僕は今、家に帰って、チルノ達に鏡について話していた。
ちなみに、家の廊下はしっかりと片付けられてました。
大ちゃんには感謝!!!
ルーミアが見当たらなかったので、聞いてみたら寝ているらしい……。
チルノ「へー。アユミの家から変な鏡が見つかったの?」
ハル「うん。なんか、家の倉庫から見つかったって言ってた。七色に光ってるから、チルノ達なら分かるんじゃないかって……。」
大妖精「それって今あるんですか?」
ハル「うん、これなんだけど……。」
チルノ「どんなのだ?」
ハル「こんなのだよ!」
僕はチルノに鏡を見せた。
すると……
大妖精「………………!?」
チルノ「うわっ!!……ハル!危ないぞ!」
ハル「えー……!?これ僕が悪いの!?」
急に鏡の縁が光り始めたと思えば、鏡から氷塊?氷柱?が沢山出てきたのだ!おまけに、その氷塊が当たった所は凍った……訳ではなく、削れていた。…削れていた!?
遂に家壊れ始めたって!しかも、結構削れてるし……。
家が……ってそんな事言ってる場合じゃないって!何これ!?普通に危ない鏡?
チルノ「ハル……氷を放つことができるの?」
ハル「そこまでは分からないけど……。」
チルノ「むー!氷を放てるのはアタイだけでいいんだぞ!」
大妖精「ち、チルノちゃん……落ち着いて……。」
チルノ「ハル!!こうなったら勝負よ!」
ハル「え?勝負???」
「僕が勝てるわけなくない???」
チルノは僕も氷を放てた事に不満でもあるのだろうか?
大ちゃんが止めてくれているのだが、そんなのお構い無しに勝負を持ち掛けてきた。無理だって!
だって僕はただの一般人。そんな人が能力を使える妖精と戦ったとて、勝率はほぼほぼ0%に近いだろう。
ハル「チルノ?僕は氷を放てる訳じゃないからね?」
チルノ「でも今………………。」
ハル「これは多分鏡のせいだから!」
チルノ「鏡?」
ハル「そう!だから鏡が無かったら氷を放てないわけで……」
そう言って僕が鏡を机の上に置くと……
大妖精「……!眩しい……!」
何か鏡から光の柱が出てきました!
この鏡は光も出せるのか……。
何冷静に解析してるんだよ僕……。
チルノ「……どうやら本当みたいね……。」
なんかチルノが納得してくれた!やったー。
ハル「それにしても何で急に……。」
大妖精「うーん…………もしかしたら、魔法が使える鏡なのかもしれませんね……。」
ハル「魔法?存在するの?」
チルノ「存在するぞ!何か、わーってばーって感じ!」
ハル「なるほどね……全く分からないや」
大妖精「幻想郷には魔法使いもいるので、その影響かも?」
………………僕は考えることをやめた。
だって魔法使い?幻想郷って神とか妖精とか妖怪だけじゃ無いんかい!
……何でもありなんだね。幻想郷って。
チルノ「というか、ハルが鏡を使えるようになったら、ハルも弾幕ごっこができるようになるんじゃない!?」
ハル「…………使える気がしない……」
大妖精「あはは…………まぁ、何事も挑戦ですよ!」
ハル「そうなのかなー……」
僕は光を放ち続けている鏡を持った。
そうしたら、光の柱は消え去った。
ハル「消えた…………」
大妖精「使い方がいまいち分かりませんね」
チルノ「鏡を相手に向けたら出るんじゃない?」
ハル「うーん……チルノに向けてみるよ?」
チルノ「え!?アタイ!?……まぁいいけど……」
いいんだ…………。僕はチルノに鏡を向けた。
そうすると、さっきのように氷塊が沢山出てきた。
チルノ「また氷ね……」
ハル「本当に分からない……」
僕達がそう使い方を考えていると、
ルーミア「……?ハルもう帰ってきてたの……。」
ルーミアが起きたみたい。…………ルーミアに鏡を向けるとどうなるんだろう?
申し訳ないけど、気になって仕方ないから、ルーミアに鏡を向けてみた。
ルーミア「………………!!……何これ……?」
チルノ「真っ暗闇になった…………」
今度は氷塊ではなく、黒いモヤみたいなのが放たれた。
これは……闇?
大妖精「…………チルノちゃんが氷で……ルーミアちゃんが……闇?」
何か大ちゃんがブツブツと言ってるけど、どうかしたのかな?
大妖精「ハルさん!もしかしたら、その鏡は向けた対象の能力を放つのかもしれません!」
ハル「……能力を……放つ?」
大妖精「はい!」
「チルノちゃんに向けた時は氷が出て、ルーミアちゃんに向けた時は闇が出てきたので、多分そうなんじゃないんでしょうか?」
ハル「じゃあ光の柱は…………天井のライト?」
大ちゃんの話が本当だとしたら、この鏡は能力じゃなくて、向けた対象の性質?を放つことになる。
結構ヤバくない?使い方間違ったら家無くなるレベルでヤバいんじゃないだろうか?
火に向けたら、家火事になる……。
アユミ、とんでもない物渡してくれたな……。
ルーミア「ハル……この闇消して……。」
ハル「あっ……ごめん。」
そういえば、ルーミアに鏡を向けたままだったね。
僕が鏡を伏せると……バキバキって音が鏡からした。
……割れた?
僕が鏡を見ると……。
チルノ「あー…………」
大妖精「割れてるね……………」
鏡が割れていた。粉々って程じゃないけど、真ん中から枝分かれ状に割れていた。何で急に?
……負荷に耐えられなくなった?
強すぎる物は直ぐに壊れるのか……なんか儚いね。
ハル「使えなくなっちゃったね……」
チルノ「ま、まぁ!そういう事もあるよ!」
ハル「それはいいんだけど……手掛かりになったかもしれない……」
チルノ「それなら大丈夫だぞ!きっとまた見つかるって!」
ハル「……そうだね!」
大妖精「とりあえず、夕ご飯にしますか?」
ハル「え……もうそんな時間?」
ルーミア「お腹すいたのだー……」
ハル「今から作るから待っててね!」
大妖精「私も手伝いましょうか?」
ハル「いや、大ちゃんは片付けで疲れてるだろうし、大丈夫だよ!」
大妖精「そうですか……ありがとうございます!」
僕は夕ご飯を作り始めた。