チルノ「ハル!!」
日曜日の朝、そんな元気な声が聞こえてきた。
何かあったのかな?
チルノ「やりたい事を決めてきたぞ!」
ハル「やりたい事?」
チルノ達の迎えが来るまで後2週間くらい。
それまで結構時間がある!という訳でもない。
何故かと言うと、僕は普通に学校があるからだ。でも、来週から春休みに入るので、最後の1週間はそんなことを気にしなくても良さそうだね!
ルーミア「邪魔するのだ〜!」
ハル「邪魔はしないで〜〜」
ルーミア「じゃあ帰るのだー」
ハル「待って!? 帰る必要は無いよ!?」
大妖精「失礼してますね」
ハル「皆来た……」
チルノ「アタイ達が、昨日頑張ってやりたい事を考えたんだぞ!!!」
ハル「それで……やりたい事って?」
ルーミア「これに全部書いてあるよ」
ハル「……これに全部?」
ルーミアから手渡されたものは、時代劇とかで見かけそうな巻き物だった。これどっから持ってきたの? 僕の家には無かったはずだけど……。
チルノ「中を見てみて!!」
ハル「……多くない?」
大妖精「100個……くらいですかね?」
ハル「後2週間で全部は多分できないよ?」
ルーミア「やってみないと分からないのだー!」
ハル「えぇ……まぁ最初から見てみようかな。」
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1.唐揚げ食べたい
ハル「やりたい事……なの?」
チルノ「ちゃんとしたやりたい事だぞ!!」
ハル「なんか思ってたのと違った」
大妖精「どういうの考えてました?」
ハル「なんか……こう何処かに行きたいとか?」
ルーミア「それは多分別のに書いてるよ?」
ハル「そうなの? 後唐揚げくらいなら何時でも作れるし……」
ルーミア「これは決定してもいいの?」
ハル「別に作っても減るもんじゃないしね……」
ルーミア「やった〜!」
ハル「じゃあ次を見てみよう!」
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9.家を凍らせるぞ!!!
ハル「却下で。」
チルノ「早くない!? もうちょっと考えてくれたっていいんじゃん!!!」
ハル「あの……後片付けが凄いめんどくさい事になりそうだからさ。却下で。」
ルーミア「アユミとかの家もダメなの?」
大妖精「流石にダメなんじゃない……?」
ハル「いいと思うよ?」
大妖精「いいんですか!?」
ハル「なんかさ……逆に喜びそうじゃない?『私の家がキラキラになったよ!』とか言いそう。」
大妖精「確かに……言いそうですね。」
ハル「後2~8はどこに行ったの???」
ルーミア「どこかに消えてったのだー」
ハル「意思でも持ってるのかな……」
チルノ「石……?」
大妖精「多分その漢字じゃないと思うよ?」
チルノ「とりあえず、アタイとルーミアのが決定ね!!」
ハル「じゃあ次も見てみるか……」
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10.外のご飯屋さんに行ってみたいです
ハル「これも大丈夫だね」
チルノ「外のご飯屋……遊園地の時行かなかった?」
大妖精「他のご飯屋さんも気にならない?」
ルーミア「気になりは……する」
ハル「じゃあ、最終日の前に行く?」
チルノ「そうしよう!!」
大妖精「意外とすぐに決まりましたね……」
ハル「だね。じゃあ次!」
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100.遊園地にもう1回行きたい
ハル「もうこれで100個目じゃん!」
大妖精「これは皆で決めたものですね」
ハル「う〜ん……今月に行けるほどのお金が無いから無理かな……」
チルノ「そうなの?」
ハル「うん。貯金も無くなったしね。前の遊園地で」
ルーミア「カケル達から奪えば?」
ハル「友情を壊してまでお金は得たくないかな」
大妖精「あはは……」
ハル「じゃあこれは無理だね。申し訳ないけど……」
チルノ「大丈夫だぞ!!! じゃあ次に行こう!!」
ハル「まって? これで終わりじゃないの?」
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873.ハルの学校に行ってみたい
ハル「うわぁー。もう……ぐっちゃぐちゃだね」
チルノ「……? ちゃんと順番に並んでない?」
ハル「並んでるけどさ……普通1、2、3とかじゃない?」
ルーミア「気の所為じゃないのかー?」
ハル「まぁいいや。それで、学校か……」
………………………。
今学校では、落ち着いてはいるものの、妖精の噂はまだ続いている。なんなら、僕とチルノ達が友達ということも多分バレてる。つまり……
ハル「それだけはダメだね。絶対に!」
大妖精「どうしてですか?」
ハル「まずチルノ達が来たら、僕がロリコン予備軍みたいに見られるでしょ?」
チルノ「ろりこん?」
ハル「知らなくていいよ」
「そして、妖精が急に現れたら絶対に騒がれるね」
ルーミア「そんなに?」
ハル「うん。妖精とか普通だったら見られないしね。多分僕の教室前が人で埋まる」
チルノ「そっか……じゃあ行くか!!!」
ハル「話聞いてた???」
チルノ「つまり、バレなきゃいいんだ!!」
ハル「そういう問題じゃないね」
大妖精「アユミさんに透明になるものとか作ってもらう?」
ルーミア「確かに、それなら安心なのだ〜」
チルノ「よし! そうと決まったら……ハル!! すまほ?を貸せ!!!」
ハル「ぇ?」
チルノは机の上にあった僕のスマホを取った。
多分アユミにメッセージを送るのかな?
というか、チルノってスマホ使えるの?
チルノ「あった! このめっせーじ?ってやつよね!?」
大妖精「多分そうだと思うよ」
使えてるみたいだね。……そもそもどうやってスマホのロックを外したの?
ルーミア「早速メッセージを送ってみる?」
┈┈┈┈【相手:アユミ】┈┈┈┈┈┈
ハル『あゆみ!あたいよ!ちるのよ!!!』午前10:30
ハル『あゆみにたのみたいことがあるの!』午前10:31
ハル『とうめいになるものってつくれない?』午前10:32
ハル『はるのがっこうにいってみたいからつくってほしいの!』午前10:33
ハル『たのんだわよ!!』午前10:34
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ハル「わぁー全部ひらがなだ。」
チルノ「漢字なんてあんまり分かんないんだもん。」
大妖精「これ……アユミさんが見たら驚くんじゃないんですか?」
ハル「多分真っ先にどうしたんだい?って来るね」
ルーミア「返事はまだ来ないのかー?」
ハル「そんなにすぐには来ないんじゃない?もう少し待ってみようよ!」
ルーミア「分かったのだー」
┈┈┈┈【10分後】┈┈┈┈┈┈
ハル「忙しいのかな?」
ルーミア「来ない……」
ハル「そんなに落ち込むことでもない気はするけどね」
チルノ「何かあったんじゃない?」
ハル「否定はしないけど、流石に寝てるんじゃない?それがバイト?」
チルノ「そうか! なら大丈夫だな!」
ハル「まぁ……明日に聞いておこうか?」
大妖精「ありがとうございます!」
ルーミア「じゃあ、次の見てみるのだ〜!」
ハル「待って? まだあるの?」
チルノ「もちろん!えーっと……」
大妖精「今5個だから、後45個くらいじゃない?」
ハル「合計で100個って事……!? いや、合計でも50個じゃん!」
チルノ「細かい事は気にしたら負けなんだぞ!!」
ハル「そういう問題なの???」
それからは、チルノ達が考えたハチャメチャなやりたい事を見まくった。
いやー……凄かったね。最初の方はまだ良かった。海を見たいとか、巨大な氷を作りたいとか。……まぁ、海は遠すぎるし氷は作る場所が無いって事で拒否したけどさ。
でも、後半に行くにつれて、どんどんやりたい事が変になってきていた。例えば、街全体を凍らせたいとか、世界を闇で覆いたいとかだね。もうやってることがテロリスト超えてるのよ。
多分凍らせるのと闇で覆うはルーミアとチルノだな。大ちゃんは多分そういうこと書いてない気がする……。2人は大ちゃんを見習って欲しいよ……。まぁあんまり気にしてないけど。
結局2週間の間でやる事は、唐揚げと外食と、家を凍らせるのと、学校に侵入……か。
改めて考えるとヤバいのが2個あるね。
気の所為か。うん。そうだよね!!!
唐揚げと外食は絶対に出来るけど、後の残りの2つは、間に合うかな……。
僕はそんな不安を抱えて、今日一日を過ごした。
明日からはどうなるんだろうか?
( ᐛ )〈こんにちは!!!