僕の幻想的な非日常記録   作:春雨豆腐

24 / 38
#21 鏡が放つ幻想

僕は今、家に帰って、チルノ達に鏡について話していた。

ちなみに、家の廊下はしっかりと片付けられてました。

大ちゃんには感謝!!!

 

ルーミアが見当たらなかったので、聞いてみたら寝ているらしい……。

 

チルノ「へー。アユミの家から変な鏡が見つかったの?」

 

ハル「うん。なんか、家の倉庫から見つかったって言ってた。七色に光ってるから、チルノ達なら分かるんじゃないかって……。」

 

大妖精「それって今あるんですか?」

 

ハル「うん、これなんだけど……。」

 

チルノ「どんなのだ?」

 

ハル「こんなのだよ!」

 

僕はチルノに鏡を見せた。

すると……

 

大妖精「………………!?」

 

チルノ「うわっ!!……ハル!危ないぞ!」

 

ハル「えー……!?これ僕が悪いの!?」

 

急に鏡の縁が光り始めたと思えば、鏡から氷塊?氷柱?が沢山出てきたのだ!おまけに、その氷塊が当たった所は凍った……訳ではなく、削れていた。…削れていた!?

 

遂に家壊れ始めたって!しかも、結構削れてるし……。

家が……ってそんな事言ってる場合じゃないって!何これ!?普通に危ない鏡?

 

チルノ「ハル……氷を放つことができるの?」

 

ハル「そこまでは分からないけど……。」

 

チルノ「むー!氷を放てるのはアタイだけでいいんだぞ!」

 

大妖精「ち、チルノちゃん……落ち着いて……。」

 

チルノ「ハル!!こうなったら勝負よ!」

 

ハル「え?勝負???」

「僕が勝てるわけなくない???」

 

チルノは僕も氷を放てた事に不満でもあるのだろうか?

大ちゃんが止めてくれているのだが、そんなのお構い無しに勝負を持ち掛けてきた。無理だって!

 

だって僕はただの一般人。そんな人が能力を使える妖精と戦ったとて、勝率はほぼほぼ0%に近いだろう。

 

ハル「チルノ?僕は氷を放てる訳じゃないからね?」

 

チルノ「でも今………………。」

 

ハル「これは多分鏡のせいだから!」

 

チルノ「鏡?」

 

ハル「そう!だから鏡が無かったら氷を放てないわけで……」

 

そう言って僕が鏡を机の上に置くと……

 

大妖精「……!眩しい……!」

 

何か鏡から光の柱が出てきました!

この鏡は光も出せるのか……。

何冷静に解析してるんだよ僕……。

 

チルノ「……どうやら本当みたいね……。」

 

なんかチルノが納得してくれた!やったー。

 

ハル「それにしても何で急に……。」

 

大妖精「うーん…………もしかしたら、魔法が使える鏡なのかもしれませんね……。」

 

ハル「魔法?存在するの?」

 

チルノ「存在するぞ!何か、わーってばーって感じ!」

 

ハル「なるほどね……全く分からないや」

 

大妖精「幻想郷には魔法使いもいるので、その影響かも?」

 

………………僕は考えることをやめた。

 

だって魔法使い?幻想郷って神とか妖精とか妖怪だけじゃ無いんかい!

……何でもありなんだね。幻想郷って。

 

チルノ「というか、ハルが鏡を使えるようになったら、ハルも弾幕ごっこができるようになるんじゃない!?」

 

ハル「…………使える気がしない……」

 

大妖精「あはは…………まぁ、何事も挑戦ですよ!」

 

ハル「そうなのかなー……」

 

僕は光を放ち続けている鏡を持った。

そうしたら、光の柱は消え去った。

 

ハル「消えた…………」

 

大妖精「使い方がいまいち分かりませんね」

 

チルノ「鏡を相手に向けたら出るんじゃない?」

 

ハル「うーん……チルノに向けてみるよ?」

 

チルノ「え!?アタイ!?……まぁいいけど……」

 

いいんだ…………。僕はチルノに鏡を向けた。

そうすると、さっきのように氷塊が沢山出てきた。

 

チルノ「また氷ね……」

 

ハル「本当に分からない……」

 

僕達がそう使い方を考えていると、

 

ルーミア「……?ハルもう帰ってきてたの……。」

 

ルーミアが起きたみたい。…………ルーミアに鏡を向けるとどうなるんだろう?

 

申し訳ないけど、気になって仕方ないから、ルーミアに鏡を向けてみた。

 

ルーミア「………………!!……何これ……?」

 

チルノ「真っ暗闇になった…………」

 

今度は氷塊ではなく、黒いモヤみたいなのが放たれた。

これは……闇?

 

大妖精「…………チルノちゃんが氷で……ルーミアちゃんが……闇?」

 

何か大ちゃんがブツブツと言ってるけど、どうかしたのかな?

 

大妖精「ハルさん!もしかしたら、その鏡は向けた対象の能力を放つのかもしれません!」

 

ハル「……能力を……放つ?」

 

大妖精「はい!」

「チルノちゃんに向けた時は氷が出て、ルーミアちゃんに向けた時は闇が出てきたので、多分そうなんじゃないんでしょうか?」

 

ハル「じゃあ光の柱は…………天井のライト?」

 

大ちゃんの話が本当だとしたら、この鏡は能力じゃなくて、向けた対象の性質?を放つことになる。

 

結構ヤバくない?使い方間違ったら家無くなるレベルでヤバいんじゃないだろうか?

火に向けたら、家火事になる……。

 

アユミ、とんでもない物渡してくれたな……。

 

ルーミア「ハル……この闇消して……。」

 

ハル「あっ……ごめん。」

 

そういえば、ルーミアに鏡を向けたままだったね。

僕が鏡を伏せると……バキバキって音が鏡からした。

 

……割れた?

僕が鏡を見ると……。

 

チルノ「あー…………」

 

大妖精「割れてるね……………」

 

鏡が割れていた。粉々って程じゃないけど、真ん中から枝分かれ状に割れていた。何で急に?

 

……負荷に耐えられなくなった?

強すぎる物は直ぐに壊れるのか……なんか儚いね。

 

ハル「使えなくなっちゃったね……」

 

チルノ「ま、まぁ!そういう事もあるよ!」

 

ハル「それはいいんだけど……手掛かりになったかもしれない……」

 

チルノ「それなら大丈夫だぞ!きっとまた見つかるって!」

 

ハル「……そうだね!」

 

大妖精「とりあえず、夕ご飯にしますか?」

 

ハル「え……もうそんな時間?」

 

ルーミア「お腹すいたのだー……」

 

ハル「今から作るから待っててね!」

 

大妖精「私も手伝いましょうか?」

 

ハル「いや、大ちゃんは片付けで疲れてるだろうし、大丈夫だよ!」

 

大妖精「そうですか……ありがとうございます!」

 

僕は夕ご飯を作り始めた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。