僕の幻想的な非日常記録   作:春雨豆腐

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#33 隠れる気がない透明化

 な、何とかバレること無く教室まで来ることができたぞ。何か道中でワンちゃんが凄い吠えてたけど気のせいだよね! そうだよね!

 

 とりあえず、僕が今日気をつけなければいけない事は、

 

・ 今日一日はチルノ達の事を誰にもバレちゃいけない。 (1度バレたら誤魔化しようがない為)

 

・チルノ達から目を離してはいけない。(目を離した隙に変な事をしてしまう可能性がある為)

 

・ カケル達にどうにかしてチルノ達の事を伝えないといけない。(協力してもらいたい為)

 

・ 要らない副作用を付けたアユミを殴る。(全ての元凶の為)

 

 大体はこの4つかな……何か探せばどんどん出てきそうだけど、今はその事について考えたくもないね。今はアユミ達にどう伝えるかを考えないと。

 

 今日は学校に来るのが少し早かったから、今教室には誰もいない。……いつも学校に来るのが早い事に感謝する事になるとは思わなかったよ。

 

チルノ「暇〜……」

 

 何か1番学校に来たがってた人が何か言ってるけど、気にしないでおこう。あ、でも注意して欲しいこととかは伝えておかないと……

 

ハル「皆?ちょっと注意して欲しいことがあるんだけど……」

 

大妖精「何を注意すればいいんですか?」

 

ハル「学校にいる間はいつもよりも静かにしてて欲しいんだよね」

 

ルーミア「なんでなのだ〜?」

 

ハル「1度姿が見えたら、その後もずっと見えちゃうからね」

 

チルノ「それくらい良くない?」

 

ハル「良くないね。下手したら僕に変なレッテルが貼られるね」

 

ルーミア「でももう貼られてる気がする……」

 

ハル「どういう事……?」

 

 ルーミアが教室の扉の方を指さしたので、その方を見ると……

 

アユミ「…………」

 

ハル「あ、アユミだ」

 

アユミ「ハル君が遂におかしくなってしまった……!?」

 

ハル「違うからね???」

 

アユミ「でも、虚空に向かって話しかけているからね……」

 

ハル「昨日自分で何を渡したか忘れたの???」

 

 この人酷くない? 自分で透明化の薬を渡しておいてこの反応はね……。殴るのは……2回かな?

 

アユミ「昨日ハル君に渡したのは透明化の薬……もしかして、チルノ君達かい?」

 

ハル「そうだね」

 

アユミ「でもおかしいね……本来なら、完全に見えなくなるはずなんだけど、ハル君は視認できてるのかい?」

 

ハル「意識して見ると、半透明になって見えるようになるよ!」

 

アユミ「なるほどね……流石の私でも完璧な透明薬はまだ作れない……」

 

ハル「僕からしたら、このまま一生作らないで欲しいけどね」

 

チルノ「何でだ?」

 

ハル「完全な透明化の薬が出来たら色々とヤバいからね」

 

ルーミア「そーなのか〜?」

 

ハル「うん。ここは幻想郷じゃないからね」

 

アユミ「ということは、幻想郷に行けば私は自由……!?」

 

大妖精「多分霊夢さんに退治されるのが先だと思います」

 

アユミ「どうして……! 何でそんな酷い事が出来るんだい……!?」

 

 そんなに本気で悔しがることかな? もしかしたら、アユミはまだ本気を出してないとか? それはない……と信じたいね。

 

ハル「というか、アユミはチルノ達の姿って見えるの?」

 

アユミ「あぁ! さっき、チルノ君達が話してくれたおかげで、私も半透明の状態で見えるようになったよ!」

 

チルノ「意外と簡単に見えるんだな!」

 

ハル「やばいって……」

 

アユミ「まぁ頑張っておくれ! ハル君!」

 

大妖精「すごい他人事ですね……」

 

アユミ「実際そうだしね」

 

ハル「アユミ?」

 

アユミ「……? どうしたんd」ペシッ

 

 とりあえず1回殴っておこう。全ての元凶はアユミだからね。

 

アユミ「今のは……パンチかい?」

 

 効いてないの!?

 

ルーミア「すごい可愛らしい音がしたのだ〜」

 

チルノ「ハルって弱いんだな!」

 

ハル「……」ペシッ

 

アユミ「無言で私を殴らないでおくれ? そもそもこれは殴るでいいのかな……」

 

ハル「あーもううるさーい!」

 

ガラガラ

 

カケル「……2人は何してるんだ?」

 

アユミ「ハル君が私を殴ってきてるんだよ」

 

カケル「そうは見えないな」

 

ハル「何で僕はこんなにも弱いの?」

 

カケル「運動しないからじゃね?」

 

ハル「正論うるさい!」

 

アユミ「そうだ」

 

カケル「……? どうした?」

 

 アユミが何かチルノ達に違和感のないジェスチャーでチルノ達に何かの合図を送った。カケルを驚かせるつもりなのかな? カケルはまだチルノ達のこと見えてないもんね。

 

カケル「……何でハルにジェスチャーを送ったんだ?」

 

アユミ「カケル君?」

 

カケル「???」

 

アユミ「後ろを見てご覧?」

 

カケル「後ろ? ……誰もいないぞ?」

 

アユミ「…………」

 

 アユミはチルノ達に今だ!みたいなジェスチャーを送った。本当に驚かす気だね。カケルご愁傷さま!

 

カケル「マジでどうした? 何かアユミおかしくないk」

チルノ「わーーー!!!!!!」

 

ドサッ

 

大妖精「倒れちゃいましたね……」

 

 やっぱりね……こうなるとは思ったけどさ。

 

ハル「どうするの? カケル当分は起きないんじゃない?」

 

ルーミア「……食べる……」

 

カケル「それだけは止めろ!」

 

チルノ「あっ起きた」

 

カケル「ビックリした……何でチルノ達が学校にいるんだよ……何か半透明だしよ……」

 

アユミ「もちろん私のせいだよ☆」

 

カケル「やっぱアユミのせいか……でも何で急に?」

 

ハル「何か僕の学校に来たいって言って止まないんだよね」

 

カケル「なるほどな……でも、バレる可能性は高くないか?」

 

ハル「何とか誤魔化せない?」

 

カケル「俺に言われてもな……これ引き起こした張本人にどうにかしてもらえよ……」

 

ハル「アユミ?」

 

アユミ「無理だね!」

 

チルノ「無理なの?」

 

ルーミア「アユミがこの薬を作ったのに……」

 

アユミ「1日待つ他に解決策はないよ!」

 

大妖精「えぇ……」

 

アユミ「でも、さすがにバレないように協力はするよ」

 

ハル「今日バレずに過ごせるかな……」

 

カケル「チルノ達のちょっかいが無ければ行けるんじゃね?」

 

 確かに……チルノ達が余計な事をしなければ何とかなるかな……

 

ハル「皆頼んだよ?」

 

大妖精「わかりました!」

 

チルノ「……?」

 

ルーミア「……? わは〜」

 

 終わったかもしれない。3名中1名しか理解してないの……? あ、もうそろそろ人が増える時間帯だ……。祈るしか……ないかぁ……

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

ザワザワ……

 

チルノ「すごい人がいるな!!!」

 

ルーミア「こんなに人間がいる……」

 

大妖精「ルーミアちゃん……? 食べちゃダメだよ?」

 

 何でこの子達は静かにすることも出来ないの?????? 他の人は視認できないっぽいけど……多分声は聞こえてるんじゃないかな……。この感じだと、何人かは視認できそうだけどね

 

アユミ「これは流石に誤魔化しようがないよ……」

 

カケル「隠れる気ゼロだな」

 

ハル「どうしよう……」

 

アユミ「最悪声をかけられなければ、関係性は疑われないんじゃないかな?」

 

カケル「真っ先にハルに声掛けそうだけどな」

 

アユミ「流石にそれは無いと思うよ……」

 

チルノ「ハル!!!」

 

カケル「ほらな」

 

ハル「(TдT)」

 

チルノ「? 何で泣いてるんだ?」

 

 朝のホームルームが始まる前にクラスの全員に、チルノ達の事がバレました☆ これは後で面倒な事になる予感がする……。

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

クラスメイト「ハルさん! 何か知らない女の子の声が時々聞こえるけど……」

 

クラスメイト「またアユミの発明品なの?」

 

クラスメイト「いや! これは〜〜〜」

 

 今は昼休みの時間帯、僕はクラスメイトから質問攻めにあっていた。転校生が来たんじゃないんだからさ……もう解放してくれたっていいじゃんか。何でカケルとアユミは質問攻め似合わないの??? 昼食を食べながらこっちを見ないで助けてよ!

 

 結局チルノ達は大人しくする事なく、授業中でも暴れていたから質問が来てるんだろうな。先生凄い驚いてからね? ポルターガイストだーって言ってさ。

 

ハル「えっと……」

 

 僕が返答に困っている時だった。クラスメイトの1人が声を上げた。

 

クラスメイト「何か女の子が3人見える!」

 

クラスメイト「え!? どこ!?」

 

クラスメイト「あの黒板前にいるのがそう?」

 

クラスメイト「本当だ! 幽霊?」

 

 どうやらバレたみたい。何でこんなにも早くバレちゃうの?即バレRTAをやってる訳じゃないのにな……。クラスが驚きの声で一杯になったという事は……

 

クラスメイト「ハルさん! あの子達とはどう言う関係なの? 」

 

クラスメイト「確かに、あの子達ハルさんの名前を呼んでたよね?」

 

 まぁもちろん僕に質問が来るわけだよね。今までも質問凄く来てたけど、それとは比にならないくらいに質問がきてるね。多分僕今凄く焦ってるけど、こういう時こそ冷静にしないとだよね。

 

ハル「え〜っと………………先祖!」

 

クラスメイト「えっ!? あの子達が先祖なの!?」

 

クラスメイト「可愛い〜!」

 

カケル「アイツやったな」

 

アユミ「自ら突撃しに行ったね」

 

クラスメイト「ねぇ! 君達はハルの先祖なの?」

 

ルーミア「……? お前は誰なのだ〜?」

 

クラスメイト「話せるの!?」

 

ルーミア「お前は食べても……むぐっ!?」

 

大妖精「それは言っちゃダメだよ……!」

 

チルノ「ハルの先祖……?」

 

クラスメイト「そう! ハルがそう言ってたよ?」

 

大妖精「多分……そうだと思いますよ?」

 

ハル「大ちゃん……!」

 

アユミ「大妖精君に助けられたね」

 

カケル「マジか……つまらんな」

 

アユミ「友達としてどうなんだい……? ほら、ハルが凄く睨んでいるよ?」

 

カケル「えぇ〜?」

 

ハル「⩌⌯⩌」

 

カケル「怖くねぇな」

 

チルノ「ハルすごい睨んでるけど、あんまり怖くないな!」

 

クラスメイト「やっぱり、アユミさん達が関係してるの?」

 

クラスメイト「多分、アユミが何かしたんだろ」

 

アユミ「おっと……私にも来そうだから、私は逃げるよ!」

 

カケル「俺も逃げるわ。じゃあな! ハル!」

 

ハル「えっ!? ちょっと待ってよ〜!」

 

 僕は2人に見捨てられたらしい。放課後に2人とも殴ろう。うん。そうしよう!

 

 そんなこんなで、結局学校中にチルノ達の事が広まりましたとさ……。全然めでたくないね。でも、1番良かったのがその後何も起こらなかった事だ。もうこれ以上の事は来ないだろう。そう思ったから、午後の授業は全部寝ることにした。

 

┈┈┈ハルの家┈┈┈

 

チルノ「ハルの学校楽しかった!」

 

ハル「僕はものすごく疲れたけどね」

 

ルーミア「だからと言って授業中寝たらだめじゃないの?」

 

ハル「良いじゃん……寝させて欲しかったよ……」

 

大妖精「それでも、ちゃんと授業は受けた方が良いですよ?」

 

 午後の授業は至福の睡眠時間……になる事は無かった。寝ようとしたらチルノが大声で「寝たらダメだぞ!」って叫ぶもんだから、眠気が全て吹っ飛んだんだよね。お陰で先生に僕が寝てるのバレちゃったし。

 

チルノ「それにしても、何の授業か全く分からなかった!」

 

ハル「午後は確か……数学と英語だったかな」

 

ルーミア「どっちもよく分かんなかったのだ〜」

 

大妖精「複雑な記号と文字がびっしりだったね……」

 

ハル「幻想郷には無いの?」

 

チルノ「あったら寺子屋抜け出してるぞ!」

 

 そんなになのか……でも、英語が無いって事は……幻想郷って日本語しかないのかな? 意思疎通が便利そうだね……

 

チルノ「明日は何する?」

 

ルーミア「どこかに遊びに行きたいのだ〜!」

 

大妖精「でも、ハルさんは学校があるから、土日にしか遊びに行けないよ?」

 

チルノ「え〜……学校休みになったりしないの?」

 

ハル「今週の土曜日から春休みだから、来週はずっと学校休みだよ」

 

ルーミア「はるやすみ? ハルの休みなのか〜?」

 

ハル「違うね。季節の春の春休みだね」

 

チルノ「何それ?」

 

ハル「学校が長い間休みになるってことだね」

 

大妖精「ということは……来週はずっと遊ぶってことですか?」

 

ハル「そうなるね! 来週位に迎えが来るだろうし……それまでは遊び尽くせるよ!」

 

 春休み……あともう少しで、チルノ達と別れる事になる。それでも、来週までは楽しみ尽くそう! そう心に決めた今日この頃であった。




こんにちは!!!
今回は勢いに任せて書きすぎてしまったせいで、少し雑になっちゃった……
次からはそうならないように、なるべく気をつけます!
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