僕の幻想的な非日常記録   作:春雨豆腐

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#1 突然訪れる「非日常」

「暇だ……」

 

雪に包まれた街の中で、そう1人で小さく呟く。

今は時間的に放課後で、僕は今学校から帰っている途中だ。

 

一応友達はいるのだが、帰る方向が違ったり、部活があったりする人達がほとんどなので、帰る時はいつも独りだ。独りだと本当に何もすることがなくて暇なんだよな。

 

ここで、家に着くまでに僕について紹介して暇でも潰そうかな。

 

僕はどこにでもいる普通の男子高校生「ハル」だ。

誰に自己紹介してんだって思うが、気にしないでおこう。

今は高校1年生で、後2ヶ月もすれば2年生になる。

 

そんな僕は中学2年生の時に彼女ができた。彼女の名前は「葵」で、とても可愛くて優しい子だ。でも、今はもう1年くらい会えていない。何があったかと言うと……。うん。ちょっと悲しくなってきたからこの話は無しで行こう。

 

僕は小説を読むのと料理をするのが好きだ。なんか漫画とかよりも面白く感じるんだよね。いつか小説を書いてみたいけど、書きたい内容が出てこないんだよな。

 

料理に関しては興味で始めて見たら、意外にもハマっちゃって、気がついたら並程度の料理なら作れるようになっていた。

 

そして、これは自慢になるかもしれないけど、僕は勉強ができる方だと思う。その証拠に、学校でも成績は上から10番目以内には入る。

 

部活には何も入っていない、所謂、帰宅部と言うやつだ。なんで何も入っていないのかというと、単純に興味がある部活が何も無かったのだ。仕方ないね。

 

そんなくだらないことをしていたら、いつの間にか家の前に着いていた。

 

ハル「ただいまー」

 

そんな事を言っても返事は帰ってこない。

 

そうそう、言い忘れていたけど、僕の両親は今家に居ないのだ。両親は2年前に仕事の都合上で、急に海外の遠い場所まで出張になったらしい。

 

僕もついて行かなければ無かったのだが、街を離れたくないという僕のわがままを聞いてくれて、「ここに居てもいい」と言ってくれた。

 

しっかりとお金はいれてくれているので、生活に困ることは無い。本当に親には感謝しかでないね。

 

そうしていつも通り過ごしていたら、時計の短針は7を通過しようとしていた。そろそろお腹がすいてきたな。夕飯を作ろうと冷蔵庫を開けると……。

 

ハル「え?」

 

冷蔵庫の食材が少ないというレベルを通り越して、食材が1つも残っていなかった。何で???

…………………………。

 

思い出した……今日弁当を作る時に食材が無くなったんだった……。

 

何やってんだ僕!帰る時全然暇じゃなかったじゃんか!

これ今から食材買いに行かないとじゃん……。

そうして僕は財布を手にして、スーパーへ向かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ハル「これだけあればいいかな」

 

僕は買い物を済ませて家に帰っていた。

 

ハル「めっちゃ寒い……。もう少し上着とか着てくればよかった……。」

 

時間が経つにつれて、信じられないほどに寒くなってきた。なるべく早めに帰った方がいいかもしれない。そうして歩くスピードを早めたのだが、それに合わせるようにさっきよりも寒くなってきた。

 

何でだろう?もしかしたら、時間が経つ事に寒くなるじゃなくて、家に近づくほど少しずつ寒くなってるのかもしれないな。

 

待って……本当に寒い……もうこれ自然現象とか通り越して妖怪の仕業とかじゃないの?

 

そうして家に着いたのだが、今僕は信じられない光景を目にしている。

 

僕の家は住宅街にあって、家の前には小さな門がある。だからなんなんだよってなるかもしれない。

だけどね?なんということでしょう!その門がガラスみたいな何かでカチカチに固められております!

 

ハル「??????」

 

なにこれ?何かこの辺りがとても寒い!もしかしてこれって氷?寒すぎて門ごと凍っちゃったのかな……でもこれやばいって!このままじゃ僕家に入れないじゃん!

 

でも塀を乗り越えればギリギリ入れるかな?それって周りから見たらただの泥棒にしか見えない……。ま、まぁ何とかなるだろう!僕はそんな軽い気持ちで塀を乗り越えた。

 

そしてその後に僕が見たものは…………

玄関の前で倒れている、水色の髪の女の子だった。

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