僕の幻想的な非日常記録   作:春雨豆腐

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#12 怪しい発明品

アユミ「じゃあ、早速始めようか?」

 

カケル「何をだ?」

 

アユミ「光の感知を鈍くする装置を作るんだよ。」

 

ハル「……今作るの?こんなに暗い中で?」

 

アユミ「今作らなければいつ作るって言うんだい?後、私は暗くても作れるぞ!」

 

カケル「へー。すげぇな。」

 

ハル「僕の家で作るの?」

 

アユミ「もちろんだよ✩」

 

カケル「アユミ?ハルの家爆発させんなよ。」

 

アユミ「しないって!私そんなに信用ないかい?」

 

ハル「うん。家が丸焦げになりそうで怖い。」

 

カケル「アユミだしね。」

 

アユミ「『アユミだしね』で何でも済むと思ってないかい?」

 

カケル「ん?」

 

アユミ「とぼけるの下手だね?」

 

ハル「ていうかさ、作るなら早めに作ってよ。」

 

アユミ「ん。そうだね、早速作ろうか。ルーミア君?少し時間がかかるから待っておいてね。」

 

ルーミア「分かったのだー。」

 

ハル「どのくらいかかりそう?」

 

アユミ「まだ分からないね……。」

 

ハル「そっか…………」

 

チルノ「カケルとハル!暇なら遊ぼうよ!」

 

ルーミア「部屋が暗いままでも大丈夫なのか?」

 

カケル「俺はいいぞ?」

 

ハル「僕もいいよ!」

 

チルノ「やったー!じゃあアタイとルーミアの部屋で遊ぼー!」

 

カケル「行くか!」

 

ハル「アユミ?後は頼んだよ。」

 

アユミ「任せておくれ!出来たら呼びに行くよ!」

 

ハル「分かった。」

 

┈┈┈┈┈30分後┈┈┈┈┈

 

僕たちはトランプでババ抜きをして遊んでいた。

 

現在は勝った回数の順位は、『1位がカケル、2位がルーミア、3位がチルノ、4位が僕』だった。

皆強くない?

 

カケル「ハルって顔に出やすいよな。だからめっちゃ弱いな。」

 

ハル「そう?」

 

チルノ「うん!すごい表情にでてるぞ!」

 

ハル「マジなの?」

 

ルーミア「なんかババ以外が引かれそうになってる時だけ、すごい残念そうな顔をしてる。」

 

ハル「マジなのか……」

 

そんな会話をしていると……

 

アユミ「出来たよ!」

 

ハル「早くない?」

 

アユミ「思ったよりも早くできたからね。」

 

カケル「もっと時間かけろよ!何か心配になるわ……」

 

アユミ「大丈夫だって!多分平気だよ!」

 

ハル「より心配になる……」

 

チルノ「できたなら、見に行ってみようよ!」

 

ルーミア「そーなのだー。見に行ってみるのだー。」

 

僕たちはリビングへと向かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ハル「えーっと………………初代のコンピューター?」

 

アユミ「違うよ!ちゃんとした装置だよ!」

 

カケル「その割には……デカくね?」

 

アユミ「仕方ないじゃないか……」

 

確か、初代のコンピューターって教室1つ以上の大きさじゃなかったっけ?あんまり覚えてないけど。

 

でも、アユミが出来たという発明品はその位大きかった。

もうリビングのほとんどが埋まっちゃってるよ。

 

ハル「これ材料何処から持ってきたの?」

 

アユミ「ん?ハルの家にあるものから作ったぞ?」

 

ハル「何で?」

 

なんで勝手に僕の家の物を使ってるの!?

 

というか、家にあるもので装置って作れるの?なんか、もうよく分かんないや……。アユミに作れないものって無いんじゃないかな……。

 

テレポーターとか作れそう。今度聞いてみるか……。

 

カケル「これどうやって使うんだ?」

 

アユミ「ルーミア君。まずはここに入ってもらってもいいかい?」

 

ルーミア「分かった。」

 

ハル「入るとこあったんだ……暗くてよく分かんなかった。」

 

暗いところにずっといると目が慣れてくるって言うけど、それでもあんまりよく分かんない。それだけ複雑な構造をしてるってことなんだろう。すごい。

 

ハル「これどういう仕組みなの?」

 

アユミ「簡単に言ってしまえば、DNAの構造ごと書き換えて、光に敏感な部分を鈍くするような装置だよ。」

 

カケル「人体実験じゃね……?失敗しないんだろうな?」

 

アユミ「大丈夫だよ!私の経験上これなら問題ないはずだからね。」

 

チルノ「今までもじんたいじっけん?ってやつを作ってるの?」

 

アユミ「今までだと何回かあるね。後人体実験じゃないからね?チルノ君……。」

 

ハル「カケル?僕この人のこと怖くなってきたんだけど……」

 

カケル「ちなみにどんなやつ作ったんだ?」

 

アユミ「例えば……透明になれる薬とか、癌だけを完全に消滅されるレーザーとか、人を無重力にする装置とかだね。」

 

ハル「ちょっと待って?」

 

アユミ「どうしたんだい?」

 

なんかこの人普通にすごいの作ってない?

 

カケル「その発明品ってどうしたんだ?」

 

アユミ「あー……邪魔だったから捨ててしまったよ。」

 

え?捨てちゃったの?なんで?それらがあれば、人類の進歩が加速するどころかひとっ飛びしちゃうレベルですごい発明じゃない?革命どころの騒ぎじゃないって!

 

ハル「なんで捨てたの?」

 

アユミ「あんなものはすぐに作れるからね…。」

 

ハル「あんなもの………。」

 

カケル「アユミが凄いってことはわかったから、早く装置を起動してあげな?」

 

アユミ「そうだったね。それじゃあスイッチON!」

 

そうすると、装置は眩い光を放ちながら起動した。

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

アユミ「終わったようだね。」

 

チルノ「なんか凄かった……。」

 

アユミ「ルーミア君……出てきていいよ。」

 

ルーミア「分かった。」

 

ハル「もうルーミアは光が大丈夫になったって事?」

 

アユミ「多分そのはずだよ。」

 

カケル「じゃあ、ルーミア。この闇を取っ払ってくれない?」

 

ルーミア「分かった。」

 

そういうと家に光が戻ってきた!うわ……眩しい……!

 

ルーミア「………………………………!!」

 

アユミ「どうだい?」

 

ルーミア「ま、眩しくない……?!」

 

アユミ「成功だね!」

 

ルーミア「や、やったー!もう眩しくないのだー!」

 

チルノ「ルーミア!良かったじゃん!」

 

ルーミア「ありがとうなのだー!」

 

アユミ「フフ……どういたしましてだよ。」

 

ハル「………あれ?」

 

アユミ「どうしたんだい?」

 

ハル「何か光ってない?」

 

カケル「マジだ………これ爆発しないよな?」

 

アユミ「さ、流石に大丈夫じゃないかな……」

 

ハル「本当に言ってる?何か光が大きくなってきたよ?」

 

僕達が会話をしている間にも、装置は爆発しそうな勢いで光を放ち続けていた。これ大丈夫だよね?

 

アユミ「……!ちょっと不味いかもしれないね……!」

 

ハル「え!?……あ!そうだ!チルノ!?」

 

チルノ「わわ、!なんだ!?」

 

ハル「これを凍らせて!」

 

チルノ「いいの?」

 

ハル「良いから!早く!」

 

チルノ「わ、わかったよ!」

 

そう言ってチルノは装置を凍らせた。凍らせれば壊れて動かなくなる……よね?

 

アユミ「……収まった?……どうやら壊れたようだね……」

 

カケル「助かった……ありがとな……チルノ。」

 

チルノ「なんかよく分かんないけど、アタイ凄いってこと?」

 

アユミ「あぁ、今回ばかりは助かったよ。ありがとう。」

 

ハル「はぁ………とりあえずアユミはこの装置持って帰ってね?」

 

アユミ「わ、分かってるさ………それじゃあそろそろ帰るとしようかな。」

 

カケル「俺も帰るわ……なんか疲れた。」

 

ハル「うん。2人とも!また明日!」

 

カケル「あぁ、じゃあな!また遊びに来るわ!」

 

アユミ「3人ともまたね!後ハル君!また明日だよ!」

 

ルーミア「バイバイなのだー!」

 

チルノ「またなー!」

 

こうして今日も慌ただしい一日が終わった……。

爆発しなくてよかった……友達の作った装置で家が爆発して、住むところ無くなるとか冗談じゃないって……。

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