僕の幻想的な非日常記録   作:春雨豆腐

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#3 氷結した家

ハル「幻想郷ってどういうところなの?」

 

チルノ「幻想郷は一言で言えば忘れられた者たちの楽園って言われてるよ!幻想郷では全てを受け入れるらしいよ!」

 

ハル「忘れられたものの楽園…………」

 

なるほど……現代では妖怪や妖精は存在しないものとされているからチルノは幻想郷にいたのだろう。でもそうすると疑問も出てくる。

 

なんでチルノは現代に迷い込んだのだろうか?妖精という存在が現代でまたあるものとされてるのかな?…………それはないか。そんな話聞いた事ないもん。

 

チルノ「やっぱりここは幻想郷じゃないの?」

 

ハル「うん。ここは日本というところだよ!」

 

チルノ「そうなんだ……アタイは幻想郷に帰ることができるのかな……」

 

ハル「きっと戻れるよ!そんな事よりもお腹空いたでしょ?ご飯作ったから食べようよ!」

 

チルノ「ほんと!?ありがとう!」

 

そうして僕とチルノは食卓に着いて夕飯を食べ始めた

それから少し時間が経って……

 

チルノ「ごちそうさま!おいしかったぞ!」

 

ハル「お粗末様でした。ありがとうね!僕は今からお風呂を溜めて、洗い物をしておくからチルノはお風呂にでも入ってきたら?」

 

チルノ「ありがたいけど、アタイ着替えがない……」

 

ハル「今日は僕の着替え貸すから明日にでも買いに行こう?」

 

そう!明日は土曜日なので学校が無いのだ!それに加え、僕は帰宅部なので部活の事を気にする必要も無い!やったね!

 

チルノ「ありがとう!それじゃあ入ってくる!」

 

………………………………

 

チルノ「上がったぞ!」

 

ハル「じゃあ今度は僕が入ってくるね。」

 

………………………………

 

ハル「僕も上がったよ。チルノ?」

 

チルノ「どうしたの?」

 

ハル「もうそろそろ寝ようか。チルノは…………僕の両親の部屋で寝てね。」

 

チルノ「わかった!」

 

そうして僕の非日常な始まりの1日は、こうして幕を閉じた。

明日には門の氷が溶けてるといいな……。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次の日の朝、僕は寒さで目を覚ました。

 

ハル「寒っ!」

 

なんか僕の部屋が外のように寒いんだけど……。僕暖房つけてから寝たよね?何でこんなに寒いの?……なんか窓ガラスも曇ってるし……。というより部屋が凍ってる?

 

……とりあえず廊下に出よう!

そうして扉を開けたのはいいのだが……。

 

うん。廊下が凍ってるね。もう床がキラキラと光を反射してるよ、これ。とりあえず、滑らないようにチルノの所へ行かないと……。

 

説明するのを忘れていたけど、僕の部屋と両親の部屋は2階にある。

 

僕は両親の部屋に着いて扉を開けた。でもそこにチルノの姿はなかった。そしてここも凍っていた。やばい……これ家の中全部凍ってるんじゃないの?

 

ハル「チルノはどこに行ったんだろう?」

 

もしかしたらリビングにいるのかもしれない。……1階に行くか。階段は凍ってないと良いけど……。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

悲しいね。階段も凍ってるよ。でも階段は、坂のように凍っている。何言ってるか分かんないよね。僕も分かんないよ。

 

これどうやって降りるの??滑って降りるのかな……。でもそうしたら登れない………後で何とかすればいいか。

 

僕は滑り台のようになっている階段を滑って降りた。

案の定1階も凍ってた。

そしてリビングに行くと、そこにはチルノの姿があった。

 

ハル「チルノ?」

 

チルノ「おはよう!どうした?」

 

ハル「何か家の中全体が凍ってるんだけど。チルノは原因を知ってる?」

 

チルノ「…………………………ごめん。アタイの力が暴走してこの家ごと凍らせちゃった……」

 

ハル「暴走?」

 

チルノ「うん。疲れてたみたいで……」

 

ハル「じゃあ仕方ないね。」

 

チルノ「許してくれるの?」

 

ハル「もちろん!そんな事より今はこれをどうにかしないと……」

 

チルノ「良かったな!ハル!アタイがいれば年中涼しく過ごせるぞ!」

 

ハル「今めちゃくちゃ真冬なんだよ!おかしいでしょ!家が冷蔵庫よりも冷蔵庫してるって!」

 

チルノ「れいぞうこ?」

 

ハル「知らないの?」

 

チルノ「幻想郷にそんなものは無かったぞ!」

 

ハル「冷蔵庫は食材が腐らないように冷やしておく場所だよ。」

 

チルノ「そうなんだ。」

 

ハル「とりあえず本当にこれをどうにかしないと……」

 

チルノ「一応氷を壊すこともできるぞ!」

 

ハル「そうなの!?」

 

チルノ「中で凍ってるものも壊れちゃうけど……」

 

ハル「やめてくれ……家具諸共無くなったら終わる……」

 

チルノ「あはは……」

 

ハル「家中の暖房をつけたら溶けないかな。そもそもとして暖房は凍ってないかな……」

 

家の中にある全部の暖房が凍ってないか確認したけど、奇跡的に暖房は凍ってなかった。奇跡すぎるって。

 

全部つけたら……電気代やばい事になりそうだけど仕方ない。氷を溶かすためには必要なのだ。

 

そうして家中の暖房をつけた……が!全然暖かくならない。

なんで?

寒すぎて暖房が追いついてないのかな…………。

 

どうしようもなくない?それ?

 

ハル「とりあえず今日は氷をがんばって溶かそう!」

 

僕はそう意気込んで氷の撤去作業に移るのだった。

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