出口へと着いた。
依頼人を送りつつロンドも出るように進めたが、
「ありがとう、ただ今はプロキシが出る事をお勧めする。
背後で不穏な気配を感じたのでね。先に
そう言われてしまえば仕方ないのだけど、プロキシの勘としては残って先に片付けるの方が良いと提示した。
「プロキシ…君は度胸が凄いな。わかった、ここであのデカブツと決着をつけようではないか。見ていてくれよ?私の…火の簒奪者としての力を!!」
出現したエーテリアス相手に颯爽と駆け出す。
ローリングで攻撃を躱し、防御をしながら進んで行く。
時折、構えを使い敵の弱点を狙いペースを崩していく。
いきなり杖を取り出したかと思うと
更には
…本当に強い、普段の護衛であるのであれば、心強い。だけど彼も彼で救援者なのだ。倒してからロンドと僕が脱出したら、ささやかではあるがRandom playで祝いも良いかもしれない。そんな思いを耽っていたら彼からの言葉で目が覚めた。
エーテリアスを無事に倒し終わったようだ。
するとロンドが話してきた。
「敵の気配も何もなさそうだ。…今回の救援はこれで終わりだな。
本当に助かった、ありがとうプロキシ。出口に戻り解散と行こうじゃないか。」
そうだね、僕たちも戻ろう。ロンドとの祝いもしたいしね。
と軽く雑談しながら出口を入り、ホロウを抜けた…
◇
依頼は終わり、白霊としての活動を終わり、元のあの世界に帰還する。
身体が薄くなっているのを感じていたのだが…何やら違う場所に来ている。
何処かの日が当たらない場所のようで、出てみると…。
六分街?と言うところのようだ。
随分とごちゃついた街だな。
通貨?が…ディニー?ソウルとの違いはなんだ?多種多様な物を見て、色々と常識違いに悩まされたが…結論から言おう。
私はどうやらロンドールに帰還できずに彷徨っているような状況のようだ。
兜を外して、水たまりを見ると亡者顔から戻ったようにも見える。
本来は暗い偽りの指輪で人の姿になれる。
そのはずなのだが、先ほど護衛中の為に外していた。
だが…これは一体?
考えるまでもなく歩いているとRandam playと書かれた店?
がある。確かプロキシが言っていたような…と考えながら入った。
中には青い髪の少女とホロウ?に入っていたポンプ…とは違う個体がいることがわかる。
「いらっしゃいお客さん!Randam playへようこそ!」
そう明るく軽快な挨拶をされては拍手してしまいそうになる。
一部の物体を本棚から手に取ると、ファンタジー?アクション?ドキュメンタリー?ホラー?色々なジャンルがあって何もわからない。
本ではなさそうだ。だが、どう確認すれば良いかわからないので、
暫し確認をしたいと申し出ようとしたその時、
「君は…ロンドかい?無事だったんだね。約束通りお祝いでも行こうじゃないか!」
と灰色の髪の青年が扉から出てきた。身構えてしまったが声を聞く限りは
ホロウにいたプロキシの声にも聞こえる。
彼との雑談でも聞いていた祝いの話だったか?
青い髪の少女から文句が出ていそうだが…気にしない方向らしい。
なるほどな、この見知らぬ土地で祝いをするというのも悪くない。
それに…今もだが白霊としての繋がりが、
薄く残っているようにも感じる。
王としての責務もあるが、まぁ気晴らしにはちょうど良い。
そう思いながらプロキシの後に続き、店の扉を開けて出た。
「ロンド、改めて…ようこそ!新エリー都へ!」
本編中ではまともにしています。
ですが精神的に追い詰められています。
この主人公の絆イベントは傷ついた精神を取り戻し、友情を育みます。
性欲はアストラのアンリに全て捧げているのでないです。
ステータス的には虜囚の鎖を装備していますが、ない状態がこちらです。
SL 140
素性 持たざる者
生命 30
集中 24
持久 15
体力 10
筋力 11
技量 10
理力 20
信仰 10
運 99