僕の幻想的な非日常記録   作:春雨豆腐

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#10 静かな下校

時が経って放課後になった。

 

僕はカケルとアユミと一緒に家に行くことになっているので、先に校門で待ってようかな。

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

……遅くない?かれこれ20分くらい待ってるけど来る気配がない……。

 

カケル「ハルこんなところにいたのか。」

 

あ。来た。

 

アユミ「全く……教室にいなかったから色んな所を探し回ったんだよ?」

 

ハル「待っとこうって思ったから校門の前にいた。」

 

カケル「教室で待っとけばよかっただろ……」

 

ハル「まぁいいじゃん!」

 

アユミ「早速ハル君の家に行こうか?」

 

カケル「まぁいいか……行くぞー!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

カケル「俺こっちの道に来るの初めてかもしれない。」

 

アユミ「そうなのかい?私はスーパーに来るためによくここを通るんだけど、カケル君は別の道から行くのかい?」

 

カケル「いや?俺はいつもデパートに行くな。」

 

ハル「デパート………あそこか……」

 

アユミ「ハル君がチルノ君と来た時かい?」

 

ハル「うん。アユミって今もバイト続けてるの?」

 

カケル「確かに。でも、平日とかバイトに行ってるとこ見た事ないから休日だけなんじゃね?」

 

ハル「カケルが言うなら間違いないね!」

 

アユミ「そうだね。私は休日にしかバイトを入れてないよ。」

 

カケル「てかアユミってバイトするほど金に困ってたっけ?」

 

アユミ「あぁ、発明品の部品を買うのにお金を使っているからね。」

 

ハル「また変なの作って学校に持ってこないでよね……」

 

カケル「ある意味、アユミが発明品持ってくるの学校の1イベントみたいになってるから、いいんじゃない?」

 

ハル「そうなの?」

 

カケル「うん。先生非公認の。」

 

アユミ「それって色々大丈夫なのかい?後で怒られたりしないよね………」

 

ハル「アユミが持ってこなければいい話じゃない?」

 

アユミ「ハル君何を言うんだい!?私から発明品を取ったら私に何が残ると?」

 

ハル「好奇心」

 

アユミ「そっか。なら大丈夫かもしれないね。」

 

ハル「1イベントみたいになってるならアユミって学校で有名になりそうだよね………」

 

カケル「もう俺ら3人は有名だぞ?」

 

ハル「え?」

 

どういう事?まだカケルとアユミなら分かるよ?だってアユミは学校に発明品持ってくる事に先生に怒られてるし、カケルは学校内の情報屋として有名だから………。

 

でも何で僕も有名になってるの?有名になるキッカケが無くない?

 

アユミ「カケル君。それはどういう事だい?少なくともハル君が有名になるとは思えないのだけど……」

 

うん。すごいド直球に言うじゃん。

流石に僕泣いちゃうって!……嘘だけど。

 

カケル「俺とアユミは言わずもがなじゃん?」

 

ハル「そうだね。」

 

カケル「で、ハルは俺らとすごい仲がいい訳じゃん?」

 

何か分かる気がしてきた。というより分かったかもしれない。

 

カケル「ハルは俺とアユミを抑えてる苦労人って認識で有名だぞ。」

 

当たったよ……………。確かにこの2人すぐ暴走するから、僕が抑えないといけないからいつも抑えてるけどさ……

それで有名になるとは思えなくない?普通。

 

アユミ「確かにハル君は苦労人かもしれないね。」

 

ハル「うん………チルノとルーミアが来てからより苦労するようになった……」

 

アユミ「どんまいだよ…………ハル君……」

 

ハル「アユミ……ありがとう……」

 

カケル「ハルw……マジでどんまいwwwww」

 

ハル「カケル??????」

 

カケル「冗談だってwでも、大変そうだよな。」

 

ハル「2人とも!……そう思うなら少しでもいいから落ち着いてよ……」

 

カケル「無理だな!」

 

アユミ「私も発明品をどんどん持ってくるつもりだからな!」

 

わー。すっごい元気に言うじゃん……。

これは………落ち着くどころか、より大変になりそうだな……。

 

アユミ「2人とも、もう少しで着くよ。」

 

ハル「本当だ……」

 

カケル「へー。これがハルの家か。」

 

アユミ「おや?カケル君は中学からの友達だろう?ハル君の家に行ったことがないのかい?」

 

カケル「こいつ1回引っ越してるからな。確か親が出張に行く時と同時に引っ越してた。」

 

アユミ「へー。そうだったのかい。」

 

ハル「………………!」

 

カケル「ハル?どうした?」

 

ハル「門が凍ってない……!」

 

カケル「普通じゃね?」

 

アユミ「いや、私が来た時は門がレプリカの如く凍って開かなかったよ。」

 

カケル「……マジで?」

 

良かった…………今回はチルノがイタズラをしなかった……。もしかしたらルーミアが止めてくれたのかな?まぁ、凍ってないだけで嬉しい!僕!

 

ハル「良かった……今回は凍ってない……」

 

アユミ「床だけが凍ってるかもしれないよ?」

 

ハル「……やだ!」

 

アユミ「ヤバいね……ハル君の精神年齢が下がってしまったよ……………。」

 

カケル「え?なに?床だけが凍ることもあるの?」

 

アユミ「うん。スケートリンク場みたいに凍ってたよ。」

 

カケル「片付けが大変そうだな。」

 

アユミ「私1回だけ片付けたけど、凄く大変だったよ。ハル君はそれを2回もしてるからね……。」

 

カケル「へー………ん?」

アユミ「どうしたんだい?カケル君?」

 

カケル「ハルって窓にカーテンつけるタイプだったっけ?」

 

アユミ「………確かに。昨日は無かったよね?」

 

………………………。

 

カーテン?僕はいつもカーテンをつけない。

だから2人が何かと見間違えているのだろうと思って、窓を見てみた。

 

ハル「……え?」

 

窓から中が見えない……というか暗い?のかな。窓が黒で染まってるかのようだ。

………でもチルノが何かしたという訳ではなさそうだ。

 

ハル「まぁ……中に入ったらわかるか……。」

 

カケル「もしかして家に何か異常が起きてるのか!?」

 

アユミ「カケル君……すごい楽しそうだね。」

 

カケル「そういうアユミも少し楽しそうじゃん。」

 

アユミ「フフ…………何か異次元パワー的なものを感じるよ!ハル君!早く中に入ろうではないか!」

 

カケル「アユミが暴走した……」

 

ハル「2人とも僕の気を知らないで………」

 

僕は扉を開けて、家の中に入った。

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