あれから、チルノ達が乗りたいというアトラクションとかに乗りまくったし、美味しいものも沢山食べた。……ちょっと高かったけど、それは言っちゃいけないお約束だね!
そうしているうちに、空には綺麗な星空が広がっていた。
楽しかったから気づかなかったけど、時刻はもう夜のようだ。
時間は過ぎるのが早いね……。
カケル「もうこんな時間か……。」
ハル「本当だ……。」
チルノ「もう帰るの……?」
ハル「……後1時間くらいなら大丈夫なんじゃない?良い?2人とも?」
アユミ「そうだね!折角だから、最後は観覧車に乗ろう!」
カケル「珍しくいい案だな!」
ルーミア「……アユミにしてはね。」
アユミ「余計な一言だね……」
大妖精「それじゃあ、早速乗りますか?」
アユミ「その前に……私はあの飲み物が気になるから、買ってきていいかい?」
チルノ「凄く並んでないか?」
アユミ「いいじゃないか!気になってしまったんだから!」
カケル「まぁ……いいんじゃね?俺も気になるし。」
ハル「じゃあ、二人で行ってきて!僕はトイレに行ってくるよ!」
ルーミア「わたし達はどうすればいい?」
ハル「すぐに戻ってくるから、ここで待ってて!」
大妖精「分かりました!」
カケル「そんじゃ、また後でな!あれ?アユミはどこ行った?」
ルーミア「うん……また後で!」
大妖精「アユミさんはもう並びに行きましたよ……」
ハル「早くない?じゃあ、僕も行ってくるよ。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
トイレが近くになかったし、思ったよりも人が混んでたな……体感15分以上は経ってる気がする……
アユミ達は戻ってないだろうし……チルノ達は大丈夫かな?
変なことに巻き込まれてないといいんだけどね…………。
僕がさっき居たところに戻った時だった。僕は直ぐに気づいた。
ハル「あの人は誰だろう……?」
多分警備員であろう人がチルノ達に話しかけていた。
遊園地でも、こんな時間に親が近くにいないであろう小さい子が居たら、保護対象になるのかな?
そりゃそうか。誘拐とかあったら大変だもんね。
とりあえず、僕が行って説明しないとだよね。
ハル「すみませーん。」
警備員さん「……?どうしましたか?」
ハル「その子達は僕の連れですね。」
警備員さん「…………貴方がこの子達の保護者ですか?」
ハル「まぁ……そうなりますね。」
警備員さん「…………。」
なんか凄い怪しまれてるね!確かに、血の繋がってる家族ではないけどさ。そんなに怪しむほどでもなくない?
警備員の方の表情が少し引き攣った気がする……。
気の所為かな?
警備員さん「失礼ですが、新手の誘拐かなんかですか?」
気の所為じゃなかったね!
ハル「違いますね!そんなに怪しまれる程ですか?」
警備員さん「はい………えーっと……何歳ですか?」
ハル「16歳ですね。」
警備員さん「高校生ですか……やっぱり誘拐だったり?」
ハル「だから違いますって!」
なんでぇ?年齢?年齢がダメなの?
僕がそう戸惑っていると、
チルノ「ハル?大丈夫そう?」
ハル「え?あぁ。うん。大丈夫だよ!」
ルーミア「その割には戸惑ってるみたいだけど……」
ハル「何でわかるの?」
ルーミアってテレパシーか何かでも使えるのかな?能力が使えるなら使えそうだよね!
警備員さん「誘拐ではないようですね。疑ってすみませんでした……」
ハル「いえ!誤解が溶けたみたいなら、良かったです!」
警備員さん「それじゃあ、来園者の調査的なのをしておいて欲しいと言われたので、一応聞いておきますね。貴方は保護者と一緒に来ていますか?」
ハル「いいえ!僕の両親は今は会えない遠いところに居ますね。」
警備員さん「何かすみません……では次に、貴方とこの子達は家族ですか?」
大妖精「ハルさんとは友達ですね。」
警備員さん「友達……ですか?」
チルノ「え〜?でも、ハルとは家族みたいなものじゃないの?」
ハル「うーん……多分違うんじゃない?」
ルーミア「そーなのかー……」
ハル「何でちょっと残念そうなの……?」
警備員さん「そう……ですか。調査のご協力、ありがとうございました!良い一日を!」
ハル「はい!ありがとうございます!」
警備員の人は他に仕事があるのか、少し急ぎ足でその場を去っていった。
そうして、警備員さんと入れ違うように、アユミ達が帰ってきた。
カケル「ただいまー。」
チルノ「遅かったな!」
アユミ「なかなか混んでたからね〜。これは仕方が無いことなんだよ。」
ルーミア「そ〜なのか〜。」
カケル「にしても、何かハルって何かやらかした?」
大妖精「……?どうしてですか?」
カケル「職質されてた……」
ハル「違うよ?」
チルノ「職質ってなんだ?」
アユミ「とっても怪しい人が、警察の人に質問をされる事だよ!」
ルーミア「そんなに怪しい人なのか〜?」
ハル「違うからね?」
少なくとも僕は真っ当に生きてる一般人だよ?……多分。
カケル「てか、会話の内容聞いてたけど、お前ら結構誤解されるようなこと言ってんのな。」
………………………?そんな事言ったっけ?
チルノ「アタイ達もなの?」
カケル「おう。少なくとも、ハル達が孤児院で育ったみたいに感じたな。」
ハル「何で?」
アユミ「今は会えない遠いところは…………もうそれ天国じゃないかい?」
ハル「そう捉えられちゃった?でも、親戚に引き取られた可能性とかない?」
カケル「チルノ達が言ってた、家族みたいだけど友達でもないみたいなのは……なぁ?」
アユミ「そうだね。完全に孤児院で育ったみたいな言い方だね。」
大妖精「そうなんですか?」
ハル「まぁ、それは人の感性によるってことで……」
ルーミア「確かに、私達は人間じゃないし……それは分からないのだ〜」
カケル「それは言ったら終わりじゃね?」
ハル「アハハ……」
カケル「その乾いた笑いはやめてくれよ……。」
チルノ「…………ねぇ。何か周りの人が何かを向けてない?」
アユミ「本当だね。周りの人がスマホを向けてるよ。」
ハル「本当だ。でも、何で急に?」
大妖精「さっきの職質?で集まったんじゃないですか?」
ハル「なんか大体高校生?じゃない?多分だけど。」
アユミ「多分私達の学校の生徒じゃないかい?噂になってたし。……あ〜……多分カケル君のせいじゃないかい?」
カケル「……?何で俺?」
アユミ「ほら……だって……ねぇ?」
カケル「あー……ハル。ごめんな?先に謝っとくわ。」
ハル「え?どうしたの?」
カケル「あのな?妖精と友達になったみたいな噂広めたんだわ。」
ハル「え。」
ルーミア「ハル……怒る?」
ハル「よく信じられたね……」
大妖精「怒ってないみたいですね。」
チルノ「確かに!!!何で?」
ハル「え?いや、バレる事に問題は無いんだけど……」
チルノ「無いんだけど?」
ハル「何かチルノ達が面倒事に巻き込まれそうで心配なんだよね。」
チルノ「ハル……良い奴だな!!!」
ハル「……話を戻すけど、」
アユミ「照れてるのかい?」
ハル「違う!」
ルーミア「そーなのかー……照れてるのかー。」
ハル「……それで、チルノ達が妖精や妖怪だって事が、バレたってことになるの?」
カケル「あ〜……多分チルノ達だけじゃなくて、アユミとハルも妖精みたいに見られてるかも。」
ハル「僕達も?」
それは本当になんで?
カケル「俺の友達に妖精出来たみたいな噂広めたって言ったじゃん?」
大妖精「言ってましたね。」
カケル「多分俺の友達全員妖精みたいな勘違いをされてる。」
チルノ「そんな事あるの?」
ハル「でも、実際にされてるからね……。」
ルーミア「……どうするの?」
大妖精「確かに、このままだと観覧車まで行けませんよ?」
ハル「強行突破?」
チルノ「アタイが観覧車までの道を作ろうか?(氷で)」
ハル「バレたからって吹っ切れないで?」
アユミ「それは後でカケル君に誤解を解いてもらおうじゃないか!」
カケル「え〜?まぁしゃーないか。」
ルーミア「それでなんとかなる物なのか〜?」
ハル「信じるしかない……?」
大妖精「そうですね……それで……どうやって観覧車まで行きます?」
ハル「強行突破?」
アユミ「ループに入ったのかい?」
カケル「普通に行けばいいんじゃね?なんか言われても説明するわ。」
ハル「どうやって?」
カケル「チルノに相手のスマホを凍らせて壊してもらう。」
ハル「カケルってそんなパワー系だったっけ?」
チルノ「凍らせるなら何時でもやるぞ!久々に何かを凍らせたい……」
ハル「チルノも乗らないで?」
アユミ「そんなことより、もう行くかい?」
大妖精「そうしましょう!」
僕達は観覧車へと歩みを進めた。
僕達が観覧車に向かい始めるとそれが合図のように、カメラのパシャパシャというシャッター音が鳴り響き始めた。それと同時にヒソヒソとした話し声も次第と大きくなってきた。
アユミ「……スターになったような気分だよ。」
ルーミア「そんなに呑気なことを言ってる場合なのか〜?」
ハル「多分違うね。」
お久しぶりです!
サボってた……訳じゃないよ?
ほ、本当だからね!?
次はなるべく早く投稿できるようにします……!