僕は昨日の石がなんだったのかをアユミとカケルに説明していた。
アユミ「なるほど……つまりそのゲーミングボールは異世界から来たただの石だったと……」
ハル「うん。霧の湖って所から来たみたい。」
カケル「……にしてもそれって本当にただの石なのか?」
ハル「どういう事?」
カケル「だって話を聞く限りだと、急に光りが強くなったんだろ?それってただの石で片付けれなくねーか?」
ハル「…………多分だけど、この石は能力に反応するっぽい。」
アユミ「能力?」
ハル「多分だけどね。今日の朝、ルーミアが闇を出そうとしてた時に、また光り始めたからさ。」
アユミ「なるほど…………なら、それを持っていれば危険な事から避けることができるんじゃない?」
ハル「危険から?」
カケル「なるほどな……今後ハルに対して能力が使われたとしても、ゲーミングボールが光るから避けれるってことか……。」
アユミ「そういう事だよ!それよりも、チルノ君達の手がかりが見つかってよかったじゃないか!」
ハル「そうだね……。だけどまだ1つ目だよ?」
カケル「そう落ち込むなって!1つでも重要な手がかりであることに変わりはねーんだぞ。」
アユミ「それにしても、このゲーミングボールって名前はどうにかならないのかい?」
ハル「……というと?」
アユミ「いや、単純にゲーミングボールって名前がやや長いからね。」
カケル「そこまでじゃね?」
ハル「うーん……じゃあ希望のお守り的な名前にするか……」
アユミ「ちなみに何でその名前にするんだい?」
ハル「まず、初めての手がかりだから『希望』で、危険を察知できるから『お守り』って感じだよ。」
カケル「これを言ったら終わりなんだろうけどさ、あんまり字数変わってなくないか?」
アユミ「そういう細かい事は気にしちゃいけないんだよ。」
カケル「お前が始めた話だけどな……」
アユミ「それにしても希望か…………。確かに、1つでも手がかりが見つかったら、他の手がかりも見つかる気がするね。」
カケル「じゃあ、今後は希望を抱き続けるのもいいんじゃね?」
アユミ「確かに、今後のモチベーションの為にも、その方が良いかもしれないね!」
ハル「……でも、希望を抱き続けるのもあまり良くないかもよ?」
アユミ「何でだい?」
ハル「だって、希望を抱き続けたとして、手がかりが見つからなかったら、絶望するだけでしょ?僕は行き過ぎた希望の先にあるものは絶望だと思ってるから……。」
カケル「………………。」
アユミ「そうかい…………。なら、程々に期待した方が良いかもしれないね!」
カケル「……そうだな。」
アユミ「とりあえず、そのゲーミングボール……じゃなかったね。お守りはハル君が持っておくって事でいいね?」
カケル「あぁ。それでいいんじゃないか?」
ハル「2人とも……ありがとう!」
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時間が経って放課後になった。
アユミ「今日は私もハル君に着いてくよ!」
ハル「そうなの?」
アユミ「あぁ!久しぶりにチルノ君達に会いたいしね!」
カケル「俺も行きたいけど部活あるから無理だわ……」
ハル「ま、まぁカケルはまた今度って事で…………」
カケル「…………はーい……」
ハル「じゃあ行こう!」
アユミ「もちろんだよ!」
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アユミ「ただいまー。先に入るね☆」
ハル「ここ僕の家なんだけどな…………」
チルノ「……!アユミか!?久しぶりー!」
ルーミア「アユミ……久しぶり!」
アユミ「あぁ、2人とも!久しぶりだね!元気にしてたかい?」
チルノ「アタイはさいきょーだから常に元気よ!」
ルーミア「わたしも元気なのだー」
僕もアユミの後に家に入る。
チルノ「あっ!!ハル!!おかえりー!!!!」
ルーミア「ハル…………おかえり!」
そう2人が元気に言った。
ハル「……ただいま!2人とも!!!」
僕はそれに答えるように元気に言った。
僕は『行き過ぎた希望の先に見えるものは絶望しかない』ってあの日から思ってた。
だけど…………。
例えこの希望の先に見えるものが絶望しか無かったとしても、希望を抱き続けるのもいいのかもしれない。
だって…………仲間は傍にいるんだ……絶望でも立ち向かえる気がする!
心なしか、カバンの中に入っている石が淡く光っている気がした。